ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 汝、星のごとく

    Posted by ブクログ

    星を編むと共に。
    青春小説の様な入りであったが、読み終わる櫂と暁海、北原先生…といった複雑に交わり合った、しかし一本の線であるかの様な物語に自然と涙が出る。
    何かに感動した訳でも悲しかった訳でもない。
    ただ、人と人との繋がりが生み出す編み物の様な展開に、徐々に私自身もその場にいる様な感覚に陥った。
    人には人の幸せがあり、幸せの定義はないのだと考えさせられた。話を形容する事はできないが、一言で美しい話だった。

    0
    2025年12月31日
  • バカの壁

    Posted by ブクログ

    2025年最後の本

    「塑する思考(佐藤卓)」で書いていることと近く読みやすかった。

    あやふやなつかみどころの無い現実に対して、それを考えることを放棄したり、簡単な答えを知って終わることは現代社会に蔓延っていると感じる。特にスマホですぐに調べられる時代では、身体を使って脳を入出力することが減っている。

    常に万物は流転しており、それを自己にもあてはめる話は目から鱗。自分は意識と無意識から成っており、無意識にも目を向けているか、またその中でも自己は常に更新されておりその前提で人と関われるかなど。他人が変わるのは当たり前と捉えないといけないし、逆に自分は身体を動かして世界と交わってアップデートし

    0
    2025年12月31日
  • 星を編む

    Posted by ブクログ

    汝、星のごとくと共に。
    青春小説の様な入りであったが、読み終わる櫂と暁海、北原先生…といった複雑に交わり合った、しかし一本の線であるかの様な物語に自然と涙が出る。
    何かに感動した訳でも悲しかった訳でもない。
    ただ、人と人との繋がりが生み出す編み物の様な展開に、徐々に私自身もその場にいる様な感覚に陥った。
    人には人の幸せがあり、幸せの定義はないのだと考えさせられた。話を形容する事はできないが、一言で美しい話だった。

    0
    2025年12月31日
  • あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    おちかが好きだったので、主人公の交代はちょっと残念だけど、1巻から見守ってきたおちかが自分から幸せになろうと動いたのがじんわり嬉しくなってきて、良かった良かったって気持ち。まだこの先も登場する機会はたくさんあるだろうし、うろ覚えになっている前巻らを読み返したいし、このシリーズの楽しみは尽きなくって嬉しい。それにただ怖いだけで終わらないから、ホラーが苦手でも面白くって、ほんと、ずっと続いてほしい。

    0
    2025年12月31日
  • 爆弾【電子限定特典付き】

    Posted by ブクログ

    『爆弾』
    ------------
    1.物語の概要: 些細な事件からの急転

    物語は、一見すると何の変哲もない些細な事件から幕を開ける。

    中年男・スズキタゴサクが酔っ払って暴力沙汰を起こし、傷害の現行犯で逮捕される。

    取調室での彼は、冴えない風貌で、誰もがすぐに終わる小事件の被疑者だと高をくくっていた。

    しかし、事態は取調室の中で急変する。

    スズキは突如として不気味な予言めいた告白を始める。

    「十時、秋葉原で爆発がある」。

    警察官たちは当初、酔っ払いの戯言として一笑に付すが、スズキの言葉通り、秋葉原の廃ビルで大規模な爆発が発生する。
    ------------
    2.物語の展開:

    0
    2025年12月31日
  • 国宝 下 花道篇

    Posted by ブクログ

    凄いものを読んだの一言に尽きる。波瀾万丈とはまさにこのこと、苦難ばかりの彼の人生。それでも歯を食いしばって続けてこられたのは、やはり芸への情熱ゆえだったのだと思う。芸に生き、芸に捧げた一生。圧巻の終幕に観客のごとく息を呑み、万感の思いが込み上げる。今年を締めくくる作品がこれで佳かった。
    また、語り口が明瞭で非常に読みやすく、かといって単調ではなく、要所要所で血の通った生きた表現が立ち上ってくるのがまた秀逸だった。苦しい場面が多いけれど小説は笑いどころもあって、緩急のバランスが良い。
    映画の方を先に観たけれど、小説が映画を補い、映画が小説を洗練させていて、良い相乗効果になっていると思う。映画を観

