ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • その本はまだルリユールされていない

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    じんわり幸せな気持ちにしてくれる本だった。ちょっぴりファンタジーな小川洋子的世界観で、でもなんだか児童文学のようでもあって…
    お友達からのおすすめ。とても良い本を紹介してもらえて嬉しい…

    何年か前に製本講座を受けていた時の記憶が蘇る。文庫のハードカバー製本、自分でできたとき本当に嬉しかったな〜と、ひとつずつ本を綴じる魅力を知ってゆくまふみちゃんをほほえましく思う。

    わたしもいま、ちょっとした本を作っている。それが完成した時、何年か先にその本を手に取った時、どんな風景を見せてくれるのかな、なんて楽しみになった。

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    2026年09月01日
  • 青い鳥

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    村内先生は大切なことしかしゃべらない。いろんな事情がありますよね。困っている子供の心にあるわだかまりを瞬時に見抜いて、優しく『大切なこと』を教えてくれる物語です。
    この本に出会ったのは10年ほど前ですが、読み返すたびに以前とは違う視点で考えられるので自分の成長を感じることもできます。
    現実には存在しない村内先生ですが、この本を通じて村内先生に会うことはできます。私にとってお守りのような本です。

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    2026年09月01日
  • 運転者 未来を変える過去からの使者

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    ​あらすじ
    仕事の成績不振、家庭内の不協和音、先行きの見えない将来への不安に押しつぶされ、不満と焦燥感を募らせていた中年サラリーマン・岡田修一。絶望の淵で立ち尽くす彼の前に、突如として緑色の不思議なタクシーが現れる。運転手を名乗る風変わりな男が告げたのは、「運は良い・悪いではなく、日々の誠実な生き方で『貯める』もの」「不機嫌でいることは周囲への加害であり、上機嫌でいることこそが大人の義務」という衝撃の法則だった。タクシーが案内する数々の出会いや、時間を越えた先人たちの生き様に触れる中で、修一は「自分が今こうして生きていること自体が、かつて誰かが貯めてくれた運の恩恵である」という真実に目覚め、人

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    2026年09月01日
  • BUTTER

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    ネタバレ

    重たかった。幾日もかけて、じんわりじんわり読んで、じとじとからだに染み込んできた。
    変化と失望と別れと、あたらしい仲間。そして、居場所。とてもリアルで、痛々しくて、剥き出しで、読んでいてなんどもくやしさに共感して頷いた。なんだか、魂をこめて…というのだろうか。ものすごく力"リキ"をこめて書かれているように感じて、そのエネルギーをビンビン浴びて疲れ果てたり、逆に元気をもらったり。本当に、バターのような、軽やかさもありつつどっしりとカロリーをたたえた名作だった。

    カジマナのキャラクターがかなり好きだった。加害者であるが被害者でもあったのかもしれない彼女の存在は、人間が完全に白

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    2026年09月01日
  • すべて真夜中の恋人たち

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    探偵よむーくのフェアで購入しました。
    川上先生の作品は初読です。
    始めは、会話が長く展開がダラダラと遅いように感じていましたが、最後の冬子と聖の会話で印象がガラリと変わりました。途中までの聖や響子さんとの会話があるからこそ、最後がクッキリと色濃く縁取られるように感じて、すごいなぁと感じました。
    三束さんとのラストもあっけないように見えて、でもだからこそ余韻が残りました。
    川上先生の他の作品も見てみたくなりました。
    とてもおもしろかったです!

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    2026年09月01日
  • 豊かな心をはぐくむ 0~7才 こども絵本ガイド

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    ひさしぶりに、家族にちいさいひとが増えたので、プレゼントする本を選ぶガイドブックとして。大昔、自分が読んだことのある本や、こどものために読み聞かせた思い出のある本を発見するのも楽しいし、次から次へと発注してしまいそう。絵本楽しい。

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    2026年09月01日
  • ブラッディダイスの殺人 下

