【感想・ネタバレ】本を読んだことがない32歳がはじめて本を読む~走れメロス・一房の葡萄・杜子春・本棚のレビュー

あらすじ

【100万人が沸いたスゴい読書!!!!】
名作3作+『変な家』大ヒット・雨穴「本棚」特別寄稿!

SNSで話題沸騰の「オモコロ」大人気シリーズを書籍化!
「読書の常識が変わる……。これは全く新しい本の読み方です」――雨穴氏
「ついに日本一おもしろく『走れメロス』を読む人間が現れた」――ダ・ヴィンチ・恐山氏

「生まれて一度も読書をしたことがない男が本を読んだら、一体どうなるんだろう」
そんな素朴な疑問がきっかけで生まれた「本を読んだことがない32歳が初めて『走れメロス』を読む日」というオモコロ記事。
1人の男が人生で初めて本を読む。ただそれだけの記事が爆発的に拡散され、100万人の目に留まる大ヒット記事に……!

この本でしか味わえない、不思議な読書体験をぜひお楽しみください!

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Posted by ブクログ

とっても楽しかった!
本に対して「面白かった」と思うことはあるけれど、まるでアトラクションに乗った後のような「楽しかった」本なんて、今のところこの本にしか出会っていない。

元々web版の「走れメロス」を読む記事も大好きだったため、書籍化と聞いた時には飛び上がってしまった。
みくのしんの本の読み方、感受性、表現力、どれも豊かで羨ましい限りだ。かまども述べていたように「読書に正解はない」のだが、一つの文章で良い意味でも悪い意味でも心掻き乱され、夢中で読み進めていく姿には、もはや嫉妬してしまう。
みくのしんの表現力は、春の草原を走り抜けるような爽やかさがある気がします。(普段のオモコロ記事では微塵も感じられない。マジで面白すぎる。)
次の本も読むぞ〜

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2025年11月26日

Posted by ブクログ

本当にとても面白かった。
人の読書を読む新しい体験。
自分にとって読書は、作者と読者の一対一で、作者が何を思って、何を伝えたくて、など込めた想いを感じ取るものだった。
だけどこれは間に別の人が介入することで、自分以外の視点で読書ができる新スタイル。
その上みくのしんさんの感性が素晴らしく、こんなことを考えながら読むのか!ってシーンが非常に多い。
一つの作品を通して、自分の中に新しい解釈が生まれて他にはない読書体験ができた。

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2025年11月19日

Posted by ブクログ

みくのしんの読書を読みながら自分の読書を恥じるような感覚になっていたので、かまどさんのあとがきで救われた感じがした

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2025年11月07日

Posted by ブクログ

図書室。ふと目に入って。
オモコロの企画はよく見るけど、これは本にしてくれたてありがとう!て企画だったな〜!
本好きにも本嫌いにも、そんなこと考えたことない人にも読んでほしいな!読みやすいし。
みくのしんさんの素直で前向きな言葉に顔がほころぶ〜。奥付にまで元気もらっちゃう!

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2025年11月01日

Posted by ブクログ

電車の中で読むとたいへん危険。ずっと爆笑しながら読んでた(家族に心配されるレベルで)。
読書が苦手だった小中学生くらいの自分に読んで欲しい。読書は自由だってことがよくわかる。
最近100ページ以上の活字をなかなか読んでなかったのに300ページの本書を1日で一気に読み切った。そのくらい読みやすい本。

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2025年10月27日

Posted by ブクログ

みくのしんと楽しく読書ができた。
最近の作家の本はよく読むが、昔の作家の本を改めてじっくり読むいい機会になりました。
有島武郎の一房の葡萄が個人的にめちゃくちゃいい作品でした。
今度は1人で日本語の美しさ堪能します。

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2025年10月26日

Posted by ブクログ

はー楽しかった!
とても読みやすい(さすが)。

最近読書を始めたばかりの夫にも薦めたので、感想が楽しみ。

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2025年10月24日

Posted by ブクログ

面白かった。
こんな形式の本は初めて。
普通に読むだけでも面白い古典名作が2倍面白くなった感じがする。
メインの語り手であるみくのしんという人の、常人離れしつつも共感できる絶妙な感性が生み出す奇跡の読み聞かせ(?)。
文字の密度も少なく、写真がちょこちょこはさまる対話形式の体裁で、読書になれていない人にも気楽に読めると思うので、読書食わず嫌いの人の最初の一冊に良いのではないかな。
もちろん読者好きの私にもこの稀有な読書体験はとても面白かった!

