あらすじ
十二世紀の中国、北宋末期。重税と暴政のために国は乱れ、民は困窮していた。その腐敗した政府を倒そうと、立ち上がった者たちがいた――。世直しへの強い志を胸に、漢(おとこ)たちは圧倒的な官軍に挑んでいく。地位を捨て、愛する者を失い、そして自らの命を懸けて闘う。彼らの熱き生きざまを刻む壮大な物語が、いま幕を開ける。第九回司馬遼太郎賞を受賞した世紀の傑作、待望の電子書籍版配信開始。
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説明不要の北方謙三版水滸伝。
一巻冒頭の一文で痺れる。最高。読み出したら止まらない。
今んとこ北方謙三氏は「三国志」「史記」「楊家将」「絶海にあらず」と、わりと国を作る側のお話ばっかり読んでいたので、水滸伝の民視点がとても新鮮で楽しい。
一般市民が「これじゃいかん」という気持ちで立ち上がるんだけど、最初が小さな一歩だし、志はデカいがどう動くべきかわからない→
そのモヤモヤ感とかもうまく表しているなぁ、と思う。
宋江も晁蓋もカリスマはあるけどスーパーヒーローじゃない。それがいい。
あ、でも林冲はヒーローだな(笑)カッコいい。
安道全と白勝と林冲のやりとり、好きだなぁ。魯智深のリクルートの旅も。
これから19巻までわくわくで読み進める!楽しみ!
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抗えない大河の流れのような権力と腐敗のシステムに、熱き志で立ち向かう男たちの群像劇。時代と場所を隔てても変わらない権力構造に立ち向かう登場人物たちの心や行動に、強く胸を打たれます。抗えない現実に空想を持って抗う、まさに小説の醍醐味が味わえます。
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北方「水滸伝」は4度目の再読。WOWOWでドラマ化したようだし(キャストを見るとミスマッチがひどい...)、「森羅記」が連載中なので大水滸伝シリーズを最初から読破すると決心した。「水滸伝」全19巻、「楊令伝」全15巻、「岳飛伝」全17巻、「チンギス紀」全17巻、「森羅記」既刊2巻+今後刊行分の合計70巻超であり、他の本も読みながらなので多分来年まで掛かるだろう。
とにかく初めて北方謙三の「水滸伝」を読んだ時は衝撃的だった。私を含めて大半の日本人は吉川英治の「水滸伝」「三国志」が大好きでそれに慣れ親しんできた。もちろん数多の作家が「水滸伝」を書いてきたが、いずれも吉川版を越えるものではなかった。しかし北方「水滸伝」は違った。宋江、晁蓋はもちろんのこと、林冲、魯智深、史進たち英雄豪傑108人や敵までもが人間臭く生き生きと描かれており、所謂「キャラ立ち」が従来の「水滸伝」とは段違いの読み物になっている。最終的に生き残る人物は原典とは異なるし、楊令という新キャラを生み出したこともあり、全く新しい「水滸伝」だと感動したものだ。本作での北方謙三の最大の発明は「替天行道」という旗印ではないだろうか。志を同じくする者たちが集まりベクトルを合わせるには志を表現したスローガンが必要だ。このキーワードがあることによって、他の作家とはレベルの違う新しい「水滸伝」を生み出せたのだと思う。
圧倒的な迫力と詳細な描写にあっという間に引き込まれ全19巻を読み終えたのは2005年。もうあれから20年以上が経ったことになる。
さてこの第1巻は出会いの章だ。宋江チームと晁蓋チームが顔を合わせ、将来の梁山泊の核が結成される。この先の話の展開が分かっているにも関わらず、これから読み進めるのが楽しみだ。
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WOWOWでドラマが始まると知って、原作のある映像作品は、‘読んでから観る’のが好きな私は、まずは2巻まで購入
読み始めたらおもしろい!おもしろいけど、登場人物が多すぎて、1ページ読む間に2度3度と登場人物紹介ページに戻らないと進まない(笑)
1巻読み終わった時点で、キャラクターや背景がしっかり明らかになった人物は10人くらいか……このあと、まだ続々と魅力的な人物が立ち上がり、あちこちでまだ種のままの事柄がどんどん大きくなってゆくのが楽しみ!!
もろもろ忘れないうちに、どんどん読み進めるようにしたいと思います……19巻までコンプリートできるのか
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面白かった。ぶっちぎりに面白かった。
読み始めた動機は不純です。織田裕二という俳優が好きで、この本を原作としたドラマが始まるという事で読み始めました。
もうでもそういうの忘れちゃいますね。個々のキャラがまた立ってる。最後に出てきたお医者さん、好きです。それぞれの英雄のこれからの活躍が楽しみです。
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王進のお母さんが鮑旭に根気よく教育をしてあげるシーンで、なんか涙がこぼれてとまらなかった。「母は褒めてくれるだろう。」ってもう…母って偉大すぎる。
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高校の頃に、何かの問題文として出題され、それ以来ずっと読みたかったけど、巻数が多いことから手を出さなかった。
なんてもったいないことをしてきたんだ、めちゃくちゃ面白かった! 早く続きが読みたい! どうして手元に続きがない? 明日、買いに行きます。
林冲〜〜! かっこいい〜!
