田中ひかるの作品一覧
「田中ひかる」の「明治を生きた男装の女医 高橋瑞物語」「明治のナイチンゲール 大関和物語」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「田中ひかる」の「明治を生きた男装の女医 高橋瑞物語」「明治のナイチンゲール 大関和物語」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
弛まない努力、集めた取材源、多数の文献等きっと伝えたい使命感のようなものが著者の根底にあったのではないか、大関和、鈴木雅、多数の看護婦に寄り添う眼差しが優しく、何気に著者に敬服してしまう。
看護婦の先達、先駆者として初めて知る大関和と鈴木雅、無私で弱者救済の境地で精神性に重きをおく和、経済的合理性を主張する雅、どちらも看護婦の地位向上に欠かせない要素。
一家言物言う嫁、天は自ら助くるものを助くる生き様。
思いがけない邂逅2点、1つは昔読んだ渡辺淳一著の花埋みの荻野吟子、もう1つは富士見町教会、古い壁と人気のない入口が独特の雰囲気を静かに醸し出していた当時の教会が懐かしく思い出される。
Posted by ブクログ
本書は明治期に看護婦の黎明期として活躍した大関和の伝記であり、日本の医療と看護を歴史的時代背景の中で広く捉え、看護婦養成制度の基礎などを学ぶ事ができる書籍である。明治に入って「金のために汚い仕事も厭(いと)わず、時には命まで差しだす賤業(せんぎょう)」と見下され、看病婦や莫連(ばくれん・すれっからし)、時には姦互婦(かんごふと当て字)して、派出先で売春を行っていると蔑(さげす)まれた看護婦たち。
大関和は、幕末の喧騒(けんそう)に翻弄(ほんろう)されつつも嫁いで2子を授かるが、妾との関係を清算しきれない夫に三行半を突きつけて離別する。当時としては、許されない女性からの離縁であったが、家父長制
かわいい!面白い!
なんやかんや仲良しで、会話のテンポが良くて面白い!
あと成り行きとはいえ、トラウマと向き合って頑張ろうとしてるところが読んでて応援したくなる