【感想・ネタバレ】熟柿のレビュー

あらすじ

激しい雨の降る夜、眠る夫を乗せた車で老婆を撥ねたかおりは轢き逃げの罪に問われ、服役中に息子を出産する。出所後、息子に会いたいあまり園児連れ去り事件を起こした彼女は息子との接見を禁じられ、追われるように西へ西へと各地を流れてゆく。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

オーディブル読書。
美しい作品だったなと。
初めは、ひき逃げしたり誘拐未遂?したり小学校乱入とかで犯罪者目線の物語かな?と思ったけど全然違った。カオリの生き様をありありと突きつけられた。優しさに救われたり、悪意に失墜したり、人の人生をそのまま見てるみたいな。
でも気長に時期が来ることを待つのなんて、誰もできないんじゃないかな。人はみな何かに囚われつつ、それでも人生を彩っていくものでもありそうだねどね。

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2026年06月29日

Posted by ブクログ

熟柿とは、熟した柿の実が自然に落ちるのを待つように、気長に時機が来るのを待つこと。言ってしまうと、それに自分の意思はないわけで、時が来るのを待つしかないともとれるわけで。
罪を犯してしまってから、普通通りの生活や息子に会うができるまでの時間がこんなにもかかると思うととんでもないぐらいの時間がかかってしまってる。
これを読んだ方は、ながら運転絶対にダメを心がけるはず。

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2026年06月28日

Posted by ブクログ

罪を犯した人間が一生後悔と反省に苛まれて生きていく姿がわかる。怖さもあるが、次が気になり過ぎて休日にどんどん読み進めてしまった

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2026年06月24日

Posted by ブクログ

この本が書店に並び始めたころ、友達と「ズクシ(熟柿はうちらの地方ではこう言う)」って読むんかな~とか言いながら物語の話でなく、しばらくこの柿の食べ方で盛り上がりました(笑)
この本を買ったのは昨年ちょうど実家からいくつもの熟柿をもらってきた頃でしたが、なかなか読めなくてやっと読めました。なんで早く読まなかったんだろうと後悔した。それくらい興味深い物語でした。
物語の冒頭に出てくる熟柿は何とも不気味なものでしたが、最後のはすごく意味のある希望の持てる意味に変わりました。
読み始めてからずっと、主人公のかおりさんは確かにダメなんだけど、事故当時同乗していた旦那さんと、運転中に電話してきた鶴子とずっとムカついてました。
最初から最後まで旦那にムカムカしていた私。この事故にかかわる刑により我が子と離れさせた旦那…クソだな。まーかおりさんもまー短絡的すぎけど。てか、職業柄こんなくらいの刑罰の人、何人か知ってるけど、ちゃんと刑を終え普通に生活してる人いっぱいいるよ。その時の周りの人の考え方にもよるだろうけど、この話では、旦那側の人たちがひどい。鶴子も自分のことしか考えてない・・・それでも、久住呂さんの手引きで顔のわからない我が子のために働きつづけるかおりさん。だんだんかおりさんの味方になっている自分(笑)
『順調な今だけを見て、やってくる将来から目をそらしていいのか』という言葉が出てくるが。これは、かおりさんだけでなく今の自分の生活と重なりずんときた。 自分も周囲の環
境も変わるしその変化の先を見ながら動いていくこと。若いときは考えもしなかったかな、歳をとってくるとそれだけじゃないな〜と思ったり。
最後のほうはちょっと早く進みすぎたかな。母と子の会話もう少し欲しかった。そして旦那さんに子の前で自分の悔いていることも負い目もすべてさらして謝って欲しかった。
 
熟柿の意味・・「柿の実が季節になれば熟すように、物事の成就には適した時期がある」
ここらからはかおりさんゆっくりと幸せになって欲しい。いっぱい我が子とも触れ合うことができますように。

てか、本屋大賞これでもよかったかなとか思ってしもた

 

