小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
「優しさ」とは何かが、わからなくなった時に必ず読み返す一冊だと思う。私は世間一般的に言われる、共感とか寄り添いみたいなものを技術的に身につけてしまった人間で。だからこそ、他者からの優しいねという言葉は、私がその寄り添いを心から多分できているわけではないから、素直にありがとうと思うことができなかったりする。また、この小説のタイトルにもなっている傲慢と善良という言葉が個人的にはとても嬉しい言葉で。物事には何事にも二面性があって、同じ行動をしたとしても人や置かれている環境が違えば、優しさにもなる一方で余計なお世話になったりもすると思う。だからこそ、私は多分優しさとはなんだろうと生涯色々と悩み続けるの
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Posted by ブクログ
ネタバレポーの作品は今でも素晴らしく面白い。
※ネタバレ注意! 以下の文には結末や犯人など重要な内容が含まれている場合があります。
はじめて読んだときの題名は「アッシャー家の没落」だったような気がするが。
今読んでみると訳されて定着している「家の崩壊」とする方が深い。
「Fall」はそういったことなのか。アッシャーという名家には嫡男ばかり生まれ、引き継がれてきたという歴史を含む家柄が途絶えることなのか。古い苔と蔦に巻かれてひび割れ、崩れ落ちる「館」のことなのか、その両方なのか、暗い幻想が作り上げた物語が「家」の最後の姿を幻想的に恐ろしい雰囲気を纏ってよく表している。
友人の手紙で 初めてその館を訪 -
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作家の手法を書き表した本を読んだのは、「中山七里」、「森沢明夫」についで今作の「三浦しをん」で3つ目だ。
取材はしたことがないという天才肌の「中山」、プロットの立て方や伏線の張り方など具体的な「森沢」、この2冊は小説の書き方の指南書として相当まともだった。
さて、「三浦しをん」はといえば、これはたいへん面白い読み物だった。書くのを自分で楽しんでいたなと思う。といっても手を抜いているわけではない。
「理論だけでは小説は書けない、感性だけでも書けない」という芯のしっかりしたところを存分に教えてくれたのだから。
三者三様である。私は「読み」しかできないが⋯。 -
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現実離れのした話だが、いつかその閉ざされた島に 入っていってしまう。 不思議な力をもつ小説で、面白い。
伊藤は、突発的に退職して銀行強盗を思いつき、失敗して警官に殴られた、殴った警官は幼馴染で城山といい、整った顔に冷酷な心を隠している男だった。
逃げたつもりが、気がつくと男鹿半島のはずれの島にいた。
何がなんだか分らないままでその島になじんでいく。
住人は、未来が見通せてしゃべることが出来るカカシの「優午」。
家の庭で読書をしているが、悪いやつは有無を言わさず撃ち殺す「桜」という名の、美貌の静かな男。
半身を地面につけて心臓の音を聞いている少女「若葉」
足の不自由な「田中」
何時も同じ時間に -
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KAJINANAのスケジュールが埋まってきた。常連さんに母の所にも行って欲しいと頼まれるが、空きが無く定期予約済みの自分の枠を使ってと頼まれる。
人員を増やす事を考え始めるがまずは依頼通りお母様の元へそんな必要無いと断られるが普段の掃除が楽になるようにと声をかけ水回りの掃除と食事を作る。帰り際里芋の煮物を次の研究材料になると渡される。次もあるのだと喜び受け取るがその味はおいしいのにお出汁が入っていなかった。翌週答え合わせの気持ちでお出汁を使わないのですねと聞くとお店の食事では無くお客様の自宅に伺って作るのだからこそ相手の好みに合わせた物が出来るのではないかと言われもっと観察しなさいと教えられる
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