【感想・ネタバレ】竜馬がゆく(四)のレビュー

あらすじ

土佐の郷士の次男坊に生まれながら、ついには維新回天の立役者となった坂本竜馬の奇蹟の生涯を、激動期に生きた多数の青春群像とともに壮大なスケールで描きあげる。総発行部数2500万部超! 司馬遼太郎の永遠のベストセラーが半世紀の時を経て、電子版で新たによみがえる!

第4巻/志士たちで船隊を操り、大いに交易をやり、時いたらば倒幕のための海軍にする――。竜馬の志士活動の発想は奇異であり、“ホラ吹き”といわれた。そして世の中は、そんな竜馬の迂遠さを嘲笑うかのように騒然とする。長州の没落、薩摩の保守化、土佐の勤王政権の瓦解。激動の時代に、竜馬はついに一隻の軍艦を手に入れた!

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恥ずかしながら初めて読みました。昔から有名な作品ということは知っていましたが「どうせ竜馬は死ぬんだろ…」と手をつけなかったのです。何ともったいない!
沢山のビジネス書や自己啓発書がありますが、若人たち、まずは『竜馬がゆく』を読みましょう!物語を通して自由闊達な発想・先を読む力・間の取り方・人脈などの大切さを実感することができます。また、そのためにいろいろと勉強したくなります。100年以上前の話ですが新鮮に感じます。
さらに竜馬以外の登場人物もみな魅力的。若かりし木戸孝允や板垣退助など、日本史の授業に興味がなかった私でも知ってる人物や、三菱財閥の創始者・岩崎弥太郎など、様々な人物が登場します。一粒で2度3度とおいしい作品。とにかく出来るだけ若いうちに1度は読んでおきたい作品です。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

著者の作品はやはりこの作品から入るのが1番でしょう。
坂本龍馬という幕末のマイナー武将をメジャーに押し上げた作品であり、暗殺されるまでの生涯を細かく描いた作品です。
長いですし、時間もかかりますが、それでも歴史好きなら読む価値のある一冊です!

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2026年01月23日

購入済み

激動期のリーダー像

四巻は土佐藩で佐幕派が復権し坂本竜馬の盟友とも言える武市半平太が捕縛されるなど、狂風怒濤の展開であった。🐉さて本巻では、幕末のような激動期のリーダー像について、二つの選択肢を示す。一つ目は「先頭に立って時勢を切りひらいてゆく」タイプ。二つ目は「流されっぱなしになってゆく」タイプである。ありきたりな一つ目のみならず、二つ目を良しとするところこそ、司馬遼太郎の小説が凡百の自己啓発書を上回る所以だろう。🐉先年のコロナ渦における職場の状況を思い起こすと、実に的を得た指摘であった。🐉

#タメになる

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2025年10月15日

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ネタバレ

4巻は「惨風」と「片袖」の章が印象強く感じました。「惨風」では長州藩が都落ちした後に土佐勤王党の弾圧が始まり、武市半平太が自害する結末でした。吉田東洋暗殺でのし上がったが、恨みを買った形になってしまった事は「暴力は何の解決にならない」を証明したと思いました。「片袖」では嫁にしたい千葉道場のさな子が竜馬に想いを伝えるも、竜馬は結婚すると未亡人になると思い、着物の片袖をさな子に手渡した話を読み、動乱の時代でなかったら良かったのにと思いました。竜馬も自分の命はどうなるか分からないかと考えたかも知れませんね。

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2025年04月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

やり方こそ間違っていたかもしれないが、武市半平太の行動力と求心力、死地へ追いやられてからの覚悟は目を見張るものがあった。
愛する妻を1人残し、志半ばで竜馬に全てを託して自決する姿は美しいとすら思った。
今となってはありえないが、漢の最後、辞世や切腹に美しさを求めた当時の価値観は大変興味深い。

おりょう、お田鶴、さな子
選択肢が豊富かつもれなく美女。ずるいぞ。

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2025年04月09日

Posted by ブクログ

司馬遼太郎氏の竜馬がゆくは、学生時代に一度挫折していました。大人になった今、歴史に興味が湧いたので、改めて読み始めました。
こんなに面白かったとは!幕末の日本人の熱さに感動します。今、5巻目に入っています。

