ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 虐殺器官

    Posted by ブクログ

    哲学書を読んでるみたいだった。でも、頭が拒否するのではなくその世界にのめり込んでいった。ラストの主人公の選択は衝撃的だが分かる気もする。

    0
    2026年10月07日
  • 火花

    Posted by ブクログ

    この話題作から、もう10年近く経っていることにまず驚き。
    今回はAudibleで。
    朗読は、なんと堤真一さん。これが本当に素晴らしくて、すっかり物語の中へ。もう一度聴きたいと思うほど。
    小説を聴いているというより、上質なラジオドラマを聴いているような感覚。
    何度も笑って、ときには胸が苦しくなるような場面も。
    吉祥寺は以前の職場があった場所なので、街の描写が出てくるたびに、ありありと浮かぶ情景。
    「ああ、あの階段を下りてるのね」「あの太鼓の人なの?」なんて、頭の中に実際の吉祥寺の風景を重ねながら。
    (ちなみに私、吉祥寺で又吉さんご本人を見かけたこともあります)
    お笑いにすべてを献げるような情熱。
    思うようにならない苛立ち。
    徳永と神谷の、なんとも言えない関係性。
    いつの間にか、すっかり感情移入。
    そしてラスト。
    それまで胸を締めつけられるような気持ちで聴いていたのに、最後は「ええっ!?」という、なんとも不思議な気持ちに。

    でも、これもまた「お笑いバカ」ということなのか。
    いや、これこそ神谷さんなのか。
    もう最後には、なんだか笑えてしまいました。
    面白かった。
    今さらながら、話題になった理由に納得の一冊。
    そして今さらながら、ドラマも映画も観てみたい。
    あの徳永と神谷が映像ではどう描かれているのか、ちょっと楽しみ。

    0
    2026年10月07日
  • 重力ピエロ

    Posted by ブクログ

    「春が二階から落ちてきた」名台詞から始まる。そこには兄「泉水」、父そして亡くなった母
    連続放火事件から繋がる深みのあるミステリーでは語れない壮大なドラマ。一読必須

    0
    2026年10月07日
  • サイレントシンガー

    Posted by ブクログ

    『魂を慰めるのは沈黙である。』
    リリカの生涯、彼女は幸せだっただろうか?
    アカシアの野辺と少世界で静かに生きた人生、
    その中できっと幸せであったのだと信じたい。
    彼女の歌声が何処かからながれ、そしてその歌は心を穏やかな気持ちにさせてくれるような錯覚を感じます。
    小川さんの美しい文で語られる物語は感動します。

    0
    2026年10月07日
  • ハックルベリー・フィンの冒険 上

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    上巻 半分を読んだところまでの感想

    トムソーヤの冒険の続編なのですね。 この本から読み出したので なぜ ハックが大金を預けてあったのか?疑問でした。 以下 ネタバレ⚠️

    トム・ソーヤーの冒険の結末で、盗賊の金貨を発見したハックとトム。発見した金貨は二人で折半ということになり、ハックの取り分はサッチャー判事の預かりとなった。1日につき1ドルの利息が払われることとなり、ハックは、金貨の管理人となったダグラス夫人の養子として、屋敷に住むことになった。

    …という訳で理解できた。
    1885年の作品

    途中 ペテン師 詐欺師と出会うが、ハックもなかなかの嘘をペラペラ言うので、ある意味ペテン師の素質あるなと思った。
    行く先々で いろんな場面に遭遇する いいこと悪いこと面白いこと怖いこと それが大人の自分にもとても面白い
    文中 心に残った箇所
    ────自分に問いかけてみる。ちょっと待てよ。もし、正しいことをして、じむをひきわたしてしまっていたら、いまより、いい気分にならたんだろうか?いいや、きっとみじめで情けない気持ちだろう。いまと同じように。それなら、正しいことをするのがすごくめんどうで、正しくないことをするほうがかんたんなとき、わざわざ正しいことをする意味なんてあるんだろうか?────
    当時 黒人逃亡奴隷ジムをかくまうこと一緒に旅を続けること 引き渡さないこと その事がすごく悪いことをしてみじめで情けない気分になっていた時のハックの思考(頭の中)だ。
    下巻につづく

    0
    2026年10月07日
  • 復活の豚かつ 食堂のおばちゃん⑲

    Posted by ブクログ

    新登場の人物が多かったこともあるのか、少し新しい印象。書き出しが改めて仕入れから始まるのもなんだかリスタート感がある。
    「屋台から始めて銀座にお店を持って、三代も続いてるなんて、大したものですね。お店と人が良いだけじゃなくて、運にも恵まれた縁起の好いお店なんでしょう」という一文で、老舗を訪れた時の嬉しさはこれかもしれないと、パワースポットのような気分で嬉しくなった。

