ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 夏への扉〔新版〕

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    冷凍睡眠で未来へ跳ぶ技術者のダン。
    時代は1970年から2000年へ。
    こういう話、大好きです。
    ハッピーエンドですから安心して読めます。
    久しぶりに大好きと言える本に出会えました。

    以下ネタバレ感想、読み終えた方どうぞ

    半分まで読んだ頃
    ダンが冷凍睡眠に入ったまでの流れはわかったけど、動物好きの自分としては、ビートはどうなっちゃったんだろう、もう出てこないのかな?
    いやいや、世のすべての猫好きに捧げる本、なんだから
    そんなはずない、、とかピートの心配をしながら読み進めましたよ。
    なんとまあ、嬉しい驚きの展開で、
    タイムマシーンでまた、過去へ飛び直すところなんか、すごくワクワク。
    冷凍睡眠

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    2026年05月27日
  • コンビニ人間

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    18年間コンビニで働き続ける古倉恵子。社会の“普通”に馴染めない彼女にとって、コンビニだけが自分を社会と繋いでくれる場所だった。だが周囲は、就職や結婚といった“普通の人生”を求め続ける。

    前半は少し風変わりな人物によるコンビニ仕事小説のように読んでいたが、後半はかなり考えさせられた。

    古倉恵子はかなりデフォルメされ、“普通ではない人”として描かれている。けれど、コンビニという環境の中ではきちんと働き、自分なりに安定して暮らしている。むしろ苦しくなるのは、周囲が求める「普通」に合わせようとした時だった。

    本作で描かれる「普通」や「合理性」は、一昔前なら“マニュアル人間”、現代なら“すぐに正

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    2026年05月27日
  • ありふれた家を建てる

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    2026/5/24に池袋ジュンク堂のサイン会&トークイベントに参加した。
    昔から著者のユーモアセンスが好きで、トークでも笑わせてもらった。

    「晴耕雨読に猫とめし」というWebサイトのエッセイでお住いの話がちらほらあったのだけど、この本でその大元となった建てた時の話が読める。
    この本には17年前の著者のお母様が度々登場していて、先にエッセイの方を読んで、現状のお母様を知っている自分としてはちょっと感傷的になっちゃう。
    BSのテレビ番組「あの本読みました?」で鈴木保奈美さんが「祖母姫の血を引いているお母様ね!」と言われていたのはなんか分かる気がした。
    というかそういう風に読んだ方が楽しい!

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    2026年05月27日
  • これがそうなのか

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    哲学という学問は切実な現実から発生したものなのに、
    学問としての哲学はあまりにも多くの人の現実から遠いなあと思っていた。
    著者はこの二つを軽やかにつなぐのがホントに凄いと思う。

    “一本締め”のことを「なんて感動的なのか。」という感想が出てくるセンス好き。
    場って確かに締まりにくい。

    “純粋理性批判”のことを「詩のような響きを持っている。」というセンスも好き。
    その視点は無かった。

    生を受けたことを“望まずに巻き込まれた”側面を強調して「生活」というセンスすごすぎ!
    さすが哲学者!ちょっと笑っちゃった!


    それにしてもタイトル、ヨシタケシンスケさん的なゆるい印象だったけど、本文でその一言

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    2026年05月27日
  • それいけ! 平安部

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    宮島未奈氏の作品を読むのはこれで4作目。
    成瀬は天下を取りにいく。
    成瀬は信じた道を行く。
    婚活マエストロ。
    それいけ平安部は婚活マエストロと同じくらい穏やかで平和な気持ちで読める作品。忙殺されている現実と距離を置いてリフレッシュできる小説。
    成瀬シリーズ、婚活マエストロと違って舞台となる町や高校は小説内の架空の地名。成瀬は滋賀、婚活は静岡で著者にゆかりのある土地が舞台だったのでそれいけ平安部も著者の思い入れがある土地がモデルなのかなと想像しながら読むのも面白かった。

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    2026年05月27日
  • 一億円のさようなら

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    最初から最後までこの世界にどっぷり浸かってた。
    白石一文が選ぶ言葉がタイプだなと再実感。ミステリー要素と人生ドラマ要素のバランスが絶妙で660ページをこんなにもあっという間に感じたのははじめて。

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    2026年05月27日
  • 私という運命について

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    コロナ禍に一度読んだことはあるが、久しぶりに読んでみたら再び衝撃を受けた。
    同じ本で2度も衝撃を受けることなんてそうそうない。

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    2026年05月27日
  • 豆の上で眠る(新潮文庫)

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    読み易かった。

    布団をいくらめくっても、何もないことは確認されているけど今までの思い出と感覚は、異物を感じている…。
    血の繋がった母親が病気であることは、同情できる。
    でもそれと、何年も自分を献身的に尽くしてくれた母親とを天秤にかけたら私だったら後者を取ると思う。あっちにも母親は異なれど娘はいるし。
    血の繋がりってそんなに大切なのかな?いつか母親になったときに考えてみたい。

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    2026年05月27日
  • みかづき

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    自身が小学生時に中学受験塾、中学時は補講塾、高校の時は大学受験塾に通った経験があり、しかもそれは全て津田沼の塾でした。時代は違えど重ねずにはいられなかった。吾郎の教育者としての素晴らしさはもちろんだけど、塾経営者として千明がビジネスにシビアになる気持ちもすごくわかる気がした。登場人物すべてに物語があり、大長編ながら中だるみすることなく一気読みできました!すごく良い作品でした。

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    2026年05月27日
  • 灯台へ(新潮文庫)

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    初バージニア・ウルフ!

