熟柿

熟柿

2,035円 (税込)

10pt

激しい雨の降る夜、眠る夫を乗せた車で老婆を撥ねたかおりは轢き逃げの罪に問われ、服役中に息子を出産する。出所後、息子に会いたいあまり園児連れ去り事件を起こした彼女は息子との接見を禁じられ、追われるように西へ西へと各地を流れてゆく。

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熟柿 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    子を持つ人の原動力の強さに、改めて圧倒された一冊。本著でも、主人公がわずかな希望を支えに、理不尽な目に遭っても決して腐らず、実直に前へ進む姿に胸を打たれた。

    そのささやかな希望の描き方には、どこか大好きなO・ヘンリー作品を思わせる温かさもあり、物語としての映像的な力も強く、映画化にとても向いている

    0
    2026年06月21日

    Posted by ブクログ

    最初はしんどい。自分の人生で十分大変なのにどうして小説でも大変な人生を味あわなきゃいけないのだと、ページがス進まなかった。しかし、気づいたら読む手が止まらず、最後は嗚咽をするほど号泣。最後まで読んでよかったと心から思う作品でした。

    熟柿が落ちるのを待つように、じっくりと読んでほしい。

    0
    2026年06月17日

    Posted by ブクログ

    久しぶりにじっくり本を読みたいと思えた。
    そして、この本を選び読んだ。
    熟柿の通り私にもこの本に出会えたタイミングがリアルタイムで熟柿。だからこそ読書は自分の人生にとって大事なものだと痛感しました。

    0
    2026年06月15日

    Posted by ブクログ

    自らの過ちとはいえ我が子と引き離される母親の辛さ。
    一度狂ってしまった歯車を元に戻すのは並大抵のことではないと改めて思い知らされた。
    すごく読み応えのある作品で本屋大賞2位も納得。
    #熟柿 #佐藤正午 #読書好きな人と繋がりたい

    0
    2026年06月14日

    Posted by ブクログ

    ゆっくり、深く心を抉られる小説。
    これが本屋大賞2位か〜〜1位のインザメガチャーチとは全く違うタイプで、終始気持ちがどんよりした。でも「熟柿」、いい言葉だな、わたしも頭の片隅に置いておこうと思った。

    0
    2026年06月22日

    Posted by ブクログ

    一冊の本を読み終えたというより、長い旅を終えたような気持ち。

    最初は遠いどこかの誰かの話を聞いているようで、登場人物の境遇にも現実味を感じられず、あまり感情移入できなかった。

    それでも読み進めるうちに、少しずつ物語との距離が縮まり、後半では思わず涙。

    ずっと想い続けていた気持ちが、実は一方通行

    0
    2026年06月21日

    Posted by ブクログ

    熟柿(じゅくし)
    「熟した柿が自然に木から落ちるのを待つ」という様子から、「焦って行動せず、時期(好機)が来るのを気長に待つこと」
    本屋大賞2位で話題だったので読んでみた。熟柿という言葉は初めて知ったけど良い言葉だなと思った。
    私だけかもしれないが、序盤の方のかおりはヒステリックっぽい印象を受けてし

    0
    2026年06月20日

    Posted by ブクログ

    中盤のくどくど、じめじめ、うじうじとした空気はとてもしんどかったが、最後はじんわり良い心地になった。
    息子はちょっと大人び過ぎてると思う反面、考えざるを得なかった環境なのかなとも。あと恋愛要素は、いらんかな。

    0
    2026年06月20日

    Posted by ブクログ

    終始、夫の身勝手さと狡さが腹立たしくて、こんな人間と早々に別離できてかおりはある意味幸運だったとさえ思った。周囲の人達の思惑に安易に流されての浅慮で自業自得な様子は哀れだったけれど、子供の存在が唯一のモチベーションとなって、各地を転々としながら逞しく生き残っていく物語は読んでいて気持ちが良かった。

    0
    2026年06月19日

    Posted by ブクログ


    元夫は轢き逃げに気付いていたのに子どものためという理由で妻を切り捨てた。本当はキャリアを気にしたのではないか?結局警察官も辞するなら、離婚ではなくやり直す選択肢もあったのではないか。

    離れてから一度も会ったことのない息子に16年越しに再会した場面は共感できた。言葉出てこないよな。主人公は最後は福

    0
    2026年06月16日

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