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2026年06月23日

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ネタバレ

最初から引き込まれる話だった。

辛いシーンが多く、
読むのが苦しくなる箇所もあったが
かおりの望む方へ、
明るい希望がもてる方へ終わった事で
読み終えて良かったーーと
安堵しました。

辛い過去を引きずりながらも
縁する人に恵まれて
力強く生きていくかおりに
共感ももてた。

熟柿という言葉が
の物語の掉尾を飾るに相応しい
ラストだった。

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2026年06月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

もう暗すぎて暗すぎて、朝が来ないのかと思った。早く読み終えたかったわ、気持ちが引きずられて、しんどくて、しんどくて。

はぁぁぁ〜、やっとこ楽になりました。
試験、終わりました〜!くらいよ。

男の子って、可愛いのよ。小さいときも、大きくなっても。多分、哀しいかな、おっさんになっても可愛いんでしょう。母にとっては。
愛おしかったろうに、会いたかったろうに。
抱き上げて頬ずりしたかったろうに。

ぼろぼろ、ぼろぼろ、泣きました。

ひとって、みんな、弱い。
間違いも必ず起こす。
罪はどこまでも消えなくて、重く苦しい。

雨降りのなか、柿を抱えたおばあちゃん、
痛くて、寒くて、震えながら亡くなったかもしれない。何時間も苦しんだかもしれない。
もし母がそんな目にあったなら、到底許せない。
でも、その後、犯人がこんな思いをして過ごしたと知ったなら、母はきっと許すと思う。
母はいつも私に、何でもお膳を向き変えて考えるんよと言うひとだったから。
(まだ生きてます 笑)

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2026年06月20日

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ネタバレ

大作だった。
主人公の側でずっとみているようの臨場感があった。実際に経験したのか?と思わせるような心情の変化が表現されていて、文章はさらっとして読みやすいのに、暗い雰囲気にどっぷり浸かった。
仕事を転々とせざる得ない状況で、先々で出会う人、人間関係、その縁、”熟柿”というタイトルがぴったりの小説だった。仕事場で出会う嫌な人たちがいる中で、主人公といい距離で関わる人たちもいて、それぞれの人生も垣間見ながら、最後の土居さんの登場に救われた。

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2026年06月28日

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ひき逃げ事件を起こした一人の女性・かおりの17年間を、淡々と、しかし残酷なまでの解像度で描き出した佐藤正午氏の『熟柿』。安易な共感を許さないベテラン作家の圧倒的な筆力が、静かに光る一冊だった。
物語は、困窮する生活の中で息子の生命保険を払い続け、他者の悪意や理不尽に耐え忍ぶかおりの姿を追う。読者は彼女の選択や生き方に時に焦燥感を覚え、決して心地よい感情移入には至らない。しかし、作者の端正で冷徹とも言える文章が悲壮感を客観化し、物語に奇妙な推進力を与えている。
特筆すべきは、その時間軸の構成の妙である。
章を経るごとに少しずつ未来へと時間が飛び、過去の出来事が事後的に明かされていく。この緻密なプロットコントロールにより、読者は主人公への苛立ちを抱えながらも、ページをめくる手を止められなくなる。
タイトルの「熟柿(じゅくし)」には、「気長に時期が来るのを待つこと」という意味があるという。
一瞬のうちに他者を断罪し、即座に明快な結果を求める現代社会において、本作が描き出す17年という泥臭く断続的な歳月の重みは、私たちの拙速な正義感に静かな疑念を突きつけてくる。
感情に流されず、人間の業と時間の流れを冷徹に描ききった、まさに「格の違い」を見せつけられる本格小説だった。

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2026年06月27日

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ネタバレ

重いテーマでなかなか読み進める事ができませんでした。文章は読みやすくスラスラ入ってくるのに、それぞれの人物の感情を思うとやりきれない気持ちになり、読むのに時間がかかってしまいました。
最後の終わり方、ほっとしました。
日々の細やかな事に一喜一憂せず、その時が来るまで待つ事を暮らしにプラスしようと思う。自分の感情だけで世の中回ってるわけではないから。

