ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 汝、星のごとく【電子限定特典付き】

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    ネタバレ

    2026.5.27
    同じ情景でも最初と最後でがらっと印象が変わる。
    読後、改めて最初のページをめくってしまうほど。

    普段恋愛小説は滅多に選ばないが、ふたりのすれ違いや葛藤、もどかしさに涙。
    お互いを思うがあまり堪えていた言葉達を素直にぶつけ合えたなら、もっと長く一緒にいられたのかな。でもそれまでの経験があるからこそふたりがまたこの場所に戻れたのかな、など考えるとあまりにも切ない。

    結末は悲しいのにただ悲しいだけじゃない。
    なぜか清々しい気持ちにもなる。
    それは凛として背筋を伸ばし前を向く暁美の姿が浮かぶからなのかもしれない。

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    2026年05月28日
  • 俺の恋バナを聞いてくれ

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    癖つよ拗らせ男たちの短編6話。
    スキマ時間にサクサク読めた。

    ハイスペ
    「ハイスペだからって調子乗んなよ」に痺れた!笑

    イケオジ
    「え??」ってなって、確認の意味でもう一回読み直してしまった。

    短編は物足りないって思ってたけど、新川帆立さんの短編はわたし的には満足度が高かった!

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    2026年05月28日
  • こりずに わるい食べもの

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    20代の読書沼の主…推し作家は間違いなく千早茜さん✨

    このエッセイを読んでやっぱり私の推し♡と思ってしまった?(⑉• •⑉)❤︎

    食に対する情熱
    食に対する言葉選び
    食に対する価値観

    私の五感をびしびし刺激してくれるし、共感できる点が多いんですよねぇ~♡

    この作品もエッセイごとのタイトルが秀逸✨
    『祖先返り』『ぬぐい菓子』
    むっちゃ好きです

    『西洋菓子店プティ・フール』もまた読もうっと♡

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    2026年05月28日
  • 私たちのおやつの時間

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    いろんな国に旅してみた気持ちになれる。
    お菓子、知らなかったものがたくさん出てきておもしろいから、どんな人にも読んでほしい。

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    2026年05月28日
  • バニラなバカンス

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    佐渡谷さんの破天荒な性格が好き。
    そこを温め、守ってあげようとする白井さんの懐の広さ、たまに出てくる静くんのきゅんエピソード。
    白井さんのお菓子への熱情を、私も仕事に持っていたい。

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    2026年05月28日
  • スピノザの診察室

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    かつて大学病院で将来を期待されていた医師・雄町哲郎は、妹の死をきっかけに京都の地域病院へ移る。そこで患者や同僚たちと向き合いながら、「治すこと」だけではない医療の意味、生き方と死に方について考えていく物語。

    終末医療を扱った作品だが、単なる“死”の物語ではなかった。延命するか、諦めるかという単純な話ではなく、「人が最後までその人らしく生きるとは何か」を静かに問い続けていたように思う。だからこそ、読み終えた後に残るのは絶望ではなく、不思議な温かさだった。

    特に辻さんとのエピソードには胸を打たれた。ただ命を繋ぐことではなく、その人が納得して人生を終えるとはどういうことなのか。劇的な展開ではなく

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    2026年05月28日
  • コンビニ人間

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    ネタバレ

    とっても変な恵子さん。最後は自分のいるべき場所に戻っていく再発見するわけだが、そんな恵子さんがキラキラ輝いて見えた。自分も他人に干渉されようがなんだろうが、輝ける生き方をしていきたいものだと思いました。とても素晴らしい結末✨

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    2026年05月28日
  • 傲慢と善良

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    ネタバレ

    読んでいて特に印象に残ったのは、婚活において「自分を傷つけない理由を用意する」という話だった。
    作中では、「資産家であることも、個性的であることも、美人であることも本来は長所のはずなのに、婚活がうまくいかない理由を“相手が理解できないせい”にすると自分が傷つかずに済む」という内容が語られる。そこに強く納得した。

    同時に、その言葉は自分自身にも刺さった。
    私はこれまで、「出会う男性が自分に相応しくないだけ」とどこかで考えていた部分があった。でも、それも結局は自分を守るための考え方だったのかもしれないと思わされた。

    作中で小野里が語る、「婚活につきまとう“ピンとこない”の正体は、その人が自分に

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    2026年05月28日
  • 探偵小石は恋しない

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    この本を読んでいる人をかなり多く見かけたので、気になって読んでみました。最初の60%くらいまでは展開がかなりゆっくりで、「自分はもう結末を読めた」と少し自惚れていたんです。ですが、全然そんなことはありませんでした。見事に騙されました。
    後半に入ってからは、もうページをめくる手が止まらなくなりました。本当に引き込まれる作品です。登場人物一人ひとりにちゃんと役割があり、それぞれが密接につながっていて、とても丁寧に描かれていました。特に、主人公の男女二人が10年を経て変わっていく姿の描写がとても好きですし、彼らにきちんとした結末を与えてくれた作者にも感謝したいです。
    もし私と同じように、普段はミステ

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    2026年05月28日
  • 多類婚姻譚

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    大好きな作家さんの1人である凪良さんの新作。
    最初のthank you for your understandingから自分の無意識的な固定観念に気付かされてハッとさせられた。

    多様性に寛容になり、生きやすくなったかと思いきや多様性に縛られるようになった現代の息苦しさを様々な角度と視点から解像度高く描いた今作。登場人物の性格や性別、年齢がバラバラだけど共感できるポイントが全員にあった。

    p.56
    「今を生きているのはわたしたちなのに、そのわたしたちすらも時代が置いていこうとしている。すごく賢くて進歩した人たちが掲げる綺麗で正しい旗に、実のところ大半の人がついていけていなくて、無理に追いつこ

