熟柿

熟柿

小説・文芸
2,035円 (税込)

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激しい雨の降る夜、眠る夫を乗せた車で老婆を撥ねたかおりは轢き逃げの罪に問われ、服役中に息子を出産する。出所後、息子に会いたいあまり園児連れ去り事件を起こした彼女は息子との接見を禁じられ、追われるように西へ西へと各地を流れてゆく。

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熟柿 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    柿が熟して実が落ちるのわ待つように、物事の成就にもそのタイミングがある。その時をゆっくり待つのも良い。

    0
    2026年09月15日

    Posted by ブクログ

    自分が悩んでることって、人からすると然程でもないケースが殆どで、シェアしちゃえば受け入れてくれるケースが多いし、振り返れば早くシェアしちゃった方が良かったなと思うんだけど、でもやっぱりそれは難しくてタイミングがくるまで待つしかない、柿が熟して地面に落ちるまでじーっとまつしかないんよね。自分のケースで

    0
    2026年09月14日

    Posted by ブクログ

    綺麗な文章で紡がれるのは罪を背負って生きる人生そのもの。
    序盤のなんとも言えない不穏さから始まり、夫も子供も離れて人間関係も何もかもをほぼ失っても懸命に生きていくうちに結実し熟してゆく。
    かおりほどではないにせよ何かしらの十字架が心の中にある人にとっては、ささやかな希望を胸に生きるよすがになり得る傑

    0
    2026年09月12日

    Posted by ブクログ

    結末にたどり着くとそれまでが壮大な前置きだったことに気付かされます。
    でも、主人公の心持ちを精緻に微細に掬い上げていくこの前置きがあってこそ、ありきたりのようにも思えてしまうたどり着いた気持ちの落ち着き先がしっかりと腹に落ちます。
    何処にたどり着くのか分からない悶々とした物語を淡々と描かれているよう

    0
    2026年09月08日

    Posted by ブクログ

    熟柿というタイトルの回収が素晴らしい

    犯罪はいつ許されるのか
    人生において犯罪を犯してしまった人間は
    罪を償った後にどのように生きていけば良いのか

    それが自分で産んだ子供から引き離される理由に
    果たして本当になるのか?

    結末でこの人の人生が少しずつ好転していくのをとても嬉しくおもいました。

    0
    2026年09月20日

    Posted by ブクログ

    すごく良かった。本でしか描けない世界とはこれだ、という感じ。読んでいてとにかく苦しい。じわじわと追い詰められるが、そもそもの起点から苦しくて読む側の体力が求められる。でも映像では体験できない物語だと思う。爽快さはないが良い読書経験になった一冊。

    0
    2026年09月19日

    Posted by ブクログ

    「ああ、誰にでも起こり得る事件と人生だ」と思った。ながら運転も、事故後の対応も、間違いなく彼女は反省しなければならない。でもその後の彼女は懸命だった。人に裏切られても暴走せず、一人息子のことを想い、真っ直ぐに生き続けた。それでもこんな人生。二度と立ち直らせてくれない社会なんだと、フィクションだが事実

    0
    2026年09月13日

    Posted by ブクログ

    ちょっとした掛け違いや自分の弱さから、人生のレールを外れちゃった主人公の運命が、佐藤正午さんらしい静かで綺麗な文章で描かれていてすごく心に刺さる一冊。
    ​物語の中心にあるのは、誰にでも起こりうる人生の躓きと、過ちを抱えながら生きていく主人公の泥臭い姿。
    ​失敗に対してすごく厳しくて狭量な今の世の中に

    0
    2026年09月10日

    Posted by ブクログ

     罪を犯した主人公が生き別れた息子を思いながら各地を転々としてはたらくお話だった。前科を打ち明ける、バレる、みたいな不安を抱えながら生活するのは大変だろうなと思った。

    0
    2026年09月10日

    Posted by ブクログ

    最初の小気味悪さから、少しずつ明らかになる事故概要、主人公の心境の変化、飽きさせない展開だった。
    行く先々での人間関係。大阪編が1番心が痛み、福岡編が心が温まった。
    生きてりゃ何とかなると思える本だった。

    0
    2026年09月10日

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