【感想・ネタバレ】小説のレビュー

あらすじ

我々は、なぜ小説を読むのか。

五歳で読んだ『走れメロス』をきっかけに、内海集司の人生は小説にささげられることになった。
複雑な人間の昇華体であり、人の心を掴んで離さない、人の心が作り出した物語の結晶。
そこには望むもののすべてがあった。
十二歳になると、内海集司は小説の魅力を共有できる生涯の友・外崎真と出会う。二人は小説家が住んでいるというモジャ屋敷に潜り込む。
そこでは好きなだけ本を読んでいても怒られることはなく、小説家・髭先生は二人の小説世界をさらに豊かにしていく。
しかし、その屋敷にはある秘密があった。
小説を書くことで失われる世界の均衡、読むことで広がる無限の心。

宇宙最高の愉悦のすべてが、今明らかになる。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

誰の物語だ。視点は内か、外か。その境界は直線ではなく、鋭利なジグザグを描いて反転し、気づけば「内側」だけが異常に肥大している。取り込み、溢れ、拡散し、散逸する宇宙。世界は嘘を孕んだ虚構の重奏だってことくらい知っている。ならば、私の中に澱むこの名付け得ぬ思考を、感情を、どう出力すればいいのか。ああ、そうか。だからこそ「小説」なのか。すべての錯綜、すべてのジグザグが、ここに収束していく。小説を読む意味が、世界が書き換えられる。おいおい、これは凄いな。

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2026年08月08日

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なかなか素敵な「小説」だった。筆致の粗削りな部分や、ファンタジー要素と現実の繋ぎ目がはっきり見えすぎていたり、なんとなく言いたいことはあるが伝えたいメッセージの熱量が大きくて感動の余り鳥肌立った。鼻の奥がツンともした。

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2026年07月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

小説を読むのが好きな主人公・内海とその友人・外崎の話。全体を通して区切りがなく読みにくかったが、それが内海の言葉だとしたら腑に落ちる部分があった。

後半はイェイツ作品の妖精が出てくる展開だった。人間界と時間の進み方が違うファンタジー要素を利用して、全体を通して髭先生が伏線だったことに気付いた時は純粋に驚いた。

新しい感覚として、意味が「意識の味覚」で物事に内包されたものであるというのは考えたことがなかったので面白かった。
また、エントロピーが低い方向に進んで世界が混ざる方向に進むというのは共感とか妥協とかによる合意としてなんとなくだが納得した。ディベートとかを見るとエントロピー高いなとか思うようになるかもしれない。

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2026年07月09日

Posted by ブクログ

「人生で読めてよかったBEST10」に入れざるを得ない。タイトル負けしない、恐ろしい名作だった。
まず、テーマに喰らった。次に、未体験の文体と展開にエグられた。クライマックスをめくる頃には、ヘトヘトだったけど、不思議と、爽快さもはらんだ読後感。

読書好きはもちろん、何かをする際、その「意味」を(他人から以上に、厄介なことに、自分自身が一層に)問いがちな現代において、凡人として苦悩している感覚がちょっとでもある人間であれば全員、体感しておくべき物語だ。

思い出したのは、宮崎駿の映画たち。特に『君たちはどう生きるか』。問われていることを逆から辿って、青年期を織り交ぜちゃうと、この『小説』に辿り着いたのかもしれないとすら思った。
いつの日か、アニメ映画になってほしい。

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2026年06月25日

Posted by ブクログ

おもしろかったです。
私自身小説を読むばかりで、自分で書くのはもちろん、こうして感想を書くのもものすごく苦手です。なので、「読むだけじゃ駄目なのか」がすごく刺さりました。
前半の、2人と髭先生の物語はとても素敵で、後半はやや難解でした。。途中で時間を開けたくなくて一気に読んでしまいました。結末はじーんとして、読後感も良かったです。

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2026年07月13日

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ネタバレ

感想を言葉にするのが難しい本。
今までにない読書体験。
何にかわからないけど、泣けた。

"わたしの内側が増え、
そしてそれはわたしと混ざり合って益々1人の人としての意味が増える"
この概念は、わたしの心の何かを刺し
わたしも内海と同じように救われた気がする。