    0
    2025年12月31日
  • invert 城塚翡翠倒叙集

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    推理小説は全く読んだことがなくて、初めて手に取った推理小説が「medium」でした。
    最後の逆転が予想外で「騙された!」となりました。
    私自身、推理小説の初心者ですので、「犯人が誰なのか」というのを予測して、当たったら楽しいという風にイメージしてました。ですが城塚翡翠が言ってた通り、「推理小説は推理を楽しむよりも、驚くことが目的となって読まれている。」というのは推理小説の楽しみ方に考えさせられます。
    読み終わって思いましたが、倒叙ミステリで読者を楽しませたり、思わず殺人犯に肩入れをさせたくなる小説をつくる相沢沙呼さんは天才です、、

    0
    2025年12月31日
  • あなたの人生、片づけます

    Posted by ブクログ

    年末に片付けも思うように進まない上に、日常にある焦燥感を抱えている時に、ふと思いつき手に取りました。

    初読みの作家さん
    連作短編集

    片付け屋の十萬里さんが、部屋が散らかる原因を突き止めて、部屋だけでなく、その人の生き方も抱えている問題も解決していく。
    十萬里さんの指摘が私自身が抱えていたモヤモヤしたものを吹き飛ばしてくれて、読んだ後、清々しくなりました。

    ケース1の片付けが興味深かった
    目を閉じて思い浮かんだ部屋が自分が望む部屋。
    明日人生最後のゴミ捨ての日だったら?

    人生最後のゴミ捨ての日だったら、私はどれだけ捨てるだろう

    私も十萬里さんに片付けを指南してほしい。チェックシートが面

    0
    2025年12月31日
  • 結婚相手は抽選で

    Posted by ブクログ

    「抽選見合い結婚法」が、少子化対策のために制定される。25歳から35歳までの未婚の男女は、見合いにより結婚しないといけない。手紙が送られてきて、見合い相手と近所の会場に赴き、見合いをする。2回までは、断わることができる。しかし、それ以上断るとテロ撲滅隊に入さないといけない。このため、2回断わってしまうと、相手にその事がバレてしまわないように振る舞わなければならなくなり、足元をみられたりする。
    物語には、4人の主人公がでてくる。看護師の女性、美人お嬢様、オタク男子、有名人の息子。
    それぞれが、それぞれの問題や事情を抱えているが、見合いすることで成長していく。
    しばらくすると、この法案は撤廃される

    0
    2025年12月31日
  • 永遠をさがしに

    Posted by ブクログ

    2025年最後に読んだ本がこの本でよかった。心に届く音楽を演奏することがこんなに素晴らしいなんて。
    和音を取り巻く母たちの、父の、友人達の愛情も素晴らしい。

    0
    2025年12月31日
  • 骨と肉

    Posted by ブクログ

    遺体の一部が切り取られて激しく損傷している連続殺人事件が起こった。それは過去に起こった遺体と同様であった。全編通して不穏が漂う物語で櫛木さんらしい作品だった。一番記憶に残ったのはこの文章。「犯罪心理学には”ビンゴ理論”なる用語があるという<中略>数字の代わりに揃えるのは、劣悪な生育環境、頭部外傷、虐待やいじめによる心の傷、過度なストレスなどだ。それらが一列揃って満たされたとき、人は人を殺せるハードルを越えてしまう――。そんな仮説らしい」。櫛木さんの過去作を振り返るととてもしっくりきた。

