小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
20代の頃の恋愛を思い出しながら。
好き。が溢れ出た瞬間、どれだけあったかな。
「彼氏さん!〇〇が飲みすぎて家に帰れないので迎えにきてください!」って知らない人から電話がかかってきた。気がついたら着替えて靴履いて駅に向かってた。いざ迎えに行ったら意外とケロッとしてて。でも喋るたびにウイスキーの香りがして、「いや、どんだけ飲んだんや」って。懐かしい。
次の日、全力で謝罪してくるのも愛おしかったり。
うわあ、いいなあ20代。羨ましい。
「また会える?」ってめちゃくちゃいい。
この世から言葉が失われるとしても、この言葉だけは残してほしい。
LINEが普及して、自分の言葉を、体温を乗せて、人に -
Posted by ブクログ
南海電鉄岸和田駅で無差別殺人事件が発生。
七名を殺害した笹清政市は、自らを<無敵の人>と称する。
数日後、大阪地検で郵送物の爆発事件が発生。
被疑者<ロスト・ルサンチマン>は笹清の釈放を求める。
不破俊太郎一級検事も新たな爆破に巻き込まれ。
連続爆破事件は止められるのか。
<ロスト・ルサンチマン>の真の目的は?
大人気検察官シリーズ第三弾。
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ドラマでも放送されていて、ちょっと見てしまった。
自分の頭の中の登場人物と少し違った感じやった。
小説では、冒頭から読んでられへん -
Posted by ブクログ
とあるこども新聞で「中学受験に出そうな本」として紹介されていた。おー亜和ちゃんすごい(←スーさんのSNS等の投稿で勝手に存じ上げているのに、親戚のおばさん気分の読者)と読んでみた。
なんとなくどのエッセーが受験に出そうかわかるわ、と思いつつ、話によっては際どい話題も出てくるので、こども新聞記者よ、全部読んだのかよと思った。
誤解がないよう言っておけば、どの話も亜和さんの選んだ言葉で綴られていて、気持ちの展開が手に取るようにわかり、おばあさんの姿形まで想像でき、しかもちゃんとオチがある、最高の短編集。私もこんな素敵に日本語を操ってみたい!と思わせてくれる。
例えば人が投げた言葉に傷つけられ -