あらすじ
総発行部数2500万部超! 坂本竜馬の奇蹟の生涯を壮大なスケールで描く、司馬文学の金字塔、遂に電子化!
土佐の郷士の次男坊に生まれながら、ついには維新回天の立役者となった坂本竜馬の奇蹟の生涯を、激動期に生きた多数の青春群像とともに壮大なスケールで描きあげる。司馬遼太郎の永遠のベストセラーが半世紀の時を経て、電子版で新たによみがえる!
第1巻/生まれ落ちたときから背中一面に旋毛がはえていたため、豪気な父は、“千里の駿馬”になるかもしれないと、竜馬と名付けた。が、十二になっても寝小便する。近所の子から「坂本の寝小便ったれ」「坂本の泣き虫」 とからかわれ泣かされて帰ってくる。字を満足に覚えられず、寺子屋の師匠に見捨てられる。そんな竜馬は、十四歳の時に小栗流の道場に通いはじめてから、にわかに顔つきまで変わっていった。竜馬は強い――。幼年時代から、江戸での剣術修業、奥手だった青年時代、人斬り以蔵、桂小五郎との出会いなどを描くシリーズ第1作
恥ずかしながら初めて読みました。昔から有名な作品ということは知っていましたが「どうせ竜馬は死ぬんだろ…」と手をつけなかったのです。何ともったいない!
沢山のビジネス書や自己啓発書がありますが、若人たち、まずは『竜馬がゆく』を読みましょう!物語を通して自由闊達な発想・先を読む力・間の取り方・人脈などの大切さを実感することができます。また、そのためにいろいろと勉強したくなります。100年以上前の話ですが新鮮に感じます。
さらに竜馬以外の登場人物もみな魅力的。若かりし木戸孝允や板垣退助など、日本史の授業に興味がなかった私でも知ってる人物や、三菱財閥の創始者・岩崎弥太郎など、様々な人物が登場します。一粒で2度3度とおいしい作品。とにかく出来るだけ若いうちに1度は読んでおきたい作品です。
感情タグBEST3
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竜馬、19歳から23歳まで
まだ若くさだまってない感じ
これから風雲に巻き込まれていくとは全く思っていない竜馬。
何度も読んで結末はわかっているけど本当に面白い
あと12年…
Posted by ブクログ
竜馬の器の大きさと、自分を誇示しない人柄に、すっかりファンになった。また、藩ごとにタイプが違うと言う話など、歴史や風土が人をつくるという話が面白かった。
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幕末という動乱期に活躍した坂本竜馬の生涯を描いた歴史小説。竜馬は12歳になっても寝小便をしてしまい、それで近所の子どもにからかわれる。また気が弱い為、相手を言い返すこともできず、泣くことが多かった。しかも父親や兄からは白い目で見られる、というように坂本竜馬は最初から優秀な人物ではなく、さまざまなコンプレックスを抱えていた。それでも、姉の乙女はそんな彼を母親の代わりして支えており、そのおかげで彼は少なからず救われた。そんな彼は、黒船来航という前代未聞の事態を目の当たりにしたことで、今後どんな行動を取るべきかという決断を迫られる。
Posted by ブクログ
こんなに面白い小説が出ているのだから、史実以上に坂本竜馬が評価され、人気なのは当然だ。
読んだのは何年も前だが、全8巻、手が止まらなかった。
ずっと私の中で1位の小説。近々読み直したい。
坂本竜馬vs木戸孝允
波瀾万丈の幕末を舞台に、明治維新の道筋をつけるという大事業を成した青年坂本竜馬を描く大河小説。🐉一巻は竜馬の江戸剣術修行を描く。終幕は桂小五郎(木戸孝允)と達人同士の一騎打ち。竜馬の豪放にして精緻な剣技と桂の俊敏苛烈な乱撃の描写には目が眩むようだ。🐉また、司馬らしい絶妙好辞の歴史譚も佳い。「近代日本の出発」は「(黒船の)艦載砲が、火を吹いた瞬間から」とする詩的な評には、心奪われた。🐉全八巻の長編を大いに楽しみたい。
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初めての司馬遼太郎
わからない言葉も多く、調べながら読んだので時間はかかったけど、本当におもしろい。その時代の生活、登場人物の人柄、魅力的です。どうしてこんなにおもしろいんだろう。司馬遼太郎の世界に踏み込めたことで、楽しみが増えた気がする。続きを読むのが楽しみです。
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司馬さんの描く竜馬は多くの男のあこがれであろう。革命のために立ち上がり、渦を巻き起こし、革命のなかで死ぬというのは、とくに若者にとっては夢のような一生である。ましてや竜馬のように後世まで語れる英雄として死ねればなおさらである。司馬さんは竜馬に日本男児の1つの美しい典型を映したかったのだろう。
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多くの人が面白い、という理由が理解できた。
はじめは独特な土佐言葉が脳内再生できず、読みづらいと感じるけどすぐに慣れる。
話が面白いのでどんどん読み進められる。
真面目に言葉一つ一つをとらえると大変だけど、話の流れを理解できればいいや、くらいの気持ちで読み進めるのが良さそう。
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『義経』で心を掴まれ、全8巻、読み切れるかなあ、とは思いながらも他にも司馬遼太郎さんの作品を読んでみたいと手に取りました。
