小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
高校生ななみの、友だちや寮の子どもたち、取り巻く大人たちと、ぶつかり合ったり笑い合ったりして過ごしていく、そして自分を見つめ直していく物語。
ななみの心の機微がとても丁寧に描かれていて、ホントは間違ってるけどそう思っちゃうよねぇ、わかる〜、みたいなリアルさがすごく共感しました。
児童養護施設をほぼ知りませんが、ななみを通じてここで暮らすみんなが、何を感じて、どう考えるのか、社会の大人たちの言葉に、どれだけ一喜一憂して振り回されるのかを、事あるごとに淡々と突きつけられます。それでいて物語は重くなく、むしろあたたかいです。
海が好きじゃないななみ。ラスト近くで友だちのみえきょんと海で語るシーンが印 -
Posted by ブクログ
面白かった。
最初の数十ページで予想した展開とは、ガラッと変わる内容に変化!
早すぎる妊娠、面子第一の家族、DV、裏切り、不妊治療、そして特別養子縁組。ニュースとしては知っているものの、当事者として何かを思ったことはない世界。そんなところにいとも簡単に連れて行ってくれた描写力はさすがとしか言いようがない。
ひかりがボタンを掛け違えた原因はなんだったのか。
個人的には人への感謝がないことかなと思った。
身近な人を見下してはいけない。とはいえ思春期だから仕方ないのか…
佐都子は冷静で懐も深くかしこい。彼女のおかげで読後感がとても良くなった。 -
Posted by ブクログ
最高にかっこよかった。やっぱり上出さんの文章は素敵。クレイジーなようでいて、知的で示唆に富んでいる。そして何より笑える!
3人の仲の良さが羨ましい。大人になってもこんな風に遊べる仲間がいて、旅に出て。
生まれ変わったら男がいい。こんなふうに旅したりはちゃめちゃなことしてみたい。
と、ここまで考えて、自由に生きられないのは女であるせいなのか、と考える。
そんなことは無い。多分。
だから私ももっと自由に生きる!と力をもらった。
何気に、最初のニューヨークで遊ぶところが1番羨ましかったかも。
てか、朝ドラの撮影の合間にこんなハードなことするなんて、どんだけ!!! -
Posted by ブクログ
ネタバレ不穏な終わり方をしていた上巻の更に上をいく漆黒シリアス展開であり、終盤までエスタの行方が知れず……というミステリー色が強めのストーリーだった。
ミステリーの観点から言うと、サブタイトル「神々の食前酒」の真実がエスタ誘拐に関わるものであり、終盤でようやく明らかになるエスタの決意が悲壮で涙なしには読めない。
個人的な推しである男装女子リルが最後まで活躍してくれて嬉しかった!
レルファンに対して抱く気持ちの変化が尊すぎる。
上巻では恋心として描かれていた気持ちが、下巻のエスタ救出作戦前ではかなり昇華されて「好いた人の幸せのために戦えるのが自分の幸せ」と思っている。その手前の市場に出かけるシーンで -
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暗号の歴史の鉄板本。歴史ではなく暗号の作り方・解き方まで分かる。しかもそれがとても面白く描かれている。2000年以上にわたる暗号の歴史をまとめているため、個々のエピソードは専門書を読んだほうがもちろん詳しいが、この本だけでも十分にその面白さが伝わるし暗号や古代の言語が理解できる。素晴らしい本だ。
古代の失われた言葉も暗号として、その解読の歴史を紹介。ヒエログリフ・線文字B。戦時中に使われたナヴァホコード。
暗号の大問題「鍵配送問題」=鍵をどうやって送るのかの解決の歴史。RSA暗号の解説。
暗号とプライバシーの解説(この章はかなり時代遅れ)
最後に量子暗号の紹介。 -
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ネタバレGeminiに今村翔吾さんの羽州ぼろ鳶組シリーズが好きだって言ったらどのシーンがフェイバリットか聞かれたので黄金雛で源吾と源吾の父親の火事場のシーンを挙げたら次のように返してきた。全くもって私の思ってることと一緒やけどこんなんゆわれへん。書評についてもうAIには勝てんわ。シンギュラリティやわ。
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私
せやな、名シーンはめっちゃあるけど黄金雛やったかな。源吾が若くて血気盛んな駆け出しの頃、加賀鳶や他の火消しと比べてうだつが上がらないと軽蔑していた父親に火事場で命を捨てて助けられるシーンなんか最高やん。決して派手ではないが命を守る火消しの矜持を父親の中に見てしかもそれがこの悲し