ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 白魔の檻

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    僻地医療の現実、マスコミの無責任さと残酷さ、震災からの貧困、トラウマ、孤独など色んなものがぎっしり詰まっていて、読み応えがありました。前作同様、後半はグイグイ引き込まれて読むのが止まりませんでした。
    どこかで何かが違っていたら?いや一つが変わったところで変わらないであろう大きな社会の狂った歯車は、ここじゃなくても同じことは起こり得るんじゃないかと思わせ、読み終わった後、とても悲しく寂しい気持ちになりました。
    面白かった!

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    2026年05月26日
  • 母性(新潮文庫)

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    ネタバレ

    湊かなえさんの作品の中で1番好きな作品です。
    母親とは、母性とは何かを考えさせられます。
    誰かにとっての母親でも、その人は誰かにとっては子供である事には変わりませんが、守られる、愛される子供側から、守る側の親になるのは、子供ができたら当たり前なのか?どちらかにならなくてもいい、子供愛し守りながら、自分も愛されていいと思います。ですが主人公にとっての大好きな母親は亡くなってしまいます。主人公からみた子供、子供から見た母。目線が違えばこんなにも違った風景が見えてくるのかと驚かされます。
    何度読んでも最後、娘の名前が呼ばれる所は、悲しく切ない感情になります。

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    2026年05月26日
  • そして誰もゆとらなくなった

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    朝井さん…
    面白かったですが、何度も絶句させられました。
    もう笑いを通り越して、切なくなる時も。

    ご本人もこれは、と思われたのか高い倫理観を持っている方はこの章をとばしてください、と前置きする章がいくつかあります。

    私は全部読みました。
    怖いものみたさ?笑

    私エッセイってたぶん読むの初めてなんですが、作家さんって皆さんこんなにも自分を曝け出すものなんでしょうか(褒めてます)。

    とても人間味のあるエッセイで読みごたえ充分でした。
    また3部作の中でも何度か登場しますが、改めて「おわりに」でさくらももこさんのエッセイが大好きだと書かれていて、そちらも読みたくなりました。

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    2026年05月26日
  • イン・ザ・メガチャーチ

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    刺さる側と分かっていながらも

    かなり最悪な読後感だった。
    でも、かなりおもしろかった。

    昔ドルオタもしていたし、今もライブに行きやすくなるために上京して、私物グッズ入りガチャに6万使って、推しの音楽や言葉を勝手に人生の救済にしている時点で、自分の中に“信徒性”があること自体は前から自覚していた。

    ライブ後に「神」と何度言ったかわからないし、作品や言葉を拡大解釈して、勝手に巨大な感情を抱いてしまう感覚も覚えがある。

    ただ一方で、“推し”という言葉を安易に使いたくない気持ちもずっとあった。(現時点でドルオタではないから)
    周りから見れば十分推し活をしている側なのに、「ただの消費や疑似恋愛とは違う」という意識でどこか斜に構

    #怖い #ダーク

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    2026年05月26日
  • リカバリー・カバヒコ

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    ずっと会いたかったカバヒコと遂に出会えた。
    『カバヒコに触れると痛い所を治してくれる。』
    カバヒコを通じて自分自身とあらためて向き合う主人公。自分自身にも同じような経験があったと気付かされ、読み終わった後には多くの優しさで包まれる一冊。

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    2026年05月26日
  • オー・ヘンリー傑作選

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    もう、古典になってしまっているようで、修飾語が多すぎて読みにくい。テンポが良くない。

    最後の一葉、赤い酋長、賢者の贈り物など収録。

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    2026年05月26日
  • ブレイクショットの軌跡

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    ネタバレ

    晴斗が、悪い道入ってなくてよかった。そしてちゃんと幸せになってよかった。本当に最後までハラハラしてしまった。

    人を投資に駆り立てて儲けようとする人たちは、人が安心して納得したいたら儲からない。あなたはこのままではだめだ。日本もこのままではだめだ。将来は不安だ。あなたはもっと稼いで投資しなければいけない。
    不安を煽りたてられ、少し勉強して分かった気になってしまう自分のことだと思ったら。詐欺にひっかかるのは、自分だけが得をしたい、自分だけが賢い、と思ってしまうからだなと反省した。

    晴斗の、聖書の話が心に残った。
    自分が持つ能力を自覚して他者を助けるために使う、そのために、自分にあるものは何かを

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    2026年05月26日
  • 阪急電車

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    短編集はあまり得意ではないが、これは短編集であるが阪急電車に乗っている中で起きている物語の短編集なので、乗客たちが少しずつ繋がっていて、この2人はあの時の2人だ!と想像しながら読むのがとても楽しかった。
    また日常的に阪急電車を使うので、実際の駅や風景などが出てくる所も面白く読めた1つ!

