ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 未来のおもいで 白鳥山奇譚

    Posted by ブクログ

    タイムスリップ、タイムトラベルの極地を描いた感銘を受けた感動作品だと思います。未来は変えられないくやしさもあり、わくわくドキドキが止まらず一気読みでした。未来ではコーヒーがなくなるなんて意外でした。ラストは幸せな終わり方で続きが読みたくなりました。続編を期待します。映画化のシナリオも記載されていて、読み応え充分です。映画化にはなりませんでしたが!

    0
    2025年12月10日
  • しんがりで寝ています

    Posted by ブクログ

    三浦しをんさん、『のっけから失礼します』に続き2作目。
    小説は読んだことがないんだけど、エッセイ好きだなぁ。

    まず語彙が素晴らしい。
    さすがの豊富な語彙で、割としょうもないエピソード(失礼)を書いてある所がツボ。あと、決して人を悪く捉えない所が素敵な人。

    あまりに面白いので、1人で家で読んでいる時は、デーモン閣下かなというくらい「フハハハハハハッ!」と笑っていた。
    家族がいる時は遠慮しているもののつい「グフッグフッ」と笑ってしまい、夫に不気味がられた…。

    しをんさんのエッセイ、もっと読みたいなぁ。

    0
    2025年12月10日
  • たゆたいエマノン

    Posted by ブクログ

    エマノンシリーズは何とも言えない雰囲気の好きな作品です。エマノンのイラストの効果もあり好きな作品です。今回のストーリーの中で「ともなりブリザード」は礼文島を舞台にしていて、行ったことがあるので懐かしさを感じた。

    0
    2025年12月10日
  • 麦本三歩の好きなもの 第二集

    Posted by ブクログ

    シリーズ2冊目!
    三歩の独特な世界観、脳内、空気感…好きです。

    新たに変化する三歩の周りの環境。
    変わることによって気づく考え。
    それにしても癒されました。

    0
    2025年12月10日
  • 成瀬は天下を取りにいく(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     文庫版を改読してようやく「ときめき江州音頭」の三人称記述のへの気づきと解釈が出来たよ❗
     成瀬シリーズは基本「成瀬以外」の関係者の一人称で綴られている。だが「
    ときめき…」においては何故か誰のモノローグもなく、しかも「神視点」とも言えないような、「どのメタ立ち位置の人?」的な三人称記述になっている。
     これって、相当こじれた「成瀬視点」という解釈もアリなのかもしれないが、もっと単純な「原作者ナレーション」なのでは?という解釈をし、それならばそれがすごく良い‼️と思ってしまったのであった。
     成瀬の自覚無き葛藤の語り手として、…成瀬自身の要請というわけではなく、著者が余計なお世話覚悟で敢えてし

    0
    2025年12月10日
  • 「カラー版」昆虫こわい

    Posted by ブクログ

    昆虫の面白さがとにかく詰まった本。
    この本を読んでいるときは、面白い昆虫が紹介されているためずっとニヤニヤしてしまう。

    0
    2025年12月10日
  • 昆虫学者はやめられない(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    小松先生の本は、読みやすくて笑ってしまうくらい面白い。昆虫学者の面白さ、生物の楽しさが紹介されており、この本を読んでから今までの日常がさらに楽しいものとなった。

    0
    2025年12月10日
  • マルドゥック・ヴェロシティ3 新装版

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    P265
    「そうでもせんと、お前、全てが終わった後で、自分の頭をその銃で吹っ飛ばしかねん様子だぞ、ボイルド」

    フライト刑事とボイルドの関係で、マルドゥック・スクランブルのバロットとベル・ウィングの関係を思い出した。よき理解者であり、先生と生徒であり、友人でもある温かい繋がり。ボイルドが自身を虚無に委ねてしまってからも〝爆心地(グラウンドゼロ)〟へと向かう速度を度々緩めてくれたフライト刑事は、ボイルドの人生にとってウフコックと同様、揺るがない良心であったと思う。

    ヴェロシティを通して好きなシーンは沢山あるけれど、『マルドゥック・ヴェロシティ(新装版)(1)』で、ラナがボイルドの胸ぐらをつかん

    0
    2025年12月10日
  • 終末のフール

    Posted by ブクログ

    私の好きな作家ベスト3に必ず入るであろう
    伊坂幸太郎さんの作品。
    ほぼ全部読んでると思っていたが、思わぬ穴。
    何が好きかって、伏線が張り巡らされているのが全て回収されるところ。
    人物が沢山でてくるけど、絡まるところ。
    小さな言葉や小さなポイントが
    後になって、ここででてくるんかー。ってなるところ。
    秘密の扉がいっぱいあって、あちこち開いて
    どーしよー,迷子になると思っても
    どこから入ったとしても最後にちゃんと
    出口にたどりつけられるところ。 

    病の中、病室で夢中になって読みました。

    0
    2025年12月10日
  • 正欲(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    “多様性”についての価値観が変わる一冊。
    今の時代だからこそみんなに読んでほしい!
    多様性とはなんぞや?という内容ではなく、マイノリティの人がどのような人生を歩んできたかという内容。
    ただ作品中の登場人物は、LGBTQをマイノリティの中のマジョリティと定義づけるなら、マイノリティの中でもさらにマイノリティな嗜好を持っている人たち。

