小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレシリーズ最終巻、彼らの旅の終わりを見届けました。
面白かった……
誰が最終地点まで辿り着くのか、と、賞金ゲットできた理由も腑に落ちます。確かに、ルールは札を奪い合えとだけで殺し合えという訳ではない。
天明刀弥の強さは過去のもので、これからの時代の強さは香月双葉の方向になるんだろうなという流れも感じられました。明治は始まったばかり。
タイトルにも繋がる最終戦はもちろんのこと、個人的には木偏の造反がアツかったです。
橡、、、
愁二郎vs半次郎戦、進次郎vs杜戦もよかったです。木偏とのバトル好き。
蠱毒の呪いは主催者に跳ね返ってしまったかなぁ。
また読もう〜いつかドラマも観ます。 -
Posted by ブクログ
「エスキース」と名付けられた1枚の絵画が生み出す夢と希望の連作短編ヒューマンファンタジー。
2022年本屋大賞第2位作品。
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「絵のモデルをやってくれないか」
夏真っ盛りの1月のメルボルン。ヤラ川沿いのオープンカフェで彼が唐突に言った。戸惑う私に彼が続ける。
「友だちに画家の卵がいるんだけど、レイの写真を見せたら描きたいって」
自分に絵のモチーフになるほどの華があるとは思えない。不思議に思った私は理由を尋ねた。彼の話によると、ジャック・ジャクソンという画家の目に止まったのは私の髪だった。
20歳の今までパーマやカラーをあてたことのない私の髪はストレ -
Posted by ブクログ
格差や人種差別など、ただでさえ考えさせられる内容なのだが、それに加えて母と子の関係、正義や幸福といったことについて考え、読んでいる間中頭がフル回転だった。
様々な母親が登場し、それぞれが考える正義があり、一概に誰が正しいとは言い切れない。一見間違っているようでも、我が子に幸せになってほしいという思いは常にあるはずだし、何が幸せかなんて決まりはない。養子を巡る裁判で、どちらの親が子に相応しいか争う場面は、人種の問題も絡み、いくら考えても正解が分からなかった。
人間が過ちを犯すのは当たり前だが、常に償うチャンスがあるわけではないということも、この小説を読んで改めて思い知った。リチャードソン夫人のイ -
Posted by ブクログ
いろんな人たちの人生が軌跡としてつながっていくのが面白かった。また、社会的問題にも焦点が当てられていて色々考えさせられることがあった。LGBTQ、反社や障害者雇用などだ。しかし、そんな複雑な社会を生き抜くのに必要なのは運と善良さだと思う。運が善良さからもたらされるものだとしたら善良さのみということになる。なぜ、そう思うのかというと嘘をつかって幸せや富を手に入れたとしてもそこに誇りを持つことはなく、真の幸福を手に入れることはできないと後藤友彦の人生を味わって感じたからだ。それでも運がなければ、どこで命を落とすかもわからないこの世界を生き抜くことは難しい。少なくとも私たちができるのはこの不条理を背