天上の葦 下
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天上の葦 下

946円 (税込)

4pt

失踪した公安警察官を追って、鑓水、修司、相馬の三人が辿り着いたのは瀬戸内海の離島だった。山頂に高射砲台跡の残る因習の島。そこでは、渋谷で老人が絶命した瞬間から、誰もが思いもよらないかたちで大きな歯車が回り始めていた。誰が敵で誰が味方なのか。あの日、この島で何が起こったのか。穏やかな島の営みの裏に隠された巧妙なトリックを暴いた時、あまりに痛ましい真実の扉が開かれる。――君は君で、僕は僕で、最善を尽くさなければならない。すべての思いを引き受け、鑓水たちは力を尽くして巨大な敵に立ち向かう。『犯罪者』『幻夏』(日本推理作家協会賞候補作)に続く待望の1800枚巨編!

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天上の葦 のシリーズ作品

1~2巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~2件目 / 2件
  • 天上の葦 上
    1,012円 (税込)
    白昼、老人が渋谷のスクランブル交差点で何もない空を指さして絶命した。正光秀雄96歳。死の間際、正光はあの空に何を見ていたのか。それを突き止めれば一千万円の報酬を支払う。興信所を営む鑓水と修司のもとに不可解な依頼が舞い込む。そして老人が死んだ同じ日、ひとりの公安警察官が忽然と姿を消した。その捜索を極秘裏に命じられる停職中の刑事・相馬。廃屋に残された夥しい血痕、老人のポケットから見つかった大手テレビ局社長の名刺、遠い過去から届いた一枚の葉書、そして闇の中の孔雀……。二つの事件がひとつに結ばれた先には、社会を一変させる犯罪が仕組まれていた!? 鑓水、修司、相馬の三人が最大の謎に挑む。感動のクライムサスペンス巨編!
  • 天上の葦 下
    946円 (税込)
    失踪した公安警察官を追って、鑓水、修司、相馬の三人が辿り着いたのは瀬戸内海の離島だった。山頂に高射砲台跡の残る因習の島。そこでは、渋谷で老人が絶命した瞬間から、誰もが思いもよらないかたちで大きな歯車が回り始めていた。誰が敵で誰が味方なのか。あの日、この島で何が起こったのか。穏やかな島の営みの裏に隠された巧妙なトリックを暴いた時、あまりに痛ましい真実の扉が開かれる。――君は君で、僕は僕で、最善を尽くさなければならない。すべての思いを引き受け、鑓水たちは力を尽くして巨大な敵に立ち向かう。『犯罪者』『幻夏』(日本推理作家協会賞候補作)に続く待望の1800枚巨編!

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天上の葦 下 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    プロローグ

    太田愛氏の3部作を読み終えるとそこは福井だった
    達成感と喪失感とが綯い交ぜになった感情に
    この福井という地は寒すぎた
    マフラーを締め直すと、灯りのついた駅を後にした


    本章
    『天上の葦 下』3人が紡いだ軌跡に★5
    いゃ〰熱かった!
    熱過ぎた!

    謎多き曳舟島での衝撃の真相と鬼気迫る脱

    0
    2025年11月26日

    Posted by ブクログ

    上下あわせて800pの大作ではあるが、まさしくの一気読み。脚本家のせいか映像が浮かんでくるような作風。もっと知名度があってもよいと思う。大きな賞も取っていないし、小説そのものの映画化も無いみたいで、そこそこ本を読んでいる自分も最近まで知らなかったのが残念。
    本作がこのミス18位というのは、自分にとっ

    0
    2025年11月22日

    Posted by ブクログ

    読み応え十分。重いテーマでメッセージ性が強く、考えさせられる問題提起もありながら、スピーディーな展開。面白いという表現で良いのか、語彙力がなく上手く表せないですが、どんな展開になるのかワクワクしながら読み進めました。
    下巻は凄い。上手く行きそうで上手く行かない、でもそれは想定の範囲内であったり、二転

    0
    2025年11月14日

    Posted by ブクログ

    第3弾 下巻!

    言論統制の時代か…
    「国家総動員法」
    太平洋戦争下では、言論、出版、集会、結社などに関する自由が大きく制限され、政府による報道規制や言論統制が実施された。

    「大本営発表」に見られるように、政府は虚偽の情報発信を行い、言論統制と結びついた。
    島に住んでいる老人たちの過去、戦時中の話

    0
    2025年11月06日

    Posted by ブクログ

    物語として面白いだけじゃなく、社会派ミステリーとしてのメッセージ性をしっかり感じるのがこの三部作の凄いところだと思う。

    0
    2025年10月27日

    Posted by ブクログ

    「犯罪者」「幻夏」を読んで好きになった太田愛さんのシリーズ。主人公たち3人のキャラクターに惹かれ、早く読みたくてうずうずしていた本作品。

    主人公たちだけでなく、これまで登場していた人たちも出てきて、ワクワクした!(個人的に服部はわりと好きなキャラだったので、鑓水とのやりとりはクスッとなった笑)

    0
    2025年10月13日

    Posted by ブクログ

    非常に心をつかまれた。思いもよらない方向に話が進んでいって意外な内容だったけど、大切な話だった。現代の日本の社会に対して、本当に全て正しいのかと読者に疑問を抱かせるテーマでここまでの話を書けるあたり、太田愛すごいなって思った。あと、街を歩く老人への見る目が少し変わった気がする。

    0
    2025年09月24日

    Posted by ブクログ

    言いたい事を言い、やりたい事を自由にやれる今の世の中を当たり前のように思っていた。しかし、それが当たり前ではない時代があったという事実に目を背けてはいけない。同じ間違いを繰り返してはいけない。

    0
    2025年08月31日

    Posted by ブクログ

    苦しみと喜びと入り混ざりながら、本当に読めてよかった1冊になりました。

    上巻からのスピード感を失うことなく、白虎を突き止めるまで、そして公安との駆け引きの緊張感でページを捲る手が止められませんでした。
    上巻から引き続き情報量は多いし、内容的にも苦しくなる瞬間も多々ありました。それでも読んでよかった

    0
    2025年08月06日

    Posted by ブクログ

    白昼渋谷で死を遂げた老人が指さした先に何があったのか?
    きな臭い依頼から公安に追われることになった探偵たち
    "権力による言論統制"で繋がってきたのは先の大戦の記憶
    複雑に絡まった事実と虚偽と迫りくる公安の手が緊迫感を膨らまし、物語に没頭させられる
    はたして事件は解決し、謎は解かれ

    0
    2025年07月25日

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