小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレ妊娠中にひき逃げ事件を起こして獄中出産した主人公が、我が子を産んですぐに離れ離れにさせられ、一人で生きていくその後の16年間程を描いた作品。
自分の子を持ったことがないので主人公の気持ちは完全には分からないけれど、終始主人公に感情移入しながら読んでいた。
1番辛かったのは、主人公かおりの親友で彼女の過去の事件も知っている鶴子が、高校の先輩と駆け落ちした際に痴情のもつれで刃傷沙汰になったということをかおりに話すシーン。
自分の不注意ではあるものの運悪く事件を起こしてしまった自分が逮捕されて刑務所に入ったのに対して、確実に殺意があって刃物を振りかざした鶴子が逮捕されないというのはやりきれない気 -
Posted by ブクログ
日常のすぐ隣に、ふとした拍子に迷い込んでしまいそうな異界。その静かで美しく、どこか懐かしい情景が目の前に浮かび、夢の中を歩いているような感覚で一気に読んだ。「夜市」と「風の古道」は異なる物語でありながら、どちらにも人間の願いや選択、取り戻せないものへの思いが描かれている。何が起こるか分からない不気味さの中に、切なさと温かさが溶け合う独特の世界観が魅力的だった。
派手に泣かせるのではなく、読み終えたあとから場面や言葉の意味がじわじわと胸に広がり、いつまでも余韻が残るという感じ。
怖い話というより、美しくも残酷な現代の寓話のような作品で、静かな幻想譚や、少し不思議で切ない物語が好きな人にぜひ薦めた -
Posted by ブクログ
ネタバレファンダム経済の渦中にいる3人の視点から物語がすすんでいく。
なんとなく誰にも共感は出来ないのだけれど、自ら視野狭窄して熱量をもって、自分を使い切る姿は少し羨ましい。ということは自分はやや久保田に傾倒しているのだが、決して孤独を感じている訳ではない。
社会人として仕事をしてビジネスしてると、自ずと多角的視点を持って思考する事が自分に備わってしまっていて、そういう視野の広さ、視点の数が、正論っぽくなるのも分かる。
でも、その正しさが虚しく感じる。つまらないと感じる。それは本当によくある事で、たまにぶっ壊してしまいたくなる感覚もある。
間違いと分かっていても楽しいに振り切れる人生いいな〜危険 -
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