ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 骨灰

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    SFの人がホラー小説書いてる!と衝動買いしました。

    ホラー小説のお手本のような綺麗な進行で、あっという間に話が進みます。無駄は極限まで削がれています。さすがです。

    今作の怪異の強大さは天災のように扱われます。そこが結構生々しくて好きです。成仏してくれ!とかの次元では無いです。
    日常の中に避けようのない怪異が、嵐のようにぶつかってくる。これは自分にも起こるんじゃないか?なんて錯覚させられます。

    普段歩いている東京の見る目が変わります。
    ホラーだけで収まらず、壮大な人間讃歌となっているところも良いです。

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    2026年01月02日
  • 極楽征夷大将軍

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    やっと読み終えた…。食べても食べても減らない、けど最後まで美味しい、どこぞのラーメンみたいだった。
    足利尊氏、こんなに魅力ある人物だったんだな。やる気なくて優柔不断で後ろ向きなのに、天性の人たらしで、戦となるととんでもない力を発揮する。直義、師直などのブレーンがいたからこその活躍なわけだけど。でもやっぱり、周囲に「支えなくては」と思わせるのも能力なんだろう。
    本人の意図とは真逆の方向に担ぎ上げられ、室町幕府を興してしまうとか、本当にドラマチックで面白い。

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    2026年01月02日
  • そして誰もいなくなった

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    2026年、最初の一冊!
    不朽の名作ということで読んでみた。
    内容はよくあるパターンって感じではあるんだけど、この作品は『クローズドサークル』ってジャンルの元祖で、90年近く前に書かれたってところがすごい。
    ミステリーの原点という意味で、手元に残しておきたい一冊。

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    2026年01月02日
  • 緋の天空

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    さすがの葉室さん。平城京には詳しくないが、興味が湧き上がる。藤原不比等、長屋王の乱など、調べながら読み進めた。

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    2026年01月02日
  • 母性(新潮文庫)

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    母性というタイトルの通り、母親が思う娘への思いと娘が思う母への想いが描かれる。この本には主に母親と娘の2人の視点で物語が進む。その描写方法だからこそ2人の人間がそれぞれ感じ合うことは全く違っているし、親子のすれ違いがはっきりとわかるような物語になっている。

    世の中の女の人には娘か、母かの2種類の女の人しかいないという言葉がでてくるが、そのまんまの意味というわけではなく、側から見たら親子でも母親は誰かの娘であるということである。母親になっても娘な女の人もいる。その典型的な例がこの本に出てくる母である。

    母は思い通り育ってくれない娘に対して負の感情を募らせているが、私は共感できなかった。
    母は

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    2026年01月02日
  • 暁星

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    ネタバレ

    新年最初の本として、タイトルのイメージから選んだ。

    読み始める前には全く想像できなかった展開と余韻がここにあった。
    何という衝撃だろう。

    帯「フィクションとノンフィクション、2つの物語がつながったとに見える景色とは」とは、どういうことなのか。
    あらすじから「宗教二世による襲撃事件」の話のはずなのに、「星を守りたかっただけ」という言葉に結び付く理由は??と。

    暁闇=容疑者による手記
    その罪は許されない。
    けれど、奪われたもの、憎しみ、絶望を感じつつ、なぜその道を選ばなければいけなかったのか、遺された者が人生を捨てる必要はなかったはずだと憐れみを感じ、寄せられる辛辣なコメントに怒りを覚えるこ

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    2026年01月02日
  • 8つの完璧な殺人

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    ネタバレ

    有名な犯罪小説8作(赤い館の秘密、殺意、ABC殺人事件、殺人保険、見知らぬ乗客、溺殺者、死の罠、シークレット・ヒストリー)になぞらえて、殺人が繰り広げられていくお話です。

    直近で読んだ作者の他の作品、「9人はなぜ殺される」が面白かったものの若干もやもやが残ったのでこれはどうかなぁと思いつつ読んだところ、こちらは完全に私好みでした!

