ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 兇人邸の殺人

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    今年読んでおりましたが感想忘れてました(;´∀`)
    屍人荘の殺人シリーズ、スピーディーな展開と物悲しい背景でしたが、私的にはシリーズで一番好きかも。

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    2025年12月31日
  • とにかくうちに帰ります

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    最近急にハマった津村記久子作品であるが、本作もとても良かった。表題作の「とにかくうちに帰ります」は兎に角家に帰りたい話で、本当にそれだけなんだけど、それだけの話をそれだけじゃなく書いている。小説が上手い。

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    2025年12月31日
  • エピクロスの処方箋

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    医療というものは、必ずしも病気の治療をするだけのものではない。もう治る見込みがない病気を抱えている人達が、最後のときまで出来るだけ心穏やかに暮らせるようにするのも医者の仕事だ。マチ先生はいつも生と死に向き合っている。

    スピノザやエピクロスの様な難しい哲学書を愛読しながら、甘いものに目がないマチ先生。龍之介君や南先生の成長を楽しみながら、頼もしい仲間の信頼も得ている。次回作がとても楽しみ。

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    2025年12月31日
  • 神に愛されていた

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    2025年最後の1冊にしようと、内容を知らず手に取った。
    そこに描かれていたのは、希望と絶望、羨望と嫉妬。前半では胸が締めつけられ、後半では胸が熱くなる。
    思っていた以上にヘビーな内容だったものの、読み終えたあとには、この作品で一年を締めくくれてよかったと感じた。

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    2025年12月31日
  • 錦繍

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    ネタバレ

     離婚した元夫婦が偶然蔵王で再会し、一年弱、14通の手紙のやり取りを通じて、過去を乗り越え、再生する物語。
     1985年の小説なので、令和の今読むと倫理観が崩壊している。浮気を開き直られても、とか、忘れられない女がいたことは墓場まで持っていく話でしょ!とか、今の女性とのやりとりをそんなに赤裸々に語られても、とか…色々、色々思った。けれどそれでも圧倒的だった。読後の力強さ、みなぎる感じが、やはり名作。2025最後の小説かな、と思いながら読み始めたけれど、一気読み!

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    2025年12月31日
  • 最後の薬師 災厄の村と九十九の書

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    ネタバレ

    この村の病は、何かがおかしいです。

    医療行為が禁じられている国 蓬莱。
    そこで、薬師の少女 蓮珠と陰陽師の晴藍が、病気の解明に挑む。

    蓮珠と晴藍のコンビが最高!
    2人で、扶桑樹を目指すと決めたあたりで、物語が終わっている。
    それに加えて、まだまだ、謎が残っている点も多い。
    続編が楽しみな1冊

    薬屋のひとりごとにハマっていた人は、世界観が似てるので、ハマると思う◎

    是非、オススメな1冊です!

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    2025年12月31日
  • 蛍たちの祈り

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    ネタバレ

    完全な救いとまではいかなくとも、どの章も緩やかに余韻が残った。
    子どもは無条件に親を愛す。
    子どもには、拒否という選択肢はない。
    そうだよね、傷ついても憎んでも、ふとした瞬間に親からの愛情や優しさを求めてしまう。
    紅美子の章が個人的に1番好きだった。

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    2025年12月31日
  • 変な地図

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    著者雨穴さんの、「変な」シリーズ集大成とされる最新作。
    雨穴さんの相棒でこれまで出続けていた栗原さんの、学生時代の冒険譚が主題。
    あるとき栗原さんの父親から、「亡くなった(栗原の)母親が大事にしていた家を売ろうと思う」という言葉をかけられ、興味を持った栗原はその家に行くことに。すると、そこには祖母の自殺の痕跡と母親がその祖母が調べていたと思しき地図を見つける。その地図には山と、何かの怪物が書かれており、母の記録には「母娘山」と書いてあったことから、気になった栗原は母娘山へと向かう----

    変なシリーズ特有の知的で学問的な伏線と、その中にある人情噺が絡み合い、謎でないものが謎になる。シリーズの

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    2025年12月31日
  • 受験生は謎解きに向かない

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    ホリー・ジャクソン『自由研究には向かない殺人』の前日譚。本作では友人宅で行ったマーダーミステリーの一夜を扱っている。主人公のペップがどんどんゲームの謎解きにはまっていくのは心地よかった。短い小説で本編を読んでなくても十分に楽しめる作品だと思った。短いのでサクッと読めちゃうし。などと書いてるけど、まだシリーズの残り2作は読んでないんですよね。

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    2025年12月31日
  • 殺し屋の営業術

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    ネタバレ

    江戸川乱歩賞今回は一味違った受賞作だと思いました。なんと殺人現場に遭遇した成績優秀な営業マンの摩訶不思議な物語。殺人請負会社があるなんて想像を絶するアイデア満載です。その営業マン鳥井が遭遇した殺人現場をきっかけにその殺人請負会社に就職することが面白かったです。読む手が止まりませんでした。あなたもこの異色なミステリーを読んで興奮して下さい。

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    2025年12月31日
  • 社長問題! 私のお笑い繁盛記

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    爆笑問題を抱える事務所タイタンの社長
    それとなく結成秘話から今までを知ってはいたが改めて社長自らの話を読むと、ならではの苦悩や迷いを知る
    が、やはり芸人の妻であり社長、読み進めると爆笑問題カーボーイでも聴いた所属芸人たちのズッコケエピソードに笑いが止まらない
    社長としての経営方針も同じ立場の者として背中を押してもらった