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2026年06月24日

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ネタバレ

最後の最後以外は終始むかつく展開。
友達の鶴子も、大阪でルームメイトだった泥棒もその会社も、夫もみんなみんなむかつく。
最後の最後、息子と会って話ができたときにようやく報われた。
お話はここまでだけど、このあと起こるであろうことを想像すると、これからはいいことがたくさんあるのかなって。ようやく実ったのかな。

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2026年06月22日

Posted by ブクログ

ゆっくり、深く心を抉られる小説。
これが本屋大賞2位か〜〜1位のインザメガチャーチとは全く違うタイプで、終始気持ちがどんよりした。でも「熟柿」、いい言葉だな、わたしも頭の片隅に置いておこうと思った。

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2026年06月22日

Posted by ブクログ

一冊の本を読み終えたというより、長い旅を終えたような気持ち。

最初は遠いどこかの誰かの話を聞いているようで、登場人物の境遇にも現実味を感じられず、あまり感情移入できなかった。

それでも読み進めるうちに、少しずつ物語との距離が縮まり、後半では思わず涙。

ずっと想い続けていた気持ちが、実は一方通行ではなかったと分かる場面では、それまでの時間を思い返して胸がいっぱいになった。

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2026年06月21日

Posted by ブクログ

熟柿(じゅくし)
「熟した柿が自然に木から落ちるのを待つ」という様子から、「焦って行動せず、時期(好機)が来るのを気長に待つこと」
本屋大賞2位で話題だったので読んでみた。熟柿という言葉は初めて知ったけど良い言葉だなと思った。
私だけかもしれないが、序盤の方のかおりはヒステリックっぽい印象を受けてしまって少し苦手だったけど、西に行くにつれて苦手じゃなくなった、感情移入できた。
あのとき車を降りてたら…あのときくじゅうろさんを待っていたら…人生はタラレバ(後悔)だらけだけど、希望もあるよと思わせてくれるお話だった。

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2026年06月20日

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ネタバレ

「柿とは違いスッキリ」
柿ってあんまり好きじゃなくて、ちょっとネットリしてる果物だと思ってます。熟した柿なんてタイトルが嘘のように、前半の(というかほぼ全ての)暗くてじっとりしたストーリーを全て吹き飛ばすような、厚い雲から光が差し込むような、気持ち良い終わり方で良かったーこれは安心感です。
特に最後の息子との再会、対比で土居さんとの電話。
待ってた柿はコレだったんだ、作家ってすげーなと思いました。

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2026年06月20日

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中盤のくどくど、じめじめ、うじうじとした空気はとてもしんどかったが、最後はじんわり良い心地になった。
息子はちょっと大人び過ぎてると思う反面、考えざるを得なかった環境なのかなとも。あと恋愛要素は、いらんかな。

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2026年06月20日

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終始、夫の身勝手さと狡さが腹立たしくて、こんな人間と早々に別離できてかおりはある意味幸運だったとさえ思った。周囲の人達の思惑に安易に流されての浅慮で自業自得な様子は哀れだったけれど、子供の存在が唯一のモチベーションとなって、各地を転々としながら逞しく生き残っていく物語は読んでいて気持ちが良かった。

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2026年06月19日

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「熟柿」
熟した柿が自然に落ちるように、時機が来るのを待つこと、物事の成就には適した時機があるという意味なのか。
罪の重さは1人で背負おうが、何人で背負おうが変わる物ではないが、拓のためにはこれしかなかったような気がする。
出所を待って家族で背負って行けば少しは軽くなるのかもしれないが、かおりの天職と理解してくれる人達との出会いは、結局罪を1人で償った結果のものだ。つまり機が熟したのだ。

だが!
実際は歳を重ねてくると熟柿まで待てそうにない!
青柿なのにもぎ取ってしまわねば時間が無いかもとせっかちな思考になる。来年またその柿がなっているか⁉︎とも思ったりする。あーあ。

梅もマンゴーも熟したら落ちる。
だからと言って、「熟梅」「熟マンゴー」では読む気にならないかあ。

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2026年06月10日

Posted by ブクログ

えー…
いや、これで良かったんか?

