あらすじ
童貫(どうかん)軍の猛攻撃が始まった。呼延灼(こえんしゃく)は秘策をもってそれを迎え撃つ。梁山湖では李俊(りしゅん)率いる水軍が、巨大な海鰍船(かいしゅうせん)と対峙していた。梁山泊に上陸される危険を背負いながら、幾百の船群に挑む。一方、二竜山も陥落の危機を迎えていた。趙安(ちょうあん)の進攻を一年以上耐え抜いた秦明(しんめい)は、総攻撃を決意する。楊春(ようしゅん)、解宝(かいほう)が出撃、そして、青面獣の名を継ぐ楊令(ようれい)が初めて騎馬隊の指揮をとる。北方水滸、死戦の十八巻。
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!!!!!!!!!!!
あーーー!!!!!!!
林冲ぅーーーーー!!!!!!!
りんちゅうぅぅぅー!!!!!!
あーーーぁーーーあーーーーー
はぁ、はぁ、はぁ、はぁ
もう。ダメだ。19巻は読めない。
ラスト19巻は、、、、読めない、、、、、
夢枕獏さんのあとがき。最強でした。
やっぱり前回のはかなり失敗だと思う。
夢枕獏さんの解説。特に水滸伝がどーのってじゃなかったんだけど。
有名作家さんたちの釣り情報。面白かった。
林冲からのこの休憩トーク。
必要だったと思う。
#ラスト
#水滸伝
#北方謙三
#とうとう
#林冲
#いやだいやだ!
#あーーーーー
#いやだー
#19巻に出てこない
#いやだよー
#面白すぎる
#ハマりまくる
Posted by ブクログ
。゚(゚´Д`゚)゚。
楊令が遂に梁山泊に帰ってきました!
待ってたぜ!
待ちに待ってたぜ!の巻の十八
いよいよ残り二巻でさーねー
子午山の王進の元での修行でとんでもなくでかい漢となって帰ってきた楊令
そして父の青面獣楊志の名前が書かれた札を
楊志の死によって赤字にひっくり返されていた札を表に返すのです
そうなんだよ!
青面獣楊志が梁山泊に帰ってきたんだよ〜!!
名場面来た!
。゚(゚´Д`゚)゚。
重立った面々に挨拶してまわる楊令
大人たちが楊令大好きすぎてほっこり
だがな!天閑星の明倫(てんかんせいのめいろん)さんとこに挨拶きてないぞ!(誰やねん)
そして笑っちゃうくらい万能
なにをやらしても一級品、で性格の方は超一級品
もう好き
そしてそして最後にあの人の部隊継ぐのよ
もう泣く、泣く以外の選択肢は全部北方謙三アニキに封じられてます
。゚(゚´Д`゚)゚。
はい、一〇八星そんなに違わないじゃん!のコーナー!
今回はもちろんこの人!梁山泊第六位の好漢、天雄星の豹子頭(ひょうしとう)林冲です!