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2024年07月13日

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竜馬、新選組に出会う、なんとか逃げ延びる。佐幕の会津と侮幕の薩摩が反長州で手を結ぶこれを薩会(さつかい)同盟といい、京都から一挙に長州勢力を駆逐しようとする。禁門の変おこる。七卿落ち。武市半平太、逮捕投獄される。土佐勤王隊瓦解。土佐藩主山内容堂は武市半平太を個人的にも憎み、切腹を命じる。武市、切腹。享年三十七。自称名君の容堂は、幕末で最もはなばなしい暗君だったといえるかもしれない。(270p)。長州藩、外国船を砲撃。英、米、蘭、仏 対 長州藩。勝海舟は長州の砲撃をやめさせようとする。幕府は外国をなだめるためにも長州を幕府の手で武力攻撃しなければならぬ、という気分。当時一般の思潮を図式的に言えば 佐幕=開国主義、勤王=攘夷主義であるが、勝の周りの人々は「勤王開国論」ともいうべきもので、単なる佐幕家や勤王家とまるでちがう点は、世界観をもっていることであった。世界情勢のなかから日本のおかれている位置を知り、どうすべきかを考えている派である。(422p)

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2024年06月09日

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▼司馬さんの「語り口」が全て。それが良く分かる巻かも知れません。

▼どうしてかっていうと、「主人公は、ほとんどなにもしないから」ですね。長州の京都での没落とか、土佐藩の武市一派の没落などが、実にドラマチックに描かれますが、竜馬さんは、ぜーんぜん関わってない。

▼そして竜馬さんは脱藩してうろうろしていますが、まあ簡単に言うとなんにもできてない。勝海舟の使いっ走りをしているだけです。

▼だからまあ、列伝というか。もちろんそういう竜馬以外の状況を分かってないと、竜馬さんが幕末史の表舞台、七三花道スポットライトに躍り出たときに、訳が分からないから。それにしても語り口が上手い。ダイジェスト講談版幕末史、ですね。

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2024年04月11日

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竜馬、やっと、やっと船をもらえたーっ!
勝さんに取り込んだ甲斐があったーっ。        
ううう、ヽ(;▽;)

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2024年02月28日

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またしても★5つ!
竜馬とおりょうの「一室に馬鹿がふたりそろってしまった」の行やお登勢さんに気持ちの描写が面白いです。
とはいえ、新選組も出始め、粛清だらけです。。
独眼竜清岡、半平太の行は。。凄惨です、悲しいです。
一方で、その後「さな子」さんとの片袖のエピソードが凄くホッコリし、艦上での初日の出シーンで感動。
司馬さん読みやすく、楽しく読めます!

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2024年02月25日

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幕末からの歴史って学校ではあまり時間をとらず詳しく習わないけど、現代社会の構造とか成り立ちとかもっと早く深く知っていたら人生が変わっていただろうと思う。でも20年前に1回読んだ時にはそこまで思わなかったってことは、大人になったからこその感想なのかもしれない。

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2022年05月23日

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ネタバレ

竜馬が海軍作りに動き出した四巻
その一方で土佐勤王党は容堂公によって弾圧されて行く。

四巻にもなると登場人物達に感情移入してくる。
この巻で特に感心したのが、勝海舟の先を見る力と視野の広さ。幕臣でありながらも、幕府の終焉を悟り、次の政権へ穏便に移行出来るよう奔走するというのは、藩・幕府が世界の全てだった江戸時代では、そうとう先進的な考え方の人だったんだろうなと。
だから、皆んなから命を狙われる訳だけど。

