あらすじ
梁山湖(りょうざんこ)に浮かぶ天然の寨(さい)には、世直しを志す者たちが集まっていた。しかし頭領である王倫(おうりん)の堕落により、今は盗賊同然の集団となっている。宋江(そうこう)の命を受けた林冲(りんちゅう)は、安道全(あんどうぜん)とともに寨に入りこんだが、そこには幾多の罠が待ち受けていた。一方、晁蓋(ちょうがい)は、巨額の税が賄賂として宰相に贈られることを知る。民の苦しみの結晶であるその荷を奪うための秘策とは。熱く血がたぎる「北方水滸伝」、第二巻。
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悩める武松、林冲と伍する軍人楊志、特殊部隊の公孫勝と劉唐など、魅力ある男たちが登場。さらには晁蓋が梁山湖の山塞に入山するための考えられた展開など、読みどころ満載の第二巻。読んでいて癒されます。カッコいい男たちが数多く出てくるところは、まるで少年マンガの魁男塾のよう。
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武松の苦しい里帰りから梁山泊ができるまで。
袁明率いる青蓮寺も出てきて話が一気に膨らむ。ブリーダーの王進も再登場(失礼)やべえやつは王進親子が育て直すこのシステム、いいなぁ。適材適所的な感じで。
ラストの林冲はカッコ良すぎる。林冲のために黒帯締める杜遷と宋万も。林冲は味方を作るのが上手いよなぁ。人間的に魅力があるんやろうな。
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梁山泊なる!ついに。
なんて面白いのでしょう。なんと男くさいのでしょう。あと17巻もこれを楽しめるなんて最高すぎる。
何より登場人物たちのキャラ立ちが凄いですね。誰も彼もがカッコいい。それぞれ全然違う人物なのに。
中でも林冲はぶっちぎりに格好いい。会社と家の往復しかしないおじさんだけど、胸が熱くなりますよ。宋万のように体鍛えたくなっちゃいます。
続きを読むのが待ちきれない!
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やはり面白い!
キャラクターの一人ひとりが活き活きとし、その場の情景が想像しやすく、あっという間に読み終わってしまいました。
続きは長いので、電子書籍に落として、ゆっくり読み進めて行こうと思います。
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潘金蓮への思いを爆発させて、死なせてしまった武松。これからどう罪を償っていくのか経緯を見守りたい。生きるということはつらく苦しいのだけれど、作品全体を通して、なんだかあったかいものを感じます。
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2巻です。
腐敗政治による国家の危機に立ち上がった者たちが少しづつ組織化され、国との戦に備えるべく体制を整えていきます。
初恋のために故郷を去ったのに彼女を犯し自殺に追い込み苦悩する武松、彼を再生させるべく手を差し伸べる王進。
脱獄後、林冲が王倫から梁山泊を奪い、魯智深は、相変わらず旅に出て同志を増やしている。公孫勝が致死軍を作り・・・と、宋江、晁蓋の下にはこれ以外にもたくさんの同志が集まってきます。
林冲が王倫から梁山泊を奪うさまが鮮やかで見事!そして、かっこいい!
政府から賄賂を横取りする手口もスマートでね、流石でした。
今のところ登場人物では林冲と王進が好き★
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梁山泊の敵となる青蓮寺も輪郭がさだまりつつある第二巻でございます
官軍の諜報機関みたいな存在なんだけど
うーん、この青蓮寺チームがまた良いのよ!
彼らなりの志もありそうで、なんていうかカッコいい敵が生み出されていて参りました
そりゃあそうよ!高俅みたいな軟弱な奴らじゃ、北方梁山泊の敵役は務まりませんよ!
突然ですが、一〇八星全然違うやん!のコーナー!(ドンドンドンパフー!)