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2025年10月19日

Posted by ブクログ

みくのしんさんのファンになってしまう本。こんな読書見たことない。情景を思い浮かべて、人物の行動や感情に共感して、自身の記憶も呼び起こしながら読んでる。
物語を深く味わっている。
これをやられたら作者も嬉しいだろうな。雨穴さんみたいに、天国にいる太宰も龍之介も喜んでるよ。

『杜子春』では何箇所か声を出して笑った。

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2025年10月04日

Posted by ブクログ

他の人の読み終わってからの感想は読んでも読んでいる時の感想はなかなか知れないので面白かった。かまどさんのツッコミも秀逸で2人の掛け合いが面白かった。一房の葡萄の話で、みくのしんさんの魔法使い呼ぶなっつっただろ!!の言葉には爆笑した。
メロスは読んだことがあるが、私は感動よりもメロスが勝手に他人を人質に差し出し、しかも走っている途中諦めようとしていたのにイライラした。なので、みくのしんさんのメロスは頑張ってる!カッコいい!という感想を見て、自分の読書は狭いものだったのか⋯と思った。でもかまどさんの読書は自由で他人と比べるものじゃないという言葉で、別に私の感想も間違ってはいないし解釈はそれぞれ自由でいいよね、と思えた。
感性豊かな人はこんなに臨場感溢れる読書をしているのか、と新しい発見のある本だった。毎回感情ジェットコースターで読んでるんだろうなと想像すると大変だろうがちょっと面白い。

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2025年09月30日

Posted by ブクログ

筆者であるみくのしんさんと同じく、私も20歳そこそこまで、まともに読書をしたことがなかった。読書はしてみたいけれど、どこからどう始めればいいのかわからなかったのだ。にも関わらず、短い本から始めたり、漫画やイラストの多い本から始めるのはダサいとも思っていたので、結局長く難しそうな本に挑戦することになり、読み始めても途中でやめてることを繰り返していた。

同じようなモヤモヤを抱えていたみくのしんさんは、かまどさんから助言をもらったことで、読書の楽しさに気付き、自分でも読めるようになった。私が読書ができるようになったきっかけも似たようなもので、友人が「ムーンパレス」という本を紹介してくれたのがきっかけだ。その本の感想を友人と共有したかったからだった。

みくのしんさんの読書は自分の読書体験を思い出させてくれるような内容だった。いかにして読書が楽しいものか気づくのか、その過程がこの本の中に詰まっている。周りの友人は読書初心者のみくのしんさんに、共感する形でサポートし、とても優しい世界だった。こんな環境なら、誰でも読書を楽しめるだろう。

読書が苦手な人にとっては、読書がいかに自由で素晴らしい娯楽なのだということを理解する手助けになる一方、読書が好きな人にとっても、読書の原体験を思い出すことができる本である。

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2025年11月06日

購入済み

とにかく楽しい

雨穴さんの動画から。
本棚も含めちゃんと読んだことのない本ばかりだったけど笑ったり涙ぐんだり感情を自由にして読めた気がする。みくのしんさんのおかげかな
自分は本を読むほうだと思うけどこんなに味わうようにして読んだことはないから新鮮だった

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2024年08月06日

Posted by ブクログ

前に読んだ次作が良かったので、遡って読んでみた。

読めない理由をちゃんと書いてあったけど、自分でもある理由だった。
何となくで流しながら読んでいるだけなんだな。

相変わらず全身全霊で共感しながら読んでいる。
これって、小説を楽しむ一番の姿勢なのではないか、とも思う。

自分の読書を反省。

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2025年11月30日

Posted by ブクログ

走れメロス、アクションシーンなんてあったのか。笑
瑞々しい読書体験って感じで、自分も本を読みたくなる。

最後のかまどさんの後書きが何だかとても良い。めちゃくちゃ読みやすいし、文章が綺麗だし、何故か私も救われた。

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2025年11月12日

Posted by ブクログ

この人と本読むのすっごく楽しそう笑
近代文学は苦手意識あって今まで読まず嫌いをしていたわたしにとって、この人のように読んでみたら面白さがわかるかも?と思ったから挑戦してみたい!
長いこと本を読んでいると、主人公の動作や心情、情景ひとつひとつに注目することがなくなっちゃうから(わたしの場合)、次読む小説は一言一句噛み締めて読みたいなあと思わせてくれました。

