小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
シリーズ3冊目にしてこれで最後とのこと。京大に入学し実家から通い始めた成瀬の1年間の物語。
YouTuberが出てきて成瀬と交流を持つ話があります。私はいわゆるYouTuberやその活動にあまり好感を持っていませんが、大学生が学生の間にやる活動としては、サークル活動と同等かそれ以上に意義があるかもしれないと思いました。うまくやれば就職活動で役立つかもしれない、うまくやれば。1年間で京都を極め(駆け抜け)、最後はカーテンコール的にこれまでの主要登場人物総出で終わりました。
私は京都へ行ったのは修学旅行の時だけ、しかもバスで連れて行かれたので土地勘は全くない。京大と琵琶湖疎水はGoogleMapで -
Posted by ブクログ
全7巻をまとめ買い。
元々この作品を知らないわけではなかった。
書店に赴けば、大概“面陳”或いは“平積み”扱い。人気小説であることを伝える。
ただ、いわゆる「中華ファンタジー」というものに些か苦手意識があり、中々手にすることもなく……。
ところが切っ掛けは不意に訪れる ―これまでにはない経緯で。それがTVアニメ。原作を読まずにはいられなくなるほどに、その世界観 ――物語に魅了されてしまう。
そして実際に原作を読み、その魅力がアニメ以上に艷やかであったことを目の当たりにする。
作者が綴る言葉、その描写―文章が放つ力は絶大にして巧妙。映像からでは知り得なかった繊細かつ圧倒的な“リアリティ”へ -
Posted by ブクログ
特に美人でもないし取り柄もないけど、努力家のがんばりやで強情な女の子が、なぜか周囲のいろんな長身イケメンにモテる話って、少女漫画にはありふれすぎていてもうお腹いっぱいなんだけど、
この小説は完全にそのパターンかと思いきや、ギリギリのラインで読ませてくれる力があった!(もしくは、私自身の内面の問題がいくばくか解決していたのかもしれない)
舞台が韓国の釜山と、大阪の生野区っていうところも良かった。どっちも興味があったりよく知ってたりする。
いやでも実際は生野区全然知らなくて、帰省中に鶴橋に行きたかった。今回は行けなかったけど。
ずっと心にひっかかっていた、差別が生まれた歴史や経緯について、当 -
Posted by ブクログ
人は文字だけで他人をここまで震え上がらせることができるのか、と驚愕した1冊。子供の頃に初めて読破し、心の底から恐怖した。うまく説明できないが、バケモノを見てしまったというような”対象”に対する恐怖ではなく、例えば部屋に一人の時、お風呂でシャンプーをしているときに、後ろに誰かいるのではないか、もしくは人ならざる何かに見られているのではないか、とバッと振り返ってしまうような恐怖のフィルターが、普通だった日常にまとわりつく。こんな読後体験をさせられた小説はその当時このリングだけだったわけで、それはそれは衝撃を受けた。そしてその衝撃は、大人になった今でも色褪せない鮮明な記憶として脳裏に焼き付いている。
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Posted by ブクログ
ネタバレただひたすら歩いて、語らって、物思いに耽るだけ。
それだけの小説なのに、グイグイとストーリーに引き込まれた。
なんとなーくノスタルジックな情景描写と、ダイレクトかつ細やかな心理描写は、癖もなくとても読みやすい。
高校生活最後の行事である歩行祭を通じ、異母きょうだい、融と貴子の二人は和解できるのか。
小説の中でも記述があるが、単純作業は思考の整理に大変貢献する、と私自身も考えている。
この地獄の長距離歩行の中でこそ、凍り付いた二人の関係を氷解させる気持ちの変化が起こり得たのだろうな、と舞台設定の面白さに感心した。
二人の心情は本当にゆっくりと変化していく。
夜から朝、徐々に白んでいく空、少しず
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