本が好き。でも絶対書けない。創り出せない。
消費?しているような罪悪感?のようなものをうっすら感じて、
何も生み出せない自分に、ほとほと嫌気がさす。
こんなに無価値で生きている意味ってなんだろう?
日々に追われながら
溜まっていく澱に絡め取られそうになっていたので、
きっとこの本は、ホラ!読んでごらん!と、
神様からのプレゼントだったんだと思います。
ただ…こんなんじゃあ、
ニアムには蔑みの目で見られそう苦笑

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2026年07月14日

Posted by ブクログ

後半、こんなところにたどり着くなんて、、
初めての野崎まどさん。
一筋縄じゃ理解できないけど、自分なりにスッとわかる部分があって、一冊丸ごと全部を理解できなくてもいいのかもしれないとも思えた。
最後の終わり方、痺れた

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2026年08月17日

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●受け取ったメッセージ
「小説」は、どこまでも自由に「嘘」をつける。作品自身が現実世界(風)の物語とファンタジーを接続させ、実演した。現実世界(風)で終わらせれば、ただ二人の友情のいい話だったが、それを超えて小説の可能性を見せている構造が実験的で注目すべきところ。「読むだけではダメなのか?」その答えは「読めば自分の中がふくらむのだから読むだけでいい」。目的のない読書の価値を提示してくれる一冊。

●本概要
2025年本屋大賞第3位
「キノベス!2025」第3位
『ダ・ヴィンチ』(2025年2月号)今月の絶対外さないプラチナ本!
第8回ほんタメ文学賞2024年下半期あかりん部門受賞!


「物語に救われ、読書に呪われた」
君はなぜ、小説を読むのか?


小説って楽しいし、小説ってなんだろうと考えさせられもした。この気持ちを読んだ人と共有したい。――凪良ゆう
髭先生、いいよね!ーー森見登美彦
「なぜ小説を読むのか?」の答えは小説好きも小説嫌いも頷かざる者あらんやというほど見事。――青崎有吾
読者を唖然とさせる飛躍とどんでん返しが待っていて、「小説」の意味を痛切に問い直す。――小川哲
この物語は、ストレートな小説賛歌である。――斜線堂有紀
何もかも投げ出して小説に没頭するうしろめたさを知るすべての人に捧げたい傑作。――大森望
小説を愛するすべての人に届くべき作品。――けんご



【あらすじ】
五歳で読んだ『走れメロス』をきっかけに、内海集司の人生は小説にささげられることになった。
一二歳になると、内海集司は小説の魅力を共有できる生涯の友・外崎真と出会い、二人は小説家が住んでいるというモジャ屋敷に潜り込む。
そこでは好きなだけ本を読んでいても怒られることはなく、小説家・髭先生は二人の小説世界をさらに豊かにしていく。
しかし、その屋敷にはある秘密があった。


読むだけじゃ駄目なのか。
それでも小説を読む。
小説を読む。
読む。
宇宙のすべてが小説に集まる。

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2026年08月09日

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小説とはなんなのか。読むだけではだめなのか。書ける人は違う世界の人間なのか。

普段ファンタジーを読まないから若干ついていけないところはありつつも、作者の才能を読んでいる気分になった。ところどころ、なんだかちょっと、泣きそうになった。

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2026年08月08日

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ネタバレ

少し前に読んだ物なので簡単にしか書けないが。
メインの2人のキャラが良い。主人公は自分も他人に対しても客観的で公平な評価が出来、自身の判断基準をしっかり持っており好感の持てる秀才。友人は文才だけが飛び抜けてあとはからきしの天才。2人の関係性も良かった。
後半、こんな話だっけ?と戸惑う展開になり、話がヌルヌルと頭から抜けそうになるが、最後の展開、先生が名前をずっと明かさなかったわけ、まさかの事実に胸が熱く。
吉村昭のような淡々とした文筆なのに、どんでん返しが待っているとはいい意味で裏切られて大変楽しめた。

