ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 成瀬は信じた道をいく

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    成瀬あかりシリーズの第二弾。
    島崎以外にも、主要なキャラクターが増え、成瀬あかりの周りにも、新たな人間関係が広がっていく。
    琵琶湖観光大使になる為に、日々行動しているあたりの成瀬は、今を一生懸命に生きるメッセージ性を感じる。自分も今取り組んでいることに集中して、一つでも多くのことを成し遂げたいと思わされる。
    完結となる第三部も読んだが、非常に面白かった。

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    2025年12月30日
  • 硝子の塔の殺人

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    ネタバレ

    雪深き森で、燦燃と輝く、硝子の塔。
    ミステリを愛する大富豪の呼びかけで、ゲストたちが招かれた。

    この館で惨劇が起こる。
    館の主人が毒殺。ダイニングでは血塗れの遺体。

    血文字で記された十三年前の事件。
    名探偵・碧月夜と医師・一条遊馬が謎を追う。

    散りばめられた伏線、読者への挑戦状、驚愕のどんでん返し。
    2022年本屋大賞ノミネート作であり、知念実希人史上、最大ベストセラー。

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    めちゃ読みごたえがあって面白かった。
    確かに、最後の最後まで展開が読めへん内容。

    ミステリのトリッ

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    2025年12月30日
  • イクサガミ 人

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    ネタバレ

    蠱毒が終盤に進むにつれ、本物の実力者以外は生き残ることができなくなっていく。その段階に至ると、生き残る側も倒される側も皆、壮絶な人生を背負っており、その中でなお真の強者が選び抜かれていく展開が非常に面白かった。
    単なる勝敗ではなく、「生き様」がぶつかり合った末の結末であることが強く印象に残る。
    中でも、兄弟が離れ離れになってもなお、京八流は冷酷な流派ではなく、仲間思いの温かい流派だと信じ続けた甚六の姿には心を打たれた。刀幻斎との決戦では、彼の人間としての強さを感じさせられた。
    また、愁二郎と無骨の戦いは、純粋な武と武のぶつかり合いであり、読みながら思わず息をのむほど熱い一戦だった。善悪関係なく

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    2025年12月30日
  • 新装版 京都 ものがたりの道

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    四季折々の情景や京都ならではの習慣が、優しく美しい文章で紡がれています。かたくるしくなく、だけど地道に培ってこられた知性を感じます。

    個人的に、学生の頃から通っていた京都。もうかつての姿を失ってしまったと思っていたけど、まだまだ捨てたもんじゃないのだと気付かされました。これからまた新鮮な気持ちで歩けそうです。

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    2025年12月30日
  • 兇人邸の殺人

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    特殊設定モノのミステリと言えるのだろうが、物語の序盤はとてもミステリには思えない。さながらホラーかモンスターパニック映画のようだ。そんな中でもしっかり殺人事件が起きるのは本シリーズの特徴。
    自分たちとは分断された剣崎比留子の代わりを一生懸命務めようとする、というよりもミステリ好きのサガから犯人を見つけようとする葉村譲の言動には、時にイラっとさせられたが、「まさか君は、命を危険に晒してでも犯人探しをするのが探偵だなんて思っている訳じゃないだろうね?」と比留子からダメ出しをされたときには少し気の毒に思えた。
    今回の比留子はさながら安楽椅子探偵の役を余儀なくされるのだが、「楽だよ、これは」と言っての

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    2025年12月30日
  • 確証

    購入済み

    心癒される、そして、心温まる話でした。
    盗っ人にも、プライドが有る。そんな盗っ人って、凄いなあー。
    そして、それを追う刑事にも、プライドと、盗っ人の心が読める。
    基本的に人を殺さない。というとこが、偉いなー。

    #ほのぼの #カッコいい #共感する

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    2025年12月30日
  • 赤い月の香り

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    前作の『透明な夜の香り』を読んで、"香り"という新しいジャンルがすごく興味深かったから作者のことを調べていたら続編であるこの本に辿り着いた

