小説・文芸の高評価レビュー
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ネタバレあのネジは昴くんが言えずにいたものじゃなかった。しかも昴くんは、ちゃんと『ナイス報告』(してはいけないことは失敗ではなく失敗を報告しないこと)していた。私は、すっかり嵌められていた…でも嵌められていたことがわかったときの心地よさ!
読み終えてこの大団円に感動。胸が苦しくて、恐怖も伴い、心が震えていたけど勇気をもって最後まで読んで本当によかった。(ホンダスバルくんとスズキセレナさんのお名前がなんだか単純で、なんか引くって言うか躊躇うっていうか、でもそれは、精密なトラップだった♫それがわかったときの鳥肌ったら!)
仕掛け、伏線、叙述トリックが、ちりばめられている。主人公が複数だけど、しっかり繋 -
Posted by ブクログ
主人公は癌を患い三十三歳で余命宣告された海野 雫。
瀬戸内の島にある「ライオンの家」というホスピスで残りの日々を過ごすことを決め入居した。
「ライオンの家」では毎週日曜日に入居者が “思い出のおやつ” をリクエストできる “おやつの時間” があるのだが “最後のおやつ” を雫は何にするか なかなか選べないでいた。
食べることができる というのは 生きているということだ。そしてまたその逆も…。
入居者たちの “思い出のおやつ”…。
きっと味覚というより記憶で食べている。 それを考えるとそこに それぞれの人生がつまっているようで 切なくなった。
人は皆 生まれたら最後は死ぬけれど、いつ どん -
Posted by ブクログ
猿橋賞という名前は聞いたことがあったけど
猿橋さんがどんな方かはもちろん何も知らず
でも時代背景が少し前に自分がハマってみてた朝ドラと同じ頃だなと気づいて(朝ドラは法律の話だったが)
この時代を生きる女性の奮闘、真っ直ぐさにただ羨望の眼差し。すごいな。バイタリティ半端ない。
自分にこんな強さないな…としゅんとすると共に
今の私たちの働きやすさとか、男女平等感も彼女たちのような方々のおかげなんだなと感謝
猿橋さんの生き様がみずみずしく描かれていて
科学者としての優秀さも、人間としての強さも、ともすればきらびやかなサクセスストーリーになりそうなところを優しい文体で読ませてくれるのがよかった
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Posted by ブクログ
これほど現代の人間にまつわる欲を美しく、かつリアルに描いた物語はないだろう。前評判が高く期待度もあったがそれを超えてくる作品だった。
なんとなくだが欲というのは相互補完されている気がする。何か足りないものを満たすために必ずしも直結する欲を満たす必要があるとは限らない。(満たされていない愛情を食欲で満たすなど)
梶井もリカも怜子もみんな何かが満たされていない。それはほんとは食欲とか性欲を満たしたところで解消されるものではない。そんなことわかっていても、人は少しでも満たされるために美食にお金をかけ、セックスをする。
前半はとくに食欲の湧く描写が散りばめられており、読んでいるとお腹が空く。この
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