ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 同じ星の下に

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    ネタバレ

    過去の罪をひとりで背負い続けた男の贖罪の話だと思った。今まで自分の犯した大きな過ちを打ち明ける勇気さえ持たなかった男が沙耶を偶然見つけ動き出す。
    そうだよね疲れたよね、彼はずっと神様に許しを乞うてたんだろうな。その為には自分の犠牲が必要だったんだと。他にも別の道があったんだろう、だけどそれでは彼自身が許せなかった。、沙耶を助けると同時に自分の救済が自己犠牲そのものだったんだろうな。

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    2026年04月16日
  • 孤島の来訪者

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    ネタバレ

    面白すぎる!!!
    前作より設定は好きでした~!
    今作もクローズドサークル・ミステリ×SF要素で読む手が止まりませんでした…

    方丈貴恵さんの探偵役はスマートさと人間らしさを兼ね備えていて好きです!頼りがいがある感じで。
    ヒロインの芯がしっかりしてるのも女性読者からすると刺さるポイントです。

    ―――ここからは読みながら書いた読書メモを張り付けておきます―――
    しっかり騙されてますね笑
    八名川さんの力が強すぎる → それは、そう

    P93
    この黒猫、元人間かもしくは人を食らう化け猫系の生き物かな…神域から連れてきちゃったけど大丈夫なのか…主人公が殺すより先に人が死んで、推理してたけど犯人がいなく

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    2026年04月16日
  • 自然のものはただ育つ

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    『ヴィンセントが死んだ後、私は『グリーフ・レッスンズ』というアン・カーソン翻訳によるエウリピデスの戯曲集、それからシェイクスピアの『ジョン王』で玉座に続き人生も奪われた年若い息子アーサーを失ったコンスタンスの独白をくりかえし読んだ。古代ギリシャの人々は悲しみをこれ以上ないほど高らかにうたい上げる。カーソンが指摘するように、それは激しい怒りである。大きな悲しみや怒りの翻訳は不可能に近い。まるで極みに至った感情は肉体的な感覚でしかありえないかのように――その言葉はやけっぱちの手荒な勢いで読者に襲いかかる』―『2 事実関係』

    イーユン・リーの手記「自然のものはただ育つ」を読む。この手記には息子を二

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    2026年04月16日
  • 蜻蛉の夏

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    戦国乱世の世にあって、止観を操る一党が懸命に命の清流を保とうとする闘いは、最後まで過酷で熾烈だった。本能寺の変にはひょっとして本当に彼らの働きがあったかもしれない。

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    2026年04月16日
  • 謎の香りはパン屋から2

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    相変わらず、パンの描写が美味しそうで。
    ほのぼのとした人物描写と日常を描きながら、それぞれの葛藤などをちょっとした謎を隠し味にしながら作り込んでるので、読んでて楽しかったです。
    その謎もちょうどいい塩梅で、読み解けるように出来てるのも素敵です。

    また、新しい登場人物たちも魅力的ですが、前作の登場人物たちにも会えるのは、連作ならではの嬉しさですね。

    あー、メロンパンが食べたい(笑)

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    2026年04月16日
  • 避暑地の猫

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    幼い頃実家の本棚にあって、なぜか読む前からなんとなく好きだなとずっと思っていたから、今でも宮本輝でいちばん好きな一冊。

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    2026年04月16日
  • 探しものは北欧で

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    初めてのよんたびシリーズ。現実逃避したいと思ってた時に本屋で出会った本です。自分は北欧に行ったことがないけど、読んでいる間は惹き込まれるかのように自分も旅をしているようで楽しかった。建築やマリメッコの服にも興味を持ちました。

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    2026年04月16日
  • 氷の致死量

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    読み切った感!大満足でした。
    アセクシャル、性的マイノリティ、幼少期の虐待、虐待の連鎖、、、たくさん勉強になりました。
    ミステリーの方もとても面白かった。読み応えあった。

    主人公は最後何と言いたかったんだろう、、

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    2026年04月16日
  • タイタン

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    「仕事」という言葉の定義に踏み込むSFでありながら哲学的な名作だった。
    小説としての構成も素晴らしく、仕事に限らず生そのものについても考えさせられた。
    DNNは人間の脳の神経回路を模倣したものでありそれに心が宿るか否か、人間の営みをAIに全て委ねた場合の人間社会の拡張性、人間が生きることの意味と意義について全編を通して問いかけられた気がする。

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    2026年04月16日
  • ミトンとふびん

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    すごく好きだった。
    朝井リョウさんが帯で言っていたことが本当によくわかる。
    ずっと本棚にいてほしい本

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    2026年04月16日
  • 池袋NO NAME 池袋ウエストゲートパーク21

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    相変わらずテンポの良い文体で、流れるようにサクサク読める。近年のセリフばかりの漫画はページが進まないことが多々あるが、本作は圧倒的に読みやすく、ページをめくる手が止まらない。おなじみの池袋の空気感や情景が自然と頭の中に浮かび(毎作読んでいるからか)、文章から街の変化を感じとれる。
    もうこのシリーズとの付き合いは20年。いつまでも若くエネルギッシュなマコトとキングが羨ましい歳になった。現実では難しい分、これからも作品のなかではハートフルでクールにトラブルを解決していってほしい。

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    2026年04月16日
  • アイネクライネナハトムジーク

