【感想・ネタバレ】水滸伝 二 替天の章のレビュー

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Posted by ブクログ 2023年09月02日

梁山泊の敵となる青蓮寺も輪郭がさだまりつつある第二巻でございます

官軍の諜報機関みたいな存在なんだけど
うーん、この青蓮寺チームがまた良いのよ!
彼らなりの志もありそうで、なんていうかカッコいい敵が生み出されていて参りました

そりゃあそうよ!高俅みたいな軟弱な奴らじゃ、北方梁山泊の敵役は務まりま...続きを読むせんよ!

突然ですが、一〇八星全然違うやん!のコーナー!(ドンドンドンパフー!)
はい、『北方水滸伝』後発も後発のワタクシですが、さらに信者を増やすために微力ながら少しでもこの魅力を伝えたく、『北方水滸伝』が好漢たちをいかに鮮やかに生まれ変わらしているかオリジナルと比較しながら語って行きたいと思います

第一回は梁山泊第八十四位の好漢、地幽星の病大虫(びょうだいちゅう)薛永です

オリジナルでは元々武門の家柄でしたがお父さんの代で没落し、自慢の武芸を見世物にしつつ軟膏売りをしながら各地を流れ歩いていました
とある事件で宋江とお友だちになりゆくゆくは梁山泊へ
梁山泊合流後は歩兵の隊長になっていましたが、特に活躍することもなく戦死します

『北方水滸伝』では、天才薬師です
医師の安道全と最強コンビを組んでどんな病も治して…しまわないのがまたいいんですよね
治せない病もあることを受け入れ、死と生と向き合っている
そして少しでも助ける人を増やせるよう、死にものぐるいの努力を続けます
また剣の達人ですが、人を斬るのは好まずオリジナルと違って実戦では全くの役立たずです
生かすほうに己を捧げているんですな

『北方水滸伝』はただの暴れん坊たちだけでなく、きちんと裏方で生きる漢たちもカッコよく描いているのがまた魅力的なんですわな〜

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Posted by ブクログ 2020年11月16日

4.2

みんな人を見抜く力が卓越してる。ただ物語として、読者に対して簡易な分別としての役割を与えているってのもあると思う。けど争いが当たり前な当時を生きる人は、無駄な事が多い現代を生きる人間よりも、その能力が必然的に養われているんだとも思う。ましてや軸となってる大物なんかは特に。
現代を生きている...続きを読む自分なんかでも、本能的に何かを感じとるって瞬間はゼロではないしね。

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Posted by ブクログ 2020年01月26日

まだ序章に過ぎないのだろうけど、物語が確実に動き始めたことに時に鳥肌を立てながら熱く読み進めることが出来ています。

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Posted by ブクログ 2018年08月11日

官能的な部分の表現が直接的すぎて、女としてはちょっと、引いてしまう。
ところもあるんだけども!!
…面白い…そろそろほんとに人物覚えきらなくなるんだけど、個性があるからなんとかなってる。
さて、早く3巻にとりかかりたい。

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Posted by ブクログ 2018年04月23日

動き出しました。登場人物 みんな魅力的です。今巻 影の主役の王倫…器が小さくてあまりにもだらしなくみえる彼もこの巻では大事な人物でした。

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Posted by ブクログ 2014年01月08日

原点の水滸伝と比べて、大幅な改訂が加えられているそうですが、原点を読んでいない俺にとってはどうでもええ事やな。
原点ら読んでなくても充分楽しめる!めちゃめちゃおもろい!!
原点では妖術とかの要素もあるらしいんやけど、北方版ではそれも省かれたあた。
俺は小説でそんな魔法とかファンタジー的な要素が入った...続きを読むあるのは嫌いやし、ましてやこんな熱い話でそんな非現実的要素はいらん。

水滸伝のストーリを超端的にまとめると、梁山泊百八傑と言うように、108人の豪傑(女性含む)が織りなす一大叙事詩です。腐敗が進む宋において、『替天行道』の志のもとに集いし者達の熱い闘い。


最初108人の豪傑を全員書き分けれるんかよとか思いやったんですが、そんなんは杞憂でした。
108人全員が個性的でなおかつ熱い!!
『三国志』を読んだ時も思ったけど北方謙三という人は、豪傑とか漢とかを書かせると右に出るものはいないのではないだろうか。
また、全員死に様がかっこ良過ぎる。
漢とは死に様までカッコ良くなければならないと思いました。
豪傑達一人一人にすごい愛着が持てたので、そいつらが死ぬたびにものすごい落ち込んだ。