豹子頭は豹のような顔という意味です
『三国志』の張飛に似た顔とされているので、本来ちょっとぷっくりしてひげもじゃもじゃなんですが、あまりの人気の高さにちょっとずつ美男子になっていきましたw
そして得物は槍で元禁軍の師範、梁山泊でも屈指の使い手というところはほぼオリジナル通りです
また、梁山泊に加わるまでの流れもほぼ一緒で、友だちだと思ってた人に裏切られまくっていてかなり性格がひねくれちゃったのも一緒です
奥さんが自殺しちゃうのも、騎馬隊の指揮官として常に第一線で活躍し続けるところもオリジナル通りです
つまりオリジナル『水滸伝』には珍しくかなり出来上がっていたキャラクターといえますね
『北方水滸伝』では影のある漢でいちいちかっこいいんですが、オリジナルでもかなり上位のかっこよさでした
Posted by ブクログ
茫然自失。死戦という言葉がふさわしすぎる18巻。
巻頭の死者の書き方も変わった。戦ももう終わりか。
楊令と再会した郭盛と同期して泣いちゃった。楊令を守りたいから戦に出たくないと思ってたのに、大きくなって自分より強くなった楊令を見たら嬉しくて泣いちゃうよ。
毒蛇で死ぬなんてことある?丁徳孫。命令が全てとは思わないけど……これが彼の天命か。
二竜山。
死ぬ人にも生きる人にも空は平等に青い、けれど私の足元は濡れているみたい。
山に残る父を助けられるかもしれない希望、戦いの才能を持つ人物を迎えいれる希望、華々しく散るという希望、大好きな人の下で戦って死ぬという希望、二竜山そのものが、希望。強く望んでも全てが叶うことはないと分かっていた。それでも叶えられるよう全力を尽くすのが絆で愛だ。
大好きな人たちが本当にたくさんいたの、二竜山には。死んでほしくなかったの。架空の人物だと笑われても私は豪傑たちのために涙を流したい。
秦明は怒鳴っても、ほんとうはやさしい。本当にその通り。楊令と郝きん(漢字がなかった!)の活躍のおかげで、悲しみだけじゃなくて未来への楽しみが増えて嬉しかった。楊春が楊令を認めて指揮させたことの大きさ。
ただ、二竜山を出て活躍した楊令、郝きん、解宝、楊春を育てた父親たちは、全員二竜山に残って死んだのよね。息子が自分の志を引き継いでくれることを確信して死んでいった。生きることは戦って死ぬことだけじゃない。夢を託すのも生きることなんだと思うとまた涙が溢れる。
敵ながらも童貫がとても好き!初めは最後に控えているラスボスの鬼!くらいにしか思ってなかったけど、恐怖や自分の弱さを感じながらも自分の戦を見失わないかっこいい人!この人もまた豪傑。でも違うのは志の有無ってだけかな。童貫はただただ自分のために戦う。それがまた彼を強くさせる。
林冲がここで死ぬなんて思わなかった。びっくりした。郁保四も最期まで一緒に居てくれてよかった。
祝家荘の戦いでは扈三娘を叩きつけて死なせかけたのに、今度は助けて死ぬだなんて。この二人も縁深かったんだな。張瀾を助けられなかった林冲の「生涯に一度ぐらい、女を助けた男になりたい」という言葉が彼の全て。そして自分よりも強くなる楊令を見つけた安心と自分への不安。全てが合わさって彼を死に向けた。
悲しいけど、それ以上に憧憬の念を彼に抱いている。こんなに胸を震わせてくれる漢を林冲以外に私は知らない。
酒甕を抱えて眠る公孫勝を見ることもこれからはないだろう。
阿骨打の話も、楊令が林冲を引き継ぐのも、未来に目を向けざるを得ない。次は最終巻。どうなるか見当がつかないけど、夢も志も未来も梁山泊にはある!
解説コーナー
夢枕獏の北方謙三へのラブレター、という名の釣りの誘い。可愛い。ちょっと心がホッとなった。
Posted by ブクログ
4.4
楊令、とにかく楊令。子午山でのハイライトを知っている読者でさえも「本当にあの楊令なのか」と思う。そりゃ宋江も涙するわけだ。
そして林冲。この大群像劇の中でも1巻から主人公級の輝きを放っていた男。公孫勝が言うように、楊令が来たことに焦りと安心を感じて死に場所を選んだんだ。もしかしたらこの部隊を指揮するのは楊令だと分かっていたのかもしれない。
生きている王進のほか、死んだ楊志、秦明、林冲というそれぞれの英傑からそれぞれの愛情を受けて育った次世代の主人公、楊令。その重圧は宋江にも引けを取らないほどだろうけど、俺たちの希望を乗せて、雷光と共に駆け抜けてくれ。震わせてくれ、俺らの心を…!
