ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 熟柿

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    長い長い厄が明けるまでの道のり。
    と、表現したい。

    読んでいて、色んな意味で辛い。
    途中で、やめようかとも思った。
    ラストに期待してしまうが、それすら信じて待てない気分になるくらい、主人公の内面の軌跡が描かれている。
    厄年の厄、例えは変かもしれないが、読み終わってまず浮かんだ単語です。
    そして、生き続け、働き続けてこそ厄は明けるのだと、そう思いました。

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    2026年05月06日
  • 傷つきながら泳いでく

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    もう一人の自分が書いてるのかと思うほど共感の嵐。特に、「私は集団の中で『自分は優れている』と思える位置にいないと、いつも不安だった」「私は欲しい物もやりたいことも人より多い人間だ」と書いてあるのを読んで「私もそれだ…!」ってなった。いつも何かしら不安で、お金が貯まらなくて生きづらい。生きづらいのにそんな自分がときどき好きだったりもする、そんな日々を生きている。

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    2026年05月06日
  • 大人になったら、

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    SNSのおすすめで見て、恋愛小説好きとしてずっと読みたかった本。

    わたしは、結婚したいとも思わないし、子供が欲しいとも思わない。
    でも、家族が欲しい。
    ずっと一緒にいてくれて、わたしのことを「命より大事」と言ってくれる誰かを、わたしも「命より大事」と思いながら、暮らしていきたい。

    終盤まで読んで、これって上手くいかない大人の恋の話なのかなって思ったけど、どんでん返しがあった。最後の一文でやられた〜!ってなった、最高の締めくくり。

    今年これを超えてくる作品にはなかなか出会えないと思う

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    2026年05月06日
  • リバース

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    "最後の一行"で完結すると事前に知っていたが、そう来たか…と。スカッとする気持ちよりは、心にずっしり重く響くような読後感。相手にとって自分はどんな立ち位置、存在、周りからの見え方など日常的にふと思うことを改めて考えさせられる。非常に面白かった。

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    2026年05月06日
  • 脱露 シベリア民間人抑留、凍土からの帰還

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     1945年8月14日、日本はアジア・太平洋戦争の敗北を認め、ポツダム宣言を受諾し、翌8月15日には昭和天皇が玉音放送(終戦の詔書)を行った。この時、日本国外には660万人の日本人が点在していた。本書は、日本の敗戦後、民間人シベリア抑留者として極寒の地で苦役に耐え、苦難な生活を強いられながら生き抜いた9人の人生録である。日本への帰国を夢見る当事者、待ちわびる妻子や家族。ソ連で妻子を持ち、帰国をためらう抑留者。帰国が実現した当事者と両国家族との複雑な関係。ソ連(露)日両国の国策に翻弄され、自己意思残留というかたちで日本に切り捨てられた人々。著者は、日本は戦争により多くの命を失わせ、戦後処置におい

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    2026年05月06日
  • 夜のピクニック

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    ネタバレ

    あの頃を思い出す青春小説。
    卒業を控えた高校生たちが、年に一度の学校行事「歩行祭」で夜通し歩き続けるだけの話。その時には気付かなかったけど、ただ夜通しみんなで一緒に歩くことがどんなに貴重なことか、振り返ってみればずっとこの時のことを思い出すんだろうなあ
    進学してしまえば二度とこんなことはないし、クラスもなくなって集団行動なんてすることも無くなる。それが少し寂しくて、時に高校時代を思い出して帰りたくなるけど、思い出のままだから美しいことがあるのかも。。
    貴子と美和子、融と忍、それぞれずっと仲良いままいて欲しいなと思ってしまう。高校の頃からお互いのことを大事に思って、それを言葉に出来ることはとても

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    2026年05月06日
  • 夫には 殺し屋なのは内緒です

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    おもしろかった。とにかく読みやすい。お江戸版SPY×FAMILYって感じ。米すら炊けないが、殺しの技術は超一流。お互いが相手の事を好きすぎる感じがいい!続編も読みます!

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    2026年05月06日
  • 暁星

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    2026年の本屋大賞候補作、湊かなえさんの著作は告白に続いて2冊目でした。本の序中盤は書物で、暁闇の終盤から金星にかけてはaudlbleで聴きました。
    かなり解釈に悩みましたが、私は以下のように解釈しました。

    白金星子と永瀬暁が、幼少期から事件にかけて交流してきたという設定が物語の核心部分となる重要な要素だと感じ、彼らの幼少期からのつながりや関係性が紐解かれていくため、物語の基礎になっている2人の交流が、果たしてそれが本作における事実(ノンフィクション)なのか、白金星子は作中で実在するのか、悩みました。

    前半の手記時点で『金谷灯里という小説家なんて知らず、取り調べで知った』という暁の発言は

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    2026年05月06日
  • 空、はてしない青 上

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    ヨーロッパの美しい山々とその土地の風景が浮かぶ。大自然ほど贅沢なものはないように思った。

    エミルとジョアンヌの旅はとても静かだけど、新しい発見に満ちている。
    モノの見方を変える・変わるには、思い切った行動が必要なのかも。いつもと違うを重ねていく中で、いつもの中にあった普遍の幸せや愛情に気がつけるのかも。

    自分だったら、こんな旅に出たらインスタに投稿せずにはいられないだろうな。逐一どこにいるか、自分がどんな素晴らしい体験をしたか、どれだけ出会った人に優しくしてもらえたかを発表したくて堪らないと思う。
    あわよくばバズってお金になるかも?とか考えちゃったりして。
    こんな自分が嫌だな。笑