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    2025年12月31日
  • 三四郎

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    恋愛小説や青春小説はあまり面白くなさそう、と避けていた自分が恥ずかしい。田舎から出てきて色んな個性の強い人達と出会い、恋をして…と普通にありがちな話だからこそ、過去の自分自身の想いと重なる部分が多くて可笑しくなったり、ヒリヒリしたり。
    夏目漱石先生の心情表現がとても精細で、美しいところにも惹かれます。
    広田先生の夢の話などロマンチックで何とも素敵でした。
    今更だけど読んで良かった一冊。

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    2025年12月31日
  • カラフル

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    自分なんてと思えば思う程世界はモノクロの渦で溢れているように見えてしまう

    今は他の色に目を向けられなくても、途中で思うような色にならなくても、あなたが塗った色は無理に塗りつぶそうとしなくていいんだよ、とまた色んな絵の具を何度でも差し出したい。

    全部の色があなたそのものだから。

    そんなことを教えてくれる素敵な本でした。辛くて立ち止まってしまった時に読み返したいな。

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    2025年12月31日
  • 春にして君を離れ

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    ネタバレ

    娘を見舞う旅の帰りに、砂漠で足止めされた美しい主婦ジョーン。汽車を待つ間、やる事なくてヒマすぎていろいろ考え始めます…
    怖すぎる話でした。
    友達の言葉が引き金になって、無意識に自分が見ないようにしてきた様々な事象が次々頭に浮かんでしまう。それがパズルのピースようにカッチリはまって、今までの自分の「良かれ」が全否定されてしまいます。
    その過程も怖いのですが一番はラスト。
    「ああ〜〜〜(脱力)」ってなるけど、でもわからないでもない。
    ロドニーを想うとやるせない。
    そして「じゃ自分はどうなのか」と、もうずーっと怖いです。

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    2025年12月31日
  • 笑うマトリョーシカ

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    高校時代に出会った友人と共に政治の世界で生きていく、その友人をコントロールして、、、というプロットだと思ったら、実は別にその友人をコントロールしようとしている人が、という話でした。タイトルや表紙の通りですね。

    語り手が非常に多く主人公を意図的にわらなくしていたのだと思います。結果としてすべての語り手が信頼できない、何か騙されている感があって何とも言えない感じ。

    この話って操られているとされる政治家 清家一郎が大学時代に「エリック・ヤン・ハヌッセン」というヒトラーを操っていたとされる男をテーマに卒論を書いていたというのが一つの問ですが、作中の登場人物と同じ捉え方をすると騙さる感じ。なんか作中

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    2025年12月31日
  • 駅から徒歩138億年

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    「旅は距離じゃない、深さと切り口だ!」と思わせてくれた。旅行エッセイはときにうらやましさから来る嫉妬が混ざることがあるんだけど、岡田さんの本は、誰も思いつかないような思考やテーマで敢行するもんだから、タイパのタの字もない。だからとんでもなくおもしろいんだけど。

    それに岡田さんの筆致で哲学的なことを織り交ぜてくるもんだから、ときに読んでて切ない気持ちになったりもした。

    川日記だけじゃなく、エッセイやコラムも収録されていて、岡田さんの思考の詰め合わせだった。
    なんでも机上でわかる時代だからこそ、岡田さんのように試してみる、行動してみることが日常に彩りをもたらしてくれるなと感じた。

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    2025年12月31日
  • ミャンマー、優しい市民はなぜ武器を手にしたのか

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    ネタバレ

    世界でいろいろな境遇な人がいる中で、そういった人と対面した時に私はどうしたらいいんだろう、と思って読んでみた。

    民主化してたった5年だったのか、なんて不条理なんだと思った。市民レベルでどのような変化があったのか、どんな思いで日々を過ごしているのか、そして将来にも大きな影響が及んでしまうことも、想像できるようになった。
    この時に見た景色が確かに力になり、絶対前には戻りたくないという強い思いになっていると感じた

    心に残った言葉
    ◾️Freedom from fear
    スーチーさんの言葉。自分の中にある恐怖心から自分を解き放ってこそ本当の自由
    この言葉に沿って、一人ひとりができることをしていた。

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    2025年12月31日
  • 戦争みたいな味がする

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    亡き母と父、そして自身の言動や経験を何度も辿り捉え直すことで、自らの家族の在り方を歴史的社会的文脈の中で浮き彫りにしていく。何か劇的なな展開があるわけではない。しかし読後に深い感動がある。

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    2025年12月31日
  • 海辺のカフカ(下)(新潮文庫)

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    ネタバレ

    面白すぎる。筆者が伝えたいテーマがこれでもかと詰まっている。この作品ではメタファーという言葉が度々出てきて、様々な登場人物がメタファーとして登場しており、海辺のカフカの絵は田村カフカにとって大島さんのメタファーとなるのではないか。

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    2025年12月31日
  • 虐殺器官

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    個人情報の管理が進んだ社会でアメリカ情報軍の暗殺部隊に所属する主人公が、「言語」によって虐殺を引き起こしていると考えられる人物を追う物語。

    社会の設定が現代よりも進んだ管理社会になっているが、今の情報管理の流れを考えるとありそうだと感じる。そのような社会の中で足がつかずに犯罪やテロを引き起こすのは難しそうだが、そこの方法は準備されていて非常に良かった。

    また表題の『虐殺器官』もそれ自体の明確な原理の説明はない(まぁそりゃそうか)が非常に面白い設定。言葉で虐殺が起きるなんて、なんて思うがちょっと前に読んだローティの解説本(100de名著)でも取り上げられていたから、受け入れられました。とても

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    2025年12月31日