小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
青山さんの作品は、100%必ず、ほっこりしあわせな気持ちにさせてくれるっていう安心感があるから、本当に大好きなんです。だから、どんな人にも絶対の自信を持って薦められます。
登場人物は基本的にみんないい人。ちょっと嫌な感じの人だなと思うことがあっても、後で実はそこにはちゃんと理由があって、実はめちゃいい人じゃん!てなることがほとんど、というか私が読んだ中では必ずそうなるし、この本もそうでした。
連作短編なのだけど、各話の主人公は性別も年齢もバラバラだし、それぞれに話のイメージカラーがあるのはもちろん、さらには一人称や三人称や視点が変わっていくのも面白い。だから読みやすいのはもちろん、まったく -
Posted by ブクログ
読み終わったあと、しばらく動けなかった。
「汝、星のごとく」は、いわゆる綺麗な恋愛小説じゃない。
むしろ、どうしようもない現実の中で、それでも誰かを想ってしまう人間の弱さと強さを突きつけてくる作品だった。
環境とか、家族とか、選べないものに人生を引っ張られながら、それでも「誰かと生きたい」と願ってしまう——その感情があまりにもリアルで苦しい。
タイトルの“星”は、手の届かない存在の象徴なのかもしれない。
近くにいられなくても、消えることはない。むしろ遠いからこそ、ずっと残り続ける。
読後に残ったのは、温かさというより、静かな痛み。
でもその痛みが、確かに「生きている実感」だった。
たぶんこれは -
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Posted by ブクログ
一つの出来事をきっかけに、同じ時間を別々のやり方で生きることになった男女の物語。彼らは同じ街の空気を吸いながら、決して同じ場所には立たない。まるで最初からそう決められていたみたいに、互いの軌道をかすめることもなく、ただ静かに並走し続ける。
主人公の心情は描かれない。断片的な出来事と、他人の視線だけが置かれている。その隙間にあるものを自分なりに拾い集めていくことになる。気がつくと、理由のわからないまま誰かを追いかけ続けているときの感覚に少し似ている。
それが愛なのかどうか判断できない。ただ二人は同じ重さのものを背負い、それを手放さないまま歩き続けている。夜は長く、朝はどこにも見当たらない。そ -
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ネタバレ上中下の3部作、歩の37歳までの物語。
1人の人生を覗き見た感覚。読み終わった時の余韻は他の作品では味わえない。
37歳までの人生を歩目線で描くからこそ人生の紆余曲折が描かれる。
読者のその時の置かれている環境、年齢などによって同じ読者でも感じることが違う気がする。
自分が人生に迷った時にまた戻って来たい。
正直、この作品の凄さを上手く言語化できる気がしないけど、なんかすごい。
自叙伝の形で進む本作、なぜそのような文体なのかは最後に回収?されなるほどなとなる。
「自分の人生において何を信じるのか?」それが今作のテーマ。
この本の中で信じるものの正解は明確に描かれてはおらず、それぞれの登場人物な -
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52ヘルツのクジラたち、未来に引き続き書店で目に入ってしまう、最悪の母子関係系のタイトル。ジャケ読みしようとしたら袋で閉じてあってさらにノンフィクションと。今までの話は身近にあることとはいえフィクション。それなのにこれが、、、!?恐ろしいと思いつつも、実際の話を聞いてみないことにはその価値も決められないと思い購入した。
序章で正気じゃない事件が描かれ、その後10章をかけて、逆に32歳になるまで正気でいられたなと、いや、確実に壊れていたけど、よく生活ができていたなと、思った。そして事件に至るまでの理由が理解できてしまう。
理解されることが人と生きるための第一歩とは、その通りだと思う。未来の感 -
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2026年
作品 No.5
Adoをより好きになった。
というか、個人のAdoだけじゃなく、Adoというアーティストを創り上げている全ての人が好きになった。
歌い手として日本のボカロ、歌い手文化を世に広める。そして、Adoと同じように悩み、苦しみ、孤独を抱えた人たちが少しでも生きる勇気と希望と幸せを感じられるために。
言葉のとおり命をかけてAdoを創り上げる人がいて、創り上げる過程があって、たくさんの想いと努力があるのだと思うと、改めてAdoの歌が心に染み渡った。
この目で見た国立競技場でのライブは今でも鮮明にこの瞳に映っている。自分史上最高に心躍ったあのライブ。これからもAdoを聴き続
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