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    ネタバレ

    最後の最後までチョコたっぷりのエンターテインメント!
    本当に最後の最後までチョコたっぷりなことってあるか?ある、「ワシントン・ポー」シリーズならば。

    巻が進むにつれて『解決偏』は本格ミステリではなく「エンターテインメント」になっていったけど、それを上回る読後感。エンターテインメント。エンターテインメントだ。

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    2026年09月01日
  • 汝、星のごとく【電子限定特典付き】

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    本当によかった、、、余韻がすごい、、
    もう一回読みたいとは思えないほどの辛いシーンが多すぎたけど、最後2人が生きたいように生きれたことが本当によかった、、。
    読めてよかった。素晴らしすぎる。私も自分の人生頑張ろうと思えた。

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    2026年09月01日
  • ヴィヨンの妻

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    「ヴィヨンの妻」
    女性の強かさと男性の弱さが丁寧に対比されている。家父長制の価値観が跋扈していた当時は、太宰の描く「男性の弱さ」はとても新鮮に受け取られたのかも。最後に「生きてさえいればいい」と結んだのは太宰自身が自分に言い聞かせたかった言葉なのかもと解釈できる。

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    2026年09月01日
  • 後悔病棟

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    ネタバレ

    パラレルワールド系の物語!あまり普段選ばないジャンル(タイトルからまさかパラレルワールド系とは思わなかった)だけど面白かった!!
    死が近づいている患者さんの後悔から、もしも〇〇だったら、、過去へ戻ってやり直す。

    過去へ戻っても良いことはない、過去の選択があっての今。って改めて感じた。
    主人公のルミ子先生。憎めないな〜〜!

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    2026年09月01日
  • カフネ

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    元旦那の公隆と春彦にものすごく感情移入した。
    春彦は誰しもの光で救いであり続けて、自分の傷に気付くことができなくなっていた。
    公隆の、子供を産むことは不幸な人間を増やすことだと思ってしまう、子供は親のエゴだ、みたいなセリフが本当に刺さりすぎてしまった。

    表面が柔らかく穏やかな人ほど、心の中で激しいものを抱えている。
    表面が鉄のような人ほど、心は繊細で子供みたいな面があったりする。

    改めて人と関わる中で見える1面なんて、その人の氷山の一角でしかないんだな、どんなに近い人間でも、本当の意味で全部をわかることは出来ない、それでも一緒にいるのはなんだかとても美しいことだなと思えた

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    2026年09月01日
  • 正欲(新潮文庫)

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    自分は多様性について理解があり、どんな人も受け入れることができます っていう考えがどれだけ傲慢なものなのか
    所詮それは自分の想像が及ぶ範囲内だけのものへの宣言であって、その範囲外のものは無意識に弾いてしまうのが人間なのかなあ
    受け入れるというよりかは、自分の想像もできないものもあることを知っておくこと、そこにはひとつの人生があるということを理解すること
    異性が好き、同性が好き、年上が好き、年下が好き、動物が好き、無機物が好き、愛や性欲を向ける対象は人の数だけあるはずだから

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    2026年09月01日
  • YABUNONAKAーヤブノナカー

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    481ページの長岡さんに助けられていたに鳥肌立つ。
    腐っても文学の世界に浸かったプロフェッショナルだからこそわかる伏線回収。

    大型の人は

    おじさんの苦しみを書いていた。

    息子に送ったメッセージは届かなくていい。
    送ったことに意味があった

    腹を空かせた猛者たち
    やエッセイを読んできたから長岡さんは金原ひとみの投影で、娘との関係も度々出てきたものだった。

    五松や、山横は主観の文が怖かった。
    視点を変えると立体的に見えて面白い。

    しごできの乃木さん
    乃木さんの部分が1番読んでて気持ちよかった。

    長岡口調、文章は読んでて長くて辛かった。

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    2026年09月01日
  • テスカトリポカ

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    この本を面白いと言ってていのかすら分からない。ひたすらに凄惨で、1文字1文字から血の匂いがしているのではないかと思うほど、本当に物凄い作品だった。

    裏社会、信仰、資本主義、全ての恐ろしさを詰め込んでいるのに、この本の登場人物達の狂気じみた純粋さも感じられるので、彼らの行く末を見たくなる…吐きそうになりながらもページを捲る手が止まらない…そんな事を思ってしまう自分も怖くなる