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2025年11月07日

Posted by ブクログ

どれも読んだことの無い本で、みくのしんと一緒に読んでいった。きっと一人で読んでいたらこんなに面白く読み終えなかったと思う。本ってやっぱ面白いって改めて気づかせてくれた。

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2025年11月04日

Posted by ブクログ

映像を文章化したのかな??という構成で、ちょっと読みにくかったけど、ツッコミ感想の視点がとても面白かった。特に読書後の「感想文」が素晴らしい!表現がすごく素直で豊か。こんなにも純粋に感情を文字に落とし込めるのは、なかなかできないよ…。読む人ごとに感想が違うという、当たり前のことに気づけた一冊。

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2025年11月02日

Posted by ブクログ

純粋に面白かった!
「メロスのハイライト」とか「まいにちちちちち」とか、他にも何度も声に出して笑いつつ、みくのしんさんにつられて貰い泣きしました!
読書中、たまに突っ込んだり、主人公に頑張れ!って応援する事は有りましたが、みくのしんさんの様に想像力を働かせていなかったなと実感。
今よりもっと共感したり想像を広げて読書を楽しみたいと思います!
雨穴さんの人の良さにもビックリしました!!
また純文学や児童文学を面白く解説してくれるので、純文学とか難しいそうと思ってる人にもオススメできる作品だと思います。

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2025年10月28日

Posted by ブクログ

隣に友人がいる環境で本を音読する、それだけのことで、こんなに読書が豊かになるのか!と楽しくなりました。なんとなく、爆笑問題のエッセイ漫才本を思い起こさせるのもよい。

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2025年10月19日

Posted by ブクログ

自分もかなり主体的に自己解釈で作品を楽しむほうだけど、みくのしんさんは主体的でありのめり込む臨場感のある読書で本当にすごいと思った。

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2025年10月11日

Posted by ブクログ

読書って200通りあんねん

面白かった
何度か声出して笑った

みくのしんさんピュアすぎて心が洗われる
読書体験うんぬん以前に、その存在そのものに癒される一冊
稀有な存在

読書が苦手な人にとって、本を読むと言うことはいつまで経っても「読んで問いの正解を答えさせられる勉強」なんだなと思った

最後の雨穴さんのやつはわたしはあんまりだったけど、みくのしんさんには刺さっていたので、彼の読み方からわたしも感じ取るものがあって、この本の面白さを最後まで感じた

教科書編も読もうと思う!

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2025年09月25日

Posted by ブクログ

太宰治「走れメロス」
有島武郎「一房の葡萄」
芥川龍之介「杜子春」
雨穴「本棚」
アグレッシブな読書
時間や季節、情景を思い浮かべる読書

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2025年09月24日

Posted by ブクログ

読書経験がないとは思えない読解力と豊かな感性でこちらも楽しませてもらった。
改めて語彙や文章の素晴らしさにも気付けたし、よりストーリーの理解が深まった気がする。
続編もでているそうなので読んでみたい。

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2025年09月24日

Posted by ブクログ

WEB記事発の書籍。
みくのしんさんの人間味がものすごく大暴れしている。本読むのが元々好きな人が、もっと自由に読んでも良いんだなって思える本。

本編だけ読んでると本当にみくのしんさんってあっけらかんとした、楽観的で何事においてもなんやかんや楽しむ人間味で生きてきた人なんだろうなって思うんだけど、あとがきまで読むと、それはそれで苦労や悩みもあるところが垣間見える。きっとそういうところを身近で見てきたからこそかまどさんはこの本を書こうと思ったんだろうし、雨穴さんは短編を寄稿しようと思えたんだろうなと。
1番の感想は「次の本読むの楽しみだな」で、2番目の感想は「みくのしんさんとかまどさんと友だちになりたいな」でした。