    0
    2025年12月31日
  • 成瀬は信じた道をいく

    Posted by ブクログ

    楽しかった!偶然にも2025年12月31日に読みました。さすがは成瀬。この痛快なキャラクターに触れられて明るい気持ちで過ごせました。

    0
    2025年12月31日
  • ウィッチャー短篇集 1 最後の願い

    Posted by ブクログ

    最高。めちゃくちゃ面白い。
    鹿の王やハリーポッターをこえた、私的には過去一で面白いと思ったファンタジー作品。

    ゲラルトのとっつきにくいと思わせつつの、ユーモアあふれる性格でさりげない冗談でくすっとできる。
    道中で出会うキャラも魅力的で、かならずこの人は好きってひとが毎シーン現れる。

    0
    2025年12月31日
  • 時をかけるゆとり

    Posted by ブクログ

    面白すぎる。1人大晦日で少し寂しく過ごしていたが、笑わせてもらえてよかった。ありがとう朝井リョウさん。

    0
    2025年12月31日
  • 冬虫夏草(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    読み終わりたくなかったけど読み終わっちまった!2025年の100冊目に相応しい作品だった!!

    家守奇譚からの村田エフェンディ滞土録からの…冬虫夏草!!!最高のシリーズだった。
    夏目友人帳とか好きな人本当に読んでほしい…

    この作品を紹介するならまず家守奇譚を読んでほしいのであえて紹介はしないんだけどとにかく最高だった、本当に心の底からずっとずっと読んでいたかった。
    特に桔梗と寒菊が好きだったな、どっちも泣いたし、主人公である綿貫を私はすでにめちゃ信頼してるんだけどそれをさらに強固にさせてくれる感じ、非常に好きだわ〜。

    あーー、最高だったなー。このシリーズの3冊はいつでも読めるように買う!!

    0
    2025年12月31日
  • ジェノサイド 下

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最高のエンタメ小説でもあり人類の虐殺についても描写されているのでテーマのメッセージ性も強かった。
    上下巻なので濃厚な内容で特に下巻に入ってからは展開がどんどん進んでいくのでとても楽しめた

    虐殺のシーンはこれが実際に現在も行われていることのほんの氷山の一角であると考えるとヌースたちに新人類にもう主導権を渡してもいいのではないか、とすら感じてしまう。確かに誰しもが残虐な面を占めるわけではないけど、それにしたってこれまでの歴史や現状のアフリカを見るとやっぱ人間の倫理って利益とか原初の欲求には敵わないんかなー、とも思った。

    もし新人類が自分の欲望でなく、全体に平等に利益が分配される仕組みを構築して

    0
    2025年12月31日
  • サクラ咲く

    Posted by ブクログ

    高校を舞台にした短編3本

    本の題にもなっている「サクラ咲く」は
    実際のページ数より内容が濃く
    主人公になった気分で
    ドキドキしながら読めた

    0
    2025年12月31日
  • 忍法八犬伝 山田風太郎忍法帖(4)

    Posted by ブクログ

    山田風太郎大先生のもう一つの八犬伝。
    かの名作において北斎と馬琴との掛け合いを絶妙に交える発想は秀逸でしたが、本書ではさらに伊賀と甲賀の奇想天外な忍法合戦という豪快なひと捻りまで加えており、いったいどれだけ才能豊かだったのでしょうか。
    エンターテイメント作品として文句なしの仕上がりです。

    0
    2025年12月31日
  • カラスの親指 by rule of CROW’s thumb

    Posted by ブクログ

    人生の失敗の多くは、この小さな疑問を見逃すことからはじまる。

    ・面白かった!小説だからな〜と疑問をスルーしまくり見事全てに引っかかった。

    0
    2025年12月31日
  • 彼方の友へ

    Posted by ブクログ

    戦争中も
    「乙女」のために
    自分自身のために
    雑誌作りに力を注ぐ人々を描いた一冊

    主人公の設定が必要かと思いながら読み進めたが
    最後まで読んで納得した

    0
    2025年12月31日