    グロテスクな描写も「どうだ〜!グロいだろ〜!?」みたいな書き方ではなく、日常的に行われる普通のこと、みたいなサラッとした書き方をしているので(とはいえグロい)、その部分よりも、犯罪の背景や、神への信仰、呪い、それらがもた

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    2026年09月01日
  • 神さまのビオトープ

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    みんな秘密を持ってる 誰かに理解してもらいたい人もいれば理解される必要なんてないと思う人もいる
    でも秘密は自分の心を柔らかくしたり、逆に無感心も生むと思う その人にはその人の心があって生きてきた時間があるから、他人のことを完全に理解して受け入れることなんてできない 逆も然り それでも誰かと寄り添って体温を分け合いたい時もあるから、私も他人ももがいて生きてる 当たり前のことだけど忘れたくない
    最後、鹿野くんが消えなくてよかった
    それが正しいよとか、こんなのおかしいよとか、お互いのためにならないよとか、そんな綺麗ごと並べて鹿野くんに消えられたら本破ってた
    最後まで歪んだ愛を貫いてくれてよかった 歪

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    2026年09月01日
  • コンビニ人間

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    うるせーうるせー!って思いながら読んだ
    そんなに普通でいる自分が偉いのか、普通じゃないから普通じゃないことを享受してふんぞり返っていいのか、うるせー!ってなった
    私の周りにいてくれるなら絶対に主人公がいい
    主人公に感情移入はできなくとも、この人の人生が穏やかであってほしいと思った

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    2026年09月01日
  • 天国はまだ遠く

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    田村さんと自然を通して主人公が自分を取り戻す様が穏やかで強くて優しかった
    少しのことで死にたくなるし、少しのことで自分らしく生きられる
    適当さと優しさの塩梅が完璧な田村さん 良い〜〜〜〜

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    2026年09月01日
  • いい子のあくび

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    おんもしろかった、おもしろすぎた
    この本の主人公たちの言葉にわかるわかると思いながら、酷いことばが連なったページの端を折り曲げる私ってなんだ?やばくないか?とか思いながら読んでた。
    割に合わないってよく思う、見えている人や、わかる人の方が気を使って、見えていない人のぶん遠回りしたり、少し身体を傾けたりして、歪にパーツを合わせないといけない、そんなのって割に合わない。
    結婚式についての話もそれなーって思いながら呼んでたし、それなーって思うなよとも思った。
    花嫁さんのこと綺麗だと思いながら、綺麗か?とも思うし、おめでたいなって思いながら、なんですかこの茶番は?3万払ってさ、みたいな気持ちもある、ど

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    2026年09月01日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    はあ〜〜おもしろかった
    全員の気持ちがちょっとずつ分かる
    二谷の食べるのが面倒、健康でいるためにちゃんと食べてねという言葉が攻撃に感じてしまう気持ち
    でもその言葉は、あなたを好きだよという気持ちの裏返しである気持ちが自分の中にもあるから、芦川さん的な面も自分の中にあるんだと思う。
    押尾さんの「力強く生きていくために、みんなで食べるご飯がおいしいって感じる能力は必要じゃない気がして」ってセリフ、はあ〜はあ〜〜それだ、、ってなった。ひとりでビールとコンビニのご飯食べながらYouTubeとかネトフリとか本見てる時がいちばん自分を取り戻している気がするから。
    かといって、手作りのものを当てつけみたいに

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    2026年09月01日
  • ラブセメタリー

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    頭の中まで他人の価値観に支配されるなんて、生き地獄そのものでしょう、その通りだと思った。
    性癖は生まれてくる時に選べないから、その人がどんな人がどうかは、特殊な性癖か普通(とされている)性癖かどうかで判断するのではなく、行動に移さない自制心を持てるかどうかだと思った。
    良い悪いとかじゃなくて、自分の価値観で判断するのではなく、他人のバックグラウンドを大きく想像すること、ひとつの情報だけで誰かを判断しないこと、否定しないこと。
    こういう感想をもてるのは、私が大切な誰かを他人に傷つけられたことがないからだろうか

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    2026年09月01日