不穏な前半から始まり、苦しみを抱える中盤。場所を転々としながら報われず淀みを抱えまくるあたりは他の作家の作品を思い出しながら読んでいた(町田その子とか『盗んで食べて吐いても』とか)が、後半からラストのスピーディ展開が… 途中までとバランスが合わないというか…
や、否定はしないが、帯の推薦文の数々は褒めすぎじゃないか?

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2026年06月28日

Posted by ブクログ

2026年 第23回本屋大賞 第2位。
こんな始まり、、どこか救いがあるのかと読み進めるも、あまりに光が見えず、疲れた。
でも先を知りたくて。
それが2位たる所以か。
時に笑みがこぼれるような楽しい読書時間にはならず。
ラストは一縷の光はあるものの、どこまで伝えるつもりか、、修羅場も感じて、なんだか不安な余韻を感じた。

「 熟柿」 という言葉は、なるほど。
何十年と我が子に会えずに生きてきたかおりの人生の物語としてのまさにタイトルにふさわしい言葉。

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2026年06月27日

Posted by ブクログ

初めて読む作家さんの作品でした。
主人公かおりはひき逃げを起こして刑務中に出産、その後息子とは別れ別れになってしまい。。
息子の存在が生きる力になり、どんな苦労も乗り越えて生きていく!母は強いなと思いました。
服役を終えても世間の目は厳しいし、、職を転々としながら、
でもかおりの周りには助けてくれる人がいて。そのおかげで高校生になった息子に会えたのは感動!
生きていれば辛いこともあるし、でも生き続ければ良いこと幸せなこともある。
描き方は少しタラタラっとしてイラッとする時もありましたが、
読み終えて振り返れば人生を色々考えさせられる良い作品でした。

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2026年06月25日

Posted by ブクログ

世界観に引き込まれる、という意味ではとても面白かった。まんまとかおりの横にいて見ているような気になって、本当にイライラしてしまったので読後感はムカムカしていた。後悔に後悔を重ね、過去からいつまでも離れられない感じが救われなくて、こういう話は、私は好きじゃなかった。

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2026年06月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

全体に漂うどこか暗い雰囲気に、最初はなかなかページが進まなかったけれど、いざ物語が動き始めるとその吸引力に圧倒され、一気に読み終えてしまった。

轢き逃げから運命が狂っていくかおりの姿には、本当に胸が締め付けられるような気持ちになった。

ラストの息子とのどこか距離のある、淡々とした弾まない会話のリアルさは、この作品全体の空気感を象徴するようで、心に深く残る。

それにしても、夫のいけすかなさには終始モヤモヤさせられた。

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2026年06月24日

Posted by ブクログ

サラッと読んでしまった。ある意味 とんでもない予想もできないようなことは起こらず、安心の展開とも言える。

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2026年06月23日

Posted by ブクログ

わたしは子どももいないし運転もできない、にしても、あまりにも共感できない主人公だった。
元々の性格なのか、起こった(起こした)出来事のせいか、、出来事のせいかな、起こる前と後とで別人のようだった。

でも、惹き込まれて読んだ。経験したこともないのにそうだよね、そうだろうねと思ったり。
友人もだけど夫がな〜ほんとにイヤな人物で、でも、いい出会いや続いていく縁があって、ようやく前に進める感じで、罪を犯したらもう終わり、ではないところはよかった。
最初はふわふわした印象で、あの後は半分透けているようだった主人公に、最後ようやく立体感を感じられた。

惹き込まれて読んだんだけど、うまく表せられる言葉が見つからないんだけれど独特な文章だなと思いました。
読み慣れていない作家さんなので、それが特徴なのかはわからないんだけれど。

それにしても、やっぱり「車」はこわい。これが一番感じたことかもしれない。
わたしは運転ができないので尚更かもしれないけれど、車は自分がどんなに気をつけていても向こうから事故が飛び込んでくるこわい乗り物、と思っていて、毎日毎回家族に、「気をつけてね」「無理はしないで」と言ってしまう。
そもそも主人公も、「運転中にスマホ」という基本のキのようなことをしなければ!しかも大雨!しかも妊娠中!なぜ停車しなかった?!
少しでも救いのあるラストはよかったけれど、感動はできないわ~