    0
    2026年10月07日
  • 新装版 ホームレス中学生

    Posted by ブクログ

    突然の父の失踪で住まいを失い、兄弟でホームレス生活を乗り越えた実話に基づく再起の物語です。
    苛酷な状況下でも父親を怨まず、兄弟で助け合い自分を信じてたくましく生きる姿勢に胸を打たれます。
    周りの人々と愚直に触れ合うことで手助けを受け、運命を好転させていく様子には強い感動を覚えました。
    飾らない少年らしい素直さと大人びた覚悟が同居しており、実話だからこそ言葉の一つひとつが心に響きます。
    笑いと涙の中に感謝や絆の温もりが詰まっており、生きる上で大切なことを改めて教えてくれる一冊でした。

    0
    2026年10月07日
  • 未だ本能寺にあり

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    一度見聞きしたことは決して忘れぬという異能を持つ駒井八右衛門が本能寺の謎に挑む。
    面白すぎて読む手が止まらなかった。結果、大満足。真相も納得。
    ミステリ色が強めだった。それが良かった。
    信長様は偉大でかっこいい。
    それぞれ違う立場の人間から聞き取りをし、それぞれの本能寺が語られ、真相に近づいていく。真相が気になって早く読みたいけれど、読み終わるのは寂しい。
    書き記すことの大切さ。身にしみた。
    もし信長の首が見つかっていたら、歴史は変わっていたかもしれないなと思った。

    0
    2026年10月07日
  • 舟を編む

    Posted by ブクログ

    選書していただいたので久しぶりに再読。前読んだ時よりも心に響いた。本は読むタイミングで感じることが変わるから面白い。自分では再読の予定はなかったので、良いタイミングで選書してもらえて読めたのが嬉しい。

    0
    2026年10月07日
  • 交換殺人には向かない夜

    Posted by ブクログ

    コメディチックなのだがそれに騙されてはいけない。しっかりと読み応えのあるミステリで、伏線回収も見事。途中でかき乱されました。

    0
    2026年10月07日
  • 月の影 影の海(下) 十二国記(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

     誰も頼れない、信じられない状況で陽子を待ち受ける思いがけない出会いと心境の変化、異界の国々を巡る勢力図、陽子が最後に下すある"決断"が物語の大きな始まりと共に壮大な大河を予感させるワクワク感に満ちたラストだった。これは是非全シリーズ読破したい。

    0
    2026年10月07日
  • おやすみまくら

    Posted by ブクログ

    斎藤倫さん、うきまるさんの作、牧野千穂さんの画。
    とっても素敵なお守り絵本。

    おやすみしたくない子猫の「こねんこさん」、名前の響きとちっちゃな手足、赤いねまき。アップのお顔は意外とリアル。ぜんぶかわいい。
    「わたしをまくらにどうぞ」次々やってきてくれるみんなのやさしさ、導かれる夢の世界のおだやかな気持ちよさ。
    こねんこさんはからだごと抱きとめられて夢の中。めんこい…

    いいなあ…と素直に思っちゃいました。

    いいおとなだけど、私自身、眠ることがあまり上手じゃないのです。手足がウズウズしたり、頭痛がしたり、うるさすぎたり静かすぎたり、昼間のいやなことを思い出してしまったり、こわい夢を見てしまいそうで不安だったり。

    そんなとき、あったかいあひるさんやすべすべのきのこさん、ふかふかの食パンにひんやりくらげさん…いろんなまくらと、深くて気持ちのいい世界のことをひとつずつ思い出していったら、やすらかに眠れそう。

    眠るのが得意じゃないひとのお守りに。
    そんな絵本にもなってくれそうです。

    0
    2026年10月07日
  • かがみの孤城

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    電車で読むんじゃなかった!!!!!!!!家で一人でいるときに思いっきり泣きながら読みたかった。最後涙が止まらなくて(堪えきれなかったけど)、電車で堪えながら読むのしんどかった!!!大学生も終わりがけの今読むからこそ「そんなこと大したことないのに」って思ってしまうけど、小中高生ぐらいまでは学校が世界の全てで、学校に居場所がなかったらすごく苦しくてどうしようもなくてしんどかったなと思う。というか、そうだった。大学生になって学校だけが全てじゃなくなって、世界ってこんなに広いんだ、周りと必ずしも合わせなくて良いんだって思えるようになってから生きやすくなったな自分は、と読んでいて何度も思った。高校生までは周りの大人にどう頼っていいのかも、誰が助けてくれる人なのかも分からないまま生きていたからこそ、大人になってきた今子どもたちには助けてくれる大人はたくさんいるよと伝えたいし、学校だけが全てではないよと伝えたい。もちろんいわゆる「普通」に学校に行って生きていくのが1番楽というかその後の人生なんの違和感もなく生きていける気がするのは確かだけど。中高生ぐらいの時に読んでみたかったな、その時の私はどんな感想を抱いたんだろう。きっと、社会人になってから読んだらまた違う感想を抱くんだろうな。
    リアルだけどファンタジー要素もあって、伏線が後半あたりからどんどん回収されていって読んでいて気持ちが良い。振り返ればヒントがたくさん散りばめられてあって、根本の先入観というか前提(女の子は結婚したら苗字が変わるとか)があるから気づけなかったこととかたくさんあった。1回読み始めたら止まらないタイプの小説。