観念的に物事を考えるんじゃなく、視野の広さと現実をしっかり見据えて、丁寧かつ大胆に行動を起こすことの大切さを学んだ巻でした。

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2021年03月17日

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竜馬の親友、武市半平太の投獄から切腹まで、泣きます。

当時の日本の切腹エピソードの多さに驚くし、その一つ一つが今の日本をつくったんだな、と神聖な気分になりました。

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2020年03月20日

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印象に残ったp108.109 清河暗殺後の竜馬の所感
例えば、奇策を用いすぎた。龍馬の考えでは、奇策とは100に1つも持ちべきではない。99まで成功法で押し、後の1つで奇策を用いれば、みごとに効く。奇策とはそういう種類のものである。
清河は卓抜すぎるほどの批評家で、同志の無能を憎み、相手の慎重を怯懦だとし、しかもそれを攻撃する論理、表現はアイクチのようにするどく、相手がまいったと言っても止めず、常に留めを刺すところまで言及した。残るのは恨みだけである。よほどの大事の瀬戸際でない限り、座興の議論などに勝ってもしようがないものだと龍馬は思っている。相手は決して負けたとは思わず、名誉を奪われたと思う。いつか別の形で復讐するだろう。
p266武市半平太切腹の場面
筆者は、日本人に死を軽んずる伝統があったと言うわけではなく、人間の最も克服困難とされる死への恐怖を、それを押さえつけて自在にすることによって、精神の緊張と美と真の自由を生み出そうとしたものだと思う。その意味で、切腹は単にその表れに過ぎないが、その背後には世界の文化史の中で屹立している。この国の特異な精神文化がある。

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2025年12月06日

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勝も竜馬も現地に行って現物を見ることに注力していた。現代より遥かに現物を見ることが困難な時代によくその思想を持てたと思う。

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2025年11月17日

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ネタバレ

外国との交易を果たすために、竜馬は倒幕に至るまでの計画を練る。一方で、長州藩と薩摩藩との対立が激化しており、とくに長州藩の過激派の影響で、幕府側も対処に当たらざるをえない状況となった。

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2025年10月04日

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印象に残った場面
①武市半平太の切腹
壮絶でした。実際に当時あったことなので…..
奥さんの悲しみを思うと辛いです。心通い合う夫婦の姿が描かれていたので、読んでいてせつなくなりました。

②さな子さんの告白
剣道を通して、日々精進している彼女の姿は、男前ならぬ女前でした。

お田鶴、おりょう、さな子と三股?かけて、微妙な自分の心のバランスをとっている竜馬が、かわいらしくでも、調子にのるなよ!^_^ と感じました。

軍艦を手に入れた竜馬の今後の活躍を、楽しみに読みたいです。

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2025年04月05日

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竜馬29
京の変政
長州藩が失墜、長州で先鋭化し更に尊皇攘夷強まり外国船に攻撃
佐幕派、勤王攘夷派、開国攘夷派
竜馬ひとり、何処にも寄らず何処にでも寄れる

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2024年09月13日

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勝海舟からの多くの教え
神戸軍艦操練所の開設
武市半平太の死
新撰組の登場
田鶴様、おりょう、千葉さな子への淡い恋心
清河八郎の死
竜馬長崎視察
などなど

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2024年08月27日

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京に新撰組がうまれshuku・shuku・粛清。
土佐勤王志士たちの切腹シーンが続き、泣ける。
竜馬のセリフや行動に、笑う。

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2024年02月19日

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長州が京から撤退。保守派の薩摩との軋轢の深化。
土佐勤王党の弾圧、武市半平太や岡田以蔵らの無念に竜馬念願の軍艦入手と、明暗が別れた1冊。
特に武市と富子夫人のエピソードが切なく哀しい。
動乱の幕末を翔る志士たちの生き様、此処にあり。

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2024年01月25日

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新渡戸稲造の『武士道』を読んでおいてよかった。この4巻には当時の武士道精神に基づく切腹の流儀が述べられているが、上記の本を読んでおくことでさらに理解が深まる。

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2023年12月12日

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ついに船を手に入れた竜馬。自分の信念を貫き、目標に向けて自分の足で一歩一歩進んでいく姿がとても良く、続きが楽しみ。

