ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 正欲(新潮文庫)

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    ネタバレ

    久しぶりに震えた。星5では足りない。
    世の中に謝りたい気持ち。何も知らなくてごめんなさい。ソクラテスの「無知の知」とはこのことか、と。
    1人の人間にはどこか「普通と違う」ところが必ずあり、最近のブームは、それぞれの違いや特性を認め合える世界を!多様性万歳!である。ところが性癖については、マイノリティの中のマジョリティが受け入れられているだけ。想定外の(犯罪になりうる)マイノリティは、あり得ないと笑われる、または絶対悪と凶弾される…。当人たちの苦しみがいたたまれなかった。
    とくに、夏月が職場でかけられた言葉に傷つき、運転しながら放った心の叫び、胸が痛んだ。
    感想を上手く言葉にできないが、絶対読む

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    2026年08月14日
  • 好日日記―季節のように生きる―(新潮文庫)

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    季節を大切に、目の前の季節をしっかり感じて
    これから生活していきたい。そう思わされた一冊。
    来年の手帳は六曜や二十四節気が書かれた手帳を
    購入して、季節をしっかり感じたい。

    -お金や洋服などがなくなって自分の身一つになったとき、「持っているもの」はなにか-
    と問われると今の自分にはないような気がするから、身一つになったときこれを持っていますと胸を張って言えるものを持ちたい。

    あと、いくつになっても、指摘して指導してもらえるってありがたいことだから、いつまでも謙虚に、人の話や指摘を受け入れられる人間でありたい。

    とにかく素敵で、もっと自分を大切に、丁寧に
    暮らしていきたいと思わされる一冊

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    2026年08月14日
  • マカン・マラン 二十三時の夜食カフェ

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    ドラァグクイーンの方を実際に見たことはないけれど、自分も登場人物たちと同じような反応をする気がする。「多様性」と言われるけど、心のどこかで特別視してしまうと思う。
    そういう苦しみを抱えたからこそ、シャールさんの言葉はまっすぐ刺さるんだと思う。
    自分と似た立場の登場人物に共感できた。

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    2026年08月14日
  • 同志少女よ、敵を撃て

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    敵とは誰か、についてはちょっと考えさせられた。ただ,自分的にはただただ独ソ戦の内容が面白かった。もっと調べようと思った。

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    2026年08月14日
  • 52ヘルツのクジラたち【特典付き】

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    ネタバレ

    人気な作品と知っていて、最近古本屋でやっと見つけた。
    ミステリー小説ばかり読んでいたが、たまにはこういう本もいい。
    アンさんがもういないことを序盤で知り、回想シーンが辛くて読みたくなくなった。アンさん、、生きててほしかった泣
    感動しました。しばらく経ったらまた読みたい一冊です。

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    2026年08月14日
  • 青の炎

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    ネタバレ

    どこまでも孤独な闘いで、救いがなくて苦しかった……
    「もっとこういう方法で助けを求めれば……」なんて大人の目線では思ってしまう場面もあるけど、それは客観的な読者だから言えることで(今とは違う時代の話だし)
    義父を殺しても何も好転しない、むしろ新たな苦しみと殺意に巻き取られてしまう様子が本当につらくて苦しかった。

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    2026年08月14日
  • NHK「100分de名著」ブックス カント 永遠平和のために 悪を克服する哲学

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    「永遠平和のために」におけるカントの基本的な考え方、どうやって「永遠平和」にたどり着くのか、それらをわかりやすく解説している。本書では大変わかりやすく解説されており筆者(解説者)も「カントの代表的な著作の中で(「永遠平和のために」が)1番わかりやすい」と評しているが、それでも理解が難しい部分があり、原著の難易度が推察される。個人的には「殺人犯に追われる友のために嘘をつくべきか」という問いに対するカントの意見(とその理由)、「人間とは本質的に悪であるが、しかしそれ故に法を守らずにはいられない」としている点が大変おもしろかった。
    先述の通り理解が不十分な点があるので、折に触れて読み返したい。

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    2026年08月14日
  • D1 警視庁暗殺部[6] 死桜

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    ネタバレ

    アントの反乱

    陽の目を浴びない仕事と分かっていても、承認欲求ってあるよなぁ
    新しく作るより、変える方が難しいよなぁ
    と、同情する気持ちもありつつ
    シリーズ読み進めてきて、勝手にD1に対し親近感が湧き守りたくなってる気持ちもあり
    とにかく早く終わって…と読み進めた。