義経の時と同じように坂本龍馬が本当にこんな人格であって欲しい、と思えてしまうような非常に興味深い人物像で描かれています。
私が歴史に無知なだけなのかもしれませんが、坂本龍馬といえば、で浮かんでくる事柄が全く出てこないまま1巻目を終えました。ここからどう進んであの聞いたことのある出来事と結びつくのか、2巻目を読みたくて読みたくてそわそわそわそわ、仕方ありません。
8巻読み切れるか不安で1巻しか購入していなかったので明日必ず2巻目、3巻目も買いに行きます。
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なかなか読む機会がなかったが、ちょうど読みたい本がなく、知っていたが読んでいなかったので、読んでみた。難しい話なのかなと思っていたが思いの外読みやすく、面白かった。名作はいつまでも名作。次巻以降も読んでいこうと思う
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ハリーポッターを読み終わってから、久しぶりに歴史小説を読みたい気持ちになり選んだのが「竜馬がゆく」でした。坂本竜馬は元々好きでしたが読んでみて面白かったです。江戸に剣術修行に行く道中で藤兵衛という泥棒に出会い、仇討ちの手伝いをするなんて考えられないことをするものだと思いました。2巻以降も読んでみたいと強く思いました。
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竜馬の幼年期から、剣術修行のエピソードが描かれています。史実とは違うところが多いのだろうと思いつつ、抜群の面白さでした。歴史に疎い私でも、最後まで楽しめそうです。
幕末の重要人物も出てきて、ワクワクしました。(岩崎弥太郎、桂小五郎、吉田松陰)
剣術試合の場面では、白熱ぶりが伝わってきました。自分が剣道をやったことあれば、もっと分かるのになあ。竜馬とお姉さんの心の結びつきが良かったです。女性とのやりとりも目に浮かぶようで。それぞれの女性の人柄、魅力あります。坂本竜馬が、グンと身近な存在になりました。竜馬が泥棒と仲良くなるところ、笑えました。
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学生の頃に親父から幾度となく薦められては「読んでみるよ」と言って結局読まず。
この歳になって読書が習慣化してきたことで、ようやく読んでみる気になった。
すまん、親父。もっと早く読むべきだった。
坂本龍馬って歴史の教科書でぼんやりとしか知らなかったけど、この本を読むことで徐々に輪郭がハッキリとして、8巻を読み終わる頃には坂本龍馬という人物に圧倒されるんだろうか。
おれ、坂本龍馬と誕生日一緒なんだよ!
って何も考えずに言ってたけど、凄いことじゃないか、、
ちなみにエムボマも一緒。
Posted by ブクログ
読む手が止まらなく、一気読み。
過去に大河ドラマの龍馬伝を観ていたから、少しだけ知っているつもりだったけど、改めて読んでみたらまぁ面白い!
変わった人だったんだなぁ
この時代に、色々なものに好奇心を持って挑戦していくのはかなり勇気のいることだと思うけれど、自分の好奇心に素直になれるのが羨ましいと思った。。
Posted by ブクログ
自分にとって初めての坂本竜馬に関する作品。
直前に司馬遼太郎さんの「燃えよ剣」を読み、土方歳三の人生に痺れ、同じ時代の人物を知りたいと思い手にした。
幕末の動乱期、個性的で魅力的な人物が多い。
作中に登場する人物の作品を片っ端から読みたくなる。またそのように感じさせる司馬遼太郎さんの作品力が素晴らしい。
発刊から50年以上経過した今でも、現代の作品に引けを取らない魅力がある。
ストーリー中で、著作の注釈が差し込まれるが、これがまた良い。前後の時代を理解するのに非常に有用な情報となり、興味の幅を広げてくれる。
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▼大変に久々に、十ウン年ぶりの再読です。多分通算三度目くらいです。
▼久しぶりに読むと、この時期の司馬節?は、「ああ、これはつまり浪花節みたいなもんだなあ」と思いました。つまり、大変に娯楽的で、こてこてに英雄譚としてエンタメ旋律満載です。
▼つまりある意味、「できすぎ」「あまあま」「わざとらしい」「持ち上げすぎ」「過剰演出」とも言えます。まあでもそれは、
”広沢虎造の次郎長伝を聴きながら、「リアリティに欠けて、良く出来すぎてるよ」なーんて感想言うんなら、そりゃ野暮でしょう”
というようなもので。その「節回し」が美味しいところ、と言えます。
▼筆者が主人公に「惚れてる」度合いが、やっぱり竜馬がゆくは頭抜けてますね。
Posted by ブクログ
ソフトバンクの孫正義さんが闘病中に読み、志をもって世の中を変えていく竜馬の姿に感激して、奮起したという話から、本著に興味を持った。
会話が多くて、竜馬の人情味を感じられ易く、とても面白い。歴史知識が乏しくても解説が多いので楽しく読み進められます。
竜馬の入門書
まさに竜馬の入門書。定番中の定番。
これから竜馬を知りたい方に是非お勧めです。
小説が苦手な人でも、読みやすいですよ。
竜馬中心ではありますが、幕末の歴史を知ることができます。
是非是非、読んでみてください。
Posted by ブクログ
司馬遼太郎、峠、最後の将軍、世に棲む日々、歳月ときて、満を持して読む。あまりに有名なので少し気が引けたが読みやすく娯楽小説の観もある。面白い!
