あらすじ
結婚五年にして夫婦関係が冷えきった麻矢、離婚を経験した璃子、モラハラ気質の夫に悩みながら一人娘を育てる友里香。三十代半ばの同級生三人組は、夫への不満を抱え、行きつけのお店に集まって愚痴を言い合っていた。しかしある夜、友里香とモラハラ夫との間に大きな事件が起こり、さらに麻矢の冷淡な夫も行方不明になってしまう。次々起きる事件によって、固い絆で結ばれた三人組の仲にも亀裂が入り始め……。私たちの「幸せ」はどこにあるのか。キャリアや結婚、出産に悩む現代女性の心の叫びに迫る、衝撃のミステリ!
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Posted by ブクログ
タイトルは少々物騒だけど、主人公麻矢の夫に対する分析?気持ちはすごーーーーく共感。
話さなきゃ、言わなきゃいけないことは分かってるのに、それらから逃げちゃってることも。
ま、諦めとも言えるけど。
麻矢がどんな決断を出すのかは書かれてなかったけど、今まで言えなかったこと、思ってたことをぶちまけたんかなぁ、と。
もし私ならどうせ別れるなら言ったって仕方ないよな〜と思ってしまうな。
Posted by ブクログ
何やら物騒なタイトル…この4月からドラマ化されると知り、一気読み。
以前に読んだ桐野夏生の『OUT』のように、家庭の主婦が夫を殺す話かなあ…と思ったが、ちょっと違う展開でした(^^;;まあ、これはこれで。
物話の中心は30代女性3人組。学生時代からの友情を育んできたこの3人がそれぞれ結婚して、三人三様のいろいろなケースがそこにはある。仕事を続けてヘッドハンティングを受ける人、結婚していて娘が一人いる人、離婚を経験している人…共通しているのは,夫に死んでほしいと思っていることだ…(テレビドラマの相関図を見るとちょっと設定が違うみたい)
主人公の麻矢の母親が言う。
「そのうちどうでもよくなるから。誰もが結婚前にはいいことしか言わない。夫婦生活なんてそういうもので、みんな同じ。」
何となくわかる気がするな…
独身女性が読んだら、結婚なんてつまらない…と思ってしまうかもね。
ぶっちゃけ、もうすこしドロドロした内容を期待したが…そこまでじゃなかったな。ドラマは小説と同じ展開か、ちょっと見てみようと思う。
最近のテレ東ドラマ、なかなかすごいドラマが続いてますなあ!(◎_◎;)
『夫を社会的に抹殺する5つの方法』
『夫の家庭を壊すまで』
そして『夫よ、死んでくれないか』‼️
凄すぎる。
Posted by ブクログ
【ネタバレなし感想】
大学からの友人の麻矢、璃子、友梨香。璃子。
三人は会う度に夫の悪口を言い、死んで欲しいと愚痴をこぼす。
ある日璃子が夫との言い合いの末夫が怪我をして記憶喪失に。麻矢は夫が突然の失踪。
それぞれの真相と結末とは?