    0
    2026年10月07日
  • リバース

    Posted by ブクログ

    湊かなえ作品の中で1番好きかもしれない。正直最初あんまりなのかなって思ったんだけど途中から読む手が止まらなくて1日で読んだまじで最後衝撃だからぜっっったいよんでほしい
    人間関係についても考えさせられるめっっっちゃいい本でした

    0
    2026年10月07日
  • ファイア・ドーム 下

    Posted by ブクログ

    本当に起きているようなリアルさがあって、どうなっていくかが気になって分厚い本だけどどんどん読める

    現実でも何か事件が起こった時など、報道されていないような噂をTwitterなどでよく見かける
    噂を信じる人はいいねの数を見ると多いんだと思う
    事件の当事者の気持ちを考えている人はきっとほぼいないんだと思うし、ただの興味でいろいろ物を言ってる人が多いだろうなと思う。探偵みたいに推理してる人よく見るし。

    ファイアドームを読んで、その噂への興味とか噂がどんどん広がっていくことがどれほど怖い事かを初めて感じた

    本当にこの本を読んで噂への見方が変わるといいなと思うし、事実か分からないことを発信する事がどんな影響を与えるのか考えて欲しいと思った

    0
    2026年10月07日
  • 君は医者になれない 膠原病内科医・漆原光莉と血嫌い医学生

    Posted by ブクログ

    医者というのは責任が伴うと改めて実感できた!
    患者の最期に向き合うシーンに感動!
    医師のリアルな姿も詰まった1冊!

    0
    2026年10月07日
  • すべてがFになる THE PERFECT INSIDER

    Posted by ブクログ

    言わずと知れた犀川&萌絵シリーズ第1作目。
    たまにものすごく読み返したくなるんですよね。今回で4回目ぐらい。
    犀川先生と萌絵のやり取りがすごくいいですよね。
    ストーリーはなかなかの衝撃をくらいます。最初に読んだときは死体の登場シーンが夢に出てきたぐらい。
    全10作のシリーズです。懐かしいからこれを機に読み直していこうと思います。

    0
    2026年10月07日
  • フランケンシュタイン

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ずっとフランケンシュタインが怪物の名前だと思っていた!怪物には名前がなく、最後まで怪物と呼ばれることに驚いた。
    怪物を捕まえたら告訴しようとしているのはなぜ?怪物を人間と同じ土俵に立たせていいのか?と疑問に思った。フランケンシュタインが怪物を人間と同列に扱おうとしているのが滑稽にもみえたし、家族や友人を殺された行き場のない気持ちを、告訴することで昇華しようとしたのかな。
    ジュネーブやヨーロッパの風景描写がすてきだった。フランケンシュタインが自然にどれだけなぐさめられていたのかがわかる、詳細で美しい表現だった。

    0
    2026年10月07日
  • 地球の果ての温室で

    Posted by ブクログ

    ダストフォールにより滅亡に瀕した地球の生命たち。救ったのはとある植物と、その植物を作出し、広げた二人のシスターフッド。
    ------------------
    韓国のSF作家、キム・チョヨプさんの初の長編です。
    これはとても良かったです。構成も手が込んでいて、割とハードめですが、人と人のつながりが切なく深く描かれていて胸に迫りました。
    また、科学者目線のお話ということもあって、植物の分化や生態、遺伝子工学、進化生物学などをしっかり踏襲している点も読み応えを支えているな、と思います。読み終わってしまうのがもったいなくて最後は数ページずつちびちび読みました。たくさんこんな長編書いてほしいなあ。

    0
    2026年10月07日
  • グレタ・ニンプ

    Posted by ブクログ

    「妊娠したら、羽化したい」と言う言葉から女性が母親になることの、美談だけでは片付けられない圧倒的な恐怖と今の少子化社会に対する国政への意見、妊娠を経験しない男性側の理解できなくても寄り添う気持ち。「私は私のために、私の命を生きる」という、社会が作る理想像からの脱却のメッセージが由依の姿になってんのかな?
    ドデカフォントも勢い合って良かったし、笑えるところも多かった。
    一人称視点で、自身と異なる性別の心情とかも上手く描かれていてすごい。

    0
    2026年10月07日