ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • ブレイクショットの軌跡

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    ネタバレ

    あのネジは昴くんが言えずにいたものじゃなかった。しかも昴くんは、ちゃんと『ナイス報告』(してはいけないことは失敗ではなく失敗を報告しないこと)していた。私は、すっかり嵌められていた…でも嵌められていたことがわかったときの心地よさ!

    読み終えてこの大団円に感動。胸が苦しくて、恐怖も伴い、心が震えていたけど勇気をもって最後まで読んで本当によかった。(ホンダスバルくんとスズキセレナさんのお名前がなんだか単純で、なんか引くって言うか躊躇うっていうか、でもそれは、精密なトラップだった♫それがわかったときの鳥肌ったら!)

    仕掛け、伏線、叙述トリックが、ちりばめられている。主人公が複数だけど、しっかり繋

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    2026年05月06日
  • ライオンのおやつ

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    主人公は癌を患い三十三歳で余命宣告された海野 雫。
    瀬戸内の島にある「ライオンの家」というホスピスで残りの日々を過ごすことを決め入居した。

    「ライオンの家」では毎週日曜日に入居者が “思い出のおやつ” をリクエストできる “おやつの時間” があるのだが “最後のおやつ” を雫は何にするか なかなか選べないでいた。

    食べることができる というのは 生きているということだ。そしてまたその逆も…。
    入居者たちの “思い出のおやつ”…。
    きっと味覚というより記憶で食べている。 それを考えるとそこに それぞれの人生がつまっているようで 切なくなった。

    人は皆 生まれたら最後は死ぬけれど、いつ どん

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    2026年05月06日
  • 禁忌の子

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    今年読んだ本の中で間違いなく1番の1冊。副題に"We were born"とあるのでてっきり武田航と「キュウキュウ十二」の2人が同じ父母の受精卵から生まれた「禁忌の子」であることを示していると思っていたが、航の同僚である城崎の推理は想像をはるかに超えた驚愕の真実へと迫る。後半に向け急激にストーリーが展開し、とても苦しい気分のまま終わるのかと思いきや、優しい気持ちにさせるのは著者の医師として、そして母としての経験がなせるわざなのか。城崎には続編の舞台が用意されているようなので、こちらも楽しみたい。

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    2026年05月06日
  • ほどなく、お別れです それぞれの灯火

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    行方不明になったままの友人の兄。知り合いの看護師と恋人同士だった。遺体が無いために五年以上も心の整理がつかない看護師と友人のために、どうすべきか考える美空。そんな時お通夜の司会を任される。

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    2026年05月06日
  • 方舟

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    めちゃくちゃ面白かった。
    謎の地下施設。タイムリミットが迫る中起きる殺人事件。
    先が気になりすぎて読む手が止まらなかった。

    ノアの方舟とは逆の状況になってる皮肉。
    2周目読むのも面白そう。

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    2026年05月06日
  • 倫敦スコーンの謎

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    小市民を志す小鳩くんと小佐内さんが、「日常の謎」に巻き込まれる連作短編集。全四編を収録。

    作品内の時系列としては、『巴里マカロンの謎』と『夏期限定トロピカルパフェ事件』の間に位置します。

    なかでもおすすめは「羅馬ジェラートの謎」。
    目の前のジェラートになぜか手をつけない女性。
    その理由が解き明かされる過程に加え、その後に待つ鮮やかな伏線回収に、構成力の巧みさが光ります。

    原作ファンはもちろん、アニメから入った方にも
    ぜひ読んでほしい一冊です!

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    2026年05月06日
  • 赤と青とエスキース

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    本で初めて涙を流しました。

    友情や愛、人との繋がりがどれほど美しく綺麗なものかを再確認出来る物語、この美しい小説を感想として言語化出来ないのがここまで悔やまれるとは思いもしませんでした。
    全てを総括して評価を★6とさせて下さい、この本と出会えて本当に良かった。

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    2026年05月06日
  • 翠雨の人

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    猿橋賞という名前は聞いたことがあったけど
    猿橋さんがどんな方かはもちろん何も知らず
    でも時代背景が少し前に自分がハマってみてた朝ドラと同じ頃だなと気づいて(朝ドラは法律の話だったが)
    この時代を生きる女性の奮闘、真っ直ぐさにただ羨望の眼差し。すごいな。バイタリティ半端ない。
    自分にこんな強さないな…としゅんとすると共に
    今の私たちの働きやすさとか、男女平等感も彼女たちのような方々のおかげなんだなと感謝

    猿橋さんの生き様がみずみずしく描かれていて
    科学者としての優秀さも、人間としての強さも、ともすればきらびやかなサクセスストーリーになりそうなところを優しい文体で読ませてくれるのがよかった

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    2026年05月06日
  • 牢獄

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    舞台は明の時代、聡明な文人を破壊し思想改造していく中国歴史小説。
    1984を彷彿とさせる人間の破壊が描かれている。
    個人とは、人格とはと考えていく傑作。

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    2026年05月06日
  • たとえば孤独という名の噓

