熟柿

熟柿

小説・文芸
2,035円 (税込)

10pt

激しい雨の降る夜、眠る夫を乗せた車で老婆を撥ねたかおりは轢き逃げの罪に問われ、服役中に息子を出産する。出所後、息子に会いたいあまり園児連れ去り事件を起こした彼女は息子との接見を禁じられ、追われるように西へ西へと各地を流れてゆく。

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熟柿 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    日常は紙一重
    ちょっとしたことが積み重なっていまの人生があるんだなということを再確認させられるかのような小説
    短い時間軸ではなくて、それを積み重なる長い人生の時間軸で体感させられる感覚。
    ただその日常も、不意な出来事で簡単に崩れてしまうし、変わっていく。
    それがいいでも悪いでもなく、人生ってそんなも

    0
    2026年08月30日

    Posted by ブクログ

    まさに題名の通りで1主人公が、罪を犯してから自分の罪を背負い息子のためと考え各地を漂流していき、各地で遭遇する人生の荒波に耐えながらもひとつの柿として熟して行く姿、寂しさもあるけども子を思い罪を認め背負う姿が本冊で読み取れました。

    終盤にかけて、彼女の苦労した人生は一体なんだったのか
    謝った選択が

    0
    2026年08月30日

    Posted by ブクログ

    母親の視点で書かれるため、母親に心情を委ねることになる作品。

    母親に同情できる人なら神作品、そうでないならなにいってんだ?で終わる作品。

    自分は前者だった。本屋大賞はイン・ザ・メガチャーチだったが、装丁や話題性を全く関係なくしたら大賞もあり得たと思う。

    0
    2026年08月27日

    Posted by ブクログ

    Audibleにて。
    久々に純文学っぽい本を読んだ。
    純文学っぽいのに本屋大賞2位ってすごい。
    Audibleにもかかわらず、何度も戻りながら味わい味わい読み進めていった。
    物語最終盤まで「じゅくがき」と読んでいたのはご愛敬(本当は「じゅくし」)

    0
    2026年08月26日

    Posted by ブクログ

    直木賞受賞作家である佐藤正午さんの著作を読むのは初めて。
    こんなにやさしくて、あたたかい文章を書く方だったとは予想していなかったので驚いた。思いがけず良すぎた。久しぶりに読書しながら嗚咽した気がする。

    市木かおりが犯した轢き逃げによる殺人という罪はとてつもなく重いのだけれど、彼女が本来はいかに平凡

    0
    2026年08月26日

    Posted by ブクログ

    人生に重しとなって残る出来事があり、人に言えない罪があり、それでも心に想う人があり、言えなかったことがあり、言わないと決めたことがある。それでも生きて、出会って、裏切られて、また出会う。時が来て、許せるようになったり、話せなかったことが話せるようになったりする。それまで歯を食いしばって、ひたすらに生

    0
    2026年08月22日

    Posted by ブクログ

    熟柿って地味なタイトル、というか渋いタイトルだけど、あらすじ読んで読みたくなった小説。

    素晴らしかった!これで本屋大賞2位!
    まだ1位の作品は読んでないのだけど、自分の中では1位!

    読んでる時は先が気になってパラパラして、あるシーンでは涙うるうる。

    一章一章、着実に、地に足が付いた展開で、主人

    0
    2026年08月21日

    Posted by ブクログ

    なんだろう、とても不思議な読後感の本だった。
    自分の子と生き別れ、時に残酷な状況に置かれた主人公の半生を伴走しているような小説だった。
    リアルだなと思ったのは、話の中で様々な事件が起こるが、それが単なる人生の1ページであるかのように描かれていたことである。
    もっと深掘りしてほしいと思うこともあったが

    0
    2026年08月30日

    Posted by ブクログ

    人生にはずーっとどこかで思いながら待ち望んでいることってあると思う。
    その思いが叶うことなのかそれはわからない。
    でもそのことを思い日々愚直に生きて行くことで自分に対して納得させていることがたくさんある。 
    気長に時期が来ることを待つことは、いつ来るのかわからないし、または来ないかもしれない可能性も

    0
    2026年08月29日

    Posted by ブクログ

    なかなか暗く苦しい話だったけど、途中で流さずに読み終えてよかった。
    後悔先に立たずというのは簡単だけどね
    後悔せずに生きていくのは難しいよね

    0
    2026年08月29日

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