展開が多く、先が気になってどんどん読んでしまう。
【ネタバレあり感想】
麻矢の夫は部下のカナと不倫をしていた。カナは麻矢に憧れ、麻矢になりたいと考えた末?の行い。
夫のモラハラやDVもだいぶ激しいが妻も「死んでほしい」と愚痴を言うあたり、お互い様というか…
夫婦生活ってなかなか難しいのは分かるが、そこまでか!?と思ったりもする。でもそういう境遇の人もいるのかな…と思うと自分はまだ幸せか。
ドラマ化しているが、映像化を狙ったような細かな展開は個人的にはちょっと…それよりも最後のインパクトをもっとつけていただいたらベターでした。
Posted by ブクログ
大学の同級生の3人組
大手不動産開発会社勤務の麻矢
離婚の経験ありの璃子
モラハラ夫に悩む専業主婦の1児の母、友里香
麻矢の失踪した夫の謎
友里香のモラハラ夫
3人の過去
女達の絆がどうなるか
に要チェック
Posted by ブクログ
題名から中身を推測できる
女性の想いや行動には共感を持つ
男性の考え方はよくわからない
妻として……
みたいなことには手を抜いている私
母として…… やっぱり不出来だな
夫にいろいろ思うこともあるけれど、死んでくれないかとまでは思わない。そこまでいったら、自分のために離婚かな。
あの時やその時の危機をやり過ごして来たのだから、今さらもう良いかとも思うけどね
Posted by ブクログ
あとがきより、「最後に、結婚生活を含めこの世の全ては自分たちが動かしていると思っている夫(おとこ)たちよ、本書を読んで震えて眠れ。」
Posted by ブクログ
丸山正樹『夫よ、死んでくれないか』双葉文庫。
奇妙なタイトルのついたサスペンス小説。
それぞれの夫婦関係と女3人の友情とが絡み合いながら、イヤな後味を残すサスペンスを形成していく。
男女の付き合いが盛り上がり、結婚に至るまでよりも、夫婦関係が破綻して離婚するまでの方が一瞬で呆気ないように思う。他人同士が一つ屋根の下に暮らし、異なる生活文化や風習を互いに容認するのだから、結婚生活というのは苦難の道なのは当たり前なのだろう。
結婚5年目で夫婦関係が冷え切ってしまった麻矢と離婚を経験して独身生活を謳歌する璃子、モラハラ気質の夫に悩みながら一人娘を育てる友里香という30代半ばになった大学の同級生3人組は、仕事や夫への不満を抱え、時々集まっては愚痴を言い合っていた。
しかし、ある夜、友里香は夫との間で大きなトラブルを起こしてしまう。夫婦の諍いの中で友里香が夫を突き飛ばし、夫は意識を失い、動転した友里香は麻と璃子を呼び出す。3人は友里香の夫を殺害しようとするが、突然夫が意識を取り戻したことから救急車で病院に運ぶことに。
その後、麻矢の夫が浮気の疑惑を残し、何の前触れもなく失踪してしまう。突然、夫から送られて来た夫と璃子のツーショット写真。次々起きる事件によって、固い絆で結ばれた3人組の仲にも亀裂が入り始める。
本体価格700円
★★★★
Posted by ブクログ
タイトルは好き。笑
冒頭の女3人の愚痴り大会も、
既視感しかない。自分的な意味で。
でも、だんだんとミステリ感がでてきて
しかもあーこれ布石として書いてあるな、
というのが
結構わかりやすく置いてある。
それと、偏見かもしれないけど
最後の落とし方が
男性が描いた女性達のお話だなー
という印象だった。
私が、タイトルが
好きすぎて期待しすぎただけかもしれないけど。
そういう話かー。と思っちゃった。
ドラマにするには
短くてサクサクいけて、結末もわかりやすくて
ちょうどいいのかも。
Posted by ブクログ
まぁ世の中そう思ってる人はきっといっぱいいるだろうね
3人対3人の構図が浮かんだので、あの大学時代の男子たちvs女子の構図が浮かんだけど、違った
この先は晴れるのか…
Posted by ブクログ
この本を見つけた時にはどんな内容かと思ったが、タイトルほど過激な内容ではなかった。
結婚とはなんなのか、考えさせられる作品。
人と人との出会い、結婚して共に生きていこうと決めたのに薄れていく気持ち。
空気のような存在が心地よい人とよくない人、それも結婚してみないとわからない。
わかっていたようでわかっていなかった相手のこと、自分のこと。
自分のことがわからないのに、他人のことなんてわかるわけない。
ヒビが入りかけた友情にもドキドキしたが…
女の友情もこわいなと感じた。
なんでもできる、大丈夫。
いくら友情があっても、世間一般の常識から外れたことにはストップがかかるものでは?
ここまで行く友情が私にはわからないので、こわさがあった。
Posted by ブクログ
現代女性の「幸せ」とは何かを考えさせられる作品。優先すべきはキャリアか、結婚か、出産か。そこに複雑な要素が絡んでくると、非常に悩ましい。何が正しい選択なのか、些細な出来事がその後大きな展開を迎える事件を中心に、女性の苦悩にスポットを当てた作品?
Posted by ブクログ
audible115冊目。
とにかく、大切なひとのことは、大切にしましょうよ。
いつから大切じゃなくなってしまうのだろう?
