あらすじ
他人の“忘れ物”で生計を立てる元OL(「ブラック・ティー」)、19歳から付き合っていた恋人を捨てたはずが、東大卒のエリートとの結婚披露宴会場でその元彼と再会してしまった花嫁(「寿」)、推し活のために娘の貯金に手を付けた母親を追って上京した女子高生(「ママ・ドント・クライ」)、同期との7年越しの不倫に終止符を打った証券会社社員(「夏風邪」)――描かれているのは明日の私かもしれない。〈女の罪〉を描いた10編。
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Posted by ブクログ
〈女の罪〉を描いた10編の短編集
一編は20ページほどなので、さらっと読むことができてよかったです!キセルや不倫、借りパク、友達との約束を忘れる、電車の忘れ物を盗むなど…様々な〈罪〉が描かれており、考えさせられました
ブラック・ティー
百年の恋
寿
ママ・ドント・クライ
少女趣味
誘拐犯
夏風邪
ニワトリ
留守番電話
水商売
作中の「真実など、何の役にたつのだろう。生活は、ただここに毎日あるだけなのに。」という言葉が刺さりました!
お気に入りの話は「寿」、「夏風邪」、「ニワトリ」、「水商売」
「少女趣味」は女性側の罪とは…?とあまりぴんとこなかったので、他の人の話を聞きたくなった。
「ニワトリ」では罪の意識のない主人公が他人から指摘されて自分のしてきたことに気がつく様子が印象に残っています。
Posted by ブクログ
女性の悪いところが全部出ているような短編集。…って書くと身も蓋もない感じだが、事実だから仕方がない。でもそのぞくぞくする気持ち悪さがおもしろさに直結しているのがすごいところ。
もっともっと彼女の作品を読みたかった。
Posted by ブクログ
短編集のため通勤時間にサクッと読めた。それぞれのストーリーを一冊の本として読みたいと思った。ハッピーエンドで終わりがちなこの世の物語とは違い、このひとたちは無事なのか、と主人公たちの続きが気になって気になって仕方がない。なぜ題名が『ブラック・ティー』なのか。山本文緒さんの本を何冊か読んだが、題名がお洒落で、でもちゃんとストーリーに合っている感じがして良い。わたしが個人的にすごい刺さったのは「ニワトリ」の妹が姉に言ったセリフ、"脳みそがさ、ほんのちょっとしか入ってないんじゃないの。で、トサカふった途端に、何もかも忘れちゃうのよ、きっと"からの彼氏に愚痴り別れるまでの流れ。
Posted by ブクログ
一気に読んでしまった。山本さんの作品は2つ目。
ぞわってくる人間の嫌な感じがすごく伝わる。
女の人だけのお話だと思ったら、男性が主人公のお話もあった。面白い短編集でした。
Posted by ブクログ
平成や昭和を感じる様々な女を巡る物語の短編集
表題の「ブラックティー」もなかなかぶっとんだ
話だったけれど、今の時代ももしかしたらというか
絶対ありそうな気がしてる。
推し活のために娘の貯金を使い切った話も、
思いのほかよかった。
Posted by ブクログ
誰もが心の底にある嫌な部分…
ゾッとしながらも、もしかしたら私にもこういう思いあるのかもと想像してしまいました。現実とは程遠い物語なのに胸がぎゅっとなりました。
Posted by ブクログ
「絶対泣かない」よりは現代風で読みやすさを感じました。
ただ、短編集なのでどうしても物語の余韻が残りそうで残らないままいつも話が終わってしまうのが少し残念だなぁって思ってしまいました。
長編で読んでみたいと思う作品がいくつもありました。もっと深掘りして欲しいところです。
Posted by ブクログ
帯の甘やかさないと優しさは
心に闇?病み?をブラックな視点から
沼から出れない人達や
心こモヤモヤを晴らせない展開に
マジか?何だそれ?と主人公達に問い正したくなる。
と言う自分も沼にハマってしまったかも?