小説

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2,035円 (税込)

10pt

我々は、なぜ小説を読むのか。

五歳で読んだ『走れメロス』をきっかけに、内海集司の人生は小説にささげられることになった。
複雑な人間の昇華体であり、人の心を掴んで離さない、人の心が作り出した物語の結晶。
そこには望むもののすべてがあった。
十二歳になると、内海集司は小説の魅力を共有できる生涯の友・外崎真と出会う。二人は小説家が住んでいるというモジャ屋敷に潜り込む。
そこでは好きなだけ本を読んでいても怒られることはなく、小説家・髭先生は二人の小説世界をさらに豊かにしていく。
しかし、その屋敷にはある秘密があった。
小説を書くことで失われる世界の均衡、読むことで広がる無限の心。

宇宙最高の愉悦のすべてが、今明らかになる。

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  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    講談社
  • ページ数
    224ページ
  • 電子版発売日
    2024年11月19日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    2MB

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小説 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    小説の小説による小説のための小説。

    「殴られたような驚愕」なんて言葉、大袈裟すぎるじゃないかと思っていたのにこの本で経験してしまった。
    大袈裟でもなんでもなく気づいたら息が止まっていて驚いた。

    小説の意味、言葉の意味、読むこと、書くこと、感情、、
    全てにおいて考えさせられた。


    ここから下は個

    0
    2025年12月17日

    Posted by ブクログ

    めちゃくちゃ面白かった。
    SF要素もミステリー要素も科学についても触れることができて、小説の百科事典という作品だった。
    よい意味で中身が濃く、感覚として100ページ位読み進めている時があったが、実際30ページしか読みすすめていなかった時もあった。
    この小説を読む前と読んだ後でその人の読書に対す

    0
    2025年12月13日

    Posted by ブクログ

    読書が好きな少年・内海集司が外崎真と出会い、小説の魅力に引き込まれていくお話

    わたしたちが小説を読む意味
    そんなこと、考えたこともなかった
    そこに本があるから、としか答えようがない

    わたし自身が「小説を読む」という行為に漠然とイメージしてた「吸収する≒食べる」という感覚が腑に落ちた気がする

    0
    2025年12月03日

    Posted by ブクログ


    なぜ人は小説を読むのか?
    それに意味はあるのか?

    小説好きがたぶん一度は不安になること。

    読むだけじゃ駄目なのか?

    私がこれまで言語化してほしかったことが見事に集約されている気がした。
    深い印象を残して、心に残る一冊。
    モジャ屋敷に本を読みに行きたいなぁ。

    にしても、宇宙の研究者の寄合則世

    0
    2025年11月30日

    Posted by ブクログ

    最後が私には難しかったが、2人の友人関係がとても心地良く、どんどん読みたくなった。
    小説という題名、犬にいぬと呼び名をつけるような不思議な感じだったが、内容はまさしく小説だった。
    本に逃げたり、現実から目を逸らすために本を読んだり、でも結局現実は自分の外にあって、現実逃避なんて思っていたけど、本を読

    0
    2025年11月23日

    Posted by ブクログ

    前半は行間変わらず急に主観が変わったり、大きなイベントも少なかったが、だいぶ後半のどんでん返しに興奮した!SFなんかい!あそこ、誰か詳しく教えて欲しい笑 ちょと自分には詳細の理解が追いつかんかったけど、何となくのイメージでも分かればこの興奮は味わえると思う。本の見返しに星空のような意匠が施されている

    0
    2025年12月19日

    Posted by ブクログ

    小説というタイトルの通り、小説を題材にした話
    書く才能がある主人公の友人がメキメキとその才能を発揮していく段階が面白かった
    最後の方の所は少し難しくてよく分からなかったが、最終盤にまた戻ってきてくれてよかった

    0
    2025年12月17日

    Posted by ブクログ

    大変面白かったです
    次が気になって途中目が滑り過ぎたほどです

    なるほど小説の意味、読む意味について、考えたことはなかったです
    テーマとしてもタイトルとしても、マッチしてると思います

    ちょっと文体のテンポが合わないところはあるので、結構人を選ぶかなーとは思いました
    あと唐突な場面転換もちょっと気に

    0
    2025年12月15日

    Posted by ブクログ

    「小説」とはなにか?
    この作品を読んで言葉の尊さを知った気がする。
    難しい言葉も多かった(私の語彙力不足)が楽しめた。宇宙・意味、小説も書く・読むと言うこと。
    咀嚼しきれてないが、きっと私の内側が増えた気がする。

    0
    2025年12月13日

    Posted by ブクログ

    とっても面白い作品だったと思う
    先が気になって一気に読んで…
    それくらいには面白かった一冊…

    ただ…
    私にとっては心が痛すぎて
    再読は数年後になるような気がする
    いや、再読できるかも怪しい…

    自分だけが置いて行かれる
    すべてのことを静かに受け入れ
    感情を激しくあらわにすることなく
    声もなく涙を流

    0
    2025年12月08日

小説 の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    講談社
  • ページ数
    224ページ
  • 電子版発売日
    2024年11月19日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    2MB

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