    誰にも理解されない悩みをもつ人たちが、ある事件をきっかけに人生が触れ合いだす。

    浅井リョウは心情表現が非常に豊かで、読んでいて性に合う。違う作品も楽しみ

    0
    2025年12月10日
  • ツミデミック

    Posted by ブクログ

    直木賞受賞作品ということで、読み始めた。
    6つの短編は全てあのコロナ禍でのお話。
    ホラーか!?とゾクゾクしたり、胸に迫る感動ものだったり、もうページをめくる手が止まらなかった。
    この1冊で何冊分もの作品を読んだかのような満足感。
    最近、難解すぎる受賞作品を読んで途中でやめてしまうことが多かったので、誰にでも手に取りやすく読みやすい本が受賞してよかった。さすが直木賞‼️

    0
    2025年12月10日
  • 黄色い家(上)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    めちゃくちゃいい。続きを読みたくて眠たいまま次のページをめくってしまう。
    母親に200万円渡すところが切なくて辛かった。一生懸命生きていても報われず、正しくなくても間違ってなくて、懸命に生きる花がただただ切ないと思った。苦しい境遇というか孤立した社会のなかを生きる人を描くのが上手くて、花と自分とは境遇は遠いけど、物語を通じて追体験しながら共感しながら読み進めることができた。また、花は僕より少し年上なはずで、大体同じ時代を生きていて、作中の平成の空気感が懐かしかった。

    0
    2025年12月10日
  • 汝、星のごとく

    Posted by ブクログ

    装丁の美しさに惹かれて購入。
    恋愛ものはそんなに好みじゃないけどどうかなぁと思いながらページをめくり、気が付けば一気に読み終えていました。
    恋愛ものという括りでもない。もっと別の生き方に対するものだと思った。
    難しい表現はないけど、情景が綺麗に思い浮かぶのだから小説はすごいと感じた。

    0
    2025年12月09日
  • 白魔の檻

    Posted by ブクログ

    禁忌の子に次ぐ、医療関係のミステリー。面白かった。生きるか死ぬかの状況…閉ざされた環境…ドキドキしながら読み進めた!

    病院に勤務している私にとって、色々考えさせられる内容でもあった。医療の状況的にも、田舎・僻地はそうなんだよね、と思いながら最後の方読んでた。
    誰でも一人ひとりに、それぞれ人生があって、価値観や大切なものがあって…その人にとっては全部大事なものだけど、それは果たして善なのか悪なのか…。
    生きてく中で、あの時こうすれば良かった、ああすれば良かったって、反省することもあるけど、その選択は全部自分が決めたこと。そのときの自分が、その方が良いと思って決めたこと。その結果をどうするか、ど

    0
    2025年12月09日
  • 十角館の殺人〈新装改訂版〉

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    名作と言われているので読んでみようと購入。
    名前がカタカナなので覚えられるかと心配になるも問題なく読み進めることができた。
    そして終盤に、うわ!そういうこと!これ本じゃないと無理なやつ!とテンションが上がった。
    面白い。

    0
    2025年12月09日
  • 魔法治療師のティーショップ

    Posted by ブクログ

    宮殿で治療師として働いていたが、無実の罪を着せられて逃亡中の主人公。辿り着いた村で、追手に見つかるのを避けるために、治療師としての技術を封印。代わりにハーブを使ったティーショップを開業。小さいながらも美しくて魅力的なリティング村は、それ自体が意志を持っているかのようなのだが、この部分はまだ謎のまま。主人公を取り巻く村人たちが、それぞれ個性的。続編が楽しみ。

    0
    2025年12月09日
  • 本と鍵の季節

    Posted by ブクログ

    堀川と松倉の距離感がたまらなく好き。
    お互いに敬意を持つというか、認めている感じがいい。
    会話中心で話が進むので非常に読みやすいし、ミステリ要素も楽しい。
    暫くは他人に勧める時に真っ先に挙げると思う。

    0
    2025年12月09日
  • ロング・グッドバイ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    物語に惹き込まれて、悲しさに浸っていた。苦しくはない悲しさだったように思う。
    テリーとの出会い、それから別れが尾を引いて、次から次へと無関係なようでいて、繋がっている流れにマーロウは関係していた。介入していた。
    また、再読したい。今度は静かな夜に、お酒とデスクライトで本を照らして、そういう雰囲気の中で、もう一度読みたい。

    0
    2025年12月09日
  • 夜が明ける(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    だいぶ前に読んだけど、はっきりと読んでよかったという思いは残っている。長編でかなり読み応えがある。

    「苦しかったら、助けを求めろ。」

    助けを求められる人とできない人の違いは何なのだろう。性別がやっぱりまだ大きいんだろうか。

    「失敗したとしても、自分が自分の思考の末に得た考えを獲得したい」

    0
    2025年12月09日
  • 名探偵に甘美なる死を

    Posted by ブクログ

    こんな複雑なものよく思いつくなと感心しながら楽しく読んだ。
    3部作で1番好き。
    展開もスピーディで複雑だけど読みやすかった。

    0
    2025年12月09日