小説・文芸の高評価レビュー
-
Posted by ブクログ
この本の存在は昔から知ってはいたけど、そのタイトルから列車旅だと思っていた。
まさかのバス旅とは。
いやー素晴らしい!
あの頃の香港を文章でこんなにも感じられるなんて。
音も匂いも味も風も五感で体験している気になった。
その土地で生きている人の息づかいが聞こえてくるようで没頭してしまった。
胡弓を引く盲目の老人がとても印象的だった。
光と陰のコントラストが香港を物語っている。
マカオ編はほぼギャンブルかよと思ったけど、カジノの中の出来事と言うより、主人公の心理描写と考察が凄まじく息を飲む緊張感だった。
私なら最初に決めた金額を擦ったら止めてしまうし、負けた分を取り戻そうとして更に負けた -
Posted by ブクログ
人を傷つけるに至る「動機」は名誉か、復讐か、はたまた嫉妬か
タレーランシリーズ八作品目は前作までの続きをだいぶ意識された長編。このシリーズどちらかというと長編の方が私には合っているのと、今までのシリーズとの繋がりが色濃く出ているところはシリーズを続けていく中で、新しい人を大切にするか、今までの人を大切にするかといった判断の天秤にかけられているものなのだなと思った。前作がどちらかというと作者の思いが強かったので、今作は美星さんとアオヤマさんの思いにフォーカスを当ててくれていてよかった。
事件の真相については「手段」の面からいくと犯人を特定しづらい反面、「動機」の面から今回の事件は何を目的に、 -
Posted by ブクログ
ネタバレ百合と知らずに購入、これで百合の定義を知りました。百合とは恋愛だけに限らず女性関係を主軸にしたお話だそう。ライバル関係やシスターフッドなども入るそうです。
見てわかる通り豪華作家さんのアンソロジー。
それぞれ個性がでて素敵です。
織守きょうやさん→今まで読んだことのない作家さんでした。純粋な友情が素敵でお互いを思ってのすれ違いにもほっこりしました。
青崎有吾さん→姉妹の話。過去に読んだ本と全く違う切り口でめちゃくちゃ面白い。初めはどういうこと?ってなりながらも伏線を回収する。海外小説のような強烈な物語と展開で迫力もあり良かった。かなり印象的!
武田綾乃さん→王道の恋愛系であり、でもバッ -
Posted by ブクログ
ネタバレ最近お気に入りの藤岡陽子さん作品。
読後、登場人物みんな頑張れ!って気持ちになった。と同時に私も力をもらえた作品だったと思う。
成道が学校と両立して、家事や晴道の世話を自分がやるべきこととして文句も言わずにこなしている姿が見ていて心が痛かった。だからこそ母親の態度は読んでいてイラついた。最後の最後に母が気付くまで。たしかに幼い子ども2人を残して夫に先立たれたら、、、と考えると想像もつかない絶望感だろうと思う。自分が味わったことのないことでこの母親を責めるのは違うかもしれないが、やっぱりもっと早く気付いてあげてほしかったと思う。そして、子どもの人生は子どものものであるということを改めて自分の中
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。