あらすじ
3年連続「本屋大賞」にノミネートされた青山美智子さんの最新文庫本。川沿いの桜並木のそばに佇む喫茶店「マーブル・カフェ」。その「マーブル・カフェ」が定休日の月曜日にだけ「抹茶カフェ」を営むことに。ついていない携帯ショップの店員、妻を怒らせてしまった夫、恋人と別れたばかりのシンガー、時代に取り残されたと感じている京都老舗の元女将……。思い悩む人々が誰かの何気ない言葉で前向きな気持ちになっていく――。人は知らず知らずのうちに、誰かの背中を押している。――これは、一杯の抹茶から始まる、東京と京都をつなぐ12ヵ月の心温まるストーリー。『木曜日にはココアを』のおなじみのメンバーも登場する、シリーズ続編がついに文庫化です。
※本書は2021年9月に刊行された単行本『月曜日の抹茶カフェ』を文庫化したものです。
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Posted by ブクログ
読むと元気をもらえる小説。前作の木曜日にはココアを。も読ませていただいたがどちらも共通して明日も頑張ろうと思える、元気をもらえるような作品だった。内容は日常を切り取りながらも多くの人が抱えているであろう問題であったり心の持ちようについて気づきを与えてくれたり、アドバイスを貰えたりするようになっていてほっこりとする。
何よりも、連作短編なので違う人の視点で小説の世界を体験できるという部分が私は一番すき。ほかの視点から見ると幸せそうだったり、何も問題を抱えていなそうだったりに見えてもその人はその人で何らかの迷いを生じているのだなと思えて、自分の生活を送る上で他人に対して心の余白を持つことができるようになった。、
前作を読んでからだいぶ時間が経って(多分1年くらい?去年の初夏に読んだから)いたので読み直してみてもいいかも!
もうすぐ春休みも終わるのでこれから人と関わる機会も増えて(バイトも始めたし)くるので余裕を持って楽しみたい。
Posted by ブクログ
12話の短編になっているが、同じ世界線で人と人、人や物の"ご縁"からなる温かなストーリーがとても胸に染みて、穏やかな気持ちになれると同時に、登場人物が様々な壁や葛藤を乗り越えながらも、前を向いて成長していく姿が印象的で、勇気づけられた。
一つ一つの表現の仕方や言葉選びが温かで、青山美智子先生らしい素敵な1冊だった。
Posted by ブクログ
前作に続いてとても良かった!!
軽く読めて心があったまる短編連作集。
だけど、けんごさんの解説のように長編とも捉えられる。
前作にも出てきた人たちが、今作にも出てくるからセットで読むことをお勧めしたい。
ほっこりするだけじゃなくて、心に刺さる大切にしていきたい言葉がたくさんあった。
ねこ視点の章もあっておもしろかった。
そっけないねこちゃんの心の中はこんな風なのかなと思ったり。
私は光都ちゃんと、「抜け巻探し」が好きだった!
「縁っていうのはさ、種みたいなもんなんだよ。小さくても地味でも育っていくとあでやかな花が咲いたりうまい実がなったりするんだ。種のときは想像もつかないような。」
「確かにそこにいるのに、どこかを旅しているのがわかる。体はとまっているのに、何かが動き出しているのが伝わる。」
「また会いたい人がどこにいるのかわからない時はその人に対してちゃんと誇れる自分でいたらまた会える。」
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青山さんの本は大好き。「ご縁」のお話しはグッときてしまった。青山さんの本はグッとくる言葉が1冊の中に絶対入ってる。いつも気付かせてくれてありがとうの気持ちになる。
Posted by ブクログ
主人公とヒロイン、近くにいた人が入れ替わり登場する。どんなに強そうに見えてもその人なりの弱さと苦労があってそこには寄り添ってくれる人がいる。
ほっこり優しい話で心が軽くなると同時になぜか涙が出てしまった。ここに出てくる人たちのように成長して自分も周りも愛していきたい。
Posted by ブクログ
信じられないくらい読みやすい。読むことが全く苦じゃない。呼吸するくらい苦じゃない。そんな本。
私は特に「まぼろしのカマキリ」という話が好きだった。「みんなに育ててもらっている。」その考えが読む人みんなに染み渡っていってほしい。
Posted by ブクログ
現実的ではあるけど、決して暗くないストーリー展開が大好きです。欲を言えば、1月のエピソードと12月のエピソードをもっと見せて欲しいです!!!!
