【感想・ネタバレ】熟柿のレビュー

あらすじ

激しい雨の降る夜、眠る夫を乗せた車で老婆を撥ねたかおりは轢き逃げの罪に問われ、服役中に息子を出産する。出所後、息子に会いたいあまり園児連れ去り事件を起こした彼女は息子との接見を禁じられ、追われるように西へ西へと各地を流れてゆく。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

はじめはおばさんが亡くなったんだーそれで?と思って読み進めていたけど、途中からドキドキハラハラの連続、まるでサスペンスのようでした。
誰にでも隠したい、蓋をしてしまいたい過去がきっとあってこのかおりさんにもあってでもどうしようもなくて、そこを深掘りしていくけど後半は涙でなかなか読めませんでした。揺れ動く感情がしっかり感じ取れて本の題名と表紙に納得。人生悪いことばかりではないんだ、待って流れに身を任せることも大切なんだなー深い、深いなあ。読み終わったあとしばらく放心状態でした。本屋大賞とってほしかったな。

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2026年10月02日

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著者、初読み。最初から悲しい話で、途中読むのが辛くなってきたけど、旅で展開して最後まで読ませて、泣かせる。それもいわゆる系のハッピーエンドでもなく、現実的な、しっとりとした、ちょっとした灯が見える。どっちに転んでも悲しい人は出てくるし。この本の装丁、よく出来ていますね!読んだ後に、何故この装丁か、分かりました。題名も。評判に違わぬ作品でした。ありがとうございました。

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2026年09月28日

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ネタバレ

たった今(2026年9月28日月曜日)読み終わりました。静かな…とても静かな感動に包まれる…本を読む喜びを味わえた本でした。一足飛びにこの感想に至ったわけではありません。主人公田中かおり、そして親友鶴子にとても苛立ち、なんでこの本を読みはじめてしまったんだろうと後悔しながら読み進めました。まず、かおりが不幸にみまわれるきっかけが、あまりに愚かで泣きそうになりました。そして許されないことだと思いました。でも、長い年月を彼女、かおりと共に歩み、そして最後の最後、心の中がふわっと豊かになりました。被害者のことを考えるとそれでいいのか…といつ思いはありつつ。ネタバレになるので詳しくは書けないですが、数少ない目立った良心的な登場人物…久住呂さん、その娘の咲ちゃん、そして…この本の表題「熟柿」の意味を語った人物のおかげで、素晴らしい読書体験を得ることができました。
本屋大賞…なぜ1位ではないのかとは思いましたがテーマ設定でかおりの罪が正当化されかねない…償っても償いきれるものではないということを考えると仕方ないかな…と思いました。

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2026年09月28日

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ネタバレ

暗く重めの話だけど、最後に近づくにつれて曇天から陽の光が差し込むように、だんだんと明るくなる感じがした。主人公の状況とは違うけど、自分にも人に対して「言わないと。だけど言いにくい!」ってことがあるので、熟柿の意味は何か心が軽くなる感じがした。最後の土居さんがかおりにかける言葉が素敵だった。

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2026年09月28日

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ネタバレ

ミステリーとかサスペンスみたいにドキドキハラハラってわけでもなく、伏線が散りばめられていてどんどん先を読み進めたい!という感じではないのに、なぜか読む手を止められないおもしろさでした。なんなんだろう?書き方?話し言葉というか本当に人がラジオのように話しているような書き方で難しい言い回しも少なくて、目を離さずにざぁーーーっと読める感じ

自分のせいで我が子に会えない気持ちをずっと燻らせて懸命に生きて生きて、たまに失敗しながら生きて生きて、最後に一縷の光がさした感じ。
この後、少しでも、ほんの少しでも拓にもかおりにも温かい光が注ぎますように。少しでも幸せだと思える瞬間が二人の間にありますように。
まじで、咲ちゃんグッジョブ。いい子だな。

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2026年09月26日

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ネタバレ

一言、すごかった。

途中は読んでいて本当に心が折れそうになった。交通事故の一つの過ちから人生が一気に崩れていく。頑張ろうとしても、一生懸命やっても苦しめられ、その苦しさから正常ではない行動に向かってしまう。

読んでいるこちらからすると、「そうじゃないんだって」と何度も伝えたくなる。でも、きっと本人はそういう思考になってしまうんだろうと思う。誰にでも起こり得そうなことに感じてしまうからこそ、本当に苦しかった。

