無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ 2024年02月02日
▼主人公・高田屋嘉兵衛は蝦夷地に惹かれる。この巻では、さながら、「1800年前後の、江戸幕府の蝦夷地政策物語、そこで集った人物列伝」。
▼航路を開く、という意味が良く分かりました。昔の船だと知らない航路は危なかったんですね。
▼嘉兵衛が徐々に「志士」になっていきます。同時にもう貧乏物語ではない。...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年07月18日
司馬遼太郎が江戸時代後期に活躍した船乗り、承認の高田屋嘉兵衛を主役とした大作、全6巻中の4巻。いよいよ択捉島の開発が始まる。
エトロフ島の航路を確立。15万石に匹敵するというエトロフの開発が始まる。幕府の官僚的体制の中、それでも豊富な人材、多くの有為の人物との出会い。
嘉兵衛は単に利益を求めるの...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年04月15日
面白過ぎるう〜っ!
ゲームの世界で海運業とか陸運業をやってみたいですね。
彼の小説は、非常に判り易い。
現代でも、天災や海賊等の猛威がふるい江戸時代の運送業の難しさと言うか困難度を疑似体験出来た。複雑度で言えば3位だろうか、エルフが作った招喚門を壊すのは、複雑度1であり、結局二人とも盗賊技能を訓練し...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年01月05日
国後水道における国後島と択捉島との航路発見、択捉島開発と大活躍する嘉兵衛さん。これは一商人の範疇を超え、蝦夷開拓という志の高さは素晴らしい。
当時のロシア南下政策や幕府の北方防衛政策、今日まで繋がる北方領土問題を知ることができ、とても面白かった。この4巻は次の5巻や6巻に繋がる上でとても大事な内容だ...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年03月31日
読んだきっかけ:古本屋で50円で買った。
かかった時間:7/22-8/19(29日くらい)
あらすじ: エトロフ島は好漁場であったが、すさまじい潮流が行く手を妨げ、未開のままだった。しかし幕府は北辺の防備を固めるため、ここに航路を確立する必要を痛感して、この重要で困難な仕事を嘉兵衛に委ねた。...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年04月26日
これまでと同様,わたしが読んだのは単行本の方。
高田屋嘉兵衛が,北海道から国後,択捉を回り,その後,幕府の関係者の頼み事を聞いているうちに,何やら,あまり自由が効かない世界へと進んで行く場面だ。苗字帯刀を許されることと引き換えに商売として自由が効かなくなってしまった先輩たちを見てきているのに…。...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年10月26日
2014.10.26
領土という概念。東洋というか、中国文化は人心掌握が、占領の決めてとなった。主観的で相対的。一方、西洋は、土地の支配が決めて。客観的で絶対的。ロシアと日本の千島領土は、明治初期に決められたが、こうした、文化、意識の違いがあったのだ。ましてや、嘉兵衛の時代に、領土意識などないであろ...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年06月11日
嘉兵衛はとうとう択捉島に渡る。潮をみて、国後島と択捉島との海峡が3つの潮がせめぎ合うところであることを見つけ、航路を見出す様がとても根気強く、力強く描かれている。そして、当時の松前藩によるアイヌ(蝦夷)人に対する接し方、つまり、日本人(和人)より一段低く見て搾取する対象としてみていることに、納得の行...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年09月11日
千島列島に住むアイヌ人を松前藩の搾取•奴隷的扱いから解放する。アイヌ人は島の外から来る人は全てカムイ(神)として崇め、歓迎する。日本人はシャイだから、そういう接し方をしないことが多いんだろうな。主人公は、アイヌの土地や人を見て、忌み嫌っている組意識とか、役人などの上下関係に押しつぶされている人間の美...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。