小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
戦時中から令和まで、
実に80年に渡る冤罪との闘い。
ニュースなどでは見たことはあるが
再審請求とはこんなにも長期間かかるんですね。
一体司法とは、正義とは何なのか。
これは!という証言や証拠が出てきても
何度も何度も跳ね除けられる。
第一章 吾妻太一(弁護士)
第二章 本郷辰治(検事)
第三部 伊藤太一(弁護士)
第一部も第二部も
最後に「えええ」と私が絶望して
挫けそうになった。
第三部は最後のどんでん返しに
声が出るほどびっくり。
そんな(涙)、、。真実は想像以上の衝撃でした、、。
吾妻さんに憧れて
弁護士になった伊藤捨次郎。
父を信じ、息子にその憧れの人の名前を託して、活動し -
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Posted by ブクログ
ダウン症のけんちゃんを中心に、その周りの人たちがつながり、励まされ、成長していく物語。
温かで前向きな気持ちをくれる、春に読みたい一冊。
テンポが良く、すっと読みやすい文調で、「障害」とその周りに重苦しくまとわりつく何やらをそっと包み込んでくれる感じがした。
綺麗事だけじゃなくて、障害のある人自身の、そして周りの人間の「障害」を受け入れられない気持ちをも取り上げられているところが好き。特別支援学校で働いた経験があるからこそなのかな、と。
障害を持つ人を支援するような対人援助職を目指す人にとっては、お仕事小説としても読めるのではないかな。
「あしたの君へ」(こちらは家裁調査官補の話)と近い感 -
Posted by ブクログ
ネタバレ澤村先生の処女作が完結してしまった。
数年間追いかけ続けた作品が終わってしまったことへの虚無感がまだ抜けないが、この思いを残しておきたいので、感想を書くことにする。
第三章について。
御崎はきっと自身の読者に救われているんだろうなって。あさひも、そして広野も、純粋に彼の紡ぐ物語を楽しんでいる。「吸血鬼」である彼は、少し見透かせば分かるような人間の内面、所謂本性に「彼の描く作品が好き」という思いがあったら、そのときだけ「作家」としての御崎禅になる。
話は転じて、正木さんは夏樹がすんなり克服した「本能的な恐怖」を乗り越えることが難しかったんだろうな、と。アレに関しては夏樹がメンタルバケモノの超絶 -
Posted by ブクログ
ネタバレ物語の序盤・中盤とはサクラギ先生視点でレッスンの様子が語られており、このまま生徒の一人ひとりのバックボーンとそれにまつわるトラブルが解決されていって終わりかと思いきや、終盤になってレッスンの裏で計画があったことが種明かされすごく驚きました。
日本にルーツを持ちながら生まれも育ちもアメリカでどちらにも属しきれないとい複雑な立場・心境を抱える日系アメリカ人二世を主人公に据えることで、読者に当時の日本を客観的に捉えさせてくれる物語でした。そのため、物語の登場人物が所々で鋭いセリフを放っているところが印象深かったです。
「与えられた物語を信じてはいけない」
「たしかにアメリカ人は自由と平等がお好
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