後半も「大丈夫なのか」と思うところが何度もあったけれど、最後はちゃんと良い方に進んでくれて、本当によかった。

福岡の人がいい人でよかった。

かおりさん、頑張ったね。ちゃんと地に足をつけて進んできてよかったね。ずっと頑張ってきたことを、土居さんは見抜いてくれたのかな。

長い本だったけれど、途中から読む手が止まらなくなってしまった。後半に向けて少しずつ良い方向に進んでいけるような雰囲気があり、ドキドキしながら読みました。

これまで『成瀬は天下をとりにいく』が、読書を始めるきっかけになった一番大好きな作品でした。

でも、この『熟柿』は、それに並ぶくらい、自分の中で衝撃の作品になりました。

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2026年09月23日

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ネタバレ

読み終わった後の余韻がすごかった。すぐに、二回目読んでいます。文章の構成が素晴らしい。少しずつ出てくる、事故の真実。事故が発生した時は、出てきたのは亡霊?とぼんやりした記憶。美容室に行く度、過去を思い出す描写。再会した時の、息子から産みの親へのストレートな感情。元夫からの、事件直後意識はあったとの告白。
車を運転することが怖くなった。また今ある何てことない日常を、より大切にしたいと思った。
「犯罪者の母親の子供と、母親が死んだ子供、どちらがより不幸か考えろ。」刑務所から出てきた人に言う言葉としては、最低な言葉。ただもしこれが現実起こったら、向きあえないのかもしれませんが。つい、おまえもちゃんと向きあえよ!と思ってしまった。夫にも読んでもらいたい本。

そして、この物語こそ私にとっての本屋大賞だと感じた。色んな作家さんの本を読むきっかけとなる、本屋大賞は永遠に続くべき賞レース!

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2026年09月23日

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オーディブル形式で。最初の頃は主人公はなんとなくぼんやりした性格に見えて、「信頼できない語り手」とはこういうこと?と脳裏に浮かぶ。
後半は主人公がとにかく働くことに没頭(+生活する上での悩みの吐露)していて、こんな境遇なのに、めげずに偉いよ…という応援する心境に。

最終的に前向きな終わり方だったので、読後も良かった。
終盤が一気にスピード感が上がって、面白かった。

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2026年10月04日

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ネタバレ

人を轢いてしまい救護義務を怠り、刑に処される。刑務所で子どもを産み、出産の瞬間から離れ離れに。まさに晴天の霹靂。子どもに会いたい一心に逸脱した行動を起こしてしまう一方で、会いたい想いは培われていく。
仮に他者目線でこの話を想定すると、轢き逃げ犯の勝手な行動になりがちだが、主人公の性格や助けたいと思われる人柄があり、そこは素直に読めたのは良かったです。
恩師の娘のナイスアシストはややできすぎですが、息子との関わり合いができ、人生も好転していく感じで終えたのも好印象でした。

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2026年10月03日

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主人公の人生、いったい何なんだ?
主人公のしたことが犯罪であることはわかっている。わかっていてもこのやるせない気持ちが主人公を最後まで応援させる。貯金を持ち逃げされた時、夫の真相がわかった時、そしてなんといっても息子に会えるラストは、主人公は意外と落ち着いているのに読者の私は、本に向かって「えー!」「うん、うん」と感情を爆発させながら一気読みした。

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2026年10月03日

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面白かったです。途中胸が締め付けられる苦しさもありましたが、読み応えのある作品でした。装丁にコメントを記載されてた「絶望しても裏切られても、繰り返すしかない毎日が、私たちを救う」という角田光代さんの言葉に深く頷けました。

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2026年10月02日

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罪を犯した女性の まだ見ぬ息子、会えぬ息子への狂おしい思い。職を転々とせざるを得ない過酷な状況。

息子が高校生になるぐらいまでの彼女の人生を描く。どこまで行き着くのかと思わされたが。

最後の章で やっとやっと少しは穏やかな、幸せな暮らしが見えてくる。

こんなに一人で頑張ってきたんだもの。
ほっとする私がいる。

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2026年10月02日

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ネタバレ

夫と同級生の応対が主人公の視点に立つとあまり気持ちがいいものではない。同級生とは何故縁を切らないのかと思うが、現実にもそういう人はいるなと思った。
最後は安易なハッピーエンドとも違う感じがよかった。

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2026年09月29日

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ネタバレ

人はやりなおせるっていうけど、そうさせてくれないのは世の中だよなーと思う。主人公も息子に会えず、事件が原因で仕事を辞めなきゃいけない時もあった。それでも、息子のためにお金を残したいと必死に働いて生きていた。最後は、報われた、といっていいのかわからないけど、よかったな。

「熟した柿の実が自然に落ちるのを待つように、
時期が来るのを待つこと」

自分生き急ぎすぎかな…と感じたときに思い出したい言葉。

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2026年09月29日

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表紙がとても美しく、惹かれた。心ならずも犯罪者になってしまい、服役中の出産とは、切ない。終盤、主人公かおりは元夫が、事故の隠蔽に積極的に関わっていたことをちょっとした言葉から気づき、そこで問い正していく場面は、スピーディで気持ち良い。彼女が強く自立した人になったことと、そうでなかった時には強いものにコントロールされていた、ということなのだと思う。出会えて良かった本。

