小説・文芸の高評価レビュー
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優しい人を病んでしまう理由〜
垣谷美雨『絶縁病棟』を読んで
『絶縁病棟』を読んで、病の多くは心のストレスと深く結びついているのではないかと改めて感じた。
この物語で印象的だったのは、主人公たちを苦しめる人物が、決してわかりやすい悪人ではないことだ。むしろ周囲から見れば「いい人」であり、その言動も善意や思いやりから発せられている場合が多い。
だからこそ厄介なのだと思う。
相手に悪意がないため、自分自身も「嫌だ」「苦しい」と感じる気持ちを認めにくい。そして、なぜ自分が疲れたり病んだりしてしまったのか、その原因さえ見失ってしまう。
私たちはつい、人に合わせたり、期待に応えたりすることを -
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ドラマも感動の最終回が放送され、原作にあたることにしました。
序 章「吾輩は猫である」
最終章「吾輩は吾輩である」
そこに本作の核がありました。
ルナママさんほどではないにしても、
それぞれの家庭には何らかの確執があるのかもしれません。
子の心配をしない親は(たぶん)いない訳で、
意外に心配の表現が上手く伝わらないことが、
確執の原因だったりするのかもしれません。
いわゆるジェネレーションギャップというか、、、
親が、最も「良い」と考えることを、
最も「適している」(自分が体験してきた)やり方で、
子に「必死に伝える」(押しつける)ということが、
悲劇の始まりになっているの -
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手元供養という言葉をこの本で初めて知った。お墓に入れるか、散骨するか、そんなだと思っていた。私が手元供養するとしたら夫かなぁ。考えたくはないけど、子供の時もそうするだろう。
道はおそらく発達障害。診断はついていない。五歳年下の羽生子と祖父のソノというガラス工房をついでいる。ふたりはガラスの骨壷を作って売っている。
羽生子は道を認めたくない。いつだってちゃんとできないから、ちょっとできたら褒められてズルい。そのうえ道には特別な才能があった。ただ、羽生子の不誠実な彼氏から道が守り、嫌な叔父から羽生子が道を守ったことで少しずつ歩み寄っていく。 -
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ネタバレ最高最高最高最高!!!!!!!
すごく私の好きなジャンルだった。
同性愛、社内婚活女子、離婚後ライフ、結婚前なのに幸せに見えない男女、愛(といいつつ不倫)なのか仕事パートナーなのか
特に社内婚活女子(Beautiful dreamer)と結婚前なのに幸せな見えない男女(Position talk)が好きすぎた。
なんというかリアルな日本がこれでもか!!ってくらい言葉になってて気持ちよかった。
私が語ろうとすると「日本クソ」だけで終わっちゃいそうなところがぜ〜〜〜んぶ言語化されてて最高だった。
Beautiful dreamerの畳みかけで本一冊分の価値あった。笑
若いのにそんな男並みに -
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著者の事はWeb記事でしか知らなく今回初めて著作を読んだ。
とても旅に行きたくなる1冊だった。それも、どこか遠い国ではなく、近場のちょっとした日帰り旅行に。
散歩は好きだが、自分が住んでいる地域が「少し行ったら熊が出る」みたいな所なので最近はめっきり歩かなくなってしまっているなと思った。
少し都会に出ても目的地から目的地をハシゴする事しかなく、当てどなく歩いた記憶が年単位で無い。今度街に出たら目的も無くブラブラしてみようかな。そんな気持ちになる1冊だった。
特に多摩川を遡行する「川歩記」はとてもおもしろく、私自身が川が多い街出身ということもあり、今度実家に帰った時やってみようかな〜という気にな -
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とてもおもしろく、一気に読んでしまった。普段は読書の時間がなかなか取れないけど、続きが気になってしまい、無理やり時間を作って読み進めました。
主人公の留子は、事故で植物状態となった息子と暮らしています。息子の妻は出産後まもなく亡くなり、残された孫を育てながら、いつか息子が目を覚ますと信じ続けています。そして、自分がいなくなった後のことを考え、息子の新しい妻、孫の母親になってくれる人を探そうと親の婚活パーティーへ参加します。
そこで出会ったのが幸三です。幸三は50歳を過ぎても働かない娘と二人暮らしをしており、娘のためではなく自分自身が結婚したいという思いで婚活パーティーに来ていました。しかし -
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1980年代に世界を制した日本の半導体産業が、みるみる凋落した1990~2000年代の経緯と、2020年代になって発表されたTSMCの熊本進出、ラピダスの北海道進出の舞台裏を詳細に描くノンフィクション。
本書は2部構成です。前半部分はレアアース、太陽電池、EUV(半導体製造に必要な露光装置)、液晶など半導体が絡むデバイスで日本がその地位を失っていく経緯が各章毎にまとめられています。
後半部分はTSMCとラピダスの誘致を勝ち取るために奔走した経済産業省の担当幹部や自民党国会議員の動向が時系列でまとめられています。
前半部分は読んでいて辛くなります。「あの時、こうしていれば…」的な局面が次から次
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