ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 或る集落の●

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    ネタバレ

    歴史ある丁寧な因習村の話。
    因習村の奇妙な掟に振り回される人々の話をそれぞれの目線から書いた話。
    因習村の掟の説明の時、ずっと「お前は何言ってるんだ?」状態。けど村人は真面目だしでなんかそのズレが怖い。
    所々に繋がってるんだか繋がってないんだかの情報が混ざってるのもまた怖い。
    じわっとした怖さ。因習村こわい。

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    2026年06月17日
  • 二千七百の夏と冬 : 下

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    オープンワールドのRPGやり始めみたいなわくわく感だった
    最後もなんだか感動した、ラブストーリーだった
    縄文と弥生の生活様式、一見幸せに見えるけど失っているものがあったり、時代が進むとより進歩して優れている、という感じがするけどその時々の良さや価値観、尺度があって、単純に優劣をつけることはできないなと思った
    動物や自然に対する考え方もおもしろかった

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    2026年06月17日
  • 成瀬は都を駆け抜ける

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    成瀬あかりという人物を尊敬する。成瀬あかりは決して明るい性格というわけではないが、自分の信じた道を歩み、行動することで周囲を明るくする太陽みたいな存在。言葉ひとつひとつにも成瀬らしさが現れている。最後の成瀬と島崎の友情には感動した。

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    2026年06月17日
  • N

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    「あの本読みました?」で紹介されていて気になって購入。確かに未知の読書体験だった。
    ①飛べない雄蜂の嘘
    ②落ちない魔球と鳥
    ③名のない毒液と花
    ④笑わない少女の死
    ⑤眠らない刑事と犬
    ⑥消えない硝子の星
    の順に読んだけど、この順でよかったと思った。
    章によって同じ出来事を別の角度から別の人物の視点から見ることになるのでもし違う順で読んでいたらまた全く違った感じ方になったかな?と思う。
    誰かのどこかの人生のうちの奇跡の一瞬に自分も同じように体験できたみたいに感じて、話がたとえハッピーエンドでなくても主人公たちの人生にそれぞれ希望を持った形でひとつひとつ読み終えることができた。
    何年後かに今度は別

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    2026年06月17日
  • 暁星

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    ネタバレ

    単行本で買うことは滅多にないけれど、どうしても読みたかったので古本で購入。
    題名はもちろん、装丁も意味がちゃんと意味が込められているのだなと実感しました。
    黒の裏が金そして星。その意味に気づくことができただけで単行本を買った価値があったと思いました。

    フィクションとノンフィクションの二部構成。
    完全に違う話のはずなのに、ノンフィクションに所々フィクションの出来事が散りばめられているのは、(メタ的には読者に気づきを与えるためだろうが)主人公暁が世間に気づかれたい、そして手が差し延べられることを祈っているのかなと思いました。

    "世の中をよくしたいんじゃない。弱者を救済したいんじゃない

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    2026年06月17日
  • 和菓子のアン

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    ネタバレ

    フォロワーさんがおすすめしておられるのを見て手に取りました。曰く、主人公が私のイメージということで、どんなキャラクターなんだろうとドキドキしながら読んだらまず容姿が「ちょっぴり(?)太め」ということで「こ、この子が私のイメージ!??!!」と実はちょっとショックを受けてしまったことを告白します。実際アンちゃんより私のが体重はあるので「57キロってそんなに太いか?」「そんなに指ぷくぷくするか?」と作者の方は痩せておられるんじゃないかとか、デブに対する解像度を疑ってしまった。申し訳ない。でも日本の若い女の子は細い人が多いから、18歳のアンちゃんにとってはコンプレックスになりうるのも頷けるかも。読み進

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    2026年06月17日
  • ぼくの心は炎に焼かれる 植民地のふたりの少年

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     11歳の白人少年マシューが寄宿学校から自宅の農場へ戻ってくると、家のまわりの柵が以前の2倍の高さになっていた。このところ、白人に〈マウマウ〉と呼ばれる、白人移住者から土地を奪還しようとするキクユ族の武装集団が活動を激化させ、白人の経営する農場に侵入して破壊行為をしたり、農場で働くキクユ族に宣誓を強いて〈マウマウ〉に加入させたりしていたせいだ。兄弟同様に育った黒人ムゴは、台所で下働きをしている。ムゴは、マシューに頼みこまれて嘘をつき、結果自分が叱られるという目に合うことも。そんなふたりが住む地域にも、マウマウが訪れ、密かに黒人たちを支配下におさめ始める。同じころ、寄宿学校に転入してきた父親が警

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    2026年06月17日
  • 望月の烏 八咫烏シリーズ10

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    待望の八咫烏シリーズ最新作。再び登殿の儀が舞台です。そこに金烏代・凪彦と傾城の落女・澄生が絡んで盛り上がる展開に!
    雪斎との攻防もハラハラしながら楽しみました。やっぱり面白い!
    続編が楽しみだー

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    2026年06月17日
  • Nの逸脱

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    どの話も日常に潜む非日常が自然に、そして不気味に描かれていて、ハラハラしながら読めた。
    3話目の「占師B」は非日常感が強まるものの、前2話の不気味さよりもコミカルな面白さが勝っており、本全体のバランスをうまく中和しているように感じた。
    作者の別の作品も、ぜひ手に取ってみたい。

