小説・文芸の高評価レビュー
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面白かった。推理小説短編集。
第1話 広島発新宿行きブルースターライナー。隣の女にバスジャックでもするつもりかと言われ、ポケットの中のナイフを女の首元に突きつけた。女の腹にナイフを当てがい続けたが、トイレに行くという女についていった。バスの中で財布とスマホが盗まれたと叫ぶ客がいる。
第2話 27歳女性。一人暮らし。一人で映画に行き、隣の女性の貧乏ゆすりがウザくて突き飛ばしたと言っている。女性は意識不明で救急搬送された。しかし取調べ官が次々と矛盾を指摘する。
第3話 新幹線のワゴン販売。一年後輩の依田は左右別々のパンプスを履いている。仕方ないので私の予備の靴を貸した。
第4話 午後2時ご -
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ネタバレ切ないホラーが大好きです。この表紙だとエロっぽいのかと勘違いして手に取りにくいけれど、中身はどうしてどうして。
死んだ妻がまだ家の中にいるのはどういうわけなのか。自分が死んだことをわかっていない者を喰らう化け物(と呼ぶと傷つく化け物です)と主人公、そして巫女の3人がとても良い。終盤は何度か胸を衝かれて泣きそうに。
生まれてこのかた大阪から出たことのない私には大阪弁も惹きつけられる理由のひとつ。京極夏彦をお好きな人なら気に入ると思います。
「十っぱ」の「十」のルビが「じゅ」になっていたのだけが気になります。それを除けば私にとっては満点なのに。 -
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『プレゼント』(新潮文庫)に収録されていた伊坂幸太郎さんの短編を読んだことがきっかけで、本作を手に取った。どんでん返しのある展開が印象的で、伊坂幸太郎さんの他の作品も読んでみたいと思っていたところ、『トリプルセブン』が発売されたこともあり、読んでみることにした。
私は読書を始めてまだ日が浅く、殺し屋シリーズのことも知らなかったため、シリーズ未読の状態で読み始めた。それでも物語に入り込みやすく、最後まで十分楽しむことができた。
まず印象に残ったのは、不運な男・七尾だ。不運に巻き込まれ続けながらも、結局は人を放っておけず、周囲のために行動してしまう。戦うシーン含め、その男気あふれる姿には何度も -
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職場の友人とお互いの推薦本を貸し借りする形で、この作品に出会いました。
本が苦手な大柄男と、本以外のことはほとんど話せない文学女性が本を巡る厄介事に巻き込まれていくお話です。短編でありながら全体の構成も繋がっている感じは、直近で読んだミステリの「medium」や「天久鷹央」などと似ていて、読みやすくとても面白かったです!人が死なないミステリというジャンルも素敵だなと思いました。
この本のフレーズである、「人の手を渡った古い本には、中身だけではなく本そのものにも物語がある。」という一節が僕はすごく好きです。この本との出会いもまさに、そういった本そのものの物語なので、この本を貸し借りして読めたこと -
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仕事で、まさにこの手のことですごく悩んでいたので、この本に感謝している。
なぜかものすごく忌み嫌われて足を引っ張られたり、陰口を言いふらされたり、女性の多い、密な人間関係の職場で、どんなに頑張っても改善しない関係に悩んでいた。
私自身も、他の女性が幸せそうにしていると心がざわついて不機嫌になってしまったり、卑屈になりがちだし、ちょっとしたきっかけで、内心色んな女性に「敵対心」を抱くところがあるなと思った。
そんな女性特有の困った特徴の背景に、これまでの人生で傷ついてきた存在としての「女」の存在があることがこの本を読んで分かった。これにかなり救われたし、どんどん悲観的になってドツボにはまって -
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傑作選と名作選で、はじめして乱歩さんからすっかり虜になってしまった…。
名作選では、人でなしの恋が好きだったかなぁ。目羅博士に出てくる表現や、陰獣の最初の方に出てくる表現が全く素敵すぎて、ミステリしたくない!と思いながら乱歩の世界にハマっていました。
また読み返したくなる本だなぁーと感じています。
全集集めたいので、またどこかで、今回出会った短篇、中篇と再開したいです。
何故か、コナンくんのイメージが強くて子供向けだと長年読んでこなかった自分……!!勿体ない!!
まぁ、これから全部読むから良いか。
ほんとに楽しい読書時間を過ごせました! -
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昨年の本屋大賞をやっと読めた。
最初から波乱の展開。誕生日に突然亡くなった弟の遺言状を執行するため、元カノを呼んだ姉の薫子。何やら目につく子供の誘拐の妄想が止まらない。呼ばれた「せつな」も一筋縄ではいかない女性。頑固で面倒くさい姉の薫子とぶつかり合いながら2人の関係が深まっていく。弟の突然死が自殺かも知れないという疑念とともに、弟のヒミツが明かされていく。そして、元カノのせつなとの関係も。
出てくる家族が主人公含め、みんな問題を抱えてきている。ただ、内容は暗いのに、展開が色々ありすぎてそれほど深刻にならずに済んでしまう。せつなの秘密に付いて、真剣に考える薫子。一気に行き過ぎた感はあるが、心を暖