小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
「尻日食」とかいうパワーワード!
著者のインタビューを見たけど、なけなしのお金で本を刷ろうと思うことがまずすごい。
最初は3万円で500部だそうだ。
物書きを目指す人のほとんどは出版社の新人賞に応募するか、ラノベならネット公開するのではないか。
自費出版で一万部というのはホントにすごい!
いまどき文章でこんなに成功する人いるんだなあ。
20年以上前からコンテンツ(映画音楽本漫画何でも)の価値はどんどん下がっていくと言われてきたと思う。(確か『ウェブ進化論』とかで言ってたような)
スマホでネットが身近になって無償で質の高いコンテンツをUPする人がどんどん増えて行って、且つ20年前は違法コピー -
Posted by ブクログ
唯一無二の表現力と、ウィットに富んだ比喩表現…センスの塊のような文章だった。何気ない日常を描いているにもかかわらず、思わず吹き出してしまうような面白さがあり、さくらももこさんならではの視点の鋭さと観察力の高さを感じた。
特に印象に残ったのは、青山のカフェで別れ話をされそうになる場面。重たい空気になりそうな状況にもかかわらず、隣のサラリーマンの会話があまりにも面白く、深刻さと可笑しさが同時に存在している。そのシュールな空気感が絶妙だった。
本作に描かれている日常は、多くの人が「あるある」と共感できるものばかりである。しかし、その中でさくらももこさんは時に突飛な行動を取ったり、独特の感性で物事 -
Posted by ブクログ
どんなに暗闇の状況でも、ほんのちょっとしたきっかけで、明日が少し待ち遠しくなることがある。ほんの小さなわくわくがあるだけで、一歩踏み出す力になることがある。
だけど、その小さなきっかけを自分自身で見つけ出すのは、なかなかに難しい。だから人はやっぱり、誰かとつながりたくなるし、わずかなきっかけの瞬間を見捨てず済むように、そばで見ていてくれる人の存在が必要なのだろうな。自分のことはどうしていいかわからないのに、人のことだと客観的に気付いて、何気なく背中を押せることもあるから。
それは血のつながった親でもいいし、近所の人でも先生でも親友でもいい。そうやって心の温度が届く距離で顔を合わせて、声が聞 -
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小説の内容に表表紙が!!
絶対皆その瞬間表紙を見たことだろう。
そしてよく見たら探し回る王子様もいる。
後悔する王子にアドバイスする中で、自分にもあてはまることに気づき、人間関係を修復していこうとする主人公たち。
誰かに言われるわけでなく、自分自身で未来を切り開こうとする姿は感動する。
この作家は登場人物が章ごとに少しずつ重なっているのが面白くて、懐古が、他人には解雇に聞こえていたのだと気づいた時にあー、と声が出てしまった。
最初の章で片方の心情を知って、ラストの章でもう片方の心情を知ってしまうとニマニマしてしまった。
あと、ちょこっと登場していた人達がまさかの世界的な有名人達だったと -
Posted by ブクログ
どう表現していいのかわからない
なんだかすごいものを読んでいた気がする
世界のみんなに問いかけている
これからどうしていいのかわからなくなる
世界中で毎日大勢の人が死んでいる
何かが起こっている
そんな世の中での『アイ』と『ミナ』と『ユウ』
それぞれの立場で考えることは
どれもが間違っていない
『アイ』の成長をたどりながら
さまざまなことを考えるきっかけとなった
それは思っていても避けていたこと
思っていても人ごとであったこと
なぜ自分ではなかったのか
そう悩む人もたくさんいることだろう
自分がどれだけ恵まれているか
考えれば考えるほど
心に闇が広がってしまう
こんなにも心に重くのしかかる -
Posted by ブクログ
ものすごく良かった。今月の第一位!たぶん。
深田城は備前焼窯元がおうちで、祖父は人間国宝。だが父としっくりいっていない。浜本香月は父と母が離婚して父方の祖父母の喫茶店を手伝っている。
中学校に上がって、2人は陸上部に入った。窯焚きの最中に祖父が倒れて亡くなった。高校になり、大学進学を考える。香月は写真の専門学校に行きたがっている。香月の父が東京で死んだ。後片付けにいく。香月と別れる。京都の大学に入る。
陸上同好会に入る。昔の思い出とは距離を置き、嘘だらけの自分の世界を作り上げる。誰にも祖父のことは言わない。祖母がやってきて父がALSだと教えられる。結局岡山に帰ることにする。 -
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南杏子さんの『いのちの停車場』シリーズ2作目。
医師国家試験に合格した野呂は、金沢のまほろば診療所に戻ってきた。
娘の手を借りず一人で人生を全うしたい老母。母の介護と仕事 の両立に苦しむ一人息子。妻の認知症を受け入れられない夫。体が不自由な母の世話をする中二女子。……それぞれの家庭の事情に寄 り添おうと奮闘する野呂は、実はヤングケアラーという辛い過去を封印していた。
家族が介護しなければならない、という責任感のもとで産まれてしまうヤングケアラー。
その人は自身の人生を犠牲にして介護をしなければならない。公共サービスも、要介護度の低い患者は受けづらい。
介護の現実を知って、自分にも起こるか