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2026年06月23日

Posted by ブクログ

前半は、出来事を離れたところから見ているような文章が続いて 一体夢の出来事なのか本当に起こったことなのか、実際何が起こったのかも良くわからないままに読み進めました。
◯年、◯年と章の頭に起こった年号が書いてあるんだと気づいて、物語が後半に向かうにつれて文章の輪郭がはっきりしていって、そういえば「この話は半分以上が回想だ」と書評で紹介されていた気がする!と思い出しました。

過去に自分が犯した罪を背負いながらひとりぼっちで生きていかざるをえなくなった主人公。入学式のあたりまでは不安定な感じが強く、読んでいて辛かったです。
小さな希望を見つけて堅実に生き始めてからも酷い目に遭わされたり(本当に可哀想だった…あんな酷い人がいるなんて)、コロナ禍で仕事が無くなったり、報われないことが多くて普通に幸せに生きていた人が罪を犯すことで、生きづらくなるのかとつくづく感じました。

タイトルの熟柿、冒頭のお婆さんが夜中に熟れた柿に吸いついている描写が強くてどう効いてくるんだろうと落ち着かなかったのですが、意味のある単語なのでした。

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2026年06月21日

Posted by ブクログ

読み終わって、なんだろう 何が言いたいんだろうと考えた。
熟した柿が落ちるまで、気長に待てってことか
落ちてこなかったら、どうする
自分から求めてはダメなのか
だって人生は短いよ

自分の落ち度が原因にせよ、手放なさざるを得ない状況に追い詰められただけだから、手放したものを傷つけないように求めることはダメなのか

熟柿という言葉は美しいけど、曖昧だ

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2026年06月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

本屋大賞に選ばれていたので。タイトルや表紙のインパクトから期待が高まってしまっていたのか、個人的には思ったより…というかんじ。子供を妊娠中からその子供が高校生になるまでの20年くらいの母としての人生が描かれている。轢き逃げという前科を負ってしまった主人公が、その後、離婚、軽犯罪、就職難、人間関係、金銭問題、とハードモードの暮らしを送りますが、揺れ動く心情は正直フィクションとしては想像がつくレベル。ラスト、子供から求められ、男性から思いも寄せられ、チープな感じがしてしまった。熟柿という言葉は良かったな。

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2026年06月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

『熟した柿の実が自然に落ちるを待つように、気長に時期が来るのを待つこと』

『柿の実が季節になれば熟すように、物事の成就には適した時期があるというか、その時が自然に訪れるのを気長に待つというか、』

これらの言葉に全てが詰まっていた。
思い続けて必死に生き続けた主人公。
生きるということだなぁと。

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2026年06月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

途中までページを捲る手が止まらず夢中で読みました。期待通りの面白い作品だなあと思っていたのですが、最後の終わり方が自分には合わなかったです。
突然の土居さんと何故か恋愛臭が出てきて興醒めしました。自分的にはその手前の息子に会うシーンで終わって欲しかった。
熟柿のことを説明するシーンを最後に入れて、今後の明るい展望を感じさせたかったのかもしれないが、そこに恋愛が発展しそうな感じは入れてほしくなかったです。作者にその意図はなかったかもしれませんが、自分はそう捉えてしまったので最後の最後で残念でした。
とはいえストーリー自体はとても興味深く、一瞬の逃げが一生の罪になるということを肝に銘じ、自分もいつ同じような目に遭うかわからないな、明日は我が身だなと思いました。
久しぶりに会った息子の反応も良くも悪くも違和感がなく、お涙頂戴感はゼロで現実味があって良かったと思います。

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2026年06月18日

Posted by ブクログ

轢き逃げという一瞬の過ちで転落する人生の恐ろしさが本物のような迫力で伝わってきた。絶望の人生だとしても、繰り返すしかない日々に救われるのも感じた。本のタイトル『熟柿』の意味が主人公の人生と重なっていると思う。

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2026年06月18日

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