【感想・ネタバレ】熟柿のレビュー

あらすじ

激しい雨の降る夜、眠る夫を乗せた車で老婆を撥ねたかおりは轢き逃げの罪に問われ、服役中に息子を出産する。出所後、息子に会いたいあまり園児連れ去り事件を起こした彼女は息子との接見を禁じられ、追われるように西へ西へと各地を流れてゆく。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

オーディブル読書。
美しい作品だったなと。
初めは、ひき逃げしたり誘拐未遂?したり小学校乱入とかで犯罪者目線の物語かな?と思ったけど全然違った。カオリの生き様をありありと突きつけられた。優しさに救われたり、悪意に失墜したり、人の人生をそのまま見てるみたいな。
でも気長に時期が来ることを待つのなんて、誰もできないんじゃないかな。人はみな何かに囚われつつ、それでも人生を彩っていくものでもありそうだねどね。

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2026年06月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最初から引き込まれる話だった。

辛いシーンが多く、
読むのが苦しくなる箇所もあったが
かおりの望む方へ、
明るい希望がもてる方へ終わった事で
読み終えて良かったーーと
安堵しました。

辛い過去を引きずりながらも
縁する人に恵まれて
力強く生きていくかおりに
共感ももてた。

熟柿という言葉が
の物語の掉尾を飾るに相応しい
ラストだった。

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2026年06月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

もう暗すぎて暗すぎて、朝が来ないのかと思った。早く読み終えたかったわ、気持ちが引きずられて、しんどくて、しんどくて。

はぁぁぁ〜、やっとこ楽になりました。
試験、終わりました〜!くらいよ。

男の子って、可愛いのよ。小さいときも、大きくなっても。多分、哀しいかな、おっさんになっても可愛いんでしょう。母にとっては。
愛おしかったろうに、会いたかったろうに。
抱き上げて頬ずりしたかったろうに。

ぼろぼろ、ぼろぼろ、泣きました。

ひとって、みんな、弱い。
間違いも必ず起こす。
罪はどこまでも消えなくて、重く苦しい。

雨降りのなか、柿を抱えたおばあちゃん、
痛くて、寒くて、震えながら亡くなったかもしれない。何時間も苦しんだかもしれない。
もし母がそんな目にあったなら、到底許せない。
でも、その後、犯人がこんな思いをして過ごしたと知ったなら、母はきっと許すと思う。
母はいつも私に、何でもお膳を向き変えて考えるんよと言うひとだったから。
(まだ生きてます 笑)

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2026年06月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

大作だった。
主人公の側でずっとみているようの臨場感があった。実際に経験したのか?と思わせるような心情の変化が表現されていて、文章はさらっとして読みやすいのに、暗い雰囲気にどっぷり浸かった。
仕事を転々とせざる得ない状況で、先々で出会う人、人間関係、その縁、”熟柿”というタイトルがぴったりの小説だった。仕事場で出会う嫌な人たちがいる中で、主人公といい距離で関わる人たちもいて、それぞれの人生も垣間見ながら、最後の土居さんの登場に救われた。

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2026年06月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

重いテーマでなかなか読み進める事ができませんでした。文章は読みやすくスラスラ入ってくるのに、それぞれの人物の感情を思うとやりきれない気持ちになり、読むのに時間がかかってしまいました。
最後の終わり方、ほっとしました。
日々の細やかな事に一喜一憂せず、その時が来るまで待つ事を暮らしにプラスしようと思う。自分の感情だけで世の中回ってるわけではないから。

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2026年06月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最後の最後以外は終始むかつく展開。
友達の鶴子も、大阪でルームメイトだった泥棒もその会社も、夫もみんなみんなむかつく。
最後の最後、息子と会って話ができたときにようやく報われた。
お話はここまでだけど、このあと起こるであろうことを想像すると、これからはいいことがたくさんあるのかなって。ようやく実ったのかな。

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2026年06月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「柿とは違いスッキリ」
柿ってあんまり好きじゃなくて、ちょっとネットリしてる果物だと思ってます。熟した柿なんてタイトルが嘘のように、前半の(というかほぼ全ての)暗くてじっとりしたストーリーを全て吹き飛ばすような、厚い雲から光が差し込むような、気持ち良い終わり方で良かったーこれは安心感です。
特に最後の息子との再会、対比で土居さんとの電話。
待ってた柿はコレだったんだ、作家ってすげーなと思いました。

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2026年06月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

全体に漂うどこか暗い雰囲気に、最初はなかなかページが進まなかったけれど、いざ物語が動き始めるとその吸引力に圧倒され、一気に読み終えてしまった。

轢き逃げから運命が狂っていくかおりの姿には、本当に胸が締め付けられるような気持ちになった。

ラストの息子とのどこか距離のある、淡々とした弾まない会話のリアルさは、この作品全体の空気感を象徴するようで、心に深く残る。

それにしても、夫のいけすかなさには終始モヤモヤさせられた。

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2026年06月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

本屋大賞に選ばれていたので。タイトルや表紙のインパクトから期待が高まってしまっていたのか、個人的には思ったより…というかんじ。子供を妊娠中からその子供が高校生になるまでの20年くらいの母としての人生が描かれている。轢き逃げという前科を負ってしまった主人公が、その後、離婚、軽犯罪、就職難、人間関係、金銭問題、とハードモードの暮らしを送りますが、揺れ動く心情は正直フィクションとしては想像がつくレベル。ラスト、子供から求められ、男性から思いも寄せられ、チープな感じがしてしまった。熟柿という言葉は良かったな。

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2026年06月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

『熟した柿の実が自然に落ちるを待つように、気長に時期が来るのを待つこと』

『柿の実が季節になれば熟すように、物事の成就には適した時期があるというか、その時が自然に訪れるのを気長に待つというか、』

これらの言葉に全てが詰まっていた。
思い続けて必死に生き続けた主人公。
生きるということだなぁと。

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2026年06月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

途中までページを捲る手が止まらず夢中で読みました。期待通りの面白い作品だなあと思っていたのですが、最後の終わり方が自分には合わなかったです。
突然の土居さんと何故か恋愛臭が出てきて興醒めしました。自分的にはその手前の息子に会うシーンで終わって欲しかった。
熟柿のことを説明するシーンを最後に入れて、今後の明るい展望を感じさせたかったのかもしれないが、そこに恋愛が発展しそうな感じは入れてほしくなかったです。作者にその意図はなかったかもしれませんが、自分はそう捉えてしまったので最後の最後で残念でした。
とはいえストーリー自体はとても興味深く、一瞬の逃げが一生の罪になるということを肝に銘じ、自分もいつ同じような目に遭うかわからないな、明日は我が身だなと思いました。
久しぶりに会った息子の反応も良くも悪くも違和感がなく、お涙頂戴感はゼロで現実味があって良かったと思います。

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2026年06月18日

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