    もうすでに続編が読みたいくらい魅了されている
    早く出ないかな

    実際に香りが漂ってくる訳ではないのに、香りが想像できてしまうのが不思議で、作者の語彙力と伝える力に驚くばかり

    朔さんの掴めない感じがまた良くて。
    気高い一匹の白猫のような人だなと改めて思った
    私も香りに敏感な方ではあると思うけど、一体朔さんから見る世界はどんなものなのだろうと考えてしまう
    生きづらい世界ではないといいな

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    2025年12月30日
  • 八月の銀の雪(新潮文庫)

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    物語そのものの面白さはもちろん、科学にも興味が出る一冊。
    伊与原さんの作品は初めて読んだけどあったかくてスルスル読めるのにじんわり心に染み入ってくるような、そんな本だった。
    他のシリーズも時間を見つけて読みたいなぁ。

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    2025年12月30日
  • ナースの卯月に視えるもの2 絆をつなぐ

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    秋谷りんこさんのこのシリーズが大好きです。
    今作は読みながらボロボロと涙が止まらなくなりました。
    ビデオレターのエピソードは、幸い自分はそういう境遇にはないものの、なぜか自分の身に置き換えて読んでしまい、患者さんの無念の思いや家族への愛情が、自分の中に流れ込んでくるように思えました。
    また、著者の実体験に基づいて書かれたエピソードにも考えさせられました。
    自分の両親は幸いにも健在ですが、いつか…と思わずにはいられません。
    最後に、あまりお世話にはなりたくないですが、日夜激務の中、チームで患者の安全に気を配ってくださっている医療関係者の方々には感謝しかありません。

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    2025年12月30日
  • 沈まぬ太陽(二) -アフリカ篇・下-

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    今の労働環境が、いかに恵まれているものなのかを改めて実感しました。会社による不当な人事や、労働組合への露骨な圧力といった描写は、現代ではなかなか想像しにくいものです。

    また、「昔のJALは事故が多かった」と漠然と聞いたことはありましたが、本作を通してその背景がよく理解できました。訓練が不十分なパイロットを、人手不足を理由に採用していた事実、そしてその原因の一つが労働組合への圧力にあったという点が、非常に具体的に描かれていたのが印象的でした。

    後半では恩地の活躍が描かれますが、弾劾裁判での証言以外は比較的控えめで、その分、家族が少しずつ崩壊していく様子が胸に刺さりました。読んでいて辛い場面も

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    2025年12月30日
  • リクと暮らせば レンタル番犬物語

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    番犬と人間の絆が時に涙を誘い、我が家にも強く賢く優しい番犬を向かい入れたくなりました。そんなこと思ってチラリ……。うん。そばで安心し切って眠る2匹のニャンズには癒ししか求められないな

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    2025年12月30日
  • 風が強く吹いている(新潮文庫)

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    「そんなに急いで行きたきゃ、ロマンスカーにでも乗って行け。」

    かなり昔に読んだ本だが、10年近く経った今でも印象に残っている台詞。
    軽い冗談のようでいて、実はこの物語の核心を突いていると思う。

    箱根駅伝は速さを競う競技だが、著者は「速さ」そのものを価値として描いてはいない。多分。問われているのは、なぜ走るのか、誰と走るのか、どこまで行きたいのかという点で、これは人生やビジネスも一緒だと感じる。

    ロマンスカーは、速く、楽で、確実に箱根に着く。だからこの言葉は「急ぐこと自体を目的化してないか?」という問いではないか。
    最短で成果を出す方法、効率よく評価されるルート、正解らしきフレームワークは

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    2025年12月30日
  • プロジェクト・ヘイル・メアリー 上

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    ストーリーだけでなく、そのキャラも愛着がもてる良い人物だった。