    やっぱり犯人と被害者との間に強い動機がある方が読みごたえがあると言いますか。「9人…」は逆恨み系の話だったので、面白かったけど動機が薄いなぁと思ってしまったんですよね。




    ※ここから盛大なネタバレ含みます※




    もちろん「ABC殺人事件」が登場するので

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    2026年01月02日
  • 来たよ! なつかしい一冊

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    面白かった。いろんな人がいろんな本読んでるんだなあ。それで、いろんな思い入れあるんだな。これくらいの短さだと、読んで興味出てくるかも。

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    2026年01月02日
  • 今日も嫁を口説こうか

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    アルコ&ピースの平子さんがモテるのはよくわかる。そして嫁大好き芸は、少し誇張したネタなのかと思ったけど、本を読んでみたらその根底にある思考がとても深く、とてもかっこいい人だなと思った。またそんな人に選ばれる奥様もとても素敵な人だった?

    結婚13年、仲悪くはないけど良くもない。夫に対して不満はあれど恋する気持ちなんてとうの昔に置いてきた。この本を読んでもう一度昔の気持ちを思い出しながら接してみようと思えた。

    想像の斜め上から来る名著!

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    2026年01月02日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    久しぶりに芥川賞作品でも読むかと思って読んでみた。ほんわかした題名とは裏腹に芥川賞らしく人間の薄暗い部分が描写されていて、自分の中のそういった部分と向き合わざるを得ない瞬間がある。押尾と二谷との会話で、押尾がそのコミュニケーションを行う意図が描写されているのが印象に残った。自分はこういった他人にどうみられるかを考えるのが苦手なので、筆者の社会性の高さが印象に残った。
    結論、おすすめの本です。

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    2026年01月02日
  • 菜の花の沖(二)

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    ネタバレ

    戦国大名や幕末の志士を主人公にした小説が目立つなかで、司馬遼太郎にしてはめずらしく、民間人である廻船商人・高田屋嘉兵衛を主人公にした長篇小説。この高田屋嘉兵衛という人物については、わたし自身はゴローニン事件の一方の当事者として、日本史ですこしだけ習った記憶があったが、ラクスマンやレザノフといった海禁政策下におけるほかの来航者と、それに対して幕府がどのような対応を行ったかという一聯の流れのなかで教わるため、個個の案件や人物については詳しくは知らない人が多いのではないであろうか。わたしもほとんど名前だけしか知らない状態で読み始めたが、この嘉兵衛という人物がじつに魅力的で、なぜいままでもっとよく知ら

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    2026年01月02日
  • 菜の花の沖(六)

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    ネタバレ

    戦国大名や幕末の志士を主人公にした小説が目立つなかで、司馬遼太郎にしてはめずらしく、民間人である廻船商人・高田屋嘉兵衛を主人公にした長篇小説。この高田屋嘉兵衛という人物については、わたし自身はゴローニン事件の一方の当事者として、日本史ですこしだけ習った記憶があったが、ラクスマンやレザノフといった海禁政策下におけるほかの来航者と、それに対して幕府がどのような対応を行ったかという一聯の流れのなかで教わるため、個個の案件や人物については詳しくは知らない人が多いのではないであろうか。わたしもほとんど名前だけしか知らない状態で読み始めたが、この嘉兵衛という人物がじつに魅力的で、なぜいままでもっとよく知ら

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    2026年01月02日
  • 菜の花の沖(五)

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    ネタバレ

    戦国大名や幕末の志士を主人公にした小説が目立つなかで、司馬遼太郎にしてはめずらしく、民間人である廻船商人・高田屋嘉兵衛を主人公にした長篇小説。この高田屋嘉兵衛という人物については、わたし自身はゴローニン事件の一方の当事者として、日本史ですこしだけ習った記憶があったが、ラクスマンやレザノフといった海禁政策下におけるほかの来航者と、それに対して幕府がどのような対応を行ったかという一聯の流れのなかで教わるため、個個の案件や人物については詳しくは知らない人が多いのではないであろうか。わたしもほとんど名前だけしか知らない状態で読み始めたが、この嘉兵衛という人物がじつに魅力的で、なぜいままでもっとよく知ら

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    2026年01月02日
  • 菜の花の沖(四)

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    ネタバレ

    戦国大名や幕末の志士を主人公にした小説が目立つなかで、司馬遼太郎にしてはめずらしく、民間人である廻船商人・高田屋嘉兵衛を主人公にした長篇小説。この高田屋嘉兵衛という人物については、わたし自身はゴローニン事件の一方の当事者として、日本史ですこしだけ習った記憶があったが、ラクスマンやレザノフといった海禁政策下におけるほかの来航者と、それに対して幕府がどのような対応を行ったかという一聯の流れのなかで教わるため、個個の案件や人物については詳しくは知らない人が多いのではないであろうか。わたしもほとんど名前だけしか知らない状態で読み始めたが、この嘉兵衛という人物がじつに魅力的で、なぜいままでもっとよく知ら