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2026年09月29日

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ネタバレ

勝手にサスペンス的な展開をイメージしていたので、想像していたものとは少し違った。終始暗めな印象だけど、手が止まらず一気に読めた。主人公目線で物語が進むので、ちょっとラジオみたいに話が飛んだり悲壮感に拍車がかかったりして緊迫感に富む表現に感じたからかな、と思う。逆転展開とはいかなかったが、希望のある終わり方で救われた。じーっくり耐えて実が熟していくような、タイトル通りのストーリーでとても読み応えがあった。

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2026年09月28日

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ネタバレ

息子くんに会えて本当によかったー涙
福岡で新しい生活(仕事、友人、恋人候補)も送れて。
元夫にだけはいらつくな。なんでそんな頑なに会わせてくれないの?現実だったら離婚するかな。出所を待たないか?それでは物語りが成り立たないか。

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2026年09月26日

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小説とはいえ、どうしてここまで……と、胸を掴まれる思いだった。なのに、無駄のない文章に引き込まれていく。無駄がないのに、鮮明な映像がみえてくる。
必ず立ち上がる、人生が進めばそこにはきっと待っているはず…いや期待と希望は捨てて、何も考えずただ生きる。

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2026年09月23日

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自分的にはこの本が本屋大賞です。

書きすぎない、あえて書かない事による余韻。
最初は物足りなく感じたのですが、
後からジワジワきいてきます。

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2026年09月22日

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「熟柿」
熟した柿が自然に落ちるように、時機が来るのを待つこと、物事の成就には適した時機があるという意味なのか。
罪の重さは1人で背負おうが、何人で背負おうが変わる物ではないが、拓のためにはこれしかなかったような気がする。
出所を待って家族で背負って行けば少しは軽くなるのかもしれないが、かおりの天職と理解してくれる人達との出会いは、結局罪を1人で償った結果のものだ。つまり機が熟したのだ。

だけど。
実際は歳を重ねてくると熟柿まで待てそうにない!
青柿なのにもぎ取ってしまわねば時間が無いかもとせっかちな思考になる。来年またその柿がなっているか⁉︎とも思ったりする。やれやれ。

梅もマンゴーも熟したら落ちる。
だからと言って、「熟梅」「熟マンゴー」では読む気にならないかあ。

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2026年09月17日

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人生はちょっとしたことで転落していく。主人公は最初の転落からどんどん悪い方へ。それは自分の判断が悪い方悪い方を選択してしまうからだが、一旦つまづくとなかなかいい方向へはいかないものか。

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2026年10月04日

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フツーの主婦がある事件をきっかけに一気に転落していくというには、背景がわからな過ぎて、夫がとにかく悪いような気がするけど、その辺りの事情が描かれていないので、ずっとモヤモヤ。

職場の女同士のドロ沼もモヤモヤ。ドキドキすると言う点では続きが気になるストーリー展開だった。

ただ、私の脳内キャスティングが思い浮かばないのだ。(知らんがな)
audible

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2026年10月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

まず表紙の静かな感じに、とても惹かれました。本の内容にも合っていると思います。
どんな状況になっても主人公が腐らず、直向きに社会の中でやっていこうともがいていく姿が良かったです。
ただ、登場人物が自己中な人(鶴子さん、斉藤さん、元旦那など)が多くて読んでいてイライラしたのもあります。主人公もたいがい自分のことしか考えていない!もうちょっと事故を起こしてしまった相手のご老人のことも考えてもいいのに⋯。向こうも家族がいるかもしれないし。
そうかと思ったら、時々ものすごく善良な人(久住呂さん、慶太くん、仕事の先々の人)もいて、その人たちが神様仏様みたいに思えました。そんなに他人に尽くすことができる人なかなかいないです。
最後にようやく惰性でなくきちんと自分の道を歩こうとすることができたのは本当に良かったです。逃げずに一つ一つのことと向き合って、過去を乗り越えていってほしい。

晴子伯母さんがキーパーソンになるかと思ったら、そんなに出てこなくて残念でした。最初のインパクトが強すぎました。

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2026年10月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

主人公の言動に歯がゆくなったり、報われなさにもどかしくなったりしつつ、常に先が気になる展開で、あっという間に読み終わった。

故意や過失がなくても、誰にでも、事故の加害者になる可能性はある。ただ、起きたことにどう対処するかが、事故そのものよりも影響が大きいのかもしれない。主人公はそこで間違った選択、取り返しのつかないことをしてしまう。奪った命にも産んだ命にも。

主人公の親友が終始浅慮で言動が不快なのに、なぜ縁を切らずに繋がり続けるのか最初は不可解だった。きっと主人公は、あまり人に入れ込まない、人は人という一定の距離を保てるタイプだから逆に彼女のような人間も許せるのかしらと解釈した。

そして主人公は体力おばけ。孤独でも貧乏でも健康で体力さえがあれば大体何とかなるのでは?と思う。

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2026年10月01日

Posted by ブクログ

晴子伯母さんの家の庭に柿の木があるんだって?
あるけど渋柿だよっ!