    2人の

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    2026年05月06日
  • ふたりの祖国

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    朝河貫一の慧眼に深く感じ入るとともに、読みながらシロビキ主導でウクライナに侵攻したロシアと関東軍主導で満州に侵攻した日本が重なった。

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    2026年05月06日
  • 新しい人生のはじめ方

    匿名

    購入済み

    地に足がついた物語

    異世界転移ですが、レベルやステータスのようなものはなく、
    生きて生活するために地道に一つずつ取り組んでいきます。
    それでも、ただ厳しいだけでなく、生活の中で楽しみを見つけたり、
    快適な生活を目指して工夫する所等は、とても面白いと思います。
    またブロマンス的な部分があるのも、個人的にツボでした。

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    2026年05月06日
  • 新版 お金の減らし方

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    逆説的なタイトルの本書。

    お金の増やし方ついての本は世の中に数多存在するが、書店のお金関連のコーナーでも本書は異彩を放っていることだろう。

    売れっ子作家の森先生の仰る真逆のことをすれば、要はお金が貯まるのではなかろうか。 

    そんな疑問を呈した時点で、お金を増やしたい人は素直にお金の増やし方の本を読むだろう。

    だが、「自分の知らないことを知りたい」という、私の知的好奇心のセンサーに引っかかったので手に取った。

    非常に論理的な切り口で、知らず知らずに自分がお金を減らしてしまう愚行に及んでいたと知り、顔を覆いたくなった。

    本書を読んで特に衝撃的だったのは、ヘソクリを隠したのを忘れて札束を

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    2026年05月06日
  • カフェーの帰り道

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    昭和末期〜大正初期のお話
    太平洋戦争時代前後のカフェーとそれを取り巻く人間模様を描いた作品。物語が次第に時代が進んでいって、ようやく前を向き始めた所で終わる。
    個人的にセイさんに感情移入をしてしまった。高学歴の女性らしく向上心を持ち合わせているが、女性の社会進出とは程遠い時代であり男性の雑用係に甘んじるしかない時代。自分らしさとは?を求めてカフェーを選ぶ姿に少し共感してしまった。
    また俣野さんから字を教わったことによりたい子さんは自分の息子に手紙を書けたんだな、よかったなぁって、背景を知っているだけに嬉しい気持ちになった。頑張って字引きまでして漢字を書いてたけど、最後に書いた手紙は全部ひらがな

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    2026年05月06日
  • 数えずの井戸

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    直参旗本、その側用人、長屋の娘、部屋住みの旗本次男、米搗きの若者、時期若年寄の娘、視点人物は六人。各章一人ずつの内省と見聞、他の登場人物との会話が描かれる。それぞれなりにものの考え方心持ち自己像が歪で常人とは違っており、納得理解しがたく、当然のことながら登場人物相互、また他の登場人物とも言葉が思いが噛み合わず通じないところがなんとももどかしい。その齟齬が歯がゆいまま、少しずつ物語は進み、やがて悲劇的なカタストロフ。だれも救われず辛い。「巷説シリーズ」の又市、徳次郎ともに、菊の三平の哀切に涙する。ああ。

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    2026年05月06日
  • しゃべれども しゃべれども

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    数年ぶりに読み返して、やっぱりこの小説が好き。

    コロナ禍を経て、仕事も環境も変わったけど、今読んでも心を動かされる。

    人間ってややこしい生き物だけど、そこもまたおかしくて、どこか哀愁があって。

    登場人物達を応援しながら、時間を忘れて読み進められました。


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    2026年05月06日
  • 時をかけるゆとり

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    単純に面白かった。文才があるって、ほんとに素晴らしいね。

    美容室の場面が2回出てくるが、私は小川哲の美容室でのやり取り考察も好きなのでw、人柄が出やすいシチュエーションなのかも。

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    2026年05月06日
  • 猫を処方いたします。

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    読みやすかったです。
    シリーズ化してるようなので、他のも読んでみようかと思います。
    私も猫を処方してもらいたいなぁと思いました。

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    2026年05月06日
  • カフネ

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    昨年、評判になった時
    読もうかな、と悩んで
    そのままにしていました

    それから益々評価が凄くなって
    読むことに

    こんなにも人は抱えているものが様々で
    一見、恵まれているようでも
    生き方すら左右するものを持っていたり
    家族でも兄弟であっても
    見えない事があって
    大変だけれど

    生きている間も
    もう二度と会えなくなっても
    人を思い 慈しみながら生きていく事が
    残された者の役割かな、と思いました

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    2026年05月06日
  • 人質の朗読会

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    ネタバレ

    あ〜〜好みぶっ刺さり小説。江國さんのひとりでカラカサさしてゆくに読後感が似てる。冒頭で、凄惨な最期を迎えた人々が残した物語であることが明かされるので、言いようのない切なさが全編漂う。わたしが好きだった話は、

    •大家の偏屈おばあさんとビスケット並べる話
    •公民館で細々と行われている集会や会合に参加する男性の話
    •おじいさんが作るヤマネのぬいぐるみをお守りにしている男性の話

    自分で書いててなんだそりゃと思ったけど本当にそういう話なんです笑
    どんな最期を迎えた人にも、きっとその人の心にずっと残り続ける大切な記憶や思い出があったんだなと、そう思って泣きたくなる宝物みたいなお話たちだった。

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    2026年05月06日
  • フキサチーフ

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    スカーレットや最愛など観ていた作品の時の感情も交えたエッセイ。

    当時の気持ちを知ることができて嬉しい。

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    2026年05月06日