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    刑事警察と公安・中国スパイの三つ巴の慟哭ミステリー。プロットの面白さは言うまでもなく、ある事件を5編で紡いでいく展開手法が抜群で、誉田氏お得意の科白後のボソっと記される一言の巧みさが、事件の暗部にそこはかとない明るさを醸し出しているところも名人芸的上手さ。変わらぬクオリティの高さで、夢中で物語世界に浸れる。

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    2026年05月06日
  • くもをさがす

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    なんか、いろいろな事を考えながら自分を見つめ直しながら家族にあった不幸を思い共感し、元気をもらってほぼ完読。 素晴らしい本に出会えた。
     自分は、西加奈子さんの小説に出会って言葉の優しさや表現が好きだ。まだ、全部読めてないけど・・・ 歳も近いこともあり共感することがおおい。 西さんでもこんな思うんだとか、自分と似たネガティブな気持ちとか とっても衝撃を受け、これからの手助けをしてくれそうな小説に出会えたなと思う。 ありがとう

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    2026年05月06日
  • 僕には鳥の言葉がわかる

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    興味を追求したくなり、学びの好奇心を刺激してくれる
    じっくりと観察して、そこから得られる気づきを仮説を持って考え、実態解明を追求し、深い理解に辿り着くという学びの真髄を感じた
    さまざまな角度から反証検討を繰り返していくという学術研究の取り組みも追体験できた
    最後のカエル人間救出作戦の章は考えさせられ、動物言語学の幕開けの章はこの先の未来を変えていくことへの希望を持った
    読後の爽やかさと浪漫、更に奥深さを感じる書籍

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    2026年05月06日
  • BUTTER(新潮文庫)

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    これほど現代の人間にまつわる欲を美しく、かつリアルに描いた物語はないだろう。前評判が高く期待度もあったがそれを超えてくる作品だった。

    なんとなくだが欲というのは相互補完されている気がする。何か足りないものを満たすために必ずしも直結する欲を満たす必要があるとは限らない。(満たされていない愛情を食欲で満たすなど)

    梶井もリカも怜子もみんな何かが満たされていない。それはほんとは食欲とか性欲を満たしたところで解消されるものではない。そんなことわかっていても、人は少しでも満たされるために美食にお金をかけ、セックスをする。

    前半はとくに食欲の湧く描写が散りばめられており、読んでいるとお腹が空く。この

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    2026年05月06日
  • 朝日のあたる病院

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    ストーリも小児外科というニッチな分野で奮闘する等身大の医師たちの静かなる闘いの描き方も非常に良かった。「朝日のあたる病院」に込められた意味が薄弱で、何か違うタイトルの方がよいとは思った。

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    2026年05月06日
  • 熟柿

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    作品の中では実際に犯罪を犯した主人公の心情が描かれていましたが、法律で裁かれる犯罪ではなくても、人は自分が犯した過ちや過去の後悔に向き合うのが怖い生き物なんだなと改めて感じました。
    それらに真正面に向き合いすぎるのはあまりにも心が疲弊してしまうので難しいことだと思う一方で、とはいえ完全になかったことにはできなくて、捉え方を少しずつ変えるためにある程度時間の経過が必要だとも思いました。

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    2026年05月06日
  • 月の立つ林で

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    第3章 お天道様
    不器用な親父の娘思いなストーリーに泣けた!
    自分が思春期をのりこえ、結婚、妊娠、出産した時を思い出し、幼少期から私の成長を見届ける父母の気持ちもたまに想像しながら読み進められた

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    2026年05月06日
  • 新装版 殺戮にいたる病

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    最後の衝撃的な結末に、いつから読み違えていたんだろうと錯覚してしまう。ホラーミステリーだけど、すごく読みやすかった!

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    2026年05月06日
  • ぼっけえ、きょうてえ

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    若い頃に読んで戦慄した…
    この作者が書くものは本当になまなましい。

    以前に読んだものも登録していきたい。

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    2026年05月06日
  • べっぴんぢごく

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    ネタバレ

    人間の内面のグロテスクさをこれでもかと描かれてる。
    美女と醜女が代わり代わりに産まれてくるという設定がもうすごい。愛憎、因果、怨念といった、ホラー的な女の怖ろしさおぞましさがこれ以上ないくらい(絶賛)。
    昨今のホラーブームで薄っぺらホラーが雨後の筍みたく生まれてる中、やはり歴戦のホラー作家。
    こうゆうセンシティブなどものともしない作品を読みたかった!満足。

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    2026年05月06日
  • 怪蒐

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    ネタバレ

    自分にしては珍しく、事前情報なしでタイトルと表紙に引かれて購入したのたが、大当たり。
    各話、味の違うテーマのホラーで、こんな感じの話が続いてゆくのかと思いきや、終着にむけて全部つくり込まれていて見事だった。
    それにしても主人公が死んだ目でドSの雇用主と(仕方なく)関わり続けていくのがメロい。
    ラスト、明かされる謎とともに主人公の印象がガラリと変わって、そこも驚かされた。とても好きなホラーだった!

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    2026年05月06日