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    2026年05月26日
  • ミスター・チームリーダー

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    面白かった。前に読んだ「ケチる貴方」と通じるものがあり、身体感覚や仕事、人間関係を少しずらした角度から観察する作風は同音異曲という印象だったが、それでも十分楽しめた。
    主人公は出来事を通して、ビルダーとしてだけでなく、チームを率いる人間としてもひとまわり大きくなったように見えた。

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    2026年05月26日
  • ケチる貴方

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    面白かった。冷え性と職場での立ち回りを結びつけて描く視点が予想外で、その発想に鳥肌が立った。体調や些細な習慣が人間関係や評価にまで影響する感覚には妙なリアリティがある。
    文章も独特で、少し乾いたユーモアと観察眼の鋭さがくせになる。さらりと読めるのに読後に妙な余韻が残った。ラストはまだここから主人公がどう変わるのか気になる終わり方で、この設定ならもっと長い枚数の長編として読んでみたい。

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    2026年05月26日
  • 向日葵の咲かない夏

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    向日葵が好きなので、友達にオススメされて手に取って読んでみたが、気軽に読む本ではなかった。
    小学生の主人公目線で進んでいく物語に、何の疑問も抱かず、そのままの意味で受け取ってしまっていた自分が、意外な方向から裏切られた。
    これは絶対に映像化では表現できない、本ならではの描写の仕方で、すごくスリル満点な展開が多く、2日ほどで読み切った。
    夏になると読みたくなる。

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    2026年05月26日
  • Nのために

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    それぞれの「N」の為に、それぞれが全力で人生を注いでいて、その中で殺人が起きてしまう。
    それぞれ主観で物語を見れるから、読んでいくうちに見方が変わっていく所が湊かなえさんの作品の好きな所。
    全て読み終わった後には、誰が悪いなどではなく、それぞれの「N」の為にみんな動いていたという事が明らかになり、恋愛➕ミステリーで面白かった。

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    2026年05月26日
  • 暁星

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    永遠に夜明けが来ない程の深い暁闇が続く前半と
    明けない夜はないと言わんばかり輝く金星のような後半
    それぞれが混じり合い、闇を掬い、未来へと繋がる
    そんな美しく、儚く、それでいて温かな作品だった

    世の中にはごまんとある愛の形だが、本作品においてはある種どこにでもあるような家庭的な食べ物がその象徴となっており、複雑に思われがちな形をシンプルで誰にでも掴める、けれど儚く脆いものだということを表現しているのかなと思った

    単なる復讐ではなく、暁なりの星の守り方、愛の形
    それを独り占めすることはできず、守った星と半分こして、2人は新たな夜明けを繰り返す
    これから2人が歩む世界は明るいことばかりではない

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    2026年05月26日
  • 正欲(新潮文庫)

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    改めて自分の考えている普通とは何か。という事を考えさせられ、新たなもう一つの価値観が生まれた1冊。読み終わった後、もう一度初めの文を読むと、もっと考えさせられる。
    「たとえば」から始まる本は珍しく、その一文で心を奪われてしまった。
    人との繋がり、普通とはなにかを考えさせられ、タイトルが性欲ではなく「正欲」であるところにも納得する。

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    2026年05月26日
  • 盲目的な恋と友情(新潮文庫)

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    ネタバレ

    あっという間に読んでしまった。

    蘭花が美波とも留利絵とも仲良くて、分け隔てなく人と接することができる人って良いな〜と思ってた。見た目とかキャラで友だちが選別されていくのって本当にある。留利絵が蘭花と仲良くて鼻が高い気持ちもわかる。学生時代、そういうのあったな。

    茂実が家に来て、留利絵が外に出てくれた時、留利絵に連絡せずに美波に電話してたのは、え?てなった。それは絶対おかしいやろと。
    蘭花が賢くて優しい人ではあるけど、ちょっとズレてるとこがあった。

    奈々子さん怖い…。なんで?て思ったけど、支配と洗脳みたいなものなのか。あとあとわかった茂実への指示が最低でした。最後バレて、どうなったんだろ。

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    2026年05月26日
  • 羊式型人間模擬機

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    独特の設定と語り口で紡がれる、とある一族の生き様。「わたくし」がその一人一人を愛しているのが伝わってきて良かった。ふわふわと温かな雰囲気だった。

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    2026年05月26日
  • 三体2 黒暗森林 下

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    舞台が未来へ移り、ハードなネタも出てきていよいよSF全開。
    羅輯、章北海を中心に展開するが、それぞれの辿り着く宇宙観は同じ。なるほど黒暗森林。
    智子により理論研究が進まなかった未来社会がほどほどにローテクかつレトロな未来で良い。
    派手な宇宙戦争(一方的だが)、“呪文”の正体、三体人との頭脳戦とエンタメ満載。
    これだけ欲張りなのに読みやすいというのも美点。

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    2026年05月26日
  • 変な地図

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    ネタバレ

    前の作品に栗原くん出てたんだ!
    他(家と絵)は3年前?くらいに読んだから
    あまり記憶がない笑笑

    栗原くん、最初は堅すぎんだろ…
    て違和感ありありだったけど、
    めっちゃ良いキャラ〜〜

    この作品は変っていうか、へー!!って感じで
    まずそもそも三角点を知ってから
    みたいなところはあるけれど、
    しっかり楽しめた♬

    やはり栗原くんが現実味ないキャラだったのも
    ある意味で面白さの要因になっているの
    かもしれない、、、、!


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    2026年05月26日
  • 謎の香りはパン屋から2

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    ミステリーとしてはそこまでレベルは高くないが、新しいキャラも出てきて、主人公小春と作者を重ねて応援したくなる。

    パンが美味しそうでお腹がすく!
    阪大石橋前、豊中、梅田の景色が懐かしくなり、また行きたくなる。
    ウエディングケーキをイミテーション→生ケーキへと作り直させるために、店長が崩すのはちょっとやりすぎでは…
    ラストの塩パンと、浪人生の話燃えろカツサンドが印象に残りました。

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    2026年05月26日
  • そして誰もゆとらなくなった

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    面白い、変わらず三部作で面白い!しょうもないのがまたいい。力を抜いて読める最高の本でした!ありがとうございます!

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    2026年05月26日