ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • スメラミシング

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    小川哲が神とか信仰とかに思うこと、思いついたことをツラツラ書いている短編集。だいたい意味はわからないけど、面白い。言葉が里芋の葉っぱの上の水玉のようにツルツル滑っていくなぁと思う。

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    2026年06月16日
  • かがみの孤城

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    主人公たちの境遇が辛い場面が多く、途中まで読むのが辛い部分が多かったが、伏線回収が綺麗すぎて驚かされました。エピローグは心が暖かくなりました。

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    2026年06月16日
  • 背の眼(下)[新装版]

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    ネタバレ

    面白かった、疾走感があっていい、ミステリー過ぎない上に心霊現象にしっかり理由をつけつつも幽霊もいるんじゃないかって遺された人たちへのアンサーになっていてとてもいいと思った
    あと、金比羅宮だったり天狗だったりモヤモヤした部分がすっきりするのも、しっかり怖さもあるのも、子供が何人も殺されて、憑依が生きている人間が作り出してしまうものというのも納得
    あと普通に真備めっちゃメロい、死んでもなお私に会いたいと言ってくれるような旦那にあたしも出逢いたいものですねー、哀しい

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    2026年06月16日
  • 月の立つ林で

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    この著者さんはなんでこんなにも私の涙腺を刺激してくるのだろう。。(褒めてる)
    読むとあたたかい気持ちになれるし、優しい涙があふれてくる素晴らしい本だと思う。
    登場するすべての人がどこかで繋がっていて、見えないけれど、誰かのために行動してくれている。私たちが暮らす社会ってこんなふうに成り立ってるんだな、と思った。

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    2026年06月16日
  • ある男

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    親が殺人犯になってしまった幼い男の子、一生懸命生きて、少年から大人になり他人の名前、戸籍を手に入れてその人になりきって少しでも幸せな時間が持てたのは良かったと思う。そして、その子供(まだ小さい娘)が大人になって父親や祖父の過去を知ることになるのが辛い。まだ何も知らずに明るく生活している可愛い妹、優しい母親と兄がいてくれるのが良かったと思った。

    そのまだ思春期の兄は、父親(血は繋がっていない)の親の事件、他人の名前や戸籍を使って自分の母親と結婚して妹ができたことを知った時の様子に涙が止まらなくなった。きっとこれからは母親やまだ幼い妹を守って強く生きていくのだろうな、そうであってほしいな。と、思

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    2026年06月16日
  • キネマの神様

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    最後に映画を観たのはいつだったか考えたが、考えても思い出せないぐらい観てなかった。
    というより、本を読むので映画がもうイメージと違かったりすると観る気が失せて観るという気持ちもあまり無かった。
    しかし、この本を読んで映画も観てみたいと思った。

    ゴウさんのキャラが、あまりにも好きで自分も父親を反映させながら読んでしまった。
    だらしないというか、いい加減な人なのに、なぜか人を惹きつけて止まない。
    なんなら一人称の「小生」という文字が出てくる度に心踊った。

    ほんとにキネマの神様がいるとしたら、色んな人の気持ちを奮い立たせて、すごいことだと思った。
    最後は涙が止まらなかった。

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    2026年06月16日
  • N

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    ネタバレ

    6章の短編ストーリーが少しずつリンクしていて、どの順番で読んでも良い。
    720通りの物語と謳われていたので、読み方次第でストーリーが変わる?と期待してしまったけど、最終的には全ての章を読むのでストーリー全体は変わらない。
    でも読んだ順番によって情報を受け取る順番が変わるから、謎がいつ現れていつ解明されるかが変わるのが1番の醍醐味。
    それぞれの章だけで読むと物足りなさもあるけど、他の章で背景が語られてたりするから、全部読むことで完成する感じ。

    読んだ順番↓
    笑わない少女の死
    落ちない魔球と鳥
    名のない毒液と花
    消えない硝子の星
    飛べない雄蜂の嘘
    眠らない刑事と犬

    ※ここから下は思いきりネタバ

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    2026年06月16日
  • ソニー神話を壊した男 出井伸之が創った未来

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    転職当たり前の現代だからこそ、逆張り的に、新卒さんにこそオススメしたい、日本イチ刺激的なサラリーマン実話録。「半沢直樹」より胸がグッときて、ためになる。

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    2026年06月16日
  • 普天を我が手に 第一部

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    ネタバレ

     ああ、幸せ!奥田さんの文章にこんなに長い間浸れるなんて。
     陸軍少尉と金沢の大親分と婦人運動に励む女性と満州で興行する男。この4人が昭和元年に生まれた子供を育てながら激動の時代を生きていきます。読みやすいのは、それぞれを描いているのに時間がかぶらず時代の流れを実感できるからでしょうか。
     それにしてもうまい。史実通りの人物も登場させながら、フィクションとして成り立っている。しかも現在の不穏な空気と重なるところが多く、絶対に同じ過ちを犯してはならないという決意のようなものも伝わります。
     第二部も手元にありますが、もったいなくてまだ手を付けておりません。間にいろいろ読んでもすぐあの場所に戻って

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    2026年06月16日
  • 希望病棟

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    この作品を読んで感じたのは、どんなに困難な人生であっても、諦めずに前へ進み続けることの大切さだ。登場人物たちはそれぞれに問題や葛藤を抱えているが、現実から逃げるのではなく、自分なりに向き合いながら歩み続ける。その姿に勇気をもらった。