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    2026年08月14日
  • 異邦人(新潮文庫)

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    おもしろかった!!2日で読んだ
    不条理文学ってなんだって思っていたけど、なんとなーーくわかった気がする。

    夏の描写が多くて、夏にぴったりだった。主人公の裁判のときに、人間性まで見られるの不思議〜

    サルトルも、読んでみたいな

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    2026年08月14日
  • 多類婚姻譚

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    ネタバレ

    様々な人が考える「結婚」についての話。(最終話のC'est la vieはちょっと系統違う。)
    特に「Beautiful Dreamer」と「Position Talk」が刺さった。 

    「Beautiful Dreamer」
    生まれた時の環境によって、価値観の違いや結婚相手に求めるものが変わってくるということを具現化されたお話。p127〜p130の主人公の独白部分がしんどい。

    「Position Talk」
    朱里は、律側からみるとすぐにジェンダー論ふっかけてきてヒステリー起こして面倒くさいんだけど、朱里の気持ちは大変よくわかる。
    女って理不尽な生き物だよね、って思う。

    総じて「

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    2026年08月14日
  • 人形館の殺人〈新装改訂版〉

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    『十角館の殺人』
    『水車館の殺人』
    『迷路館の殺人』
    この3作品とは毛色の違う作品
    上の作品を読んだからこそ『?』が多くなる
    同じだろうと思って読んだら見事に裏切られた

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    2026年08月14日
  • その手をにぎりたい

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    ネタバレ

    p101 以下の文章からは、主人公・青子が、昇進してお金も手に入れて恋愛を楽しむ余裕が出てきていることがうかがえる。
    「カウンターの下で、広瀬の手がそっと、自分のそれに伸びてくる。彼が満足するなら、指先ぐらい好きにさせてやろうと思った。なぜなら、青子の心と体は自由だからだ。誰のものでもない。一ノ瀬さんの手をとることが出来ないのと引き換えに、青子は無限の自由を手に入れたのだ。」

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    2026年08月14日
  • その世とこの世

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    やさしい。
    私が若かりし頃に映画館で観てとてもいいなと思った映画をブレイディみかこさんと谷川俊太郎さんが好意的にとらえてくださっていたのがなんだかとっても嬉しかった。

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    2026年08月14日
  • きのうのオレンジ

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    藤岡さんの本は、本当に読みやすく、どんどん読み進めてしまいます。今回も命に向き合うことで、強く生きていく姿を感じることができて、とても良い本でした。

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    2026年08月14日
  • 名探偵のいけにえ―人民教会殺人事件―(新潮文庫)

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    久しぶりに読んだミステリーだったが、本格ミステリの中でも相当な傑作と思う。全てのエピソードに意味があり、最後にそれが綺麗に回収されて、結末に収束する。
    配置される事件は、密室もので使い古された感があるが、それに対する納得可能な解決策が複数提示されており、宗教組織の中で起こった殺人事件、という設定が生かされた結末がこの話を傑作たらしめていると思う。

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    2026年08月14日
  • 床下の小人たち

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    金曜ロードショーでスタジオジブリ『借りぐらしのアリエッティ』を見たら急に原作を読みたくなった
    小学生の時に読んだが殆ど忘れてしまっていた 

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    2026年08月14日
  • 人間の証明

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    初出版当時に悪魔の飽食を読んだ。最近になって再読したのだが、ついでに他の代表作を読もうと思い、初めて原作を読んでみた。この頃の日本映画は名作ぞろい。近年リメイクが盛んだが、超えたものはないように思われる。ってか感想になってないねw

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    2026年08月14日
  • 楽園

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    ラストに痺れた。極限状況下における倫理観の葛藤に魅せられ、一瞬で読み切ってしまった。個人的にはとても好きな作品。

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    2026年08月14日
  • 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(下)(新潮文庫)

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    何もかもがあるし、何もかもがない。
    世界の核心と言えるかもしれない。

    作中に出てくる唄や歌手や本は知らないものばかりだった。歳をとってもう一度読み返したい。

    『ダニー・ボーイ』は読者全員が検索したはず

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    2026年08月14日
  • 探偵小石は恋しない

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    完全にやられました。
    前半部分はぼんやり読み進めていたが、ラストに近づくにつれ、あの描写が、あのセリフがここの伏線だったのかと、腑に落ち続ける感覚。心地よかった。
    これこそゲートウェイミステリー。

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    2026年08月14日