裏切られた時?
それとも、小さなことが積み重なって?
リカバリー不可能な裏切りを除いて、明確な「いつ」は言えないことのほうが多いのかもしれない。
にしても、傷つけ合いながら一緒にいて、誰が幸せになるの?
モヤモヤしまくりな話でした。
Posted by ブクログ
ハードが発売された時に読みたくて読みたくて堪らなかったが、ハードが苦手で………ドラマ化に沸き、ドラマ化でソフトが出ると心待ちにして、出会ってすぐさま手に取った1冊。
ドラマと原作の内容が乖離し過ぎていてまるで別作品。ドラマの視覚情報と女のドロドロした強さが強烈過ぎて、原作がマイルドになってしまった。
男性はタイトルに負けずに、ぜひ原作を読んで欲しい。夫に対する、ドロドロした女の突き刺さしたい気持ちを少しは分かって欲しい。
Posted by ブクログ
結末には物足りなさがあるものの、特に女性が内に抱える不満の一端は垣間見ることができたように思う。
既婚者(夫)は、奥さんを勞ることをお勧めする。
それにしても、主人公の三名の女性たちの煮え切らなさというか決断のできなさには、どうにもイライラしてしまった。
Posted by ブクログ
タイトルのインパクトに負けないくらい内容も疾走感のある面白い作品だった。結婚前の理想と結婚後の現実が生々しく描かれていて恐さを感じたし、ミステリーとしてのドキドキ感も味わえたので男性として震えて眠りながらもこの小説を読めて良かったです。
Posted by ブクログ
結婚しているのでなんとなく共感するところと、なんやかんや言いつつ思い出の場所があったりふとしたとき大切に思ったりすることってあるよなぁって思った。
三人組のように友達の夫婦関係にあそこまで協力みたいなことはできないなとは思う、、
Posted by ブクログ
タイトルにはとても惹かれていて、ついにドラマ化するとのことで購入。
ドラマ2話まで見たところでこういうのは先に小説を読みたい派なので一気読み。
思ってたよりドロドロしていなくて、伏線?布石?が分かりやすく、最後の展開も「あ〜やっぱそこか〜」となってしまいました…すみません
ちょっと無理な展開が多かったかなと思ってしまいました。
とりあえず、夫にお金を置いて死んで欲しい場合は自分で手を加えません。
Posted by ブクログ
1ヶ月前に結婚したばかりの新婚だけど、彼女の姿たちが少し先の未来の自分に思えて少し怖くなった。
「夫よ(妻よ)、死んでくれ」と思わずに済むような夫婦関係はどう築いていくのがいいか、改めて考えていかねばと思った。…と言いつつ、つい先日夫に怒ってしまったばかりだけど。笑
現代の女性は、昔ながらの妻・母としての役割(女性らしさ)と働く女性としての強さ(ある意味の男性らしさ)を同時に求められるから、必然的に家庭・仕事の間で大きく揺れ動くことになって大変だよね。きっと男性も大変だとは思うけど、男性のそれとは全く性質が別物なんだろうと思う。
どう生き抜くのか、何を大切にして優先して生きるのか、現代の女性は常に問われている。そんなときに支え合える仲間は夫なのか、友人なのか…できれば、側に居てくれる人たちを長く大切にできる大人でいたい。
Posted by ブクログ
自分も今は旦那さんとすごく仲がいいけど、これからずっと歳を重ねると一瞬でも思う時期が来てしまうのか、それが怖い
何を人生の一番にするか、を考えさせられた
Posted by ブクログ
かなりのオーバーワーク中に、一気読みしてしまった。
前半途中で、これ丸山さんの本だよなあと見返しました(笑)
丸山さん自身の後書きにちゃんとそれが書いてあって。「この世を全てを自分達が動かしていると思っている夫達よ、この本を読んで震えて眠れ」と書いてあってわらえましたが、いやいやこの物語に出てくる女性達もか~なり怖いです。同じ女性でありながら、怖すぎやろって突っ込みました(笑)
ドラマ化が楽しみですが、ドロドロ必死ですね(笑)