Posted by ブクログ
時代小説だから重いと思ったが、思いのほかすんなり読むことができた。
にしてもこの小説の書きぶりから司馬遼太郎がいかに竜馬のことが好きであるかということが他のキャラクターの視点から伝わってきた。また、竜馬がただ者ではないという感じと若さ故のうぶな感じが丁度良いバランスで竜馬という自分を好きになった。
Posted by ブクログ
幕末の歴史をほぼ知らない頃に一度チャレンジした小説だが、全く入り込めず早々にフェードアウトしてしまったことがある。2度目と言うことで、前と同じように読むのが苦痛になったらどうしようかと思ったが、、歴史を知ってから読むとどハマりしてしまう。竜馬の飾らないながらも何か癖を感じさせる人柄が、今度どのように描かれ、怒涛の幕末を生き抜いていくのかとても楽しみだ。今回は投げ出さず、最後まで読み切る自信がある!
Posted by ブクログ
久しぶりに読み返してみた。
坂本竜馬が生まれてから江戸の剣術道場で免許皆伝を取るまでの青春時代。
その人柄に憧れたら若い頃を思い出す。
特にクライマックス。
竜馬と桂小五郎との剣術試合は息を呑む展開。
剣道習いたくやった。
Posted by ブクログ
壮大な物語の序章。
歴史物なので難しく読みにくいのかと思っていたが、全くそんな事はなかった。
とにかく読みやすいし、誰が読んでも面白いと思う。
世の中は大きく動き出しているが、竜馬自身はまだ若く剣術と青春に勤しんでいる。
幕末が舞台の青春活劇になっていて竜馬の個性も相まって、少年漫画のような面白さがある。
本当にあっという間に読んでしまった。
Posted by ブクログ
坂本竜馬の江戸剣術修業時代を描く1巻。黒船来航があっても、まだ20歳そこそこの若者で何を成すべきか定まっていない頃。面白くなるのはこれからかな。
Posted by ブクログ
①江戸への門出
②黒船の出現、海外列強、国内情勢の自覚
③出会い
列車や、車が整備されていない中で、物流の中心はやっぱり海運であり、そこに船が好きな理由があったのでしょうか。
Posted by ブクログ
坂本龍馬といえば必ず教科書にでてくる今なお知らない人は少ないと思われる人物である。
さらに媒体のゲーム等にて過去の偉人が登場するようになっているため、尚更ではないだろうか。
その龍馬の生まれから少年、青年時代が描かれている。憎めない馬鹿とはこの人物のことをいうのか。子どもの頃から一目置かれる人物であったのであろう。
Posted by ブクログ
5よりの★4つです!
福山雅治と武田鉄矢で脳内再生され。。小説も面白いけど想像するシーンも面白いです。
名前は知ってたけど、有名な方がわんさか出てきて。。さらに面白いです。
①の最後は竜馬の剣術に惚れ惚れしました。
司馬さん読みやすく楽しいです!
Posted by ブクログ
時代小説は敷居が高いと思っちょったがやけど、全然難しゅうなかった。
土佐の人間は、現代でもみんな坂本龍馬みたいな性格がどこかにあるもんやなぁと思った。“土佐おもてなし勤王党&海援隊”を思い出しながら読み進めて行きよったら、どんどんイメージが湧いて来た。
剣道についてもっと知っちょったら、試合のことがより理解できるのに残念や。武市半平太、岡田以蔵、岩崎弥太郎、聞いた名前がいっぱい出て来て、わくわくする。