ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 十角館の殺人〈新装改訂版〉

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    王道かつ想定外な傑作ミステリー。
    正直これの映像化舞台化はどうするつもりなんだろうと次はそちらが気になるようになりました。

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    2026年05月05日
  • 海が見える家 旅立ち

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    幸吉さんと市蔵さん
    ふたりのおじいちゃんから大切なものを目一杯受け取って、舞台はまさかの海から山へ
    そうだよね、土ってだいじだよね
    スカーレット・オハラも言ってた

    文哉くんと凪子ちゃん
    ふたりの人生が動き出す

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    2026年05月05日
  • 手のひらの音符

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    一万円選書で届けてもらって、積読になってしまっていたうちの一冊。

    タイトルからは音楽の話かな、と思ったけど違って、また読み始めたときは、なんか幼馴染との恋愛の話になっていくのかな、と思ったりしたけど、そんなチープな感じでは全くなかった。好き嫌いは分かれるだろうが、現在と過去が行ったり来たりする展開も良い。

    人生に、出会いと別れとがあって、それは事前に予告されるものではないという至極当然のことを大切にしなければと思わされる。

    ドはどりょくのド、レはれんしゅうのレ、ミは水樹のミ…。


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    2026年05月05日
  • カラマーゾフの兄弟〈4〉

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    中盤からは、最高のサスペンス小説を読んでいるようだった。
    ある人物の狂気で歪んだ心理描写は、150年も前に書かれたと思えないほど、今読んでも全く古くなくて驚く。

    そして、裁判と判決。
    弁護士の存在感が凄かった。
    弁護士パートは心に残る言葉を次々と投げかけてくる。
    ​これまで長い物語を読み進めてきて、最後に著者から自分に問いかけられているようにも感じた。

    長男 ミーチャ:直感と情熱
    次男 イワン:知性と懐疑
    三男 アリョーシャ:信仰と人を愛する

    自分の中にも彼らの要素が共存しているように感じる。
    それぞれの危うさを意識しながら、どう生きていくか…読後もそんなことをずっとぐるぐると考えている

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    2026年05月05日
  • ある少女にまつわる殺人の告白

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    「ある少女にまつわる殺人の告白」
    なるほど、最後まで読むとこのタイトルが、そもそも伏線だったことに気づく。
    インタビュー形式で進む物語。いろんな人からの証言から事件の真相、亜希という少女の実態が徐々に分かっていく。その中で感じる違和感。そもそもインタビュアーは誰なのか、全てが分かった時に、改めてゾッとする。
    ミステリー小説としてもよくできていると思うし、児童福祉が抱える問題、直面している課題についても考えさせられる。亜希のような子に、どうか救いがありますように。

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    2026年05月05日
  • コーヒーが冷めないうちに

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    ネタバレ

    泣けたーー
    計泣ける
    アナザーストーリーはどこで読めるんですか?
    って思って調べたらシリーズなのか
    読みます

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    2026年05月05日
  • 赤と青のガウン オックスフォード留学記

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    皇族は日本の象徴だと思っていて、一人ひとりがどんなことを思って生きているのか考えたこともなかった。
    エッセイを読んでみると、悩んでること、嬉しかったこと、友達や周りの人に支えられたことなど、もうめちゃくちゃリアル。
    一生懸命やるべきこと、やりたい事に向き合って取り組む姿がカッコよかった。

    この本をみると無性に勉強したくなるし、何かに取り組みたくなる。

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    2026年05月05日
  • さよならジャバウォック

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    ネタバレ

    いやぁ、伊坂幸太郎はいつ読んでも面白い……。

    人の「本能」を過激化させる「ジャバウォック」という存在をキーにして、人の善悪を問う、ある意味伊坂幸太郎の集大成のような作品だね。
    人は、善か悪か……と二元論で語ることは出来ないけど、どういう人間であって欲しいか/ありたいかを語ることは出来る。その中で、自分たちの嫌な部分をホルモンや「ジャバウォック」のせいにするのか、という。

    世界自体があいまいな量子パートでは、何が正しくて何が嘘なのかが(終盤まで)あやふやだった。量子という名前自体がそれを表しているよね、量子のようにハッキリと存在しているわけではないわけだ。
    同時に人間という存在も、どこまでも

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    2026年05月05日
  • 白夜行

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    文庫本らしからぬ分厚さに読み切れるか怖気づいてしまったけど、気づいたら没頭して読み終えていた。とても面白かった!

