生理用品の社会史

生理用品の社会史

1,056円 (税込)

5pt

太古は植物、貴族は絹、脱脂綿、タンポン、ビクトリヤ……生理用品の史料を研究し、歴史をひもとく。さらに日本の生理用品史に大きな革命をもたらしたアンネナプキンの誕生、そして現在に至るまでを描く。

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生理用品の社会史 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    一部は卑弥呼の時代にはじまり、現在に至るまでの月経処理の変遷。
    月経期間中や産褥期は小屋に隔離するという風習が日本でも戦前まで生き残っていた地域があるというのはびっくり。
    そして、一時期流行った布ナプキンが、週刊金曜日などに代表される左翼系看護系活動家によるものだったとは知らなかった。原発事故の時も

    0
    2025年12月06日

    Posted by ブクログ

    日本で初めて生理用ナプキンを開発した坂井泰子を中心に、日本における生理用品の社会史を書く。
    戦後、坂井の存在があったことで日本の生理用品環境が大幅に改善されたことを丁寧に書いている。
    それは、男性が女性の成果まで奪っていく男性優位社会で非常に大切なことだ。
    これまでわかぎえふ氏の芝居「お祝い」に見ら

    0
    2025年05月03日

    Posted by ブクログ

    人生が変わった一冊。女の半生に生理はついてまわる。この極めて個人的な問題が、いかに社会の問題であったのかに気付かされた

    0
    2025年01月24日

    Posted by ブクログ

    日本を中心として月経が、生理用品が、社会的にどう扱われていたのか、どう受容されていったのかを多くのデータを基に描写した丁寧な本だと思う。
    古代日本では月経を忌む慣習はなかったなど、意外な話が出てきて面白かった。
    アンネナプキン登場からはプロジェクトX的なストーリーになっており俄然ライド感が増して楽し

    0
    2021年12月19日

    Posted by ブクログ

    40年間お待たせしました!って凄いコピー。辛いこと苦しいことをこれが当然なんだ、こういうものなんだ、と受け入れてると何も発展しなくて市場はあらゆるところに隠れているのだろうな、と。常々アメリカ製の生理用品の大味っぷりに呆れ日本製品の細やかさに喜びを感じていたけれどアメリカ製品そしてスーパーでの売り方

    0
    2019年10月25日

    Posted by ブクログ

    生理用品の発展を女性の社会進出という観点で見るのがすごく面白かった。

    生理は昔、どの国でも不浄や穢れとみなされていた歴史がある。
    それはやはり血=死や病気(感染症)を連想するものなので、医学が発達していなかった時代を考慮すると忌むべき対象になってしまうのはしょうがないのかな、とは思う。
    ただ、それ

    0
    2023年12月09日

    Posted by ブクログ

    生理用品の変遷と先人たちの生理対処法の歴史をたどる本。「アンネナプキン」の登場が女性の社会生活の救世主になり、現在わたしたちが快適に暮らせている所以だなと感じました。特に生理の考え方についてネパールの「チャウバディ」のように”生理中の女性は穢れているから”という不当な理由で劣悪な環境に閉じ込めていた

    0
    2023年09月05日

    Posted by ブクログ



    タブーとされがちな生理の歴史について。

    太古から近代までの生理事情、月経不浄視の歴史、アンネナプキンの登場、今日の生理用品の4章立て。
    どれも情報と考察盛りだくさんで読み応えがあった。

    卑弥呼の時代にも紫式部の時代にもマリーアントワネットの時代にも生理はあったのよね…
    その時代の史料がのこさ

    0
    2022年05月07日

    Posted by ブクログ

    韓国で脱北女性を取材したジャーナリストによると、彼女たちが「韓国にきて、最も感激するのは実は生理用品のナプキンの存在」であるそう。北朝鮮では月経時、ガーゼや着古した下着の切れ端を畳んで使い、「他人に見られないように陰干しする」。

    数十年前の日本もこのような状況だった。長い間、日陰の存在だった生理用

    0
    2020年09月26日

    Posted by ブクログ

    月に一度、1週間程度お世話になる生理用品、ドラッグストアやスーパーの店頭には山と積まれて選び放題だけど、そうなったのはごく最近の話。半世紀ほど前までは生理は忌むべきもので人前で話すものではなく、女性はこっそり脱脂綿や紙でなんとかしていた。それをどうどうと広告にうちだし、一気にナプキンの市場を開拓した

    0
    2020年09月12日

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