    ただの宇宙物語じゃない。
    心情や環境問題、世論や人生観あらゆる事を考えさせられる。

    専門用語も調べながら読むと尚のこと楽しく読める。

    これでまだ上巻なのだから、ワクワクが止まらないw

    映画も観よう♪

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    2025年12月30日
  • 目には目を

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    新川帆立さん、恐るべし。
    タイトルに惹かれて読み始めたが、引き込みの強い物語展開で、夢中になって読んだ。
    途中から主人公の正体が分かり出してぞっとしたし、それぞれの正義がぶつかって苦しいシーンもあり、無垢に犯罪者になっていく少年達が憎くて生々しくて恐ろしかった。
    もはや子供ができたら読ませたい。
    失われた命は戻らないし、本当の意味での更生とは存在しないのだと思い知らされる作品。

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    2025年12月30日
  • 雪夢往来

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    良かった。たいへん興味深く読んだ。

    以前より北越雪譜は興味があり、手に取った事もあるものでしたが、著した人物については全く知りませんでした。
    この本で知ることが出来て良かった。

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    2025年12月30日
  • エピクロスの処方箋

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    医療、家族、生き方、様々なテーマが織り混ざって話が進むけれど、どのテーマにも至る所に身に染みる言葉が散りばめられている。
    それを言葉にできるのは凄い事だなと思う。
    夏川さんの他の作品も読んでみたいと思った。

    「生きている間の時間を、どうやって寄り添いながら積み上げていくか、それが一番大事なんだと私は思っているんです」
    「本当に大切なのは、目の前にいる人が今を笑顔で過ごせるということだよ。それが私の言う第三の道だ」
    結果ではなく過程を大切に。
    こんなお医者さんに出会いたいものです。

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    2025年12月30日
  • 殺し屋の営業術

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    そいつは天使なのか悪魔なのか、いや営業マンだった。人の心を操ることの出来る魔性の男が、裏の世界に入ってしまった。

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    2025年12月30日
  • 金の角持つ子どもたち

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    今年、最後に最高の本を読ませていただきました!

    この本のストーリーのシチュエーションも今時期かと思われます。

    中学受験に関わる、本人と家族と塾講師の3人のお話し。

    本の帯に書かれている、中学受験する少年の秘密が大変気になり、一気読みしました。
    秘密。12歳の男の子がそんなにも思い詰める秘め事が本当に読んでいて辛かった。
    大人のコソコソ話、嫌だなぁと心底思う。

    お母さんも、凄い!
    子供の頑張りの影響で、大人になってから勉強して資格取得しようと思うのだから。
    子供の教育は、親も一緒に学ばされる場なんですね!

    塾講師の加地先生も素敵!
    ウチの息子たちも高校受験でお世話になってますが、高校卒

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    2025年12月30日
  • アンパンマンの遺書

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    すごく謙虚な文体で書かれていて、親近感を持ちながら読み進めた。そりゃ手塚治虫氏などと比べるから卑屈にもなるやもですが、「てのひらをたいように」をはじめ後世に残る作品をその時々で生み出せていることは、本当に凄いことだと思った。神様がなかなかあの世に送れないわけですね、寝たきりおじさんになれずに何度もあとがきがあって「あばよ」で終わるところまで、最高でした。

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    2025年12月30日
  • アルジャーノンに花束を〔新版〕

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    不朽の名作。ちょっと古いが、会社の上司が紹介していて、オーディブルにあったので今更だが初めて読んだ。
    知的障害の実験的手術で知性を手に入れ変化して行く様子を一人称の独白で描く手法が秀逸。恋愛感情を絡めて描かれる人間模様、登場人物の心理の揺らぎにはとてもドキドキした。
    主人公チャーリーに自分を重ねたくなる。最後の悲劇的結末も、誰もが迎える人生の終末期と重ねたくなる。人間心理の本質をついた名作だと思う。

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    2025年12月30日