    質屋オーナーの殺人事件から始まる、雪穂と亮司の19年間を追った叙事詩。

    物語には、雪穂と亮司の心理描写がなく、周囲の人たちから語られる行動と憶測でしか、想像するしかない。ふたりの周囲で起こる数々の事件は、不愉快で不可解なものばかりだし、証拠はなくともふたりが何らかの形で関わっていることが明らかだし、読み進めるごとに危険で不気味な人間像が出来上がっていた。

    それぞれの事件が、ふたりの関係性が、どのようにつながるのか知りたくて、気づいたらどんどん読み進めていた。

    終盤にかけて、

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    2026年05月05日
  • 休む勇気 人生で一番大事な仕事は「思い出づくり」

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    人生で大事なのは思い出づくりであり、死んだ時に後悔しない人生を歩むべきという著者の考えに感心した。
    その中で「時間」というものは唯一全員が平等にあるものだと思う。それをどう使うかは自分次第であり、もっと大切にしようと思った。
    「休む勇気」とはさぼることではないという本質は忘れずに人生を歩みたい。

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    2026年05月05日
  • 変な地図

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    最高
    昨年でたのにようやく読んだけど一瞬で読み終えてしまった
    それくらい読みやすくて文章が頭の中に流れてくるみたいにサクサク読み進めていける楽しさがある
    栗原お前のこと好きすぎるから結婚してくれ

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    2026年05月05日
  • シリアからきたバレリーナ

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    ケン・ローチ監督の映画「オールド・オーク」を観てからシリア関係の本を何冊が読んでいる。この本は映画と同じイギリスに来たシリア難民の話である。
    主人公のアーヤは才能豊かなバレエダンサー、アレッポでも著名なバレリーナにバレエを習っていた。そして内戦で命からがらシリアから逃げ、途中海で遭難しかかりながらイギリスに着く。ところが父親とは生き別れ、母親も体調が悪く、弟はまだ幼いという頼れる人がいない中、運良くイギリスのバレエスクールに通えることとなり、徐々にアーヤの精神も回復し、未来に向かって力強く歩き始めるという話であった。
     たびたび挿入されるバレエの動作、また踊り手の精神がバレエの根幹をなすという

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    2026年05月05日
  • 夫妻集

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    つまらない小説を読んでしまいました。娘の彼氏とのお寿司会、我が家も2回でした。1回目は本論の手前までで終了…ホッ。1ヶ月後の2回目はそうはいかず、お願いされました。やっぱり私も親の希望として言わせてもらいました、娘を必ず幸せにしろと。前置きとして、どれほど大切に可愛がって育ててきたのかを、目の中に入れてもとか命をかけてもという例えで前置きに話した後で。私の隣で家内が、向こう側で娘がボロボロ泣いていました。思い出しちゃったじゃないか、良くない小説だ。

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    2026年05月05日
  • BUTTER(新潮文庫)

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    読後の第一印象は、「とにかく濃い」。
    面白いが、軽く読めるタイプの作品ではない。
    確実にエネルギーを持っていかれる。
    脂っこいご馳走を食べるようなイメージ。

    特に印象的なのは、料理と食事の描写。
    そこには執着や欲望、生き方が滲み出ている。


    現代は、女性に求められるものがあまりにも多い。
    容姿や体型はもちろん、仕事も、家事も、対人関係も。どれも高い水準が暗黙のうちに求められている。
    男性にも同様のプレッシャーはある。
    ただ、少なくとも「容姿」に関しては、女性の方がより厳しい視線にさらされている場面は多いのではないか。
    私は男であるため、今の世の中は女性が生きやすい社会になってきていると単純

