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Posted by ブクログ 2024年04月11日
▼疾風怒濤、涙、涙、の最終巻。
▼高田屋嘉兵衛は、ひょんなことからロシア軍艦に「拉致」されます。なんてひどいこと。ところが、ロシア軍人の側も、別段「悪の権化」なわけではありません。彼らなりの事情と道理があって、拉致った。(そのあたりの事情のために、第5巻めいいっぱい全部使ってますから)
▼嘉兵衛...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月12日
末記の谷沢永一氏の解説が明媚。もう一度読みたい。
・畏れ入るの精神(日本的精神)
・愛国心は国民である誰もが持っている自然の感情。この感情は可燃性が高く平素は眠っている。これにこと更に火をつけようと扇動する人々は国を危うくする。
・意地悪の功罪
・科学や文学が商業(商品経済の隆盛)の後から踵を接して...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年05月12日
ついに最終巻。『サンケイ新聞』で1014回に渡って連載された歴史小説である。
本巻は,嘉兵衛とロシアのリコルドとの,不思議で,純粋で,思慮深く,責任感のあるやり取りが余すところなく描かれていて大変面白かった。
しかも,両者とも実際に日記のような記録を残しているので,その記録を基にして,ある出来...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年08月20日
司馬遼太郎が江戸時代の商人高田屋嘉兵衛の生涯を描いた長編歴史小説全六巻。日露双方、文化、風土の違いはあれど分かり合える部分も多いのが印象に残る。
江戸時代も後半、蝦夷地の開発が進む中、高田屋嘉兵衛はロシアとの争いに巻き込まれ日本が捕虜としたゴローニンの報復的にロシアに囚われる。
あくまで一商人の...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年01月18日
高田屋嘉兵衛さんの6冊に渡る物語を読破しました。高田屋嘉兵衛さんについては歴史の教科書で少し習うくらいでした。実際は函館の発展に大きく貢献し、ロシアと日本の外交にも大きく貢献して一商人の範疇を超えており、とてつもなくスケールの大きな方でした。確かに江戸時代後期に現れた快男児であったと思います。嘉兵衛...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年03月31日
読んだきっかけ:古本屋で50円で買った。
かかった時間:9/23-9/30(7日くらい)
あらすじ: 突然の災厄が、嘉兵衛を襲った。彼自身がロシア船に囚われ、遠くカムチャッカに拉致されたのだ。だが彼はこの苦境の下で、国政にいささかの責任もない立場ながらもつれにもつれたロシアと日本の関係を独力...続きを読む
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