書くインタビュー 1

書くインタビュー 1

小説・文芸
594円 (税込)

2pt

3.6

小説巧者に訊く前代未聞のインタビュー読本。

「これは、直接会って言葉をやりとりするのではなくて、メールを用いたインタビューです。いっぱんの対面式のインタビューを『喋るインタビュー』だとすると、今回やろうとしているのは『書くインタビュー』です。いままでどおりに質問しようとしても、なかなかそうはいかない。こちらもいままでどおりに答えようとしても、そうはいかない。質問も回答も手間をかけて文章にしなければならないからです」(本文より抜粋)
小説巧者として知られる作家・佐藤正午さんはいかにして作品を“つくって”いるのか――そんな疑問を直接ぶつけるインタビューが、前代未聞の形式で実現。面とむかって話す機会はおろか事前の打ち合わせもいっさい無し、メールのやりとりのみの「書くインタビュー」はスタートしましたが……。
「はっきりさせておきます。なにがなんでも答えたい質問などこちらにはありません。僕はべつに誰かの質問に答えたくてうずうずしているわけではないのです」
まさかの聞き手交代劇にはじまり作家秘書の口述筆記も! のちにNHKでドラマ化される『身の上話』上梓直前の2009年6月から、『鳩の撃退法』の執筆準備に入る2010年12月までの質疑応答(?)を収録した第1巻。

