小説・文芸の高評価レビュー
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ネタバレ毎号楽しみにしている、GOAT第4巻!
まだ全部読み終わっていないけど、特に好きな作品をピックアップして感想を残していきます。
1、宮島未奈『ようこ蘇!平安部』
一番最初に載っている小説が、宮島未奈さんの「ようこ蘇!平安部」(それいけ!平安部のスピンオフ作品)でテンションが上がりました。
それいけ!平安部は、主人公が1年生でしたが、今回は学年が1つ上がり、新入生が入ってきます。平安の食べ物、蘇(牛乳を煮詰めたチーズみたいなもの)を作ったり、この平安部の話はいくらでも続編が読みたい。
2、対談 山極壽一×平野紗季子『争わない食べ方をゴリラに学ぶ』
ホッブズの「万人の万人に対する闘争」(人間は -
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秀逸!見えることと見えないことの行ったり来たりをぐるぐるめぐる螺旋に放り込まれたかのよう。全体を貫く独特な調子、一概に心地よいとも言えないんだけどなんだか心を掴まれて離れがたい。蔦重のドラマにもあった検校周りの制度や粋な江戸文化、洗練された学問などの時代背景も丁寧に描かれる。最終章、圧巻!見えていたもの、見えてなかったもの、人生の終盤に明らかになるもの、隠し通すもの、もうミステリーと言ってもいいぐらいにスリリングで全てがひっくり返るほどの衝撃で、でもそれを収束させるラストがまたあたたかくて。盲と目明き、心にしろ目にしろどちらも本当のところは見えてない。それなら人は何を信じて生きていけばいいのか
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夫からの勧めで視聴していたYouTubeチャンネルの方が本を出されたので、応援の意味も込めて購入。
動画と本を合わせて楽しむのが、正解の楽しみ方だと思う。
文章で情報と、その国の楽しみ方の流れを知ってから、動画で景色と食事の見た目を楽しむ。
こちらの本を読み終わると、ロシア料理とウクライナ料理が食べたくなる。
どちらも、サービスが良くてご飯も美味しいとのことなので、叶うなら現地に行ってボルシチを食べたい!
文章でもご飯の美味しさは伝わるのだけど、動画で見ると作者の美味しいご飯を食べたときの表情が、ホントに美味しい時は『美味しい!』というのが一目でわかる表情をなさるので、本書で紹介されている -
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戦国時代と言えば、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康など、3人の武将から語られ、映像化され、歴史を知り、学ぶ機会が多いように思う。本書はこの戦国時代を、世界の動き、グローバルヒストリーから観たらどうなるだろうとの視点が特徴だ。2020年NHKスペシャル戦国~激動の世界と日本~称して、2本の作品を制作したことを原点とする。15世紀の大航海時代の西洋はアジア圏域へ到達する。一方の日本は15世紀に群雄割拠の戦国時代へ突入する。日本の群雄割拠と戦意昂揚に対して、西洋のスペインやポルトガルが巧みな交渉術、ディベート力を発揮しイエズス会を通じてキリスト教で日本の支配を試みる。したたかな日本の戦国武将も巧みな交
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2026年国際ブッカー賞、2024年には全米図書賞を台湾文学として初受賞したと話題になった本作。
表紙は昭和初期の台湾の駅舎の前で二人の女性がシンメトリーに向き合っている。左手側の背の高い女性が小説の中の日本人作家、青山千鶴子で右側の少し背の低い女性が青山の通訳者だった王千鶴。
この作品の著者が台湾人、楊双子。「ふたり」とつく書名に著者が「双子」ってちょっとシャレのようだが、シャレではなくもともと双子の妹と共同で仕事をしていた楊若慈が妹亡き後も「二人で共同で創作している」という意味で「双子」というペンネームにしているそうだ。
小説内では日本人小説家と台湾人通訳(で翻訳家志望の)の二人の -
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マチ先生の、妹の死を経て辿り着いた哲学。何気ないように見える一言一言が染み渡ってくる。
人は無力だし、医療の力に大した希望を持っていない。治る見込みのない、余命が残されていない患者を救い出すことはできないかもしれないが、幸せな時間を過ごしてもらうことはできる。そのためにできることをしていきたいという信念。苦しみや悲しみを超えた末の、綺麗事ではない強さを感じる。
自分も別れ際、おおきにと言い合えたらいいなぁと単純に思う。
今は対極の最先端医療の世界にいる花垣、精神科の絶望の淵を見てきた秋鹿など、脇を固めるマチ先生の理解者たちの言葉が、その哲学に深みを与えてくれる。そんな深いテーマが掘り下げ