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Posted by ブクログ 2013年05月08日

第二巻。梁山湖の砦を奪いとり、本拠地を確保した。次第に集まっていく同志たちのキャラが魅力的だ。特に終盤の孤高の林冲よりも序盤のほうが社交的。少しずつ力を蓄えていく様子にわくわくする。

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Posted by ブクログ 2023年10月25日

たまらん。
面白い、、、夢中です、、

ラストの宋江が、

会いたいと思った。思ったら、林冲は必ず来るという気がした。だから、夜明けに家を出てここで待っていた。おまえは、わたしを待たせる資格がある数少ない男のひとりだ。会いたいと思って待っていれば、必ず会えるのだと、おまえが駆けてくるのを見て、本気で...続きを読む思ったぞ。

には。

痺れて動けなくなりました。

か、、、、カッコいい、、、、、、


水滸伝燃ゆる。笑


水滸伝読んでから息子を産むってなったら、もしかしたら九紋龍史進って名前にしたかもしれん。。。かっこよすぎる。。。。

これは、、、、これは。、、、

はぁ。カッコいいぃ、、、、、

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Posted by ブクログ 2022年11月06日

水滸伝第二巻。組織作りのエピソード群。メインキャラの1人の林冲は梁山湖の寨に入り込むが、堕落した頭領の王倫から命を狙われ続ける。晁蓋は政府が賄賂として準備した財を奪って梁山に向かう。林冲と杜遷と宗万は王倫を殺害してクーデターを起こし晁蓋たち7名を受け入れる。寨の名前が梁山泊となる、というところまで。...続きを読む

北方謙三の文体は、登場人物たちがみな革ジャンきてタバコすってそうな雰囲気。手をつけてから読むのに10ケ月かかった。

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Posted by ブクログ 2022年01月09日

メインの登場人物は大体分かったので(サブという言い方は失礼だがサブの人は、え、このひと!誰!となる時もある)、物語として楽しみ出してる。それぞれのやり取りとか。林冲に無視される安道全。王倫は可哀想やけどやむを得ない。し。多分、朱貴の奥さんの死から、人の死がはじまっていくんだろうなと。
欲望って切って...続きを読むも切れないんだなと武松の話を読んで思った。どの時代でもきっとそうよね。性欲に正直な宋江が私は結構好きです。

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Posted by ブクログ 2021年10月28日

ついに梁山泊が出てきた。こういう流れだったのか。名前だけは知ってたけど。
相変わらず宋江さんは一人下世話な部分もあって、なんか普通で良い。志が!という、なんか耳が痛いというか、ちょっとグサっとくるような時もあるけど、このおっさんが志とか言ってばっかりじゃしんどいわー、とか言ってるとちょっと救われる。...続きを読む
そろそろ本格的に戦い出すのかな。ワクワクしてくるわね。

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Posted by ブクログ 2021年04月15日

「梁山泊」誕生の巻。全共闘世代の筆者らしいアレンジ。キューバ革命をモチーフにしたというだけあって、描かれる豪傑たちも無頼漢というより革命家のイメージの方が強い。もちろんハードボイルド色も濃厚。有名な武松と潘金蓮のエピソードは大胆に改変されていてびっくり。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年02月18日

死にたくて仕方ない武松に手を差し伸べたのは、兄貴でもあり戦友でもある魯智深だった。

志高き2人の大将のもと、それぞれの志を掲げて闘う戦士たちが、己の弱さと向きあい葛藤する様に注目した!

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購入済み

人物の個性が際立つ

2018年12月06日

個性的で魅力ある登場人物がたくさん。これから盛り上がっていくであろう物語に期待が高まります。

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Posted by ブクログ 2018年05月05日

2巻目にして、梁山湖の自然の要塞に巣くう盗賊の首領を排除し、主役たちが揃い、名前も新たに梁山泊と改め、この地を拠点に世直しがはじまる模様。3巻目がたのしみである。

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Posted by ブクログ 2017年10月07日

●1回目 2008.8.18

初巻では豹子頭林冲の苦闘を描いたが、第2巻では武松の煩悶と罪を描く。
武松の暴力的な犯罪を描くには、作者にも相当気力がないと無理だろう。


●2回目 2014.12.14

第1巻は2007年と2008年と2014年で3回目だが、2度目の2008年は1巻だけで中断し...続きを読むた。

なので、これから以降の巻を読むのは2回目。

とはいえ、ストーリーはすっかり忘れているので、実際は、初めて読むのと同じ。
こういうのも、なかなか楽しい。

豹子頭林冲の活躍で、梁山泊を奪取。晁蓋らが乗り込み、「替天行道」の旗が翻る。

九紋竜史進登場。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2016年12月25日

梁山泊を手に入れるまで。

宋江たちの仲間は全国で徐々にその数を増やしてきているが、敵も青蓮寺に集結し組織力を駆使して反乱軍の正体に迫ってくる。

宋江たちの根幹にあるものは志。
その中で、元盗人の白勝だけは、志を持たない。
彼は、自分の命を救ってくれた林冲と安道全の恩に報いるだけ。
そんな生き方も...続きを読むある、と。