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    2026年05月28日
  • 美味礼讃

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    ネタバレ

    美味しい料理が食べたくなる本。
    ありとあらゆるフランス料理が出てきて、わくわくした。400gのバターを使う料理気になるけど、ひと口で大満足しそう。

    こうした開拓者がいたからこそ日本のフレンチが発展して今や何軒も星付きレストランが生まれるようになったと思うと感慨深い。またカンテサンス行きたいなとか本場のフレンチ食べてみたいなとか考えてた。

    ちなみにあとがき見るまでずっとノンフィクションだと思って読んでた。
    やたら鮮明だなとかこんな嫌なやつ大丈夫か!?とか思ってたけど小説でよかった、、笑


    個人的には今アメリカにいるのでフレンチ用の食材が日本より手に入りやすい気がする。何か作ってみようかなと

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    2026年05月28日
  • 星の王子さま

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    わたしは、結果や意義を求めて見出そうとする姿勢は必ずしも良いとは思わない。(が、基本的スタンスとしてそういう行動を取ってしまう矛盾がある)
    だからこども時代の純粋さを取り戻せたら、と思うときがある。複雑化する必要はなく、そうしようとするから大人はどんどん頭の柔軟性を失うのではないか。

    ちび王子くんはわたしたち大人に、生意気に、皮肉じみて語りかけてくれている気がする。

    彼は薔薇やきつねとの出会いの中で、
    だいじなものは目には見えないから、心でよく見る必要があると学んでいく。まさしくそのとおりで、
    【なつかせた相手に対しては、ずっと責任がある】ということばにすごく考えさせられた。
    相手の行動や

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    2026年05月28日
  • 容疑者Xの献身

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    東野圭吾、安定の面白さ。
    読者は元々犯人を知っているはずなのに、事件を追う刑事とともに見事に前提から騙されていたことがわかる終盤はさすが。

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    2026年05月28日
  • DTOPIA

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    面白い、すごく引力をもった作品。
    「モモ」の視点から「おまえ」=キースに向けた語りのような形で淡々と物語が進んでいく。「おまえは〇〇をして、〇〇だった」みたいな語り口がかなり特殊だな、と最初は思っていたけど、この物語を「だれかの主観」から語ることは難しいからかな、と思った。ある意味で視点はモモでもないと思う。
    自分の欲望が誰かの暴力になる、という状態に対して、「域」を設定する、というキースの信条は面白いと思った。朝井リョウ「正欲」でも似たようなテーマがあったなと思う。

    物語がずっと淡々としていてそこが魅力だなと思った。

    恋愛リアリティショーの出演者を視聴者が世界の部品として扱う表現として、

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    2026年05月28日
  • 木曜日にはココアを

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    ひとつの事から広がってゆく心温まるストーリーに、初めての方でもするすると読みやすい活字が良い。
    私個人が読書にハマったきっかけがこちらの本です。
    お腹が痛い中、ココアを飲みながら暗い部屋で読み進めていたのを思い出します。
    今でもたまに温かいココアを飲みながら読み返すことがあるくらい、大好きな本です。

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    2026年05月28日
  • レペゼン母

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    ネタバレ

    えぐい
    なんにも知らずに読んで良かった、ワクワクが詰まった話だった!
    途中から普通の文章もリズミカルに読むくらい、ラップのかっこよさが伝わったしリズムとして響いてきた。

    紗羅との本当の親子のような関係
    初めてブタゴリラを倒すシーン
    出場したMCたちが親子対決を一緒にお願いするシーン
    最後、へその緒を切ると宣言、焚き火に燃やすシーン
    最高。かっこよすぎた。

    明子はムカついた相手への言葉をラップにして考えてて、やってみたいと思った笑


    余談:実写化するとしたら明子は天海祐希さんにやって欲しい

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    2026年05月28日
  • チョコレート・ピース

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    チョコレート1つ分くらいの短い話が並び、1人の女性の半生という箱に収められていく

    劇的でも波瀾万丈でもないけど、だからこそ誰もが同じような素敵なチョコレートボックスを作れそうだと思う

    人生は小さなドラマの詰め合わせ
    甘いのと苦いのがバランスよく入ったボックスを、いつか私も眺めたい

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    2026年05月28日
  • かがみの孤城 下

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    前半、退屈だと思ってしまってごめんなさい!会えないカラクリは主人公より早く分かってしまうけど、その他の伏線回収は見事。良い本に出会えた。

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    2026年05月28日
  • アリアドネの声

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    ラストの「どんでん返し」が美しい。実はメタ的に読めば予想可能なオチではあるのだが、それでもこの結末が美しいのは、物語の中で意味を二転三転しつつ主人公を呪縛する「無理」という言葉への、最後の最後に優しく叩きつけられる、もう1人の主人公からのアンサーであるという点だろう。ミステリとしての切り札として機能しつつ、物語のテーマへの回答としても機能する、そんなアイデアはやはり稀有に感じる。

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    2026年05月28日
  • マチネの終わりに(文庫版)

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    この感動を言葉で表せられないのが苦しい。お互いに愛情があってもなお、事実を知ってもなお、その選択ができる蒔野と洋子が凄い…。途中の転機になる場面はついアンジャッシュのコントか!とツッコミを入れたくなるくらいだったけど、まさかこの勘違いから別の人生を歩むことになるとは…。
    蒔野のギターのスランプ、洋子のトラウマによる苦しみ、どちらも似たような経験をしたことがあるので同じように苦しみながら読み進めた。
    洋子みたいに大切なものを見極め、自分より周りの幸せを心から願うことができるような人間になりたい。

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    2026年05月28日