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2025年09月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

走れメロス
何故これほどまでに私は何も覚えていないのだろう
いや、そもそも理解していなかったのだろう

中学校の国語の授業で扱われたということは記憶しているが、メロスが人間なのかどうかさえ知らなかった物語の内容はまるでわからなかった
きっとテストは暗記をして乗り越えた

本当に苦手だったなぁ
読書を始めて、少しずつ文章を理解できるようになったんだと実感できてよかった

みくのしんの感想も内容と直接関係ないところへだったりして、私も的外れなこと考えがちだからそれがまたうれしかった


一房の葡萄
罪悪感がすごく嫌だった
本当に自分のことのように嫌だった

先生やジムがいい人でよかった



杜子春
タイトルも聞いたことがなかったけれど、めちゃおもしろかった
ありきたりじゃないところがよかった
みくのしんのツッコミがおもしろすぎて、ニヤニヤしながら読んだ


本棚
ほんとに楽しい読書
みくのしん最高!

私も読書って勉強って感じがして苦手だった
「主人公ってどこかで勇気を出さないと物語が進まないんですよ。」
そうだ。一歩踏み出せば誰でも主人公になれる!



完璧に理解したいと思っている完璧主義なところがあるから、みくのしんがいちいち突っかかってくれてありがたかった。人と一緒に読書するの楽しい!
あと、国語の教科書のお話いっぱい読んで懐かしい〜って気持ちになりたい!笑

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2025年09月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

これこそ読書『体験』と思えるみくのしんさんの読み方が素晴らしくて目から鱗!
誰かの何かになる、なれることはとても大きなことですね。
本に対する向き合い方が変わる一冊です。

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2025年10月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

この本を読む前は、読書家の自分からすると阿呆らしいというか本を読んだことない人向けの本だと思っていた。

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2025年10月12日

Posted by ブクログ

タイトルを見て面白そうだな〜とは思ったし、こういう読み方をする人もいるんだなーみたいなことは思ったんだけど、何せこの両者を全く知らない&題材としてる本はどれも読んだ事があるので、ダラダラ読みしてしまい集中できず。なんとなくハマらなかった。

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2025年11月26日

Posted by ブクログ

とにかくタイトル通りで、会話と写真が多く、かなりファン向けだと感じた。本書には「変な家」の雨穴さんが、みくのしん氏のために書き下ろした掌編が掲載されており、それをテーマとして読む章もあるのだが、その書き下ろしを含めてやっと1600円が妥当になるかもしれない。

それでも、みくのしん氏は、たかが(というのもアレだが)「走れメロス」にも時間の正確性を求めたり、一文ごとに自分が意味を把握できない言葉について質問したりという、一見無駄な寄り道に感じられて、その実我々が読書をする際に無意識に効率化として切り捨ててしまった好奇心を存分に発揮していて、童心に帰ったような気持ちで一緒に名作を楽しめる。
また、「本を読んだことがない」という看板に偽りありではと疑うほど、みくのしん氏の発想がユニークなことと、掛け合いがまんがちっくかつリズミカルで楽しいことから、そこそこの厚みがあっても疲れることなく読み進められた。

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2025年11月10日

Posted by ブクログ

本を読むことについて、自分はどのように読んでいたのか考えさせられる内容でした。
取り上げられている各名作についても、改めて読み返す機会になったことで、その面白さを一緒に再度体感することもできました。
この本そのものが非常に読みやすいので、本に対して抵抗がある方はぜひ読んでいただければと思いました。

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2025年10月05日

Posted by ブクログ

題名の通り、教科書以外で小説を読んだことがない人が、走れメロス、一房の葡萄、杜子春、本棚を感情豊かに読む様子を描いた話。

読んでいる様子は本当に感情豊かで面白い。

自分自身も走れメロスを読むのが久しぶりで、こんな話だったんだと正直ビックリした。

一房の葡萄は多分初見。

杜子春は久しぶりだったが面白かった。

本棚という書き下ろしが一番面白かったかもしれない。

面白い趣旨の本でした。

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2025年10月01日

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