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    ネタバレ

    伊坂さんの描く恋愛小説を、これまでとは異なる作風で感じることができ、読後の満足感の高い作品だった。
    最初の2作の短編を読んでいるだんかいでは、それぞれ出会いをテーマにしたユーモアのある恋愛小説だと感じたが、その先を読み進めていくにつれ、登場人物たちが時空を超えて繋がりを持ち、奇跡が起こっていくストーリーに心が動かされた。普段の伊坂さんの作品と違って一風変わった登場人物は出てこないが、何度も読み返したくなる作品。

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    2026年04月16日
  • 二つの祖国(一)

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    日系二世という微妙な立ち位置で、戦争という極限的に過酷な状態に置かれた主人公の心の持ちようが深く刺さる。平時には曖昧に出来るアイデンティティが戦争という究極の有事に突きつけられ、自分が保てなくなる。当然そのような経験はないが、自分はどこから来た何者なのか考えさせられる深い内容だった。

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    2026年04月16日
  • 一次元の挿し木

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    主人公は生物学のドクター。行方不明の妹を探していたが、研究のため数百年前の人骨のDNA解析をすると妹と一致する。
    様々なミスリードが散りばめられており、謎が解決していくところが非常に面白かった。

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    2026年04月16日
  • エピクロスの処方箋

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    夏川草介さんの新作やっと読めた
    今回もあっという間に終わってしまった。
    答えのない医療の現場で患者一人ひとりに正面から向き合っている雄町医師筆頭に登場してくる医療スタッフの姿をみて生きるとはと自分も考えながら読んでいた。
    要所要所で出てくる和菓子食べてみたい!と人生のやりたいことリストに追加した。

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    2026年04月16日
  • わたしの知る花

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    さすが町田その子さん。
    丁寧に人間の苦くて脆い部分を表現しているなと思いました。

    最初は短編かなと思いましたがなるほど、複数人の視点を通した平さんとおばあちゃん2人の物語でした。
    最後はぼろぼろと泣いていました。


    自分ができなかった後悔があるからこその言葉だったんですね。
    これほど大切に思っているのに、どうしてこうなってしまったんだろう。
    人生にはタイミングがありますね。

    平さんはずっと1人で、孤独で辛い中よく最後まで生き抜いたなと感じます。
    最後には少しでも、人生悪くなかったと思てたらいいな。


    He knows what the most important thing in h

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    2026年04月16日
  • ここで唐揚げ弁当を食べないでください

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    『ここで唐揚げ弁当を食べないでください』

    なんともセンセーショナルなタイトルから始まるこの作品は、作者の小原晩さんが上京(八王子から)してからの日常を綴るエッセイ

    どこで唐揚げ弁当を食べてはいけないのかは冒頭で早々に解決してしまう

    小原さんは、なかなかヤバいところで唐揚げ弁当を食べていた

    私も都心で働いていたが、そこで弁当は食べないだろう

    その後は感情剥き出しの日々が記されていた

    都心で就職し、恋人と関西へ引っ越し、また東京へ戻ってきた、それぞれの生活が優しくて眩しい

    とくに恋についての文章は秀逸だ

    キュンキュンしながら何度も読み直してしまった

    こんな風に毎日を愛せたらいいな

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    2026年04月16日
  • スピノザの診察室

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    淡々とした「日常」から始まっていったように感じた。内視鏡手術の高い技術をもった雄町哲郎は大学病院から原田病院へと移っていた。医療では完全に治らない、いずれくる「死」が必定な人たちばかりのいる原田病院。それがここでは「日常」。それでも「幸せ」となることができるはず、という「意思」のもと携わる雄町哲郎がとても印象に残る。

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    2026年04月16日
  • 山人として生きる 8歳で山に入り、100歳で天命を全うした伝説の猟師の知恵

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    山形県朝日連峰の山里に生まれ、百歳まで山で暮らした伝説の猟師、志田忠儀氏の語り書き。

    伝説の猟師の本である。
    山の暮らしの知恵満載なのではと思って読み始めた。
    確かにそう。彼が育った朝日連峰の山での暮らし、自然との共生、そして狩猟の話は本書の多くの章を占めている。特に私には、猟の話は非常に面白く参考になった。
    意外なのは、自然保護と山岳遭難についての記述に多くのページが割かれていること。
    ただの伝説の猟師ではない。
    自らが暮らしてきた山を守るために、自然保護に興味を持ち、朝日連峰、ブナの原生林の保護に立ち上がり、山に入る仕事の中で遭難救助にも多く携わってきた。
    意図して、成形されて書かれた書

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    2026年04月16日
  • きみはメタルギアソリッドⅤ:ファントムペインをプレイする

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     争いが絶えない地に住む、或いはそこで生まれた人間達の日常を、たまにファンタジー込みで描写した短編集。
     表題だけ見て俗っぽい作品なんだろうなと思い購入はしていなかったのですが、Twitterであらすじが流れてきたのでふと拝見したところ、あまりにも面白そうすぎたので慌てて購入し読みました。予想通りかなり面白かったです。
     表題にもなっている"きみはメタルギアソリッドV:ファントムペインをプレイする"は作品のテーマが面白い上に文章も素晴らしく、何よりも最後の一文が素晴らしい。その他、"もういい!"では一生続くんじゃないかと思う区切りの無い文章の羅列をアッラ

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    2026年04月16日