そして武松。
切ないね。
女心が分からないことこの上ないけど、切なすぎる。
修業して出直してくれることを期待します。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2016年10月20日

武松の兄嫁への恋慕、悲しい結末。絶望を抱えた漢は再生することはできるのか。
公孫勝が特殊部隊・致死軍を組織し、「替天行道」の旗が立てられ梁山泊が誕生する。官軍も闇の組織・青蓮寺が暗躍し
包囲網を狭めつつあり、高揚感も緊迫感も高まっていく。

ページ数は少ないが林冲と揚志の対峙は見物!
達人同士のバト...続きを読むルの迫力はかなりアツい。

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Posted by ブクログ 2016年05月14日

北方謙三が1999年から2005年まで「小説すばる」連載していた水滸伝の第2巻。第1巻に引き続き、中国全土の志を持った同士を集めています。オリジナルよりも、それぞれのキャラクターの背景に色々なエピソードを持たせていて、それを詳細に描き出す事によって、より感情移入しやすくなっていると思います。主要な人...続きを読む物はほぼ出揃ったかと思います。そして、ついに梁山泊が爆誕します。面白いので読むのが止まりませんね。

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Posted by ブクログ 2015年10月21日

ついに梁山泊GET!!
策謀を張り巡らし侵入する様はなかなか臨場感がありました。
ようやく根拠地を手に入れ今後はどういう展開になっていくのだろうか。

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Posted by ブクログ 2015年09月14日

林沖のますます磨きのかかる槍の鋭さ、
安道全、白勝との脱獄、
武松の畜生にも劣る猛々しさ、
楊志が利用され、いよいよ梁山泊の舞台が整う。
目まぐるしく登場人物が出てくるが、
不思議と混同しないのは作者の力量か。
まだまだ、これから。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2015年08月31日

同志が梁山湖を奪おうと色々と企てる。
最後の方は計画が上手くいくのかハラハラドキドキで、のめり込み過ぎて電車を乗り過ごしそうになった。
宗江と林冲が会えて良かった!
それにしても、女性が次から次へと死んでいくなぁ…。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2015年01月26日

梁山泊完成!
武昌にはガッカリ・・・
公孫勝の設定はそう来たか!
九紋竜は強くなったし朱武はキレッキレでもっともっとの活躍を期待します。
因みに黒旋風や張順は次の巻で出てくるのかな?楽しみです。
最後に王輪の御冥福お御祈り致します。

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Posted by ブクログ 2013年07月30日

王進ハイスクールに新たな生徒、武松が入学します。彼は魅力的な講師陣のもとで立ち直っていくでしょう。
王進先生はついに陶芸に手を出し、土との対話が始まりました。この巻では出番が少ないので残念です。
その他の見所は吹毛剣の使い手、楊志と林冲のバトル。致死軍の設立。安道全の医療。梁山湖の山寨の攻略から梁山...続きを読む泊の旗揚げでしょうか。
山寨の首領であった王倫の最後が呆気なく物足りないのですが、アジトを手に入れた梁山泊の今後に期待です。

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Posted by ブクログ 2013年06月30日

登場人物も増え、物語も全体像が何となく見えてきて、面白くなってきました。
人と人との関わりも深まり、今後の展開が少し透けて見えてきて、物語が加速していくのを感じます。

でもやっぱり女性の扱いに「うーん」と言わざるを得ない。
しかし1巻よりはいいので、このまま変わっていってくれればと願わずにいられな...続きを読むい。

それとは別に、物語的に先が楽しみ。

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Posted by ブクログ 2013年05月01日

「医師として、恥ずかしいと思う。口惜しくもある。しかし、私と薛永ができるのは、この半年を、それほど苦しい思いをせずに生きていけるようにしてやれる、ということにすぎん。済まぬと思う」

「ふむ。なかなかの表題ですな。天に替って道を行う。よほどの自信がなければ、こんなことは言えぬ。しかし、王倫も昔は、同...続きを読むじようなことを言っていたのですよ」
「こんなものは、性根の張り合いであろう。言わなくなれば負けだ、と私は思う」
「心の中から失えばです、呉用様」