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2026年07月10日

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「小説」というタイトルの小説。面白かった。でも、こんなに感想を言葉にしづらい小説には、出会ったことがない気がする。好みも分かれそうではある。
大きな流れとしては、内海集司の幼少期から30才くらいまでの読書とそれにまつわる出来事を、内海の視点から描いている。彼に深く関わる人物として、小学校からの同級生で唯一の友人の外崎、2人でその屋敷に忍び込んだことをきっかけに、親交が始まった謎多き作家、髭先生。彼らと共に遭遇した出来事やその他の人とのやり取りもところどころ描かれているが、全ての根底には内海が「小説を読む」ということがある。
ある意味、ファンタジーな世界。難しくでわからない部分もある。でも、本を読むのが好きな人、特に小説が好きな人には、きっと面白いとおもう。私も、読者といえば基本的には小説ばかり。今まで「なぜ小説なのか?」と考えたこともなかったが、なんだかとても腑に落ちた気がする。

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2026年07月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

これは好みの問題なんですが、突然のファンタジーがあまり好きではなく馬車から降りた時、夢オチだったらいいのになとすごく思った。
序盤から薄々オカルトっぽい要素は匂っていたけども。

外崎が内海が言った「読むだけじゃだめなのか」を肯定するために不思議な力で、50年前に戻り内海のために小説を書いたというのはすごく良かった。
名前を明かせないのも、そういうことだったのかと。

中盤の才能はあるのに不器用な外崎と、書くことができない、外崎に嫉妬もしているが、彼の才能を信じて支える内海の関係性がとても良かった。
誰かが小説を生み出す時、きっと支えてくれる見えない人たちがいるんでしょう。

面白い本を読んだ時、無性に創作意欲を刺激される人もいるし、
たくさん読めても、一行も文を書けない人もいる。
それでもいいと言ってくれる本。

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2026年06月30日

Posted by ブクログ

面白い小説を読むといろいろな想いが浮かぶ
でも、それを言葉にすると、あの読後にだけ存在する言葉になる前の感覚のようなものが失われてしまうようで、結局感想は「なんか良かった」の一言で終わってしまうことが多い

感想を書くことに苦手意識があったけれど、「小説は読むだけでいい」という言葉に少し救われた気がする

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2026年06月28日

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ネタバレ

小さい頃から父親に気に入られるために小説を読んできた内海と、内海をきっかけに小説に没頭する外崎。幼馴染を超えて唯一の友人であり、内海は外崎のために受験指導するほど手をかける。高校大学も同じ、就職後も一緒に暮らす二人が最後通じ合えて良かった。それにしても小説愛が強すぎる。普通の生活よりも小説を読む時間を優先する二人だからこそ持ちうる疑問だった。

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2026年06月18日

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この本に出会えてよかった。
小説を読むことに深い意味なんていらない。
読むだけで自然と意味がついてくる。

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2026年07月07日

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圧倒的なスケールと説得力をもった「ただ読む者」へのメッセージは圧巻の一言。

一方で、どう着地させるのか?というミステリーの緊張感、ワクワク感に対しては、大いに予想外の展開であった(梯子外された感)。

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2026年08月10日

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ネタバレ

「本は読むだけでは駄目なのか」という壮大な問いに答えを提示する本。読後は何となく精神が高尚な場に行った気分になったが、途中のファンタジーの影響だと思う。章に別れていないので読みにくかったが、外崎が才能を開花させていく場面あたりから作品にのめり込めた。

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2026年08月10日

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うーんあまり刺さらず 
途中からファンタジー要素が強かった
野﨑さんの本初めて読んだので他の本もこの系統なのか?気になるのでまた機会があれば別作品を読みたい

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2026年08月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

5分の4まで読んだあたりから、よくわかんなくなってきてしまいました…。ファンタジー要素が強くなったからかもしれません。
それまでは読書好きの友達同士が文庫のある髭爺の館に入り浸っていて、こんな少年時代を過ごしたかったな、でも捻くれそうだな、なんて思ってました。途中から、書ける人と読むだけの人に別れていくのはなんとなく納得。書けない人にとっては、書ける人は特別な存在なんですよね…。
全体を通して、小説は嘘で、嘘は小説。
それは、意味を広げてくれるもの。
そんな解釈をしました。

