小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレ高校生くらいまでは、自分が結婚して子どもを産んで…ということに疑いはなかったけど、大学を経て教育関係の仕事に就いてからは、「結婚も子どもも、自分には無理やなあ。」と思うようになった。収入のこと、健康のこと、生活のこと、政治のこと、いろいろひっくるめた世界のことを考えるとそもそもこの世に生命を生み出す責任を負う覚悟はないなと。でも最近、一生一緒に暮らして行けたらいいなと思えるもう5年以上付き合っているパートナーとの結婚の未来が見えた途端、職場や友人の妊娠が心のど真ん中に腰を下ろした。自分の気持ちに書くと、どれだけ子どもが欲しくなっても、引き返せることではないのだから自分のために、子どものために産
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身近に認知症の人がいる人のための「心の処方箋」のような本。
認知症が進行していく母を観察する「脳科学者」の視点と、母とともに過ごす「娘」の2つの視点が、淡々と綴られている。
「その人らしさ」とは何か。
著者は「その人らしさ」をかたちづくるのは認知的な要素だけではないことに気づいたという。
身近な人が認知症になったら、とても心穏やかではいられなくなると思うけど、正しい知識を得て、「この人がこういう行動をとるのは、脳のこの部分の、こういう機能がこういう理由で弱くなるからだ」と思えたら、心の平穏を少し取り戻せるかもしれない。
できないことを悲嘆するよりも、ちゃんとそこにある「その人ら -
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ネタバレ「そんなときは書店にどうぞ」がとても面白くて、瀬尾さんの小説が読みたいと書店に行ったらちょうど新刊が出てて、夏らしい爽やかな装丁にも惹かれて選んだ一冊。
おもしろくてどんどん続きが読みたくなるとても好きな物語だった。こういう物語でありがちな、きれいで感動的なストーリーじゃないところが良いし、それは主人公のリリーのキャラがきっとそうさせるのかなぁと感じた。リリーと周りの人物達の関係がすごく良くて、特に大家のばあさんとの掛け合いが面白かった。嫌な人が出てこないのも良い。心の中が少しずつじんわりじんわり温かくなる。
料理を作るという共通点から「カフネ」を思い出した。
いつ出てくるかなぁと思ってた -
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4年前、ロシアとウクライナの戦争が始まったタイミングで読んだ「タ暮れに夜明けの歌を」(奈倉有里)のなかで紹介されていて、(素晴らしい名著です)必ず読みたい!と思いながら時は過ぎ。。カラマーゾフの兄弟を読んで、亀山郁夫先生の講座聞いて、スヴェトラーナ・アレクシェーヴィチの本をいくつか読み、この度新訳が出たタイミングでやっと読むことができた。まだ戦争は終わっていない。
これは...これはこれは…!!
大好物なものだらけ。モスクワを舞台に、悪魔達が暴れ回る。首がとび、人々の気が狂い、書類は消えて、ネコは酒を飲む。。
「そう、要するにこれが地獄です。」
並行して語られる、ナザレの人イエスの処刑の物 -
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バレエ界のイイ話を連載するために企画された、あるバレエダンサーの生い立ちを追うルポルタージュは、いつしかソ連参戦後の満洲とシベリア抑留の壮絶な理不尽さに主題が移っていく。特に翠たち看護隊員がソ連兵の標的になる描写は悲惨極まりない。そんな中でも、一臣のバレエ経験、バレエの底しれぬ魅力が一臣と翠のかすかな希望の縦糸になっていく。またその記憶が、聞き手である若者世代の果耶と一平に受け継がれ影響を与えていく。登場人物それぞれの心の動きと決意が伝わってくる、文章の力に圧倒された一冊でした。
また、この物語における「現代」は1990年代前半で、一臣も知っている限りを話す決意をしてくれるが、先の戦争の従軍 -
Posted by ブクログ
帯に「知ってしまったこの恐怖は、誰かに伝えるしかない」と書かれていたので、伝染系の話かなと躊躇しましたが、「はじめに」にあるように「誰かの怪談を聞いたという体験談もまた、怪談そのもの」と捉えて、「怪談を聞いたという体験を語っている怪談ならではの奇妙なうねり」を楽しむ一冊のようです。怪談実話系だと、どれも著者が「聞いた話」となると思うが、この本は、著者が聞いている体験者や情報提供者も誰かから話を聞いているか、ある情報を聞いていたりする。つまり人から聞かされて怪談となっている話が収録された一冊です。
個人的に印象に残った話は、意外な登場に驚く「イケメン」、怪談なのかわからないが不気味さの残る「チー
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