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林冲死す。扈三娘を守って死ぬことでちょうらんを守れなかった自分にけりをつけることができたのだと思う。彼の壮絶な過去を思い返して涙。そして呉用の部屋で酔って眠る公孫勝の目から出た一筋の涙でまた涙。もうこの二人の言い合いが見られないのかと思うと悲しくて堪らない。
私が林冲に惹かれたのは、やはり幼い楊令を訓練で打ち据えたあとに、かたく抱きしめている姿を秦明の目を通して目撃したときだった。林冲、ほんとかっこよかったし梁山泊の希望だったなぁ。でもその希望は確実に、成長した楊令に受け継がれている。
さて、いよいよ最終巻。どんな幕引きが待っているのか。絶対泣いちゃうだろうな。
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林冲が死んであの公孫勝が酔って泣きながら寝るというだけでもう無理…。
これ以上のクライマックスがあるのか…まだあと1巻あるのが信じられないまだまだ死ぬんだろうなあ。
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盧達を看取った楊令が子午山を降りて梁山泊に加入。
同志たちとのふれあいや戦いの中でその才能を開花させていく。
梁山泊と禁軍の全面対決は激しさを増し、童貫はギリギリの攻防を楽しみながら軍人の魂を奮い立たせる。
趙安軍に包囲された二竜山が陥され、秦明らが運命を共にする。
そしてついに林仲が扈三娘を救い愛馬・百里風と共に戦場に散る!
「女の命も救えない男に、俺をしないでくれ」という林仲の言葉。強さの裏で消えることのない亡き妻への想いが溢れてくる。どこまでもかっこよく人間味のある男だ。
そして黒騎兵は楊令に受け継がれ童貫との最終決戦に突入していく。
Posted by ブクログ
楊令推参
梁山泊に楊令が加わりました。
最近、童貫に押され気味の梁山泊に光明の一筋といった感じです。
今回はどちらかと言うと大物が亡くなりました。
誰に死亡フラグが立つかわ直前まで分かりません。
潔く死に向かって行った人達
志とはかけ離れた死に身罷られた人達
真逆と思ったが死地へと向かい華々しく散ってしまった人
北方水滸伝の死神の鎌は鋭い。
次がいよいよラストの19巻!!
18巻を読み終えた今、少し早い清々しさを感じる。
Posted by ブクログ
18巻は何と言っても楊令の出陣でしょう。
童貫に苦戦する梁山泊軍にとって救世主となれるかどうか最終19巻の展開に期待です。
それにしても18巻までずっと梁山泊の主力だったあの人物が倒れたのは、やっぱり衝撃的。
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登場人物は全て出揃った。
既に逝ってしまった者も多い。
最終決戦が始まった。
どう決着をつけるのか?!
19巻が楽しみじゃのう、
長い道のりだった。。。
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原点の水滸伝と比べて、大幅な改訂が加えられているそうですが、原点を読んでいない俺にとってはどうでもええ事やな。
原点ら読んでなくても充分楽しめる!めちゃめちゃおもろい!!
原点では妖術とかの要素もあるらしいんやけど、北方版ではそれも省かれたあた。
俺は小説でそんな魔法とかファンタジー的な要素が入ったあるのは嫌いやし、ましてやこんな熱い話でそんな非現実的要素はいらん。
水滸伝のストーリを超端的にまとめると、梁山泊百八傑と言うように、108人の豪傑(女性含む)が織りなす一大叙事詩です。腐敗が進む宋において、『替天行道』の志のもとに集いし者達の熱い闘い。
最初108人の豪傑を全員書き分けれるんかよとか思いやったんですが、そんなんは杞憂でした。
108人全員が個性的でなおかつ熱い!!