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2026年07月31日

Posted by ブクログ

時々ストーリーがぶっ飛ぶ感じがしたけど(特に後半からいきなり超ファンタジー)、小説を読む事について、改めて見つめ直すきっかけになった。結末を知ってから、改めて前半を思い返すと、伏線が散りばめられていて面白い。良作だと思います。

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2026年07月26日

Posted by ブクログ

後半の展開が斜め上すぎて、不思議な感覚だった。温度感の変化に頭はあんまりついていかないけど自然と読み進めていた。小説の良さを言葉でもって教えてくれて、難しい表現だけどなんとなくわかるような、、小説好きの1人として感じていたような、、言葉が持つ力をまた考えさせられた。

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2026年07月26日

Posted by ブクログ


野崎まどさんの本2冊めです。
すごく文章が壮大ですよね。

小説とは何か?
たしかに今まで考えたことなかった。
視点がすごく面白いなぁと思いました。

途中から ん?どゆこと?
と思ったり...結局髭先生は
これであってる??ていう感じも
ありましたが笑
誰かわかる方いたら教えてください。

けど これからもいろいろな小説
読んでいきたいなーと思えました!

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2026年07月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

正に小説。お話しとの向き合うための一冊。まさかのファンタジーなれど、最終的には満足感の方が強く残る。そうだよな、それでいいんだよな。そうやって肯定してほしい感覚と、肯定してあげたい感情が、繋がりが心地よい。

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2026年07月13日

Posted by ブクログ

言語化全盛期時代、ダイパ時代に我々読者は読書に意味を見出さないという圧を感じることも少なくない。そんな私たちを肯定してくれる、そんな作品だったのかなと思う。外側に働きかける力が弱くても、内側を増やしていくことで、外側をより豊かにしてくれる。
個人的にすごく刺さったというわけではないが、「小説」というタイトルの小説としてまったく名前負けしない作品だったと思う。

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2026年06月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

テーマやトリック(?)、内海と外崎の関係性は良かっただけに、終盤に急にやってくる超ド級ファンタジーと登場人物達の説明くさいセリフがめちゃくちゃ気になってしまった…
文体があっさり淡々としてるからなのかファンタジーとの相性があまり良くない気がして…それまであまり喋らなかったキャラも急に喋り出すし…

ただ。
私自身読書は大好きで大量の本を読んできたけど文章を書くのはからっきし、というタイプで特に最近は言語化ブーム(?)ということもあって上手く出力できない自分にもどかしさ・悔しさを感じることも多かったので、「小説は読むだけでもいい」というメッセージ自体はとても刺さった。
内海と外崎の関係性もかなりアツかったので、評価が難しいな、、、

多くの人が言っている通り中盤くらいまではめっちゃ面白いけど終盤で好き嫌いが分かれそう。

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2026年06月28日

Posted by ブクログ


小説を読みつつ、
小説の何が魅力的なのかを知ることができる
そんな体験的読書時間だった。

印象的だった言葉(要約)は、
「人の精神は得られる情報の量以上に増えられない」
上限があり、頭打ち。
ただ、精神は、人の心は、材料よりも増えられた。
その楽しい方法は、「嘘をつくこと」

その嘘が詰まっているのが‘小説’ってこと
自分一人では得られない情動を小説を通して経験できる。これが現代の人や情報が混じり合う中で、溶け切らずに生きていけるエネルギーに変わるんだと思った。
面白い切り口だよな〜


事象やモノの例えを抽象的にしている場面が多かった。
この抽象性を理解できる読解力が必要で
この力がイマイチ足りない私は、終盤冒険に入った時の情景描写が言わんとしていることが理解できず、ただ文字も文字として認識する時間になってしまった...。
力が足りなかった...。