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学生時代に楊令伝まで読みましたが、岳飛伝が完結しておらず、そのままになっていました。10年以上の時を経て岳飛伝を読もうと思いましたが、すっかりそれまでの話を忘れてしまったので水滸伝から読み直すことに。
久々に読みましたが、やはり素晴らしく面白かったです。早速2巻へ…!
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男性に勧める。まさに中国古典を再構成したハードボイルド?小説。
林沖を中心に話しが進む。この章は、僕にとっては。
男の哀しさとは。
仕事にいそしんでいただけ、自分の志に拘っていただけ?
でも
妻を自分のせいで亡くし、自分の中の思いとは何なのか?どうして自分が生きているのかなんて考えられない忙しさの中で、彼の物語は進んでいく。
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最近中国史を勧める方にお会いする機会が多く(職場の上司にまで)、読み始めたら沼だと思いつつ長編小説に手を出してしまいました。。
噂通り、登場人物が多いのに分かり易くて読みやすい。
ハードボイルドの巨匠なだけあって男臭くてカッコイイ。
志や友情や男気が胸を熱くさせます。
これぞ英雄!
一巻では腐敗政治による国家の危機に、宋江、晁蓋を中心として各地で男たちが立ち上がるまでが描かれていました。
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第一章を読み終えると同時に、長い長い旅の始まりを告げる鐘が打ち鳴らされるのが聞こえた
ぶったまげた!
なんだこれは?なんなんだこれは?
『水滸伝』じゃないじやないか!
いや『水滸伝』なんだけども、確かに外側は『水滸伝』なんだけども、中身はぜんぜん違う
もちろん『水滸伝』は読んだことがある
未完に終わったが吉川英治の『新・水滸伝』も読んでいる
その上でぜんぜん違うと感じるのだ
人物の造形力が図抜けている
そして元々あった器にひとりひとり新たな「魂」を入れ込んでいる
しかもそれぞれに重なることもなく、魅力的で、納得感もある「魂」
これを登場人物全員にやっている
信じられない
信じられないが、その信じられない作品の第一巻を今まさに読み終えたのだ
これを最後までやったのか?
『水滸伝』の何百人という登場人物全てに「魂」を入れたのか?
信じられない
信じられないが、それをやったから名作と称えられるのだろう
とんでもない作品を読み始めてしまったという震えがある
とんでもない作品に出会えた喜びがある
覚悟は決まった
『北方水滸伝』という長い長い旅が遂に始まったのだ
Posted by ブクログ
北方謙三中国史(宋末期以降)ワールドのオープニング。水滸伝の世界を再構成して、政治経済をリアルに考えている・・・が、それを味付けにした漫画的な世界か。
Posted by ブクログ
水滸伝は面白い。北方さんの水滸伝はワクワクする。なかなか読み終わらないけれど。
各所に暮らしていた豪傑やさまざまな天才たちが集って体制に反旗を翻す、王国を建てる、仇を討つというような物語が好きで面白い、楽しみに類するものを読んだり映像で見たりしてきた。
「南総里見八犬伝」もそうで、考えてみれば、仲間が増えてくる経緯や、それぞれの個性や育ってきた歴史が、ひとつの物語に縄を綯うように、カラフルな紐を組むように次第に太く強くなっていく構造が楽しめるということでもある。
赤穂の浪士がそれぞれ辛苦の中で流浪していても、行き着く先がすでに決まっていても、毎年同じ様なドラマになっても飽きないように、この種の物語は、サイドストーリーを含めて楽しむことが出来る。
この本を読んでみようとした切掛けは
最近のドラマで「孫子の兵法」「孔子」「三国志」を続けて見たからで、特に三国志は膨大な予算のせいか見ごたえがあり、孔明が消える「五丈原」で終わらず「司馬懿」に政権が移るところまで見せてくれた。次々に英雄が病に伏し、ついに老いて亡くなっていく、どの国でも、誰にしても人間として生まれれば、時には勝てない現実がある、それは、闘いに明け暮れることよりも、さらに残酷に思える。
アニメの「銀河英雄伝説」が面白かったのと同じように、金庸の「射雕英雄伝」など、中国、香港映画なども楽しみに見る機会があった、かって小学生の頃、少年少女向けの小説で読んだ「水滸伝」を、気の向くままに北方さんのもので読んでみようかなと思った。ほかに気になる本もあって何冊も併読しているので、やっと「一」が終わった。
中国,北宋末期。腐敗混濁の世を糺すために、済州鄆城県の役人・宋江は檄文を書き、同志を募る。その檄文を持って、花和尚・魯知深は全国を巡っていた。最初の同志は、禁軍の豹子頭・林冲、放浪する武松、青州の花栄、鄆城の雷横、江州の戴宗である。
一方、済州東渓村の名主・晁蓋も呉用らと世直しを計り、兵を養うとともに、慮俊義に闇塩の道を作らせていた。蜂起の日のための財源である。