Posted by ブクログ
『木曜日にはココアを』の続編。
前作に出てきた人物たちのその後も描かれつつ、抹茶カフェに関わった人々の縁の繋がりが物語として紡がれる。
『木曜日にはココアを』もそうだったけど、青山美智子さんの本は、人生にハッとした気づきを与えてくれる。
心に刻みたい言葉に付箋を貼りながら、ゆっくりと大切に読んでいった。
なにかひとつ欠けても自分はこの場所、この縁に出会えなかったのだという気持ちで一生懸命生きていきたい。
Posted by ブクログ
1日で前作と併せて一気に読んでしまった…それだけ次の話は誰視点だろうと愉しんで読めた。
終盤のマスターの台詞「どんな出会いも、顔も分からない人たちが脈々と繋いできた手と手の先」がこの2つの小説にはギュッと濃縮されている。
解説がなぁ…自分の感覚とちょっとズレてるんだよなぁ…あの方のアンチになりそう。
Posted by ブクログ
木曜日にはココアをの続編だけど単体でも読めそう!短編連作で、前の話に出てきた人が主役になって繋いでいく感じのお話。そして最初に戻るんだけど、戻り方がとても良かった!
短編ってのもあるけど、とても読みやすい1冊でしたー!
Posted by ブクログ
「マーブル・カフェ」シリーズの続編
今作は各月の名前と共に12編
1.月曜日の抹茶カフェ(睦月・東京)
間違えて出勤してしまった携帯電話ショップ店員
「スマホは最初から最後まで未完成」という主張は同意
これはスマホに限らないのだけど、未完成と捉えるか、常に進化を続けていると捉えるかの違いもあると思う
2.手紙を書くよ(如月・東京)
妻の記憶と自分の記憶の相違
見当違いの思いやりなぁー
でもまぁ、それで二人が上手くいくのであればそれでいいと思う
3.春先のツバメ(弥生・東京)
ランジェリーショップの店長
店を出した時の気持ちと現在の相違
昔、とあるBARのマスターが、客層の変化に伴って店のコンセプトを変えてはいけないって言ってたな
目先の利益のために常連を優遇してはいけないという意味だったけど、他の商売でも共通点はあるのかもね
4.天窓から降る雨(卯月・東京)
婚約者に付いて行って外国で暮らすか迷う歌手
言った本人にとっては些細な事でも、相手にとっては重要な事ってあるよね
もし結婚したら、それがずっと続くわけで
自分にとって何が大事かを考えた結果ならそれでいいと思う
5.拍子木を鳴らして(皐月・京都)
教徒の和菓子屋の娘
祖母に厳しく育てられ、否定する言葉ばかりの記憶
相手の事を思っての言葉でも、受け取る方はそうではない
でも、その真意に気付いたときはまた別の受け取り方ができるようになる
6.夏越の祓(水無月・京都)
和菓子屋の元女将の水無月への想い
こっちもまた別の視点で見る事になるお話
それはそうと、「和菓子のアン」シリーズを読んでると和菓子の知識が増えるので、水無月がどんなお菓子か知れてて嬉しい
7.おじさんと短冊(文月・京都)
古本屋に出入りする猫
本というのは願いが束ねられたものなのかもしれないですね
8.抜け巻探し(葉月・京都)
脱サラして古本屋を始めた理由
本との出会いや縁ってあるよなー
たまたま買った本が自分にとって物凄く大事な作品になったりとかね
あと、糺の森とか古本市とか、森見登美彦で知ったので、他の作家さんでも同じモチーフの物語を見かけると嬉しい
9.デルタの松の掛の下で(長月・京都)
人間関係のヒエラルキー
視点によっては他の場所が頂点にもなる
何かを測る物差しは一つだけではないんですよね
10.カンガルーが待ってる(神無月・京都)
オーストラリア人の画家のマーク
11.まぼろしのカマキリ(霜月・東京)
昆虫探しをする子供たちと宮司さん
カマキリは誰が育てるか?という問い
みんなでというか、勝手に育つというか、それが自然なのではなかろうか?
12.吉日(師走・東京)
老舗茶問屋の跡取り
新しい環境に身を置く事、挑戦する事の重要さ
読んでて、ホイットニー・ヒューストンが「エンダーイヤー」って歌ってる姿が脳内再生される
「縁」というのは、末永く続く縁もあれば、人生の中でたった一度だけれども、その一回のための縁もある
いやぁー、人生って不思議なものですね
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『木曜日にはココアを』待望の続編!
