小説・文芸の高評価レビュー
-
Posted by ブクログ
★5 エモさ爆発、涙腺崩壊スティーヴン・キング中編集 #チャックの数奇な人生 #ハリガンさんの電話
●ハリガンさんの電話 【オススメ】
■あらすじ
父子家庭の少年クレイグは、近所に住む大金持ちの老人ハリガンさんの家でアルバイトすることになった。本を読み聞かせたり、家事の手伝いだった。ある日クレイグはハリガンさんがくれた宝くじに当たり、そのお礼にハリガンさんにiPhoneをプレゼントすることにしたのだ。その後ハリガンさんは亡くなくなってしまうのだが…
■きっと読みたくなるレビュー
少年と老人の物語、小道具としてiPhoneが使わているのが興味深いすね。最先端のハイテク機器とファンタジー要素の -
Posted by ブクログ
ネタバレどんな音を目指しているのか。「明るく静かに澄んで懐かしい文体、少しは甘えているようでありながら、きびしく深いものを湛えている文体、夢のように美しいが現実のようにたしかな文体」…主人公の外村が憧れた板鳥は原民喜の言葉を伝え、それが外村の森と共鳴しあい目指していく美しい音になった。
小説どこをとってもピアノの美しい音色と調律された理路整然な音の生きている森の柔らかな音が小説中から聞こえてくるようだった。所々で漢字表記じゃなくてひらがなが具に散りばめられていたのがこの小説のまろみを表現していたのかなと思う。
外村は才能も経験値も何も持っていないようで、自分の中の美しい音に対するこだわりを人一倍元々持 -
Posted by ブクログ
母より、育児の参考になると聞いて読み始める。
分かりすい語り口とユニークで心温まるエピソードが満載で、あの時代にほんとにこんな素敵な学校があったのだろうかと考えてしまう。
電車の教室での授業は楽しそうで、海と山を取り入れたお弁当は美味しそう。何より小林校長先生の生徒思いの、愛ある教育方針が素晴らしく、人格者とはまさにこういう人のことなんだなとつくづく実感する。
そんな先生に出会えたことは生徒たちにとって奇跡であり、本書によってその考え方を世に広めた黒柳さんもまた凄い。さらにその収益を世界の子供たちを救うために活用されているのだから、人格者が人格者を生むという教育の理想像の最たるものを垣間見 -
Posted by ブクログ
ネタバレここまで鳥肌の立つ不気味な作品は初めてだった。きっとどの街にも名物人物と言うか家族或いは地域で大体の人は知っているような少し変わった人みたいなのはいると思う。実際私の街にも居る。そんなことを小説として書き切ったような作品だった。しかしこの不気味さはそんな名物人物(作品内ではむらさきのスカートの女)が作り出しているのではない、それを追いかけ執着する主人公が生み出した不気味さなのだ。主人公はむらさきのスカートの女の行動全てを見届けようとする朝のバスから何から全てをだ。少しコミカルに軽快に描かれる一挙一動が逆に不気味さを増している。そして彼女が何を着ていても主人公の中でむらさきのスカートの女は頑なに