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    2026年06月17日
  • ブティック

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    俺たちの箱根駅伝以来の池井戸潤作品。ブティックというと洋服を扱うお店というイメージしかなかったので、これまでと毛色が違った池井戸作品なのかと思ったが、M&Aアドバイザーを専門とする会社のことだった。
    一流銀行を理不尽な理由で辞めた雨宮秋都が、少数精鋭のM&Aブティックのランパス東京に入社することになる。
    秋都がランパス東京と出会い、入社するまでの経緯も面白く、入社が決まった時はなんだか自分も嬉しくなってしまった。
    入社してからも様々な案件に取り組み、成長していく様子が描かれている。
    金融の専門用語は難しくて、理解できないところも結構あるが、人間ドラマとしても充分成り立っているの

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    2026年06月17日
  • オー!ファーザー

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    おそらく伊坂作品の中で一番のお気に入りかもしれません。この作品よりもずっと以前に読んだ「イローナ…」が好きだったこともあるかもしれない。

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    2026年06月17日
  • かがみの孤城

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    ネタバレ

    最初手に取った時は長そうだな、と感じたものの、読む手が止まらず思わず一気読み。
    「登場人物達はもしかして生きている時間が違うのでは……?」と予想しながら読んでいましたが、おかげで学校に行く約束の日辺りは約束通り出会えず辛い展開となるのが見えてしまい唯一手が止まりました。
    結果予想は当たっていたもののそこからさらに1段も2弾も見事な伏線回収に満足感と涙が止まりませんでした。
    この作品に出会えて良かったです。余韻に浸りつつ映画化されているようなのでそちらも観てみたいなぁ。

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    2026年06月17日
  • アヒルと鴨のコインロッカー

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    お洒落な物語。伊坂さんの本を初めて読んだけれど、なんか不思議な感じ。SFではないけど、現実にはありそうだけど、まさに「地上からわずか何センチか浮いているような物語」だと思った。動物園にいた二人の子供について描かれるシーンがお洒落。

    あらすじに書いてあった、「一緒に本屋を襲わないか」は読む前何のことやらって感じだったけれど、読後はまた違う気持ちになりますね〜

    (追記)
    読み終わってからの余韻がすごい。読み終わってしばらくしてからの方がこの本の良さがより分かる気がする。再読したい。ミステリーのような恋愛小説のような。

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    2026年06月17日
  • こころ

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    【作品に感じた色】
    青春はどどめ色…

    「下・先生と遺書」を読んでいたら、藤井風の『青春病』の歌詞がなぜか頭に浮かんできた。
    その曲では、青春のことを「どどめ色(痣のような色)」と表現しているのだが、先生とKの過ごした学生時代がその色に重なってみえた。

    【感想】
    『こころ』という作品を知ったのは、高校の夏。
    現代文の夏休みの課題で、1冊通しで読む必要があったからだ。

    そしてこの本は、陰鬱な作品として、私の心に強烈な印象を残した。だが、印象がどんなに強烈であっても、作品を深く理解できたわけではなかった。
    当時の私には、裏切り、三角関係、自殺といった衝撃的な出来事、つまり表面的な部分しか理解で

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    2026年06月17日
  • 52ヘルツのクジラたち【特典付き】

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    愛とは私が想像しているより遥かに色々な形があるし深くて重いと感じた
    簡単なことじゃないんだな
    みんなが幸せに生きていけますように

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    2026年06月17日
  • 答えは市役所3階に~2020心の相談室~

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    全て読み終わった後、面白すぎて泣けてきた、そしてにやけが止まらなかった
    最初から最後まで繋がっていく展開
    個々の話も見入るほど面白い
    圧巻でした

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    2026年06月17日
  • わたしを離さないで Never Let Me Go

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    このお話を読んだのは何年前だろう。もう優に10年ぐらいは経っているのかもしれない。
    そのせいでキャラクターの名前や、展開までもが朧げだ。それでもこの話の醸し出す空気感は今でも忘れられないままで、私が数冊本を選べと言われたらこれが出てくるだろう。
    それぐらい当時の私にも、今の私にも強烈な印象を残している。

    まず特色として感じたのは、主人公および世界が、正常を持ち合わせていないことだ。
    よくある物語では、正常の中の異常が書かれる。
    つまり、異常な出来事は異常として書かれる。
    「そんなのおかしい!」みたいなことを、誰かは言ってくれる。
    この物語ではそんな救済はほとんどない。
    主人公たちがおかしいこ

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    2026年06月17日
  • 日記の練習

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    試し読みがおもしろかったので購入。
    日記を書き続けて4年になるけど、出来事ばかり書いていた。
    なるほどそういう書き方もあるのかと参考になった。
    今はれいんさん風に書いてみている。

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    2026年06月17日
  • チョコレートコスモス

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    舞台の緊張感、迫力、鬼気迫る感じが文章から、文章の間から伝わってきた。演者の声の圧、視線、沈黙、空気の密度、俳優の舞台上の支配力そういったものがひしひしと伝わってきて、すごい本を読んだ!と思わせられる。
    神は細部に宿るというけど、俳優たちはそういうことをしているのかも、と思うと演技をじっくり観察したい思いにかられた。

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    2026年06月17日
  • 成瀬は都を駆け抜ける

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    毎度毎度グッとくる作品でした

    成瀬が大学入学してから、新たな面々と出会い
    出会った人同士が成瀬を通じて繋がり、輪が広がっていく感じは成瀬らしいなって島崎みたいな気持ちになる自分がいた

    また、前作までに登場してきた人たちが出てくるとどこか懐かしく感じたし、お母さんは流石だし、西浦くんの時はついつい口角が上がるし、自分も成瀬とその周りの人たちに魅了された1人なんだと読み終わって実感

    最後の島崎はずっと一緒にいるから、隣で見ているから成瀬を思って出た言葉なんだろうなと2人の今後がずっと見たいなと思いました

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    2026年06月17日