川沿いの桜並木のそばに佇む喫茶店「マーブル・カフェ」。
その「マーブル・カフェ」が定休日の月曜日に、1度だけ「抹茶カフェ」を開くことに。
ツイていない携帯ショップ店員と愛想のない茶問屋の若旦那、妻を怒らせてしまった夫とランジェリーショップのデザイナー兼店主、恋人に別れを告げたばかりのシンガーと実家の祖母と折り合いが悪い紙芝居師、時代に取り残されたと感じている京都老舗和菓子屋の元女将と自分の名字と同じ名前の京菓子を買いにきたサラリーマン……。
この縁は、きっと宝物になる――。
人は知らず知らずのうちに、誰かの背中を押していることに気づく、
一杯の抹茶から始まる、東京と京都をつなぐ12ヵ月の心癒やされるストーリー。
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Posted by ブクログ
縁というものは、一枚一枚の薄い便箋の積み重ね、脆く破れやすく、でも丁寧に大切にしていけば、いつまでも繋がり続ける。
たしかに、そうなのかも。
すべての些細な縁で、今がある。逆に、何かを蔑ろにしてしまうことで、大きなものを失ってしまう、失ってしまった。
あらためて、丁寧に大切にを心がけたいと思った。
Posted by ブクログ
初青山さん。タイトルで気になって取ってしまった。
短編集で優しい話だ。最近こういう優しい話をたくさん読みたいと思ってしまう。疲れてるんかな。
続編なのは知らず、『木曜日にココアを』も読んでみたい
Posted by ブクログ
短編集だけど前の章と少しずつ繋がっているし、実は木曜日にはココアのの続編らしく(知らなかった)ぜひ木曜日〜と間を空けずに読むことをオススメします。
疲れてる日々にほっこりするので、平日でも読みやすいです
Posted by ブクログ
木曜日にはココアをに続いて、ほっこりしたお話でした。短編集になっているので、仕事の休憩時間に読み進めるのにとてもよかったです。
今欲しい言葉をそっとくれる優しいお話です。今悩んでる事や、これから進もうとしている人の背中をそっと押してくれるような。
ゆっくり焦らず読み進めたい一冊です。
Posted by ブクログ
個人的にはココアさんたちがどうなったのか、
とても気になりましたが...
ベタな恋愛展開にならないところも
青山さんらしいなと思いました。
人とのご縁を深く感じる作品でした。
Posted by ブクログ
「月曜日の抹茶カフェ」を読む前に「木曜日にはココアを」再読
青山美智子さんの本は読んでる途中も楽しいが
読み終えると、もっと心が満たされている
本の軸はマーブル・カフェという小さなお店だ
人々の日常がこの場所を通じて繰り広げられ、たくさんの縁で繋がっているのだと感じる
Posted by ブクログ
ザ、ほっこり
途中から、「これはあの人?あの猫?」みたいな感じで、繋がりを見つけるのが楽しくなったり。。
毎日忙しくても、なんとなく、ゆったり、やさしい気持ちにしてくれる本
心に響いたフレーズ
僕がみんなにバカにされることを怖がるのは、今まで僕自身が、自分より成績の低いクラスメイトを心のどこかで見下していたことの裏返しじゃないか。
Posted by ブクログ
その人に対してちゃんと誇れる自分でいたらまた会えるって、私は信じています
私もそう信じている。というか、そう信じることで、乗り越えられる気がする。
Posted by ブクログ
マーブルカフェに臨時でできた抹茶カフェを訪れる人の話。12か月がタイトルになっていてとても素敵な構成だった。ほっこりあたたかくて励まされる話がたくさんあってよかった。最後2人のこれからがどうなるのだろうというわくわくで終わった。
Posted by ブクログ
あっという間に完読。やはり読みやすいし、すーーっと脳内に入ってくる青山さんの本。拍子木を鳴らして、が好みですが、抜け巻き探し、が一番かも。いろんなご縁が巡り巡ってくる、こうして、この本を読んでるのもまたご縁です。
Posted by ブクログ
「木曜日にはココアを」の続編といった作品。舞台といっていいかどうかは難しいが、同じマーブルカフェ。定休日の月曜日にオーナーが仕切って抹茶カフェを営業。事前告知も何もないので、お客さんはほとんど入らなかったが、その人たちとの縁が物語を形作っていく。誰かは誰かの幸せに繋がっている。前作に引き続き、そうしたことを教えてくれる作品。
連作短編の形だが、長編を読んでいるような錯覚を覚える。
Posted by ブクログ
ちょっとほっこりする短編が12か月分入っているので、ほっこりしつつも季節の移り変わりも話が進むのが楽しめた。あと解説にもあった通り、ちょっと棘もあったりするストーリーで、そのあたりも記憶に残るんだろうな、と思ったりする。最後まで行くと最初の話と繋がって一周するのもいいと思うし、途中で面白いと思う話もあれば、ちょっと違うな、と思う話もあって、感想も色々とだと思う。
Posted by ブクログ
『木曜日にはココアを』に続き、ほっこり癒される小説でした。
ココアに出てきた登場人物も出てくるのもよき。
人生上手くいかないこともあるけど、周りの人たち、ご縁を大事に頑張っていこう、そんな気持ちになりました。
そして自分も誰かと誰かの良いご縁を繋げられていたらいいなと。
関係ないけど抹茶ラテを飲みながら読んだら幸せでした。
Posted by ブクログ
東京と京都を結ぶご縁のお話
縁って本当にあるんだなあと思わせてくれた1冊
1月から12月まで12話の短編小説になっているけれど、ちゃんと繋がっていて、読み進めるうちに、次は誰と繋がりがある人の話だろうって楽しみにさせてくれた
1月と12月の繋がりが1番ほっこりさせてくれた
ついていないと思っていても、実はそこには素敵なご縁があったんだなって感動した
孫を育ててきたおばあちゃんの話も温かくてとても良かった