禁軍の武術師範・王進は上司の高俅と衝突して、叛乱の嫌疑をかけられる。老母とともに開封府から逃亡した王進は、華州史家村にたどり着く。そこで、九紋竜・史進に武術を教えたあと、子午山に籠もって修行に励む。史進は少華山を拠点にして、朱武、陳達、楊春と官に反旗を翻した。
林冲は、禁軍監視官の李富に疑われ、獄に落ちる。過酷な拷問にも沈黙を守り、滄州に流罪となった。妻が凌辱の末に縊死したと聞かされた 林冲は、絶望の底から這い上がり、医師の安道全、盗っ人の白勝らとともに滄州の牢獄を破り、柴進のもとに庇護される。
梁山湖に浮かぶ山寨には、王倫を首領とする一団が籠って、官に反旗を翻している。
しかし王倫はすでに世直しの志を忘れ、ただの盗賊集団になり果てていた。宋江と晁蓋は、湖を見下ろす丘で出会い、血盟を誓った。そして、叛乱の拠点として、山寨を奪うことを決める。--。
全国を行脚して同志を募る魯知深でさえ信頼できる同志を見抜くには時間をかけている。心を許せる友人もおいそれとは出来ないものだ。
中でも王進が天才的に武術に長けた史進(九紋竜)を鍛え、恵まれた才だけでなく、傲慢な史進に武術の真の意味を教えるところがいい。その上、親に捨てられ野人のように育った男に、名(飽旭)を与え人間らしく育てて行く経緯もいい。
朱貴の抜けめのない商人振りや、青燕という蘆俊義の従者も得体が知れない、悪役の李富、大将の権限をふりかざす高俅らとどう関わり、梁山泊の集団がどのように形を成すのか、豪傑たちの動静を期待して、たのしみ。
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北方謙三版水滸伝。十二世紀の中国北宋。世は乱れ、役人は腐敗している。乱れ切った政府を打倒しようとして、漢たちが立ち上がっていく。
魯智深がストーリーテラーのように、各地をまわり、仲間を増やしていく。
弱さを持ち合わせていた林冲が、試練を乗り越えて、真の強さへと変貌していく。
王進は母とともに、ケダモノのような若者を、志をもつ漢へと鍛え直していく。
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30年以上前?にファミコンで水滸伝をやっていたから武将?の名前が大体分かり(ふりがなもあるから分かりやすい)これからどうなっていくのが楽しみ。
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友人におすすめされて読みました。
「19巻あるのか…長いな」と読むのを迷っている方は、とりあえず1巻を読んでみてから考えても遅くないと思います。ちなみに私は19巻まで面白く読めました。もちろんそれなりに時間はかかりますが、読んでよかったです。
およそ人間とは思えない高い身体能力と、人間らしい心の動きが泣けるし笑えるしで飽きません。
あ、解説は各巻ネタバレが盛りだくさんなので最後に読むことを強くおすすめします。
Posted by ブクログ
あーーーーー久々に面白い長編との出会い!!!!!
たまらん!
胸が熱くなる。。、
これは、絶対面白いやつ!!!!!!!
全19巻!もうすでに一巻からやられてます。
泣けるし。
痺れるし。
なんたって、いい男ばっかりでてくる。
今のところわたしが好きになりそうなのは、林冲かな?笑笑
2巻楽しみすぎる!!!!!!!
Posted by ブクログ
名作と言われる、北方謙三の水滸伝。全19巻についにチャレンジする。12世紀の北宋末期。乱れた国を憂い、政府を倒そうと立ち上がる者たち。まずはいろんな人物が出てきて途中で覚えきれなくなりそうにもなるが、さすがの北方謙三。キャラが立っています。「史記」も抜群に面白かったので、これから19巻まで楽しみ。
Posted by ブクログ
こういうのでええんや、のオンパレードの作品。
熱くて勢いがあって、それぞれの人物の生き様が描かれていてとっても面白い。
梁山泊、英傑が揃うなんてもう、それだけで少年漫画的な熱さの集合体だし、今後が楽しみ。
19巻と長いかもだけど、地道に追っていきたいと思った。
Posted by ブクログ
長編小説だし、文字で読むよりaudible の方が良いかと思い、audible で聞いた。
結果として、本で読んだ方が良かったかもしれない。
名前が音だけより文字の方が頭に入る気がした。人間関係が理解しづらかった。
北方謙三は2冊目。物語にグイグイと引き込まれる感じ。
まだ、序章といったところで、この先長い長い話が続く。
この先を読むのは少し後にしようかな。
Posted by ブクログ
本棚にある古い在庫から数年ぶりに再読。
前回は、登場人物が多く人間関係あやふやになっていたので今回は人物相関図を作りながらの再読。おかげで前回よりよく理解できている。
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長い長い水滸伝の幕開けを感じさせる。この一冊全てがプロローグであり、ダイヤモンドの原石の様な光を放つ様に感じた。志の高さ、人間としての心、何が生きる上で大切で、不器用ながらでも我が道をそれぞれ生きる登場人物がカッコ良すぎる!これからとても楽しみです!!