小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
この話題作から、もう10年近く経っていることにまず驚き。
今回はAudibleで。
朗読は、なんと堤真一さん。これが本当に素晴らしくて、すっかり物語の中へ。もう一度聴きたいと思うほど。
小説を聴いているというより、上質なラジオドラマを聴いているような感覚。
何度も笑って、ときには胸が苦しくなるような場面も。
吉祥寺は以前の職場があった場所なので、街の描写が出てくるたびに、ありありと浮かぶ情景。
「ああ、あの階段を下りてるのね」「あの太鼓の人なの?」なんて、頭の中に実際の吉祥寺の風景を重ねながら。
(ちなみに私、吉祥寺で又吉さんご本人を見かけたこともあります)
お笑いにすべてを献げるような情熱。
思うようにならない苛立ち。
徳永と神谷の、なんとも言えない関係性。
いつの間にか、すっかり感情移入。
そしてラスト。
それまで胸を締めつけられるような気持ちで聴いていたのに、最後は「ええっ!?」という、なんとも不思議な気持ちに。
でも、これもまた「お笑いバカ」ということなのか。
いや、これこそ神谷さんなのか。
もう最後には、なんだか笑えてしまいました。
面白かった。
今さらながら、話題になった理由に納得の一冊。
そして今さらながら、ドラマも映画も観てみたい。
あの徳永と神谷が映像ではどう描かれているのか、ちょっと楽しみ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ上巻 半分を読んだところまでの感想
トムソーヤの冒険の続編なのですね。 この本から読み出したので なぜ ハックが大金を預けてあったのか?疑問でした。 以下 ネタバレ⚠️
トム・ソーヤーの冒険の結末で、盗賊の金貨を発見したハックとトム。発見した金貨は二人で折半ということになり、ハックの取り分はサッチャー判事の預かりとなった。1日につき1ドルの利息が払われることとなり、ハックは、金貨の管理人となったダグラス夫人の養子として、屋敷に住むことになった。
…という訳で理解できた。
1885年の作品
途中 ペテン師 詐欺師と出会うが、ハックもなかなかの嘘をペラペラ言うので、ある意味ペテン師の素質あるなと思った。
行く先々で いろんな場面に遭遇する いいこと悪いこと面白いこと怖いこと それが大人の自分にもとても面白い
文中 心に残った箇所
────自分に問いかけてみる。ちょっと待てよ。もし、正しいことをして、じむをひきわたしてしまっていたら、いまより、いい気分にならたんだろうか?いいや、きっとみじめで情けない気持ちだろう。いまと同じように。それなら、正しいことをするのがすごくめんどうで、正しくないことをするほうがかんたんなとき、わざわざ正しいことをする意味なんてあるんだろうか?────
当時 黒人逃亡奴隷ジムをかくまうこと一緒に旅を続けること 引き渡さないこと その事がすごく悪いことをしてみじめで情けない気分になっていた時のハックの思考(頭の中)だ。
下巻につづく -
Posted by ブクログ
斎藤倫さん、うきまるさんの作、牧野千穂さんの画。
とっても素敵なお守り絵本。
おやすみしたくない子猫の「こねんこさん」、名前の響きとちっちゃな手足、赤いねまき。アップのお顔は意外とリアル。ぜんぶかわいい。
「わたしをまくらにどうぞ」次々やってきてくれるみんなのやさしさ、導かれる夢の世界のおだやかな気持ちよさ。
こねんこさんはからだごと抱きとめられて夢の中。めんこい…
いいなあ…と素直に思っちゃいました。
いいおとなだけど、私自身、眠ることがあまり上手じゃないのです。手足がウズウズしたり、頭痛がしたり、うるさすぎたり静かすぎたり、昼間のいやなことを思い出してしまったり、こわい夢を見てしまいそうで不安だったり。
そんなとき、あったかいあひるさんやすべすべのきのこさん、ふかふかの食パンにひんやりくらげさん…いろんなまくらと、深くて気持ちのいい世界のことをひとつずつ思い出していったら、やすらかに眠れそう。
眠るのが得意じゃないひとのお守りに。
そんな絵本にもなってくれそうです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ電車で読むんじゃなかった!!!!!!!!家で一人でいるときに思いっきり泣きながら読みたかった。最後涙が止まらなくて(堪えきれなかったけど)、電車で堪えながら読むのしんどかった!!!大学生も終わりがけの今読むからこそ「そんなこと大したことないのに」って思ってしまうけど、小中高生ぐらいまでは学校が世界の全てで、学校に居場所がなかったらすごく苦しくてどうしようもなくてしんどかったなと思う。というか、そうだった。大学生になって学校だけが全てじゃなくなって、世界ってこんなに広いんだ、周りと必ずしも合わせなくて良いんだって思えるようになってから生きやすくなったな自分は、と読んでいて何度も思った。高校生までは周りの大人にどう頼っていいのかも、誰が助けてくれる人なのかも分からないまま生きていたからこそ、大人になってきた今子どもたちには助けてくれる大人はたくさんいるよと伝えたいし、学校だけが全てではないよと伝えたい。もちろんいわゆる「普通」に学校に行って生きていくのが1番楽というかその後の人生なんの違和感もなく生きていける気がするのは確かだけど。中高生ぐらいの時に読んでみたかったな、その時の私はどんな感想を抱いたんだろう。きっと、社会人になってから読んだらまた違う感想を抱くんだろうな。
リアルだけどファンタジー要素もあって、伏線が後半あたりからどんどん回収されていって読んでいて気持ちが良い。振り返ればヒントがたくさん散りばめられてあって、根本の先入観というか前提(女の子は結婚したら苗字が変わるとか)があるから気づけなかったこととかたくさんあった。1回読み始めたら止まらないタイプの小説。 -
Posted by ブクログ
本当に起きているようなリアルさがあって、どうなっていくかが気になって分厚い本だけどどんどん読める
現実でも何か事件が起こった時など、報道されていないような噂をTwitterなどでよく見かける
噂を信じる人はいいねの数を見ると多いんだと思う
事件の当事者の気持ちを考えている人はきっとほぼいないんだと思うし、ただの興味でいろいろ物を言ってる人が多いだろうなと思う。探偵みたいに推理してる人よく見るし。
ファイアドームを読んで、その噂への興味とか噂がどんどん広がっていくことがどれほど怖い事かを初めて感じた
本当にこの本を読んで噂への見方が変わるといいなと思うし、事実か分からないことを発信する事がどんな影響を与えるのか考えて欲しいと思った -
Posted by ブクログ
ダストフォールにより滅亡に瀕した地球の生命たち。救ったのはとある植物と、その植物を作出し、広げた二人のシスターフッド。
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韓国のSF作家、キム・チョヨプさんの初の長編です。
これはとても良かったです。構成も手が込んでいて、割とハードめですが、人と人のつながりが切なく深く描かれていて胸に迫りました。
また、科学者目線のお話ということもあって、植物の分化や生態、遺伝子工学、進化生物学などをしっかり踏襲している点も読み応えを支えているな、と思います。読み終わってしまうのがもったいなくて最後は数ページずつちびちび読みました。たくさんこんな長編書いてほしいなあ。
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