小説・文芸の高評価レビュー
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とにかく素敵な青春群像劇。
主人公だけでなく様々な登場人物の思い、人間関係、恋愛模様など祭りの高揚感も感じさせつつ、繊細な気持ちの変化も大切に書かれている作品だと思います。
そして、青春や恋愛をテーマにしている作品かと思いきやそこに少しミステリー要素が含まれている所もこの作品の面白い所です。
たった2日間の本番のために何ヶ月、何年の時をかけて練習や準備を重ねるよさこいは、どこか部活動を感じさせました。大人になって本気で何かにチャレンジする機会は失われてきていますが、またあのかけがえの無い輝かしい瞬間を過ごしたいと思わせて貰えました。
よさこいについて詳しくなかったのですが、丁寧な解説があるため -
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ネタバレいい、すごくいい。
この書き方の小説は不勉強であまり記憶がないが、ところどころに未来の自分があの時を思い出しているのが人間味を増させている。右から左の時間軸に振り返りを加えていて、そのボリュームが程よく、登場場面もタイミングよいと思う。あえて言えば、それは「たとえば」で始まっているので、「45(26)」とかのはずなのだが、そうすると単調な時間軸に戻されてしまうので、この書き方が良かったんだろう。
私は、スポーツが分かりやすい(実際それに言及している場面もある)が、悔し涙はその人だけの贅沢だと思っている。届かない結果というものは日常的には味わえない。その現実を突きつけられることはこの世の中で -
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書店に伊予原先生の直筆ポップがあり、気になって購入した本。毎日のように戦争のニュースが流れる今だからこそ、多くの人に読んでもらいたい。どこまでが事実でどこからがフィクションなのか分からないけど、三宅先生や猿橋先生の科学への想いに熱くなった。この時代の「女性初」というのは本当に大変で苦しかっただろうと、猿橋先生ほどではないが「女性初」を経験してきた私には「勝気な勝子先生」を尊敬するしか無かった。何度も読み返したいし、猿橋先生のことを知りたいので参考文献の本も読みたい。そして、素敵な小説を書いてくださった伊予原先生の別作品も読みたいと思った。
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ものさし、カード、ナイフ、サインペン、絵具。五つのお話それぞれで、文房具にまつわる人々の温もりが伝わってきました。
四宝堂に行ってみたいな。硯さんや良子さんに会いたいな・・・。すっかり『銀座「四宝堂」文房具店』シリーズのファンになり、第五巻も一気に読んでしまいました。
いつも文房具の商品名が登場するたびに検索して画像を見ています。今回は特に「カード」のお話に出てきたボトルインク(全27色)が素敵で、ガラスペンでカードに綴る場面が心に残りました。本当に素敵だと思いました。
婚約が決まった四宝堂の店主・硯(けん)さんと、喫茶ほゝづゑの看板娘・良子さん。「絵具」のお話では、硯さんの父であり旅 -
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「春の星を一緒にみませんか?」
キターっ!前作からずっと、待ってました!
離婚して京都の実家に戻り、
父と息子の涼介と3人で頑張ってきた奈緒。
あれから8年。
三上先生との関係、
東京に戻っての新生活など、
変化もありつつ。
とにかく、涼介がいい奴すぎて身悶えする!
見逃し三振はダメだけど、
空振り三振はOK!
これは名言だ、涼介!
母親は、ついつい、
子供を自分の価値観で動かしてしまう。
自分の人生経験で、
あーした方が、こーした方がいいんだ、と
子供に選択させることなく、
押し付けてしまう。
子供の将来を案ずればこそ。
時には、単純に価値観の押し付けで。
時には、子供への甘えで。
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