「闘いにも、いろいろある。いまは雌伏の時と言ってもいい」
「なぜ?」
「それは」
「雌伏をしなければならない理由は、どこにもない。むしろ、闘う理由がこの世に満ち満ちている。闘うために、人はここに集まったのではないのですか?」
「慌てないでいただきたい、林冲殿。われらはいずれ闘う」
「余計なことを申しあげました。追われる身ゆえ、どこかいつも気持が切迫しているのだろうと思います」

「百人では、役所の食糧庫などを襲うことはできんな。民の冬の蓄えでも掠め奪ってくるのだろう。もしそうなら、俺には納得はできんな」
「みんな、納得しているわけではない。いまは、仕方がないのだ」
「いまとは、いつまでなのだ。何年も前から、いまは仕方がないと言い続け、何年も先になっても、同じことを言い続けているのではないか。そしてみんな、奪うことになれてしまう」

「楊一族の血の誇りを、反逆の徒であるおまえが、汚すのか」
「間違えるな。俺は反逆などしていない。ただ、民のために生き、この槍を生かそうと考えただけだ。いずれ、高俅だけはこの槍で突き殺してやるが。私恨と言われようと、俺はそれだけはやる」

「俺は、この国をひっくり返してしまいたい。民が民として平穏に生きることができる国を作りたい。俺のような坊主が、いくら叫んだところで、どうなるものでもないが」

眼隠しではなく、自ら眼を閉じ続けているというのは、たやすいようで、実は大変な意志力が必要なのだろう、と晁蓋は思った。

「闘って、死ぬ。勝てぬまでも、華々しく闘って死ぬ。数年前まで、私はそう思っていた。そうやって闘うことで、この国の民の心の中に、なにかを植えつけることができると。それでもいいし、それだけしかできないだろう、とも思っていた。いまは違う。私は生きたい。闘って、生きて、そして勝ちたい」

「志を全うしようとする以上、官軍との戦は避けられぬ。私はひとつだけ、ここに誓おう。志にもとる戦を、私は私自身に禁ずる。それで、すべてをわかって欲しい」

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Posted by ブクログ 2016年04月04日

替天行道。
梁山泊。
水滸伝を読んでいなかった私でも言葉だけは知っていた、あまりに有名な英傑達の標榜する旗と、本拠地となる山寨の名前です。

本作のハイライトは、そんな梁山泊を英傑達が手中に収め、旗を掲げるまでを描いた権謀術数の数々です。
そんなトントンと上手く物事進むか?とか突っ込んじゃいけません...続きを読む。ハリー・ポッターの魔法に突っ込み入れるくらい野暮です←

彼らの真のゴールまで、まだまだ道半ばではありますが、まずは拠点となる場所を得たことで一安心といったところでしょうか。

欲をかけば、王進先生もっと出てきてほしい(笑)。

武松の例のくだりはヤバかった、アレは酷かった。今後、彼がどんなに改悛して善行を行っても、「でも彼、アレしちゃった人だからねぇ…」って半目で読んでしまいそう(汗)。

梁山泊奪取という胸熱巻だったにも関わらず、星3つという無難な評価に止まるのは、ひとえに武松一人の蛮行のせいです、念のため←

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Posted by ブクログ 2015年02月02日

「二人のためなら、命はいらねぇ。山寨にいるなら、俺も山寨に入りたい。そのために、みんなに信用される仕事をしなけりゃならねえんだ。志なんか、くそ食らえなんだよ。」

林冲の山寨潜入から乗っ取りまで。白勝さんの言葉が熱かった。林冲vs楊志も見どころです。

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Posted by ブクログ 2014年01月27日

とうとう梁山泊誕生。林冲が山柴に入ってから命を狙われながらも、山柴の中で繋がりを作っていき、王倫を見事討ち果たす。これからこの梁山泊と各地の同志達がどのようにして繋がって行いくのか楽しみ。
人間何か得意な分野があれば、それを活かしていけば色々な事が実現できるんだなと。。。

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Posted by ブクログ 2013年08月04日

だんだん盛り上がってきた。
2巻の最終盤でようやく梁山泊結成。よかったよかった。

しかし・・・武松は・・・あれはいただけないなあ。そこはやはり、少なくともなんらかの刑事罰は受けるべきであるような・・・。

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Posted by ブクログ 2020年07月15日

体力の限界を超えた。ここから死まで。それがほんとうの体力だと、王進に教えられたことがある。鍛錬により、それはかなり長くなる。息も落ち着いた。心気も澄んでいる。ここから死までは、そういう状態が続く。楊志も同じだろう。(p.117)
宋江は、あまり複雑なことは考えないようにしていた。志を見据え、見失わな...続きを読むいようにする。自分のなすべきことは、多分それだろう。複雑なことは、呉用のように頭のいい人間が考えればいいのだ。(p.198)

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