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    2026年01月02日
  • 菜の花の沖(三)

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    ネタバレ

    戦国大名や幕末の志士を主人公にした小説が目立つなかで、司馬遼太郎にしてはめずらしく、民間人である廻船商人・高田屋嘉兵衛を主人公にした長篇小説。この高田屋嘉兵衛という人物については、わたし自身はゴローニン事件の一方の当事者として、日本史ですこしだけ習った記憶があったが、ラクスマンやレザノフといった海禁政策下におけるほかの来航者と、それに対して幕府がどのような対応を行ったかという一聯の流れのなかで教わるため、個個の案件や人物については詳しくは知らない人が多いのではないであろうか。わたしもほとんど名前だけしか知らない状態で読み始めたが、この嘉兵衛という人物がじつに魅力的で、なぜいままでもっとよく知ら

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    2026年01月02日
  • 菜の花の沖(一)

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    ネタバレ

    戦国大名や幕末の志士を主人公にした小説が目立つなかで、司馬遼太郎にしてはめずらしく、民間人である廻船商人・高田屋嘉兵衛を主人公にした長篇小説。この高田屋嘉兵衛という人物については、わたし自身はゴローニン事件の一方の当事者として、日本史ですこしだけ習った記憶があったが、ラクスマンやレザノフといった海禁政策下におけるほかの来航者と、それに対して幕府がどのような対応を行ったかという一聯の流れのなかで教わるため、個個の案件や人物については詳しくは知らない人が多いのではないであろうか。わたしもほとんど名前だけしか知らない状態で読み始めたが、この嘉兵衛という人物がじつに魅力的で、なぜいままでもっとよく知ら

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    2026年01月02日
  • 汝、星のごとく

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    電車の中で移動中読み、涙、飛行機の中で読み、涙。切ないけど、ホッとするストーリーだった。漫画でも再読したい。たくさんの刺さるフレーズあり、書き留めた。
    櫂と暁海の人生に、色々な人が登場し、全てが人間臭くて良い人。若い時に北原先生みたいな人が身近にいたら、心強かっただろうな。最後、暁海が自分の人生を選び、行動に移せて良かった。櫂と暁海、愛する者同士が一緒に過ごせて良かった。私も今からでも自分の人生を選んで生きていこうと強く思った。

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    2026年01月02日
  • PRIZEープライズー

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    正月早々、深夜までやめられず一気読み。
    最近で一番夢中になって読んだ!とリアルの友人からも聞いていたけれど、本当にすごかった…!
    あと2週間後くらいに直木賞発表だから、今読むとめちゃめちゃリアルに感じる!

    内容は帯の通りなのだけど、いわゆる文壇エンタメ小説。文芸界隈をめちゃめちゃリアルに描きつつ、出版社や作家のモデルがわかりやすくて、もちろんそこも楽しめるポイント。

    でもこの本のテーマは承認欲求との向き合い方。
    作家の天羽カインだけじゃなくて、周囲の編集者や新人作家にもそれぞれの承認欲求があって、飲みこまれて破滅していく人もいる…
    人間関係が怖くもなった。おすすめ。

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    2026年01月02日
  • 暁星

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    大好きな湊かなえさんの新刊!
    こちらも待ってましたー‹‹‪⸜(*ˊᵕˋ* )⸝‬››‹‪⸜( *)⸝‬›‹‹‪⸜( *ˊᵕˋ*)⸝‬››
    湊さんが、「これまでの作品のなかで、一番好きな作品になった」と仰っていたこともあり、読む前から期待値爆上がりでした!

    フィクションとノンフィクション。
    2つの物語がつながった時、見える景色とは…?

    構成が独特。
    なぜこの構成なのか…読後に改めて考えてみると、この構成にも湊さんの思いが込められていそうですね。(ネタバレになりそうで、詳しくは書けないですが)

    読み始めて、あの事件を想起させる内容でめちゃくちゃ驚いた。
    序盤は内容が内容なだけに、読みづ

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    2026年01月02日
  • 悪徳の輪舞曲

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    現時点でシリーズ最高傑作と言える。
    加害者家族への迫害とか、母子の問題とか、考えさせられる要素も多かった。
    何より、冷徹な御子柴の心の葛藤や最後のどんでん返しが見事。

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    2026年01月02日