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梁山湖(りょうざんこ)に浮かぶ天然の寨(さい)には、世直しを志す者たちが集まっていた。しかし頭領である王倫(おうりん)の堕落により、今は盗賊同然の集団となっている。宋江(そうこう)の命を受けた林冲(りんちゅう)は、安道全(あんどうぜん)とともに寨に入りこんだが、そこには幾多の罠が待ち受けていた。一方、晁蓋(ちょうがい)は、巨額の税が賄賂として宰相に贈られることを知る。民の苦しみの結晶であるその荷を奪うための秘策とは。熱く血がたぎる「北方水滸伝」、第二巻。
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Posted by ブクログ
やはり面白い! キャラクターの一人ひとりが活き活きとし、その場の情景が想像しやすく、あっという間に読み終わってしまいました。 続きは長いので、電子書籍に落として、ゆっくり読み進めて行こうと思います。
潘金蓮への思いを爆発させて、死なせてしまった武松。これからどう罪を償っていくのか経緯を見守りたい。生きるということはつらく苦しいのだけれど、作品全体を通して、なんだかあったかいものを感じます。
梁山泊の敵となる青蓮寺も輪郭がさだまりつつある第二巻でございます 官軍の諜報機関みたいな存在なんだけど うーん、この青蓮寺チームがまた良いのよ! 彼らなりの志もありそうで、なんていうかカッコいい敵が生み出されていて参りました そりゃあそうよ!高俅みたいな軟弱な奴らじゃ、北方梁山泊の敵役は務まりま...続きを読むせんよ! 突然ですが、一〇八星全然違うやん!のコーナー!(ドンドンドンパフー!) はい、『北方水滸伝』後発も後発のワタクシですが、さらに信者を増やすために微力ながら少しでもこの魅力を伝えたく、『北方水滸伝』が好漢たちをいかに鮮やかに生まれ変わらしているかオリジナルと比較しながら語って行きたいと思います 第一回は梁山泊第八十四位の好漢、地幽星の病大虫(びょうだいちゅう)薛永です オリジナルでは元々武門の家柄でしたがお父さんの代で没落し、自慢の武芸を見世物にしつつ軟膏売りをしながら各地を流れ歩いていました とある事件で宋江とお友だちになりゆくゆくは梁山泊へ 梁山泊合流後は歩兵の隊長になっていましたが、特に活躍することもなく戦死します 『北方水滸伝』では、天才薬師です 医師の安道全と最強コンビを組んでどんな病も治して…しまわないのがまたいいんですよね 治せない病もあることを受け入れ、死と生と向き合っている そして少しでも助ける人を増やせるよう、死にものぐるいの努力を続けます また剣の達人ですが、人を斬るのは好まずオリジナルと違って実戦では全くの役立たずです 生かすほうに己を捧げているんですな 『北方水滸伝』はただの暴れん坊たちだけでなく、きちんと裏方で生きる漢たちもカッコよく描いているのがまた魅力的なんですわな〜
4.2 みんな人を見抜く力が卓越してる。ただ物語として、読者に対して簡易な分別としての役割を与えているってのもあると思う。けど争いが当たり前な当時を生きる人は、無駄な事が多い現代を生きる人間よりも、その能力が必然的に養われているんだとも思う。ましてや軸となってる大物なんかは特に。 現代を生きている...続きを読む自分なんかでも、本能的に何かを感じとるって瞬間はゼロではないしね。
まだ序章に過ぎないのだろうけど、物語が確実に動き始めたことに時に鳥肌を立てながら熱く読み進めることが出来ています。
官能的な部分の表現が直接的すぎて、女としてはちょっと、引いてしまう。 ところもあるんだけども!! …面白い…そろそろほんとに人物覚えきらなくなるんだけど、個性があるからなんとかなってる。 さて、早く3巻にとりかかりたい。
動き出しました。登場人物 みんな魅力的です。今巻 影の主役の王倫…器が小さくてあまりにもだらしなくみえる彼もこの巻では大事な人物でした。
二巻目も面白かった! ゆっくりじっくりと話が進むのがもどかしいところではありますが、国を乱すとなると、それだけ時間をかけなければならないのかな、と思いました。 林冲が好きだな、やっぱり。今までのどんなキャラクターよりもカッコよく感じてしまう。好きだなぁ。
梁山湖に乗り込む7人、目に浮かぶようでしびれた、、動き出す梁山泊、なんのために生きているのか、思いのままに存分に生き切ってみろと
かの有名な梁山泊が発足されるまでの、林冲を中心としたお話。1巻までは王進の影に隠れていた林冲でしたが、不屈の精神で何事にも挑む様は本当にカッコいい。極寒の牢獄に入れられたら、もしくは、3千人の敵の中で暮らすとしたらあなたはどうしますか? 常に命懸けのハラハラした場面ばかりで、目が離せない1冊でした。
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