はい、『北方水滸伝』後発も後発のワタクシですが、さらに信者を増やすために微力ながら少しでもこの魅力を伝えたく、『北方水滸伝』が好漢たちをいかに鮮やかに生まれ変わらしているかオリジナルと比較しながら語って行きたいと思います
第一回は梁山泊第八十四位の好漢、地幽星の病大虫(びょうだいちゅう)薛永です
オリジナルでは元々武門の家柄でしたがお父さんの代で没落し、自慢の武芸を見世物にしつつ軟膏売りをしながら各地を流れ歩いていました
とある事件で宋江とお友だちになりゆくゆくは梁山泊へ
梁山泊合流後は歩兵の隊長になっていましたが、特に活躍することもなく戦死します
『北方水滸伝』では、天才薬師です
医師の安道全と最強コンビを組んでどんな病も治して…しまわないのがまたいいんですよね
治せない病もあることを受け入れ、死と生と向き合っている
そして少しでも助ける人を増やせるよう、死にものぐるいの努力を続けます
また剣の達人ですが、人を斬るのは好まずオリジナルと違って実戦では全くの役立たずです
生かすほうに己を捧げているんですな
『北方水滸伝』はただの暴れん坊たちだけでなく、きちんと裏方で生きる漢たちもカッコよく描いているのがまた魅力的なんですわな〜
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4.2
みんな人を見抜く力が卓越してる。ただ物語として、読者に対して簡易な分別としての役割を与えているってのもあると思う。けど争いが当たり前な当時を生きる人は、無駄な事が多い現代を生きる人間よりも、その能力が必然的に養われているんだとも思う。ましてや軸となってる大物なんかは特に。
現代を生きている自分なんかでも、本能的に何かを感じとるって瞬間はゼロではないしね。
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官能的な部分の表現が直接的すぎて、女としてはちょっと、引いてしまう。
ところもあるんだけども!!
…面白い…そろそろほんとに人物覚えきらなくなるんだけど、個性があるからなんとかなってる。
さて、早く3巻にとりかかりたい。
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この巻でいよいよ「梁山泊」が誕生する。現代でも優れた才能や志を持つ者、あるいは野心家たちが一堂に会する場所として使われるこの物語の本拠地が「梁山泊」だ。林冲が先発して山塞に入り王倫を抹殺するまでの流れはこの巻の最大の山場であるし、そのための仕掛けの一つとして晁蓋が十万貫の生辰綱(誕生祝)を強奪する件は、'青面獣'楊志を後に同志とするための重要なイベントとなる。
またこの巻で重要キャストの公孫勝が登場して致死軍を創設する。吉川版では幻術使いであった公孫勝は北方版では闇の軍の総元締めとなり、致死軍は最後まで重要な働きをする。敵の本拠地となる青蓮寺と袁明の存在が明らかになる。この青蓮寺メンバーである袁明や李富が単なる悪役ではなく、国を護るための彼らなりの正義と信念に基づいて対立している点がこの物語に深みを与えている。
その他の主要なキャストとして武松の悲しい物語が展開され、その武松を立ち直らせるために魯智深は子午山の王進の元を訪れる。既に鮑旭が預けられてはいるが、王進の家が'梁山泊育成所'としての役割が始まるのもこの巻からと言ってよい。
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まだ二巻目だが、ますます面白い。 表紙の裏に、当時の装束をつけた「武松」の人物画があり、その横にドラマ「天地人」の武田双雲の墨書「武松」がある。今回はメインが武松かな。 それもあるが、、、。
梁山湖に浮かぶ山寨には、王倫を頭目とする叛徒一団が籠もっているが、今は盗賊集団になり果てていた。宋江と晁蓋は叛乱の拠点として、山寨を奪うことに決める。
武松は、恋焦がれていた兄嫁の潘金蓮を犯し自殺させてしまう。死ぬつもりで虎と闘ったが果たせず、失意の武松を、魯智深は王進に預け、再生を希う。宋江の意を受けた林冲は梁山湖の山寨に潜り込むが、その武勇を王倫に疎まれ、地方巡検視の楊志と決闘させられる。一方、渭州の牢城には、かつて河水で叛乱を企てた公孫勝が囚われていた。晁蓋は阮小五らと公孫勝を開放。公孫勝は劉唐らと特殊部隊・致死軍を組織する。
楊志は賄賂の運搬を命じられた。それを晁蓋らが奪い、梁山湖の山寨に逃げ込む。王倫を林冲が処断。晁蓋が頭領となり、この地を梁山泊と名づけて、『替天行道』の旗を立てた。
巻を追うごとに面白い。前にも書いたがまだ二巻目。先は長い。