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    2026年05月05日
  • 先生と罪

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    最高傑作だった!!!
    最後までえ?どうなるの?そういうこと?違うの?!と気になりすぎて、すぐ読み終えました!
    良い意味で、予想も裏切られたり、展開も良い意味でぶっ飛んでたり、みんな狂っててよかった!!!
    他の作品もたくさん読みたいと思います^^

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    2026年05月05日
  • 光のとこにいてね

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    読みやすい!!と思ったのが最初の感想です。
    主観が入れ替わりながら物語が進んで行くので、相手の感情が分かりやすく、読んでて感情移入しやすいからだと思います。

    最後どうなるかを読者任せにする小説はあまり好きではなくて、ハッピーエンドかバッドエンドかはっきりさせて!できればハッピーエンドにして!と思っているタイプなので、「えぇ!ここで終わり?」と思ってしまいましたが、これはこれで良いのかもと、あとがきを読んでると思ってきました。

    友情、依存、恋愛...なにか分からないですけど、すごく良かったです。

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    2026年05月05日
  • 村上海賊の娘(四)

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    ついに完結。長かったけどその分満足感サイコーです。

    四巻目にして、やっと能島村上の姫、景の初陣。
    煌めく白刃、上がる血飛沫、炸裂する焙烙玉。炎に矢に銃弾に包まれた船の上で海賊衆と泉州侍が入り乱れる…。

    これは主人公、七五三兵衛でもいいんじゃ?笑
    海賊として、漢として最高にカッコイイ人物でした。自家存続を掲げ、戦う姿はまさに海賊。荒々しさは天下一品で、見ているものを戦慄させる恐怖。
    飄々としている余裕さ&それに伴う実力。でも海賊王と呼ばれる漢は別にいるって、武吉どんだけ強いんでしょう笑

    そしてそれに負けじと戦う能島村上の姫、景。
    強いなあ。怪我してもう無理だってなりながら

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    2026年05月05日
  • この闇と光

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    ネタバレ

    盲目の王女レイアは優しい父と怖いダフネと犬のダークと共に花やドレスなど美しいものに囲まれて暮らしていた。しかし、ある日それは一変する_____。

    前半はレイアと同じように美しい世界観に入り、自分も盲目かのような感覚を覚えた。
    でも、ずっと何か不穏な空気があって、これからどうなっていくのかモヤモヤがあった。
    まさかの父は誘拐犯で父=ダフネということがわかり、レイアは男の子だった。
    両親に会い、やがて犯人に再会。レイア(玲)にとって見えたことによって闇と光が逆になってる事に恐怖を覚えた。

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    2026年05月05日
  • 蜜蜂と遠雷(下)

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    上巻を80ページ読んだところで止まっていたところ、本の返却日が近づいたので急いで読みはじめたところ止まらなくなりました。
    読む前は上巻のキリの良いところまで読んで、また借りようと思っていたにも関わらずです。

    この本の、音楽を読むという新しい体験ができ、非常に読み応えがありました。
    また異色の経歴のコンテスタントたちの人間味があったり、逆に人間を超越したりしている感性が面白かったです。
    皆それぞれコンテストの中で進化していき、誰が優勝するのか最後までハラハラして読めました。
    最終的に順位は自分の予想と合っていたので順当な感じはありましたが、予想外の人物がある賞を受賞してたのはうれしかったです。

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    2026年05月05日
  • 夜空に泳ぐチョコレートグラミー(新潮文庫)

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    ネタバレ

    『ここではないどこか』へ行く人と、『ここで』生きることを選ぶ人。あっさりと死んでしまう人と、苦しんでも死なない人。それぞれの人生の魅せ方がうますぎる。田舎町を水槽に例えてるのも不思議な気持ちになった。

    個人的に、カメルーンの青い魚からすでにこの小説には惹かれてたけど、溺れるスイミー→海になる あたりで1番胸熱になった。

    欲を言えば啓太のこともっと知りたかったかも。でもさっちゃんとりゅうちゃんの、深夜2時、とあるSAでカップラーメンを食べたのを見たって宇崎が言ってたシーンで、啓太は幸せなふたりから生まれてきて、きっと今後も幸せになれるだろうと勝手に想像できたからまあいいか。

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    2026年05月05日