かおりの友達鶴子のしゃべり方が鼻につく
読みすすめるうちにイライラする気持ちがたかまっていくっ!

若白髪隠しのカラーリングをしていたらパトカーのサイレンが聞こえてきた
かおりの心臓の鼓動はとくとくとくと鳴り止まないっ!

一晩ゆっくり体を休めても気力は戻らない
ベッドで毛布にくるまり蓑虫のように過ごすっ!

傘をさしてスタッフ通用口の外にでたところで 市木さん と声をかけられる
先輩の吉野さんという人だっ!

岐阜での仕事に誘ってくれた中乃森さん
一年後の夏の真っ盛り、彼女は別れを切り出したっ!
結婚することに決めたのだという…

岡山にやってきたかおり
ここでも息子の拓への一人語りがとまらないっ!
「どうしようか、拓」
まさに不審者だっ!

九州で仕事を紹介してくれた馬渡さんは偉ぶらない
なんていい人なんだっ!

久住呂百合は墓じまいを目的とした旅で九州へやってきた
かおりがホテルの仕事を辞めてからちょうど一年が過ぎる頃だっ!

午前十時にわたしは別れた夫と再開
思いもよらぬ話を聞かされることになるっ!
コーヒーをもっとのむといい 朝ごはんも食べながらでいいから話をちゃんと聞いてくれっ!

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2026年09月30日

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すべて真夜中の恋人たち が好きな人は好きそう。

とんでもなく暗い泥沼の中を彷徨っていたけれど、少しずつ陸が見え、かと思えば日がまた登り、また歩き出していけるようになる、みたいなストーリーでした。


過去の大きな過ちが、愛する人、自分のたらればの未来を奪う。
先の見えない不安の中で、どうしても生きていかねばならない。

期待はすれど、事態がそう簡単に上手く転ぶはずもなく。
次々と主人公に不幸が襲いかかってくる展開は、とても痛々しいですが、半ば諦めながらも必死にもがき生きる姿に勇気をもらえました。

友人関係も、恋愛も、自分の過去が裏付けたものの見方のせいで、堂々巡りになってしまう時もありますが、
それでも良い。
熟柿のようにその時がくるまで待っていればいい。

最後のシーンには奥行きを感じました。
なんとなく、いい方向に向かっていきそうだと読者に感じさせてくれるので読後感はとても良いです。



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2026年09月28日

Posted by ブクログ

主人公かおりの語り調で話しが進むけれど、記憶飛び飛びだったり、性格がうじうじとしていたり、と終始暗い。
本屋大賞第2位の前評判と、ここのレビューがなかったら離脱してたかも。ただ読後感は良い。

自分ももし選択を間違えてしまったら、こういう人生や考え方になってしまうのかな…共感はできなかったけど。

久住路さんの母娘がよかった。

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2026年09月27日

Posted by ブクログ

人一人の人生を覗き見させてもらった感覚。主人公に同情はできないけれど、主人公の周りにも善良な人間、善良とは言い切れない人間、悪事を働いている人間、主人公にとっては害がないけれども他人には害があるかもしれない人間、登場人物一人一人のリアルさが生々しかった。(善良、悪、害という表現が適切かわからないけれど)

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2026年09月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

冒頭の葬儀で酒盛り場面から、こんな親戚やだな〜と感じた。
泥酔で妊婦に夜中運転させる夫は当然真人間では無いと直感したが、予想を上回る糞野郎だ。
闇夜の灯火は『ヒソカニ?』『カネガエ』の、くじゅうろさきちゃん。とても良い仕事をしている。
土居さん、かおりのどの辺りがそんなに良いのか不明だが、気長に時機が来るのを待つって凄く怖い人。前科の事、言える時まで待てば良いとの事ですが、土居さんだって検索するでしょ、しないの?

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2026年09月25日

Posted by ブクログ

妊娠中ひき逃げで人を殺してしまった主人公。その後刑務所で出産、一度も子どもに会えず、写真も見せてもらえず、それでも愛情ってあるものなんだな。もう少し主人公がむくわれる部分が欲しかった。ずっと薄暗い雰囲気。
柿が熟して落ちるように、適した時期がくる。
そういう気持ちで過ごせると気が楽になりそう。

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2026年09月25日

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