小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
2026.7.16
穏やかに進む、姉妹と周りの方、そしてヨウムのネネの生活(人生?)のお話。
18歳の理佐が入学金を母親に使われ、母親の彼氏に虐待を受けている8歳の律を連れて生活していく。
ネネを取り巻く人たちがみんな親切で温かい生活だった。ネネ、賢くてかわいくて大好き。会話してみたい。
周りの優しさで生きてきた律がそれをまた周りの人に還元していくのが素敵だった。それを考えていると研司くんが東北に行くとき、泣いてしまいそうになった。
“自分はおそらく姉やあの人たちや、これまでに出会ったあらゆる人々の良心でできあがっている。”
“自分が元から持っているものはたぶん何もなくて、そうやって出会っ -
Posted by ブクログ
ネタバレコロナ禍は私たちの毎日や常識を変えた。
それを思い出させてくれる本。
読み終わるのがもったいなくて、ちびちび読みました。
人間ってこんな醜いのかな、と思うと同時に、そんなものかもしれないという思いが同居する。
謙虚であることが正しいわけじゃない。正論が正しいわけじゃない。
文庫書き下ろしの「わたしの春」、最高でした。
著者の思いがたくさん詰まった傑作でした。
改めて、直木賞おめでとうございます。
以下はお気に入りの文の引用です。
「この人は、わたしが楽をしたら自分が損をするとでも思ってるんだろうか。」
「パニック状態で身勝手な言動を取ってしまったんじゃなく、人間性の地金があらわになっただ