『三国志』を読んだ時も思ったけど北方謙三という人は、豪傑とか漢とかを書かせると右に出るものはいないのではないだろうか。
また、全員死に様がかっこ良過ぎる。
漢とは死に様までカッコ良くなければならないと思いました。
豪傑達一人一人にすごい愛着が持てたので、そいつらが死ぬたびにものすごい落ち込んだ。
Posted by ブクログ
とにかく、全体的に渡って涙がポロポロ出てくる巻でした。(私が涙もろいだけなのですが)
楊令が梁山泊に入山するシーンで、郭盛が大きくなった楊令に会えて、しかも自分よりもうんと強く成長した楊令に感動というか兄的な嬉しさが溢れたのだと思うのですが、そこで号泣してしまう郭盛が良いやつすぎてちょっと泣けました。
そして、林冲がこさんじょうを守って死んでいく場面には涙が止まらないというか、涙を流さずにちゃんと読もうと思って堪えても、涙で字がぼやけて読めないというくらい、感動しましたし、熱かったです。疲れた、という林冲の一言になんというかこれまでの林冲の思いがすごく詰まっている気がして震えました。
それにしても楊令は大人びすぎです!ずっと子供のままでいる気がしてたのですが、遼で女の人を抱いた~の話をしているあたりは、軽く衝撃を受けました。
Posted by ブクログ
最強の騎馬隊隊長豹子頭林冲の死。
林冲は本当に強くて、最初からこの人がもし死んでしまうのなら、どんな最期になるのかと思っていたけれど、すごくよかった。
林冲の強さと、惚れていたことに気づけぬまま失ってしまった張藍をいつまでも引きずる弱さが本当に好きだった。
格好よくて、どこまでも人間味溢れる人だった。
そして林冲を失った騎馬隊の指揮を梁山泊に戻ってきた楊令が引き継ぐ。
とうとう次が最後だと思うと寂しい。
Posted by ブクログ
林冲…
「女の命も救えない男に、俺をしないでくれ」
かっこよすぎる…けど悲しい…
百里風への語りかけもまた涙を誘われ、とどめにあの公孫勝の涙。
涙涙の巻でした。
Posted by ブクログ
林冲が…
もはや、次は誰だとビクつきながら読むしかない
梁山泊全体として負けていく様を見せられるのではなく、一人ひとりの死にざまを美しく書いてあるから耐えられるのかしら
もう、北方さんの目は楊令に向いてる
Posted by ブクログ
ついに来るところまで来たというか。最終盤に至り、もはや待ったなし。と言いながらもなんか地味目のキャラが活躍するので、やや物足りない感があった中での楊令さんである。正直に言えばチート感もあり、気は優しくて力持ち、いわゆるヒーローである。しかしもう9回の裏まで来ていて、ここから持ち直せるのか。
なんにせよ、しばらくの間はじっと我慢な展開だったので、ここは盛り上げていってほしいわけですよ。
Posted by ブクログ
ついに林冲にも死亡フラグが突き刺さる18巻。物語の最初期からの最重要登場人物だった林冲がついに倒れた。林冲だけは最終巻まで戦い続けると予想していただけに、少し残念にも感じる。いずれにしても、あとたった1冊となった北方水滸伝。最終巻もノン・ストップで読んでまうやろな。
Posted by ブクログ
●1回目 2007.9.23
梁山泊軍対宋軍の総力戦。
犠牲者が増大。
水滸伝の宋江と、三国志の劉備は、よくわからない人物だ。
なぜあれだけの英雄豪傑たちが、この凡庸そうに見える人物のもとに集まってくるのか。
人間としての魅力ということになるのだろうが、その魅力をうまく描いた本に出会ったことがない。
北方謙三は「三国志」の中で、劉備を激情家として描いて、かなり説得的な人物像を作り出すことができたが、「水滸伝」の宋江には、なんだかちょっと困っている感じ。旅に出て同志を訪ね歩いている間はよかったが、梁山泊に入って動きが少なくなり、そしてここ数巻のように全面戦争に入ってしまうと、武術家でも戦略家でもないこの人物をどう取り扱っていくのか、少々困惑気味のようでもある。
わたしには、宋江はなんだか劉禅を連想させるのだが、そういったらいいすぎか。
おそらく精神的な支柱としての存在は、関係のない第三者の目から見ると、そういうふうにみえるものなのかもしれない。
●2回目 2015.1.22
楊令帰還。
それにしても、作者は、いつからこの水滸伝の続編を書くことを考えていたのだろう。
父親が倒された第5巻の段階で、ここまで構想していたのだろうか。
まさかね。
Posted by ブクログ
