竹取物語

竹取物語

660円 (税込)

3pt

「物語の原型」、誰もが知る、かぐや姫と5人の求婚者、帝が繰り広げる異世界譚を、「まるで僕が書いたような物語」と語る大人気作家が敬意をこめて抱腹絶倒・大胆不敵に新訳した画期的必読古典。

かぐや姫×森見登美彦!
1000年以上も読み継がれる「物語の原型」を
竹林をこよなく愛す当代の人気作家が現代語訳!

翁がある日、光る竹の中に見つけた可愛らしい小さな人。やがて絶世の美女に成長したかぐや姫は、言い寄る求婚者たちに無理難題を課す。恋に破れ去る男たち、そして、「その日」は近づく――千年以上も前に書かれ、読み継がれてきた異世界譚を、竹林に並々ならぬ思いを寄せる作家・森見登美彦が現代語訳した必読の一冊!

竹取物語とその現代語訳にまつわる舞台裏をたっぷり語った講義「作家と楽しむ古典 僕が書いたような物語」、竹林の中へ入り込んだ幼少期の原体験からはじまる文庫版のための書き下ろしあとがき「生きていることのふしぎ」も収録。

【もくじ】
竹取物語
全集版あとがき 千年の失恋
特別収録 講義「作家と楽しむ古典」 僕が書いたような物語
文庫版あとがき 生きていることのふしぎ
解題 大井田晴彦

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竹取物語 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    久しぶりに「竹取物語」を読んで見ました。
    現代語訳されていて、子どもの頃に感じたもの
    と違って、新たな発見があり楽しい。
    物語として、結構 奥が深かったのに気付きました。

    0
    2025年09月23日

    Posted by ブクログ

    森見登美彦さんの古典新訳作品。別著「走れメロス」があるため、それと同系統の作品かと思いきや、しっかり(?)古典を和訳しる作品です。しかし、要所で感じられる森見登美彦さんらしさがたまらなくマッチしています。巻末のインタビューにもありますが、特に歌が秀逸です。

    0
    2025年08月26日

    Posted by ブクログ

    今は昔竹取の翁というものありけり、の文章で始まる竹取物語。
    そこはかとなく内容は知っているけれど、じっくり読んだことがあるかと聞かれるとない。
    そんな中、森見登美彦先生が現代訳をされたこの本は読みやすい。
    作者自身、腕まくりをしてのぞんだという5人の求婚者の場面は完全に森見登美彦作品。
    非常に読みや

    0
    2025年08月06日

    Posted by ブクログ

    以前刊行された日本文学全集からの単行本化されたもの。
    有名な古典と森見登美彦の言語センスが融和してところどころ珍妙である。
    特に五人の貴族たちの失敗や嘘のエピソードは役者の真骨頂と感じる。
    下らない駄洒落であたかも本当の語源のように慣用句を説明するところなどはまさに。
    そこから「不死の山」の大オチに

    0
    2025年06月28日

    Posted by ブクログ

    中学生のとき国語の授業で、5人の貴公子の求婚話を知りました。とても面白く大好きでした。

    今回テンポの良い文章で、再び5人の話を楽しめました。森見さんは古典の現代語訳、初めてとのことです。そして、大学院生時代の研究テーマが竹ということで、竹に対する特別な感情をお持ちです。

    あとがきを読むと、どのよ

    0
    2025年06月10日

    Posted by ブクログ

    前に同作者の「超訳 走れメロス」を読んだことがあったのでそれと似たような文体かと思っていたら、真面目な現代語訳だったので意外に思った。ただ節々の言い回しから森見作品らしさを感じられた。
    また、物語本編だけでなく、あとがき、講義、解題まで載っているため、より物語の解釈が広がるし、竹取物語についてもっと

    0
    2025年05月05日

    Posted by ブクログ

    黒髪の乙女に恋するウザ男の阿呆ぶりを書かせたら天下一品の森見登美彦が、竹取物語の新訳に挑む。いつものモリミーとはひと味違う、絶世の美女かぐや姫に翻弄される間抜けな求婚者たちの阿呆ぶりを…って、いつもと同じやないかーい!

    0
    2025年04月23日

    Posted by ブクログ

     中学の国語の授業で「今は昔、竹取の翁といふものありけり。またの名を讃岐の造となむいひける。…」とか覚えさせられたなぁ、というのが「竹取物語」の印象である。
     以前から古典作品全般に苦手意識があり、現代語訳版があったとしてもなんだか読む気になれずにいたのだが、森見登美彦が訳しているとなると話は全然変

    0
    2025年04月26日

    Posted by ブクログ

    森見登美彦訳「竹取物語」です。
    帯の「絶世の美女と阿呆な男たち」⋯絶世の美女はともかく「阿呆な男たち」は森見作品には不可欠と言ってもいいほどですから、竹取物語はまさにぴったりです。
    本編にプラス、全集版あと書き、特別収録「作家と楽しむ古典」、文庫版あとがき、大井田晴彦氏の解題、本編と同じくらいのボリ

    0
    2025年03月28日

    Posted by ブクログ

    原文に忠実でありつつ森見登美彦らしさが遺憾無く発揮されていて可笑しいやらちょっとしんみりするやら。子どもの頃から親しんでいる物語ですが「こんな話だったのか」「こんな人物だったのか」といろいろ発見がありました。

    特別収録の講義の様子や文庫版あとがきも素敵です。

    堅苦しさはなく、古典の魅力に親しめま

    0
    2025年03月24日

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