小説・文芸の高評価レビュー
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親が殺人犯になってしまった幼い男の子、一生懸命生きて、少年から大人になり他人の名前、戸籍を手に入れてその人になりきって少しでも幸せな時間が持てたのは良かったと思う。そして、その子供(まだ小さい娘)が大人になって父親や祖父の過去を知ることになるのが辛い。まだ何も知らずに明るく生活している可愛い妹、優しい母親と兄がいてくれるのが良かったと思った。
そのまだ思春期の兄は、父親(血は繋がっていない)の親の事件、他人の名前や戸籍を使って自分の母親と結婚して妹ができたことを知った時の様子に涙が止まらなくなった。きっとこれからは母親やまだ幼い妹を守って強く生きていくのだろうな、そうであってほしいな。と、思 -
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最後に映画を観たのはいつだったか考えたが、考えても思い出せないぐらい観てなかった。
というより、本を読むので映画がもうイメージと違かったりすると観る気が失せて観るという気持ちもあまり無かった。
しかし、この本を読んで映画も観てみたいと思った。
ゴウさんのキャラが、あまりにも好きで自分も父親を反映させながら読んでしまった。
だらしないというか、いい加減な人なのに、なぜか人を惹きつけて止まない。
なんなら一人称の「小生」という文字が出てくる度に心踊った。
ほんとにキネマの神様がいるとしたら、色んな人の気持ちを奮い立たせて、すごいことだと思った。
最後は涙が止まらなかった。 -
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ネタバレ6章の短編ストーリーが少しずつリンクしていて、どの順番で読んでも良い。
720通りの物語と謳われていたので、読み方次第でストーリーが変わる?と期待してしまったけど、最終的には全ての章を読むのでストーリー全体は変わらない。
でも読んだ順番によって情報を受け取る順番が変わるから、謎がいつ現れていつ解明されるかが変わるのが1番の醍醐味。
それぞれの章だけで読むと物足りなさもあるけど、他の章で背景が語られてたりするから、全部読むことで完成する感じ。
読んだ順番↓
笑わない少女の死
落ちない魔球と鳥
名のない毒液と花
消えない硝子の星
飛べない雄蜂の嘘
眠らない刑事と犬
※ここから下は思いきりネタバ -
Posted by ブクログ
ネタバレああ、幸せ!奥田さんの文章にこんなに長い間浸れるなんて。
陸軍少尉と金沢の大親分と婦人運動に励む女性と満州で興行する男。この4人が昭和元年に生まれた子供を育てながら激動の時代を生きていきます。読みやすいのは、それぞれを描いているのに時間がかぶらず時代の流れを実感できるからでしょうか。
それにしてもうまい。史実通りの人物も登場させながら、フィクションとして成り立っている。しかも現在の不穏な空気と重なるところが多く、絶対に同じ過ちを犯してはならないという決意のようなものも伝わります。
第二部も手元にありますが、もったいなくてまだ手を付けておりません。間にいろいろ読んでもすぐあの場所に戻って -
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この作品を読んで感じたのは、どんなに困難な人生であっても、諦めずに前へ進み続けることの大切さだ。登場人物たちはそれぞれに問題や葛藤を抱えているが、現実から逃げるのではなく、自分なりに向き合いながら歩み続ける。その姿に勇気をもらった。
特に印象に残ったのは、人生を好転させるために必要なのは、特別な才能や幸運ではなく、自分の信念を持つことなのだという点だ。やりたくないことを無理に受け入れず、自分の気持ちに正直でいる。そして、自分にも他人にも誠実であること。その積み重ねが、少しずつ周囲の環境や人間関係を変えていくのだと感じた。
人生は思い通りにならないことも多い。しかし、自分らしさを見失わず、真 -
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ネタバレ「モモ」は今でもこの世界のどこかにいるんだろうか。
ミヒャエル・エンデがこの本を出版してから50年以上経ち、「灰色の男たち」の手は緩むどころか、さらに影響力を増している。もう誰もモモのような人は残っていないのではないか、と思うくらい。
目的や結果にとらわれず、人間が人間らしく、それぞれの好きな方法で自分の時間を過ごすこと。それはとても難しくなってしまったように思う。
エンデがあとがきで、「わたしはこの物語を過去におこったことのように話しましたね。でもそれを将来おこることとしてお話ししてもよかったんですよ。どちらでもそう大きなちがいはありません。」としていた。悲しいかな、彼の中ではこの未来
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