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2023年08月31日

Posted by ブクログ

「よくないのは気と気でぶつかる事。殺る殺ると双方同じ気を発すれば斬り合っている。逃げるのも同じ事。やる逃げると積極消極の差こそあれ、同じ気だ。向こうがやたらと追ってくる。人間の動き、働き、の八割まではそういう気の発作だよ。相手のそういう気を抜くしかない。」

現代の人間関係にも通じます。
龍馬は思いつきで動いているようで、とても良く時勢をみている。
少しでも見習いたい。

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2023年03月11日

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あらすじ ついに夢だった軍艦を手に入れる竜馬。追放される長州藩を傍ら、さらに倒幕への道を歩んでいく。

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2026年01月12日

Posted by ブクログ

叙述の見事さに惹き付けられます。酒を呑みながら朝日を迎える場面が心に残りました。時の運を待つ雌伏の巻。次巻が楽しみです。

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2022年08月12日

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薩摩藩の巧みな工作により長州藩は朝廷守護の役目を解かれ京を追われた。土佐の老公は長州過激派のこの失速にのっとり、長州寄りだった土佐の勤皇党の弾圧に踏み出し武市半平太も切腹せしめてしまう。このような情勢変化の中、竜馬の海軍事業はどうにか前進し、ついに幕府所有の軍艦一隻を神戸海軍塾の練習艦用に調達することに成功する…
という第四巻において最も印象的だったのは千葉家のさな子がいよいよ文字通り決死の覚悟で竜馬に想いを伝える場面である。しかしここで何ともタイミング悪く竜馬を迎えに千葉道場に現れたのが陸奥陽之助である。重要な局面で水を差された苛立ちもあってかさな子は容易に陸奥を通そうとせず、玄関先で押し問答の末とうとう陸奥を締め上げてしまう。このふたりのまるで水と油のような反発が何とも愉快なので第四巻の注目人物は陸奥陽之助としたい。

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2022年02月27日

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ネタバレ

p.51
「ついでに海も歩く気か」
「歩けとおっしゃれば歩きます。ただ、歩き方を教えてください」

顔を背けたくなるような切腹の場面もあれば、恋愛小説のようなほんわかするシーンもあり、いろいろ感情を揺さぶられます。

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2021年05月02日

Posted by ブクログ

ようやく半分まできました。

面白いんやけども、読み方が雑なのか、途中で「この人誰やっけ??」という人が続出です。。

軍艦を手に入れるシーンは感動でした。

感想を書けるまでに至ってませんがとりあえず記録を残しときます。

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2021年02月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

5/17

ついに私塾の海運学校を設立、船も手に入れた竜馬。一方、京で新撰組が活躍、長州藩が薩摩の策略で後退。その影響を受けて、土佐勤王党までもが容堂の手で崩された。最後まで理想に生きた武市と、勝を師に開国攘夷思想を学ぶ竜馬。船での移動が定着し始めた。

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2020年05月17日

Posted by ブクログ

司馬遼太郎の長編時代小説の4巻目

竜馬は勝海舟とともに着実に海軍学校の立ち上げを進めていく。一方で、武市半平太は土佐藩を裏で操っていたが、長州藩の京都での失脚を機についに山内容堂に動きを抑え込まれてしまう。4巻の1番の読みどころであろう、武市らの処刑は本当に切なくて、無念だと感じた。

夢が進み続ける者と夢がついえる者、失脚し再起を図る者と色々な人物・組織の変化が読み取れる今作であった。

主人公の竜馬は、天命に全うすべく自分がすべきことを着実にこなしており、その姿は脚色があるといえ立派だなと思う。また、色恋ともいえる、さな子やお田鶴様、おりょうとの関係の深まりも別の緊張を与えてくれる。

明治に向けてどうなるのか気になり続きが読みたくなる1冊でした。

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2020年05月17日

Posted by ブクログ

段々濃厚になってきました、司馬遼節が。でも筋立てについてはまだ保っていると思う、この先どう転ぶか見物ですが。
しかしこのお方、江戸時代(ひいてはその礎たる家康)が相当お嫌いなんですなぁ、それは良く分かります。彼の関心はやっぱり文化ではなく、政治なんだと。そこははっきりしてます。

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2020年04月05日

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