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書くインタビュー の一覧

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1~6件目 / 6件
  • 書くインタビュー 1
    594円 (税込)
    小説巧者に訊く前代未聞のインタビュー読本。 「これは、直接会って言葉をやりとりするのではなくて、メールを用いたインタビューです。いっぱんの対面式のインタビューを『喋るインタビュー』だとすると、今回やろうとしているのは『書くインタビュー』です。いままでどおりに質問しようとしても、なかなかそうはいかない。こちらもいままでどおりに答えようとしても、そうはいかない。質問も回答も手間をかけて文章にしなければならないからです」(本文より抜粋)  小説巧者として知られる作家・佐藤正午さんはいかにして作品を“つくって”いるのか――そんな疑問を直接ぶつけるインタビューが、前代未聞の形式で実現。面とむかって話す機会はおろか事前の打ち合わせもいっさい無し、メールのやりとりのみの「書くインタビュー」はスタートしましたが……。 「はっきりさせておきます。なにがなんでも答えたい質問などこちらにはありません。僕はべつに誰かの質問に答えたくてうずうずしているわけではないのです」  まさかの聞き手交代劇にはじまり作家秘書の口述筆記も! のちにNHKでドラマ化される『身の上話』上梓直前の2009年6月から、『鳩の撃退法』の執筆準備に入る2010年12月までの質疑応答(?)を収録した第1巻。
  • 書くインタビュー 2
    594円 (税込)
    長編小説『鳩の撃退法』創作現場からの肉声。 「いったん書いたものを読み直して考え直す、考え直して書き直す、また読み直して考え直す、でも正解にはたどり着けない、でもそれをやらないことには先へ進めない、そういう厄介な手間に耐える勇気がなければどんな文章も書けない、そのような結論になります。ものものしいです。ほんとかよ? と思われるかもしれません。僕もちょっとそんな気がします。でも勢いで続けます。みんな(多かれ少なかれ)そうやって書いているのではないでしょうか」(本文より抜粋)  いよいよ新作長編に頭をむけ始めた作家は、ある場所へ取材に出かけます。執筆のためのメモも何十枚か溜まり、それを見て考えているうちに「物語の輪郭のいちぶが浮かびあがってくる」こともあると言います。 「明日からまた小説を書きます。いま決めました。仕事机の埃を払い、iMacの電源を入れ直します。久しぶりに仕事机にむかい、『鳩の撃退法』とタイトルを書き入れるところから始める。まずはそこからですね」  物語の種とは? 冷蔵庫理論とは? 新作執筆のため本格的に始動する2011年1月から5月、さらに著者最長編となる『鳩の撃退法』脱稿直後の2014年6月から2015年4月までの、メールによるインタビューを記録した第2巻。
  • 書くインタビュー 3
    660円 (税込)
    僕はお金欲しさに小説書いてるんじゃない! 「作家はいざパソコンを前にキーボードを打ちはじめると──いったん物を書く現場の時間の流れに入ってしまうと──原稿料のことなど忘れてしまいます。自分が書いている原稿を、より良いもの、より読ませるものにするために頭を使います。エッセイでも書評でもそして小説でも、何でもおなじです。  読まれ方はどうあれ、書くほうは、何を書くにも絶対に力を抜いたりはしないんです。そうしないと物を書く張り合いがないからです。力を抜いたりすると、抜いたとたんに、物を書くことに何の面白みも見出せなくなるからです」(本文より) 20年ぶりに長編小説の書き下ろしを始めた作家。 連載ではなく、「書いても書いても原稿料を貰えない」現場では、自身の台所事情とは別に、「小説を書くこと」について、いろいろと思うところも――。 最新作『月の満ち欠け』の執筆開始から第一稿完成までとまったく同じ時期、小説名人・佐藤正午が語っていた、「小説を書くこと」についてのすべて。
  • 書くインタビュー 4
    858円 (税込)
    「作家」の肩書きに憧れる作家が直木賞受賞。 「自分のペンネームがほかの作家の名前と一緒に並んでる、それだけで晴れがましい気持ちになるとか、言っても信じないだろうけど、それは嘘じゃなくて、なぜそういう気持ちになるのか、なぜ自分がそこまでうぶなのか、または、初々しさを保っていられるのか、どっちにしてもいい年こいて、と考えてみると、たぶん『作家』という肩書きに対する憧れがいまも僕にあるせいだと思う。いくつになっても、いまだに若いときの、作家志望だった時期の、憧れ気分が抜けていない」(本書より) 2021年夏公開の映画『鳩の撃退法』の原作者であり、小説名人の佐藤正午さんがメールでインタビューに応じる「書くインタビュー」シリーズ第4弾。 ※いくつかの収録トピックスから※ ▼第157回直木賞の選考会当日、作家がメールで語ったのは? ▼『月の満ち欠け』直木賞受賞の吉報に作家が抱いた「実感」は? ▼引きこもりがちの作家が名だたる文士たちと居酒屋で遭遇!? ▼編集者もお手上げの「なりすましメール」合戦勃発! ▼作家・盛田隆二さんをゲストに迎え、濃密な小説談義に発展! 「書くインタビュー」だからこそ明かされる胸の内が満載。 直木賞作家・佐藤正午さんの名回答に唸る、2年間の往復メール集。
  • 書くインタビュー 5
    770円 (税込)
    親戚のおじさんみたいに呼ばれる作家の素顔。 「地元佐世保の書店員さんといっても、よく知らないひとたちなんだよ、交流なんてぜんぜんないし、名前だってわからない、道ですれ違っても顔もおぼえていないんだよ。そういうひとたちがさ、同じ街で小説を書いてる作家のことを、親戚のおじさんみたいに、正午さんと呼んでいる、公式に。サイン本の予約を受ける電話でそう呼ぶんだから、公式にということだよね。でもそういうのって、なんか、いい感じだと思うんだよ。現実にそくしてるというか、リアルさが感じ取れるというか。これがね、正午さんじゃなくても別に、たとえば、あのおじさん、でもいいんだ」(本書より) 2022年冬公開の映画『月の満ち欠け』の原作者で、直木賞作家の佐藤正午さんがメールでインタビューに応じるシリーズ第5弾。 *収録トピックからいくつかご紹介* ▼同業者たちの小説を読んだ作家がある「書き方」について報告! ▼作家が担当編集者との最後の対面シーンを創作!? ▼緊急事態宣言前から作家が身につけていた習慣は? ▼聞き手が編集者に代わり、にわかに湧き上がる競輪談義! 一筋縄ではいかないやりとりだからこそうかがえる作家の素顔。 佐藤正午さんの職人芸が光る2年間におよぶ往復書簡集。
  • 書くインタビュー 6
    737円 (税込)
    新作『冬に子供が生まれる』誕生前夜の肉声。 「佐藤正午って、なんて丁寧に、丹精こめた仕事をする小説家なんだろう。来る日も来る日もこつこつこつこつ推敲に推敲をかさねて、じわりじわりと一日に三分の一頁ずつ小説を書き進めていくのか。なんか昔のあれだな、槌と鑿使って、執念で崖にトンネルあけた伝説のひとみたいだな。誰だよそれ? 誰でもいいけど、さすが昭和生まれは根性すわってるな。本一冊書くのに一五〇〇日って、いまどきの若いもんに真似できる芸当じゃないよな。小説家の鑑だな。べつにそういう方向で誤解されてもちっともかまわないんだけれども」(本書より) 『鳩の撃退法』と『月の満ち欠け』が映画化された2021年から22年、じわりじわりと新作を書き進めていた作家に、最大の危機が訪れる。 *収録トピックからいくつかご紹介* ▼成果は?新作の一場面から推敲の実例をピックアップ ▼「天才小説家」は実在するのか? ▼生前の「ギャンブルの神様」と接点があった!? ▼ノーベル文学賞作家の掌編小説にお手あげ? ▼WEB連載時に大反響の神回「めめのこと、小説のこと」 作家・佐藤正午さんがメールでインタビューに応じるシリーズ第6弾。