    誰の内なる思いなのかを判別するのに戸惑いながら読み進めるうちに、次第にコツが掴めてくる。自分の心中の移りゆく思いと同じ様に捉えるのがミソ。ウルフは、自身の心に浮かぶ感情や思いを、そのまま文章にする事に長けているのだろう。但し、その文章を読む方としては、慣れていないと、ちょっと気色悪いというか、まとまりが無いというか、落ち着かない様に感じてまう。

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    2026年05月27日
  • マザー・テレサ あふれる愛

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    この女性の体の中には、「愛」と名のつくものが全て詰まっていて、それを惜しみなく他人に与えられる、非常に敬意のある方だということ、この一冊の本の中に詰まっています。
    母親のように無性の愛を注ぎ、キリスト教の教えを説き、子供たちのため、弱者のため精魂を込め接する姿は、涙なくして読み切ることが出来ませんでした。
    自分は無宗教ですし、時代も違えば、環境の豊かさも全然違う中で暮らしていますが、人とのつながりや、愛情の示し方は、どの時代でも必要だし、大事なことだなと強く感じました。

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    2026年05月27日
  • 禁涙境事件 some tragedies of no-tear land

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    再読。やっぱり面白かった。
    4つの怪事件の顛末は今読んでも引き込まれた。あと事件に直接関係ないけど、走ってる人のパート、謎の人間賛歌味あって私は好き。
    禁涙境って地名もどうしてそんな名前になったのかわかるシーン、素敵だったな。
    ラストのEDも大変良かった。

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    2026年05月27日
  • 海と毒薬

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    ネタバレ

    戸田は罪悪感が湧かないと言っていたけど、最後の「世間の罰だけじゃ何も変わらんぜ」という言葉が印象に残った。
    勝呂は罰を受けることを怖がっていたけど、戸田はやってしまった事実は変わらないことを、どこかでわかっていたのかもしれない。
    だから本当は戸田の方が重く受け止めていた可能性もあると思った。

    人は誰でも「やるしかなかった理由」を探して自分を納得させることがあるけど、ただ蓋をするだけでは、それは何かの瞬間に顔を出してまた自分を苦しめるのかもしれない。誰が悪いかではなく、人間の弱さや複雑さについて色々考えさせられた。

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    2026年05月27日
  • わたしたちが孤児だったころ

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    筆舌しがたい。
    日中戦争やアヘン貿易に振り回された庶民の姿がまざまざしく感じられる小説。

    彼がノーベル文学賞を受賞したわけが読めばわかる。最後の100ページの怒涛の展開にページを繰る手が止まらなかったです。

    戦争は起こしてはならない。
    今でも中東やウクライナは戦火にまみれているが。

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    2026年05月27日
  • 100年の旅

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    絵も文もとても素敵です。
    これもインスタの広告で。0から99まで 人は旅をするのでしょうか…
    そういえば100まで生きてね…と言われるたびに、
    まっぴらごめん!  と言い返す私ですが‥‥

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    2026年05月27日
  • 地雷グリコ

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    ネタバレ

    すっごくおもしろかったです!続きが気になって気になって、時間を忘れて読み耽ってしまいました。
    私の頭脳では到底及ばないところまで読みあう心理戦で、すっとはらはらさせられました。最後のポーカーは難しかった…でもおもしろかった。
    高校生らしい若さもあり、椚先輩も塗辺くんも、登場人物がみんな魅力的でした。
    鉱田ちゃんがキーパーソンなんだろうなと思いつつも、最後は女子高生のかわいらしい友情が垣間見えて良かったです。
    しばらく余韻に浸れそう。たのしかった!

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    2026年05月27日
  • 籠の中のふたり 【電子書籍版特典付き】

    匿名

    購入済み

    とても複雑なストーリーで、1人の悪人のせいでたくさんの人達が不幸になり、やるせない気持ちになりました。

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    2026年05月27日
  • クジラアタマの王様(新潮文庫)

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    再読。
    高い志を持った破天荒な議員でも、
    爽やかで大人気の俳優でもなく、
    平凡で誠実な会社員が主人公。
    3人で力を合わせて敵の獣をやっつける。
    協力者となる他の登場人物の活躍もナイス。

    走り幅跳びみたいな小説で、
    始めはとーんとーんと大股で進んでいたのが
    だんだんとスピードにのり最後は大跳躍!
    スピードに乗るテンポも心地よい。

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    2026年05月27日
  • お探し物は図書室まで

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    ネタバレ

    世界は信用で成り立っているとか
    なるほど!と思うことが沢山書いてあった。
    立ち止まったり悩んだりしている人たちが
    みんな前向きになっていく。
    前のお話の登場人物が他のお話で良い感じで関わってくるのも素敵だなと思う。

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    2026年05月27日
  • 僕たちの青春はちょっとだけ特別

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    特別支援学校に通う生徒だけど、苦手なことが多かったり、それが表面として現れすぎているだけで、私たちと同じように悩み、成長する

    人の気持ちなんて、わからない
    私たち健常者って呼ばれてる人だって、人の気持ちがわからなくて傷つけたりする
    苦手なことだってある
    忘れちゃうこともある
    余計なこと言ったりする

    それが、飛び抜けて苦手なこと、それだけだったりする

    厳しくも優しく見守っていてくれる先生たち
    あたたかい気持ちになれる本だった

    これは、続編も読みたいなぁ

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    2026年05月27日