そして、主語が唐突に変わる場面も多く、
1行読み飛ばしたのか?って読み返すことも多かった(苦笑)
これもまた、力が足りない...。

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2026年06月27日

Posted by ブクログ

174ページまではおもしろかった。178ページかも。
このくらいの長さの小説ではめずらしく、章立てされておらず、ずっと文章が続く。ほかの多くの小説なら文章のあいだに空白を入れるような場面でも連続して続く。
だからといって読みづらいかといえばそういうわけではない。どちらかというと映画や漫画のコマの切り替えのような操作法で文章の切り替えを行うので、リーダビリティ高めで読み通せる。

ただ冒頭で書いたとおり、終盤まではおもしろく読めたのだけれど、伏線を回収する段になって、その回収の仕方がどうにも気に入らなかった。

小説の読者をただただ肯定するようなオチなので、読者に優しいといえば優しいのだが、むしろ厳しくしたほうがいいだろうと思う。だいたい小説というジャンル(とその読者)を肯定するために、宇宙や生命の歴史まで持ち出すのは大仰すぎる。

物語内だけの話で言っても、常識的に考えて三十路にもなろうかというなにひとつ才能がない男が月収11万円のバイト生活を送りおもしろい小説読んでるだけで満足、ではこれから大変だろう。めちゃくちゃがんばる必要もないけどもうすこしはがんばらないと、のんきに本を読む生活も成り立たなくなるのでは。

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2026年06月24日

Posted by ブクログ

正直な感想は、わからない。けど、なんかすごい。
視点がコロコロ変わり、今は誰の目線なのかわからず、スピード感があった
そのスピード感に乗せられ早足で読んだこともあり、よくわからなかった
よくわからないけど、なんかすごい…そんな感じだった。もう少しゆっくり読んでみたら何かわかるかもしれない。

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2026年06月14日

Posted by ブクログ

小説読みのための小説

前半のモジャ屋敷と髭先生をめぐる軽いミステリーは面白かったのだが、
筆の熱量が上がって来る後半は、残念ながら少し筆者に置いて行かれた気がした。

僕自身、それなりに読書に時間を割いてはいるのだけれど、「読むだけでは駄目なのか」
とか考えたこともないからでしょうか?

「小説なんてコスパが悪い」とハウツー本ばかり読んでる人は、これを読んだらどう思うのかな?(そもそも読まないか)

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2026年08月09日

Posted by ブクログ

様々なジャンルを超越した小説の集大成のような作品だった。ファンタジーであり、ミステリーであり、青春ものであり、群像劇であり、SFでもある物語だった。
章立ては無く、物語が切れ目無く進んでいく。一気読みには最適だと思う。
ただ、終盤に突然ファンタジー要素がこれでもかと投入されるので面食らって、付いていくのに必死だった。

この本は小説を賛美し、小説を構成するすべての要素を全肯定している。それは文字の素晴らしさに始まり、読書のスタイル、その果てにどんな行動を起こすのか、感想を書くのか、新たな物語を紡ぐのか、それとも何もせず心に留めるのか、その全てを認めてくれる本だった。主人公のように小説が好きであればある程気持ちよくなれる本だと感じた。

自分がこの本で興味深かったのは、意味の意味を定義づけたことだった。意味とは物の目に見えない内容であり、小説を読むとは人の意味を増加させることなのだ。意味を記号に変換するときは嘘がとても便利だから小説はフィクションなのだと。よく、小説を読む理由として「人生は一度しかないから、他の人生も体験したい」というものが言われるが、なぜその体験を小説に求めるかを言語化した凄い本だと思った。言うなれば、ユバル・ノア・ハラリの「サピエンス全史」を読んだときと同様の衝撃を感じた。
それだけでこの本を読んだ甲斐があったと思う。

これからも沢山小説を読んで意味のある人間になっていきたい。

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2026年08月03日

ネタバレ 購入済み

面白かったけど

面白くよめたけど、自己憐憫というか自己満足というか、メンヘラが他人を巻き込んでウジウジしてる話。「本当は書きたい気持ちもあるけど天才を目の前に知ってしまい、負けを認めたくないから書きたい気持ちを抑えて書かないように徹してる。でもそれを認めてほしい」本を読む生活だけしたい、発信はしたくない、なら本屋で働くなよ。しかもなぜかわざわざ町田から横浜まで通って。

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2025年02月01日

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