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書くインタビュー 1 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    作家である佐藤正午氏と、メールを使ったインタビューです。インタビューというと対面で行われるものですが、これはメールを使ってのやり取りをしています。
    最初の方は、どうなってしまうのか心配になる程、やさぐれたやり取りが続きました。途中から、健全なキャッチボールがとなってきて、良い形に収まってきますので、これから本書を読む人は安心して読み続けてください。
    作家が作品を生み出すアプローチに関する様々な手法はとても興味深いものがあります。さらに、続きを読みたいと思っています。

    0
    2024年03月10日

    Posted by ブクログ

    すべてメールでやり取りされるインタビュー集。
    相手は現役バリバリの作家、性格は偏屈な気性。
    表情が読み取れないから、
    聞き手は正しく理解される以前に
    誤解を生まない文章に仕立てなければならない。

    そう、普通はそう考える。
    一巻目に登場する聞き手の伊藤ことこ嬢は、豈図らんや、
    大胆というか、分をわきまえないというか、
    無知の知を逆手に取ったかのように
    のっけからトンチンカンな質問を繰り出し
    早々にして作家を激怒させてしまう。

    佐藤正午は3回目の返信にあたり、
    「件名:喧嘩うってるのか」と回答。
    激怒を通り越し呆れたのか、
    「ここからは編集部にむけて書きます」
    「……こんなことをへいきでやる人間を、
    インタビューの質問者として起用した編集部
    に強い不信感を持ちます。
    (……)こんなひとといっしょに仕事はできません。
    はやいうちにどうにかしてください」と書く。
    で、途中退場。

    妙ちきりんな聞き手1号退場後も
    終始小さな軋轢が生じるも急遽登板した、
    聞き手2号の東根ユミ嬢は、
    時に不遜な言動、時に小いじわるな舌鋒ならぬ筆誅が
    加えられるも、彼女のことをお気に召した様子で
    本来のインタビューの趣旨である、
    「小説のつくり方」に即した内容が仔細に語られる。
    気難しい佐藤正午を饒舌に語らせたのは
    何よりも彼女の著作の深い読み込み、
    提示された事に対する執拗なまで即確認する姿勢、
    それは時にストーカー並みであるが、
    聞き手に徹するプロ根性がすばらしい。

    本書の白眉は『鳩の撃退法』に取り掛かる直前から
    上梓に至る話まで、ドキュメントタッチで書かれてあり、
    佐藤正午ファンには堪らない内容となっている。