    特に印象に残ったのは、人生を好転させるために必要なのは、特別な才能や幸運ではなく、自分の信念を持つことなのだという点だ。やりたくないことを無理に受け入れず、自分の気持ちに正直でいる。そして、自分にも他人にも誠実であること。その積み重ねが、少しずつ周囲の環境や人間関係を変えていくのだと感じた。

    人生は思い通りにならないことも多い。しかし、自分らしさを見失わず、真

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    2026年06月16日
  • 風と共にゆとりぬ

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    ネタバレ

    悔しいけど肛門記のところで声を出して笑ってしまった。肛門記はもう手が止まらないほどの臨場感で、痛そ〜とかゾワゾワしてしまった
    最近は朝井リョウのポッドキャストがお気に入りで、頻繁に聞いているため、エッセイも朝井リョウの喋り口調を感じ、非常に楽しく読めたし、つくづく面白い人だなって
    このタイミングでインザメガチャーチ読むぞー!たのしみ!

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    2026年06月16日
  • 風と共にゆとりぬ

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    頭を使わずに読めるエッセイ第二段。エピソード付きぬ朝井リョウ。個人的に好きなのは、眼科医と一緒に天ぷら食べる話とプレゼントのオクラ。

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    2026年06月16日
  • 告解

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    ネタバレ

    語彙力がないからうまくかけないんだけど20代のひき逃げってリアルだし、2人で最後にお話しした時に憎しみだとか叱責とかそういうんじゃなかったのが、すごく良かった

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    2026年06月16日
  • ミント邸で夜の茶会を

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    アンソロジーの時からお気に入りだったミント邸。単行本化嬉しいです!

    パティシエ専門学校に通う義理の息子・壮馬と共に、イブニングティーサロンを自宅で開く琴葉。
    お客さんの悩みを紅茶占いで導いていき…

    壮馬の産みの母の存在もちょっと気になりつつ、2人でやってるサロンが本当に素敵でした。
    銅板で焼いたホットケーキ、食べてみたいです。

    ずっと引っかかっていた、壮馬の父の銅板の存在がやっと明かされ、誰も嫌な人がいないのがほっとしました。

    続編希望です!

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    2026年06月16日
  • 俺の恋バナを聞いてくれ

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    恋愛短編集とありますが、ちゃんと新川節が効いてて思ってたのと別な意味で裏切られました!

    お気に入りは「ハイスペ」

    タイトルの通り、ハイスペ故の鼻持ちならない瓜生だけど、気の進まない合コンで出会ったミクがSNSに上げていた自分をネタにしたマンガをキッカケにミクのマンガが気になり始め、ミク自身に興味を持って行くのが意外でした。
    あれだけ高スペックを望んでたのに、ひょんな所から付き合うことになりそうで、この先が気になります!

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    2026年06月16日
  • くもをさがす

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    私のような凡庸な人間には、わかるよわかる、これは「私」のために書かれた本でしょう!としか言えないくらい、そんな勘違いをしてしまうくらい、痛いくらい理解でなく、わかる、そう言ってしまいたいくらいの文章の連続であった。傷がついた自分の胸も、それも私の体で私であるんだ、誇りに大切にしていきたいと思えた、それが今の私の所感だ。

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    2026年06月16日
  • ファイア・ドーム 上

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    作中に描かれた事件を読んで、今年実際に起きた行方不明事件を思い出した。メディアへの情報開示が制限されていたこともあり、憶測やデマが拡散されたことも記憶に新しい。
    犯人当ての「考察」をする人たちは、答え合わせの結果に満足すればその事件を忘れる。しかし答えに物足りなさを感じてしまったら、「真相」としてそれらしい物語を作ることで自分を納得させる。悪意がないぶん余計に恐ろしく、厄介だ。

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    2026年06月16日
  • 古くてあたらしい仕事(新潮文庫)

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    産休中。
    毎日暇で暇で退屈で、自由に家から出かけられない日々にうんざりしていたけど、この本がそんな気持ちを癒してくれたし、これから始まる新しい日々の中でそっと癒してくれるような時間を心の中に作ってくれたような気がする。

    日々自分の中で何かを作っていくという感覚を大切にしたいと思え、これから産まれてくる命を大切にしたいとより思えた。

    幼少期にかけがえのない思い出を作ってあげたい。

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    2026年06月16日
  • モモ

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    ネタバレ

    「モモ」は今でもこの世界のどこかにいるんだろうか。

    ミヒャエル・エンデがこの本を出版してから50年以上経ち、「灰色の男たち」の手は緩むどころか、さらに影響力を増している。もう誰もモモのような人は残っていないのではないか、と思うくらい。

    目的や結果にとらわれず、人間が人間らしく、それぞれの好きな方法で自分の時間を過ごすこと。それはとても難しくなってしまったように思う。

    エンデがあとがきで、「わたしはこの物語を過去におこったことのように話しましたね。でもそれを将来おこることとしてお話ししてもよかったんですよ。どちらでもそう大きなちがいはありません。」としていた。悲しいかな、彼の中ではこの未来

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    2026年06月16日
  • 悲しみのイレーヌ

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    惨殺された二人の女。カミーユ・ヴェルーヴェン警部はその事件を部下たちと共に捜査するが、第二の事件が発生……。
    カミーユは事件の共通点を発見する。

    第一章が八割くらいを占めていて、不思議な構成だなあ……と思いながらも読み進めたのだけれど、この構成の理由に気づいた時に「わたしは一体なにを読まされていたんだ!!!!」とおもわず叫んでしまった。
    すごかった……ショッキングな描写が多く救いがミリもないけれど、滅茶苦茶おもしろかったです。傑作だ。

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    2026年06月16日