武松のエピソードがやたら哀しい、彼は子供のころから憧れていた兄嫁をついに狂気じみた乱暴さで犯してしまう。兄嫁の潘金蓮は彼の名を出さず「賊」と書いて死ぬ。
川に飛び込むが死に切れず、虎と戦うも死に切れず、武松は迷いあぐねて古い山門に出る。そこで体を休めていたとき、探しに来た魯智深と会う。
武松はぼんやり魯智深を見つめていた。
魯智深は、すでに境内に出ていた和尚に暇を告げ、なにがしかの寄進をした。
和尚は武松になにも言わず、ただ小さな数珠をわたした。
忘れていたが、囚われていた公孫勝を救い出す戦略もワクワクする。
山寨にはいった林冲を王倫は笑顔で迎え、槍の腕試しをする。王倫の部下、選ばれた槍の使い手16人を一度に倒した林冲を王倫は内心警戒するようになり、密かに毒殺、暗殺を企てる。
林冲は王道全の処方した解毒剤をいつも持ち歩き、異臭を嗅ぎ分けては食前に飲むようにしていた。
楊志は楊業の血を引く家柄で、高名な武人であったが、地位、境遇には恵まれなかった。
賄賂を運ぶ警備隊長を命じられ、意に反する命を不満に思っていた。
この大量の財物を奪う計画は晁蓋を筆頭に組織された、ごくわずかな人数で行われた。
楊志が隘路を抜けた平地で護衛の兵を休ませたとき、ナツメ売りの出した水で眠らされ、その間に盗まれる。
この財物を餌に、晁蓋一党は山寨に入る計画だった。
王倫は頭領としての資質が崩壊して、私利私欲と小心を見抜ぬかれていた。
林冲の黒の軍袍と黒い帯が合図だった。宋万と杜遷は時が来たことを知る。
ついに林冲は彼を殺害する。
晁蓋らは七人を先頭に島に入り、梁山泊と名づけ「替天行道」の旗を揚げる。
山寨の整備もすすんできた、林冲は魯智深と湖岸を駆けていた。
会いたいと願っていた盟友の宋江が、思いが通じたように湖のほとりで待っていた。
終盤は爽快な梁山泊の幕開けだった。さぁこれからだ。楊家の名前も出た。
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キャラクター達が増えてきて、それぞれの活動がどんどん前進していく過程が面白い。私も仲間のような感覚になり、引っ張られている(笑)戦も策略も読んでいて面白いが、実は私は王進のもとにいる2人がどうなっていくかが気になっている。そして、王進の不器用さが好きだ。林冲も報われてきて嬉しい。
19巻中の2巻目。これから死んでいく者も出てくるのかと思うと苦しい。それぐらいハマってきている。
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二巻目も面白かった! ゆっくりじっくりと話が進むのがもどかしいところではありますが、国を乱すとなると、それだけ時間をかけなければならないのかな、と思いました。
林冲が好きだな、やっぱり。今までのどんなキャラクターよりもカッコよく感じてしまう。好きだなぁ。
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かの有名な梁山泊が発足されるまでの、林冲を中心としたお話。1巻までは王進の影に隠れていた林冲でしたが、不屈の精神で何事にも挑む様は本当にカッコいい。極寒の牢獄に入れられたら、もしくは、3千人の敵の中で暮らすとしたらあなたはどうしますか? 常に命懸けのハラハラした場面ばかりで、目が離せない1冊でした。
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梁山湖にある山寨には王倫を頭目とする盗賊集団3000人がいた。元々は世直しの志を持った者の集まりであったが、頭目の王倫の堕落により、盗賊集団となっていた。
宋江の命を受け、林冲は山寨に入り込み、王倫を殺し、山寨を乗っ取ろうと画策する。
晁蓋は賄賂として送られる荷を奪い、策を講じて、林冲とともに、梁山湖の山寨を奪取し、ついに梁山泊が誕生する。
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たまらん。
面白い、、、夢中です、、
ラストの宋江が、
会いたいと思った。思ったら、林冲は必ず来るという気がした。だから、夜明けに家を出てここで待っていた。おまえは、わたしを待たせる資格がある数少ない男のひとりだ。会いたいと思って待っていれば、必ず会えるのだと、おまえが駆けてくるのを見て、本気で思ったぞ。
には。
痺れて動けなくなりました。
か、、、、カッコいい、、、、、、
水滸伝燃ゆる。笑
水滸伝読んでから息子を産むってなったら、もしかしたら九紋龍史進って名前にしたかもしれん。。。かっこよすぎる。。。。
これは、、、、これは。、、、
はぁ。カッコいいぃ、、、、、