    追記
    ふと頭をよぎり、聞き手であった
    ふたりのライター名を検索してみた。
    存在していない…。
    まじかー。

    だとしたら、
    本作は自作自演のインタビュー集?
    怖い作家である、佐藤正午。

    0
    2018年04月06日

    Posted by ブクログ

    作家佐藤正午にメールでインタビューをするという連載もの。メール返信ということとにどんなことを考えるものかが垣間見えて面白い。最初にインタビュアーとして登場したライターはハチャメチャで作家を怒らせてしまうが、それがかなり面白かった。突然の交代は予定通り?そのままいったらどうだったんだろう。次のライターはかなり気を使いながら質問でこれもまたまったく違う雰囲気で面白かった。

    0
    2016年04月10日

    Posted by ブクログ

    佐藤正午に二人のライターがメールによるインタビューを試みるという企画。
    数年にもわたるこの企画が書籍化されたのがこの本。

    ものすごく面白かった。なんど顔がにやけてしまったか。
    でも基本的には人にはお勧めしない。
    正直、佐藤正午ファンではないければ全く面白くない。
    彼の本を読んだことがなければちんぷんかんぷんだろうし。
    逆を返せば、佐藤正午ファンは間違いなく楽しめる。
    「ほえ」って使うんだ、リアルで。
    津田伸一ってやはりまんま佐藤正午!?
    もうこの「ほえ」だけでツボ。

    でもね、多分みんな疑ってると思うんだけど、この二人のライターは本当に存在しているのか?
    佐藤正午がでっちあげたライターに、まんまと読者は翻弄されているんじゃなかろうか。
    だってねぇ、途中でインタビュアーが交代ってあるかな(笑)
    それとも担当編集がライターになり済ましているのか。
    どちらにしても怪しい・・・。

    それはぶっちゃけどっちでもいいんですけどね、面白いから。
    屁理屈満載、そう鬱で気分屋の佐藤正午の人となりが垣間見れただけで大満足。
    もちろん大先生の手のひらの上で転がされているのは百も承知で。
    このインタビュー続きも出てるみたい。絶対読もう!

    0
    2015年10月07日

    Posted by ブクログ

    インタビュアーの、雑で無礼な質問が続き、回答する小説家のインタビュアーに対する揚げ足取りや皮肉が続き、しまいには怒らせ罵倒されている文章を読むのは、精神的に辛かった。
    佐藤正午は、神経質なほど言葉に厳しい。だからこそ、読者である私は本を楽しめるのだけれども。

    小説の書き方が書かれているところはとても興味深く、「小説」とは推敲を重ね、言葉に敏感でなければなぁと思った。
    職業としての小説家は、やっぱり凄い。

    0
    2019年11月26日

    Posted by ブクログ

    「た」止めについてのやりとりを読んでいるうちに、数年間抱いていたある作家Xの文章に対する疑問が解消しました。他の作家の本を読んでいて「Xの文章に似ている」と感じることがたびたびあり、そういえばそういう場合は全て「た」止めでした。文章があまりに似ているので、Xは文章アプリのようなものを使って書いていて、他の作家が忙しいときなどに秘密ルートでそのアプリを借り書いているのかもしれない…などと考えていました。「た」止めだったのですね。さすが佐藤さんです。佐藤さんが書かれた「た」止め縛りの文章が、Xの文章には全然似ていないのもさすがです。

    0
    2015年07月28日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    佐藤正午氏は、なかなか手強い人だなと思いました。
    最初の聞き手の伊藤ことこ氏が早々に根を上げたのも納得です。

    2番手の聞き手、東根ユミ氏もだいぶん苦労された様子でしたが、終盤にいくにしたがって、言葉のキャッチボールが少しはスムーズにできるようになったのではないかと思いました。

    面と向かってするインタビューとメールでのインタビュー、どちらもそれぞれのよいところ、都合の悪いところがあると思いますが、メールは一方的になったり、相手を気遣い切れなかったりで、やはり対面でのインタビューの方が、総合的に考えると有益なのではないかと思うに至りました。

    0
    2026年04月18日

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