小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
イギリス社会の分断と人種差別が根強く残っていることに驚いた。エッセイ形式で読みやすいため、非常に良かった。何かあるたびに欧米を見習えという人にこそ陥っている。
息子の素直さと友達が差別を受けた時の思いやりに感動した。幼い子どもとは思えないほど思いやりにあふれ、知性を感じる発言の数々。イギリスの道徳教育、みかこさんの教育の賜物だと思う。素晴らしい。
P.43の親子のやり取り、「馬鹿と無知は違うこと」というやり取りやp.95のsympathyは可哀想な立場の人や問題を抱えた人、自分と似たような意見を持っている人々に対して人間が抱く感情のことだから、自分で努力をしなくとも自然に出て来る。だが、emp -
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自分が高校一年生のときのことを思い出すと、まったく何も考えていなかったし、将来なりたいもののカケラさえ見つかっていなかった。同級生の男子は、呆れるほどエロでアタマいっぱいみたいで、面白かったんだけど、すごく、子どもっぽかったしなぁ(笑)。
阿部さんの本に出てくる高校生は、いつも、大人っぽいですね。
でも、大学生でもない、中学生でもない、高校生という時期に、こんな風に真っ直ぐ、もがいて、人とぶつかって、お腹から出た言葉を交わせる人たちがいたら、すごくステキだと思う。本当に、目が醒めるようにカラフルで、感動しつつ読みました。
そして、かなり後半、お母さんが出てくる辺りは涙なしには読めなかった。
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Posted by ブクログ
かつてのスター像は、誰が見てもスターと認めざると得ない何か1つのことに特別秀でた、そんな人だった。じゃあ、現代のスターって?
往年のスターに憧れたショウゴとチサ、自分の価値基準で物事を選び取るコウ、要領よく時代を乗りこなす泉。そして、バズや数字を優先する現代的な大人たち。
プラットフォームの変化によって、自分が信じてきた価値観が通用しなくなっていく中で、ショウゴは「正しいこと」や「質の高さ」だけでは作品を世に残せない現実に苦しむ。
印象的だったのは、最終的にショウゴが他者の価値観を否定するのではなく、それぞれに異なる基準や居場所があることを理解したうえで、それでも「越境しますよね、素晴らし -
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強く心に残り、深い余韻が残る作品でした。読後もしばらく放心状態となり、登場人物たちの思いに何度も胸を打たれました。感情を大きく揺さぶられ、ラストは心から幸せな気持ちになれる見事なハッピーエンドでした。
この作品の魅力を一言で表現できるだけの文才が私にないのが残念です。
今年読んだ作品の中では、まだ半年とはいえ間違いなく最も印象深い一冊であり、何度も涙を禁じ得ませんでした。
さらに、著者の原田マハさんが私と同世代で、偶然にも同じ大学の出身であることを知り、二重の驚きでした。もしかすると在学中に同じキャンパスですれ違っていたかもしれませんが、学部も異なり、この本を読んで初めてその事実を知りました。 -
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『死』ってのは、この世から、退場するってこと。
ひとり失けたからって、世界は何も変わらない。
嫌なヤツがひとり退場したからって何も変わらない。
ましてや自分が退場しても何も変わらない。
世界は終了なんてしない。
果てしなく続くんだ。
たとえ生まれ変わったとしても、途中参加でしかない。
『少女』 / 湊かなえ
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親友の目を目撃したことがあるという転校生の告白を、
ある種の自慢のように感じた由紀は、
自分なら死体ではなく、人が死ぬ瞬間を見てみたいと思った。
自殺を考えたことのある敦子は、
死体を見たら、死を悟ることができ、
強い自分になれるのではないかと考える。
ふたりとも相 -
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セツナイ…生きているうちに、なんとかならなかったの…そう思いながら、上野で開かれている大ゴッホ展へ行ってきました。史実が土台にありながらも、創作箇所が多々あるようですが、ゴッホ兄弟の壮絶な生き様を理解できました。
また、1800年代後半のパリの素敵な風景が文字通り目に浮かぶようで大変引き込まれました。
いつか必ずアムステルダムのゴッホ美術館や、ゴッホ兄弟のお墓、タンギー爺さんが所蔵されているというロダン美術館を訪ねてみたいなあと思いました。
戦国モノばかり好んで読み漁ってきたわたしですが、とんでもない作品に出会ってしまったなあ…そして、読み終わってしまったなあ…と、今寂しい気持ちでいっぱい
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