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水滸伝第二巻。組織作りのエピソード群。メインキャラの1人の林冲は梁山湖の寨に入り込むが、堕落した頭領の王倫から命を狙われ続ける。晁蓋は政府が賄賂として準備した財を奪って梁山に向かう。林冲と杜遷と宗万は王倫を殺害してクーデターを起こし晁蓋たち7名を受け入れる。寨の名前が梁山泊となる、というところまで。
北方謙三の文体は、登場人物たちがみな革ジャンきてタバコすってそうな雰囲気。手をつけてから読むのに10ケ月かかった。
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メインの登場人物は大体分かったので(サブという言い方は失礼だがサブの人は、え、このひと!誰!となる時もある)、物語として楽しみ出してる。それぞれのやり取りとか。林冲に無視される安道全。王倫は可哀想やけどやむを得ない。し。多分、朱貴の奥さんの死から、人の死がはじまっていくんだろうなと。
欲望って切っても切れないんだなと武松の話を読んで思った。どの時代でもきっとそうよね。性欲に正直な宋江が私は結構好きです。
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ついに梁山泊が出てきた。こういう流れだったのか。名前だけは知ってたけど。
相変わらず宋江さんは一人下世話な部分もあって、なんか普通で良い。志が!という、なんか耳が痛いというか、ちょっとグサっとくるような時もあるけど、このおっさんが志とか言ってばっかりじゃしんどいわー、とか言ってるとちょっと救われる。
そろそろ本格的に戦い出すのかな。ワクワクしてくるわね。
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「梁山泊」誕生の巻。全共闘世代の筆者らしいアレンジ。キューバ革命をモチーフにしたというだけあって、描かれる豪傑たちも無頼漢というより革命家のイメージの方が強い。もちろんハードボイルド色も濃厚。有名な武松と潘金蓮のエピソードは大胆に改変されていてびっくり。
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死にたくて仕方ない武松に手を差し伸べたのは、兄貴でもあり戦友でもある魯智深だった。
志高き2人の大将のもと、それぞれの志を掲げて闘う戦士たちが、己の弱さと向きあい葛藤する様に注目した!
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2巻目にして、梁山湖の自然の要塞に巣くう盗賊の首領を排除し、主役たちが揃い、名前も新たに梁山泊と改め、この地を拠点に世直しがはじまる模様。3巻目がたのしみである。
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●1回目 2008.8.18
初巻では豹子頭林冲の苦闘を描いたが、第2巻では武松の煩悶と罪を描く。
武松の暴力的な犯罪を描くには、作者にも相当気力がないと無理だろう。
●2回目 2014.12.14
第1巻は2007年と2008年と2014年で3回目だが、2度目の2008年は1巻だけで中断した。
なので、これから以降の巻を読むのは2回目。
とはいえ、ストーリーはすっかり忘れているので、実際は、初めて読むのと同じ。
こういうのも、なかなか楽しい。
豹子頭林冲の活躍で、梁山泊を奪取。晁蓋らが乗り込み、「替天行道」の旗が翻る。
九紋竜史進登場。
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梁山泊を手に入れるまで。
宋江たちの仲間は全国で徐々にその数を増やしてきているが、敵も青蓮寺に集結し組織力を駆使して反乱軍の正体に迫ってくる。
宋江たちの根幹にあるものは志。
その中で、元盗人の白勝だけは、志を持たない。
彼は、自分の命を救ってくれた林冲と安道全の恩に報いるだけ。
そんな生き方もある、と。
そして武松。
切ないね。
女心が分からないことこの上ないけど、切なすぎる。
修業して出直してくれることを期待します。
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武松の兄嫁への恋慕、悲しい結末。絶望を抱えた漢は再生することはできるのか。
公孫勝が特殊部隊・致死軍を組織し、「替天行道」の旗が立てられ梁山泊が誕生する。官軍も闇の組織・青蓮寺が暗躍し
包囲網を狭めつつあり、高揚感も緊迫感も高まっていく。
ページ数は少ないが林冲と揚志の対峙は見物!
達人同士のバトルの迫力はかなりアツい。