お梅は呪いたい

藤崎翔

500年の眠りから覚めた呪いの人形・お梅。
現代人を呪うつもりが、間違えて次々に幸せにしてしまう!?
『逆転美人』で話題の著者による、笑いと涙と伏線回収の“呪われ人生喜劇”

古民家の解体中に発見された謎の日本人形。それはかつて戦国大名を滅亡させた呪いの人形お梅だった！
興味本位の底辺ユーチューバーに引き取られたお梅は、早速彼を呪い殺そうとするが、500年のブランクは長すぎた!?
呪いが効かないどころか、お梅の心霊動画がバズってしまい……果たしてお梅は無事に現代人を呪い殺せるのか。
笑いと涙のオカルトハートフルコメディ！

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: 小説 / 国内小説
• 出版社: 祥伝社
• 掲載誌・レーベル: 祥伝社文庫
• 電子版発売日: 2024年02月22日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 2MB

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とても面白かったです。コメディーだけかと思っていたら、意外にもほろりとさせられる部分もあって、読み応えがありました。まさに「笑いと涙のオカルトハートフルコメディー」でした。続編が出るとのことなので、そちらも楽しみです。

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どこかで話題になっていて購入した
若干の前情報あり、何冊か読んでいる作家さん

現代人を呪い殺したい500年前の人形の連作短編集

まあまあ雑な設定、序盤にメタ要素もある
悪くないだろう

第一話が終わったところで物語の構成と先が読めてしまい、少々トーンダウン

だがしかし
第二話「えねゑちけゑ　いゐてれ」
これがツボに入って吹き出してしまい、以降の旧仮名遣いにもやられることになる

このあたりで完全にお梅の虜

お梅「枝を構え瘴気を出して猫を威嚇」
お猫「枝で遊んでくれる少し臭い小人」
これにも爆笑したなあ

最終話では思わず感動して涙が流れた
横になって読んでいたので体勢がそうなりやすい状況だったと言い訳をさせてください

そして　ゑぴろをぐ　に笑う
開幕の　ぷろろをぐ　はスルーしたのに

結果発表！
「笑いと涙と伏線回収」の帯に偽りなし！
★4.7くらいかな

続編も出ている模様
要チェケラ

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思わず星5つつけてしまった⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
なんだこの緻密なアレコレは！？笑
呪いたい、呪いたいよねぇ
頑張るお梅が愛おしくて仕方がない
それにしてもそれぞれの呪いの物語は
一捻り、二捻りと捻りが効いてるので
一話ごとが最後まで見飛ばすことなど出来ない
お梅が覚える言葉がちょっと違ってるのも
すごく面白い。まるっと面白い作品。
続編でるよね？絶対出して欲しい！

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「呪うつもりが、間違えて次々に幸せにしてしまう?!」というオビの文章を読んでソッコーで買った本です。面白かった！読みやすい文章と、いくつかのストーリーに分かれているのが、ちょうどいい感じ。でも決してまったく違うお話じゃなくて、どこが繋がっているんですよね。本来なら呪いの日本人形なんて怖くて仕方ないけど、心ならずもどんどんみんなを幸せにしてしまうお梅ちゃん、応援せずにはいられませんでした。
面白いだけじゃなく、最後はホロリとさせられました(お梅ちゃんは相当悔しがっていましたが)
彼女の呪いが、逆に誰かの人生を幸せな方向へ転がしていくなんて…人間、何が幸いするのかわからないってことですね。
人生の真理って、最期の最期にようやくわかるものなのかもしれません。
今日もどこかでお梅ちゃんは、誰かを呪っているのかな…猫と闘いながらw

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FM802DJの浅井さんがオススメされていたので。
めちゃくちゃ面白かった…！

ある話で、まさかの展開に驚かされ、「そういやこの人ミステリ作家じゃん…」となりました(笑)
エピローグ(えぴろをぐ)まで面白く読ませていただきました。

呪う、という言葉が何だかポップに聞こえてきました。これもお梅の呪いか？

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プークスクス！呪いの日本人形がこうも笑えてしまうとは。戦国時代に大量の人間を死に追いやった日本人形、お梅。お梅が幽閉されてから500年の時が流れ、とうとう令和の現代に蘇った。「呪い殺す」ことを本能としているお梅だが、どうも昔とは勝手が違う。現代人にはまったく呪いが効かない。お梅、どうする！？今まで読んだ藤崎作品のなかでは一番良かった。お梅が結構賢いので、現代人の習性をすぐに覚えるのが面白い。「でゐゑぬえゑ鑑定」「えねゑちけゑ　いゐてれ」「寅馬」とかお梅独特の表記についつい笑ってしまう。続編希望。

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500年の時を経て現代に甦った呪いの人形お梅。かつて戦国武将の家系を滅ぼしたその恐るべき呪いで現代人を恐怖のどん底に叩き落とすべく活動を始めるが、どうも思ったように事が運ばないー

呪えば呪うほど、なぜか裏目に出てうっかり相手が幸せになって歯噛みするお梅人形。現代の文化に戸惑い、どうにか理解しようと勉強する姿は愛おしいｗ
周り回って関わった人間がみんな幸せになるほっこりオカルトストーリー。

[ブクログ · ★★★★☆]

こういうテイストの本はあまり読まなくて、2章目を読んだあたりでちょっと放っておいたんだけど、なんとなく再開。最後まで一気に読んでしまった。最後の老人ホームの話では思わず泣いた…。
最後まで読めてよかった。

[ブクログ · ★★★★☆]

500年ぶりに木箱から出た呪いの人形お梅が、令和の現代人を呪おうと必死に瘴気を送るが全然効かない。
お梅が出ていったあともみんなの幸せが続いてるのが不思議だった
あれなのね、座敷童子とは違うのね。
首を飛ばしてはめ込むところは爆笑しながら読んでました。お前は鋼の錬金術師のアルフォンスエルリックか！と笑

[ブクログ · ★★★★☆]

面白かった〜！こういうハートフルコメディ、数冊に1回は挟みたくなる。お梅ちゃんが失敗するたびに、くそ〜！ってなってるのが面白くて毎回かわいかったです。いろんなところにいろんなネタが散りばめられて、地続きの連作がとても楽しかった。引きこもり男を呪いたい、が一番好きだったな。お梅ちゃん、いつか現代の人間をちゃんと呪えることを祈ってます！