最終決着が近づいてきている感じ。
またも奇策で耐えたけど。
限界が近いよなぁ~。
水滸伝は三国志と違って天才軍師が登場しないのがいいかも。
拾いものの勝利と言うか。
そして、ついに巨星林冲も死んだ~~。
そして、前巻ぐらいから楊令の出番が増えてきた。
いよいよ最終巻や~。
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「水滸伝」の終盤に来ての楊令の戦線加入。
シミュレーションゲームで喩えるなら
オルランドゥやガトーのような
終盤でのチートキャラ加入的な展開。
もう、何でも出来ちゃうし吸収しちゃう。
主要キャラの楊令への
引き継ぎイベントも進行中。
梁山泊の上級将校の死者は
109人中50に満たず。
続編である「楊令伝」を今のところ
読む気がない自分にとって、
最終巻をどこまで畳みかけてくるかが
見どころである。
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林冲が散るも、楊令が表舞台へ。ただ強いだけではなく、人間的にも魅力的。久々に爽やかな英雄に出会えた。これからが楽しみなのに、水滸伝としては次巻がラスト。しかしながら『楊令伝』も全巻購入済!まだまだ楽しませてもらえそう。
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いよいよ梁山泊軍と官軍との最後の決戦前の攻防という感じでしたが、梁山泊軍は秦明や林沖といった武将が見事に散りましたが、新たに楊令がついに梁山泊軍に加わりましたね。最後の決戦で、たくましくなった楊令がどのような活躍を見せてくれるのか?非常に楽しみですが、この先、楊令伝にどのように繋がっていくのかも気になってきました。
Posted by ブクログ
水滸伝18巻目。
ラスト直前です。
楊令の活動が活発になり、いよいよ終わりも近いのかと実感。
そして戦死者も一気に増えています。
とうとう秦明、林冲が去ります。
わかってはいても悲しいです。
あと一冊、大事に読もう。
Posted by ブクログ
楊令が立派になって、梁山泊に参加。
最期に秦明に会えて良かったなぁ。解珍や郝思文も戦死。
唐昇の北京大名府の占領が上手くいって、すっきりした。
でも、絶対最後まで死なないと思っていた林冲が戦死して、すごくショック。
最終巻、どうなるのだろうか。
Posted by ブクログ
えー!ちょっと、そうなのー!!
あの人が死んじゃだめでしょー。
いや、死ぬのはいいんだ(嫌だけど)。でも死に方がなんだかしょぼい。
もっと鬼神のような働きをして死なないと、ちょっとあれはなー。納得いかんなー。
ともあれ、もうすぐ大団円。いやー、楽しみ。
Posted by ブクログ
“負けたと思っている兵に、気を取り直させる時も必要だった。 負けた事が無い兵は、しばしば負けながら生き延びた兵より、どこか脆いところもある。 ”
林冲の騎馬隊を楊令が引き継いで、物語と、戦いは、いよいよクライマックスへ!
Posted by ブクログ
ラスト2巻となり、いよいよ大詰めである。林冲、秦明などの主要登場人物がバタバタと戦死していく。一方で、次シリーズの主人公、楊令が梁山泊の戦線に参加。郭思文の息子:郭瑾、蔡慶の息子:蔡豹など次世代キャラクターも定着し始め、世代交代が行われていく。
スカっとしたのが、元北京大名府軍将軍であり、田虎の反乱などで冷や飯食いだった唐昇が、呉用の策、公孫勝の口説きにより宋軍を裏切るシーン。宋軍からの転向者は張清で最後かと思っていたら、意外なところでまだいたのだ。まだ完全に梁山泊入りはしておらず、第三極の位置にいるが、あと一巻でどこまで梁山泊になびくのかが楽しみである。なにはともあれ、これにより梁山泊軍は三度目の北京大名府占領である。
気になるのが、青蓮寺の微妙な人間関係。トップの李富と聞煥章である。李富の情婦:馬柱暗殺を呂牛を用いて指示したのは聞煥章であると李富はここにきてようやく知った。聞煥章が本作品に登場した頃、李富がいずれ抹殺したいと思っていたのを私は片時も忘れていない。青蓮寺は本作品においてはヒールであり、その青蓮寺の中枢を担う聞煥章も自然、大ヒールということになる。ヒール同士の撃ち合いとなるか、李富が大人の対応をするか、次巻を楽しみにしよう。
最終巻で、梁山泊がどんな終幕を迎えるか、期待と不安が入り乱れる…。