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梁山泊は戦によって、潰滅寸前にまで追い込まれていた。回復の時を稼ぐため、侯健(こうけん)と戴宗(たいそう)が偽の講和案を持って開封府に近づく。また、晁蓋(ちょうがい)を殺した史文恭(しぶんきょう)が再び動き出した。名を変え、商人になりすまし、次なる標的のそばで暗殺の機を待ち続けている。それに対し、公孫勝(こうそんしょう)は袁明(えんめい)の首を狙っていた。堅牢な守りをかいくぐり、いま、致死軍が青蓮寺を急襲する。北方水滸、暗闘の十六巻。
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Posted by ブクログ
お久しぶりの『水滸伝』は王英さんの浮気がバレる第十六巻 逃げます 王英さん脱兎のごとく逃げます そして近付けません 仕事に打ち込みます なんの解決にもならんのに距離置きます 情けない!(´Д⊂グスン せっかく北方のアニキによって生まれ変わったはずなのに! ぜんぜんダメやん王英さん もうある意味...続きを読む男の中の男や ま、だいたいこういうとき男ってとりあえず逃げるよねw はい、今回は夫婦の巻でしたね 王英×扈三娘の他にも、秦明×公淑、裴宣×孫二娘、孫新×顧大嫂、孫立×楽大娘子と五組の夫婦が登場 それぞれの想い、それぞれの関係、それぞれの結末、それぞれの未来を見せてくれます 考えてみると夫婦って不思議な関係だよね〜 なんていうかその関係性ってほんと同じなのは一つもないというか、なんなん?なんなん夫婦って! そして前巻での大きな戦の後、傷ついた両陣営が回復にあてる静かな巻のはずが…もう死ぬやん、双方どんどん死ぬやん、もう! そしてそして最終盤に関わらず、またまたとんでもない魅力的な敵も登場して楽しみが過ぎるわ! あと今巻はなんと解説が吉川晃司なのよ! この解説がまたすんばらしいのよ!解説だけでも一読の価値あり! はい、一〇八星ぜんぜん”違わない”じゃん!のコーナー! 今回は梁山泊第百位の地数星、渾名は小尉遅(しょううつち)の孫新と第百一位地陰星、 渾名は母大虫(ぼだいちゅう)の顧大嫂の夫婦です 少尉遅は兄の孫立と共に鉄鞭を使って戦ったことから、唐代の武将で鉄鞭の使い手である尉遅敬徳(尉遅恭)になぞらえて付けられました 母大虫の方は雌の虎という意味で、二三十人の男を相手にしても引けをとらない女傑で、奥さんの顧大嫂のほうがだいぶ強いです そしてオリジナルでは後先考えずに突っ走る顧大嫂を孫新が抑えるという関係性 二人で酒屋を営んだり、敵陣に潜入しての諜報活動など『北方水滸伝』でも同じような役回りですね 何より、二人はオリジナルでも作中一番のおしどり夫婦なんです 『北方水滸伝』でも互いに深く深く愛し合ってるのが見えて、もう好感しかない 互いが互いを良く理解していて、一番に思っていて、尊敬し合っている そして相手以外は考えたこともない、目に入らないっていう理想の夫婦関係 『水滸伝』のベストカッポー!
今回はかなり盛り上がってるよー。アゲアゲです。 まずはみんな大好き王英さんから、こんかいもやらかしてくれて期待に応えます。ほんとどーしよーもねーな感がすごい。騙される扈三娘もホント箱入り娘っていうか。こんなありがちな展開もまた良いではないか。 まぁこれはオマケかもしれんけど、他にも大物どうしの戦いが...続きを読むてんこ盛りでオールスタースマッシュブラザーズ的なワクワク感があってね。 次回もお楽しみに!
4.4 デカ戦後の復旧と諜報戦。だけだと思ったけど後半がエーーグ過ぎる。 色んな場所で怒涛の展開が起きまくった。 ・童貫との野戦 圧倒的な強さを持つ敵でありながら、童貫と鄷美・畢勝の関係はどこか好感も持てる。斥候の口が震えてたけど、読んでるだけでそれに近いものを童貫に感じた。 ・致死軍vs青蓮...続きを読む寺 初めての公孫勝目線だと思ったらいきなりの大仕事。お互いへのリスペクトが込められた袁明との最後の語り合いに痺れた。思わず袁明好きになりそうだった。燕青vs洪清の体術最強同士の戦いも激アツだし。 ・李師師と帝の登場 公孫勝が名を出してたからなおさらその登場に驚いた。知らないが故に何より不気味すぎるし、只者じゃなさそうすぎる。ただならぬ恐怖を感じた。帝はちゃんと一人称が朕(ちん)だし。 ・吉川晃司 文芸なんてクソ食らえとは言ってるけどすげえ良い熱い文だった。人間味も分かるし。爆笑しながら読めるあとがきってあんま無いよね。最高だよあんた、って言いたい彼に。 この喜怒哀楽のどれにも当てはまらない展開は過去一のそれ。ますます底が知れないぞこの作品。
原点の水滸伝と比べて、大幅な改訂が加えられているそうですが、原点を読んでいない俺にとってはどうでもええ事やな。 原点ら読んでなくても充分楽しめる!めちゃめちゃおもろい!! 原点では妖術とかの要素もあるらしいんやけど、北方版ではそれも省かれたあた。 俺は小説でそんな魔法とかファンタジー的な要素が入った...続きを読むあるのは嫌いやし、ましてやこんな熱い話でそんな非現実的要素はいらん。 水滸伝のストーリを超端的にまとめると、梁山泊百八傑と言うように、108人の豪傑(女性含む)が織りなす一大叙事詩です。腐敗が進む宋において、『替天行道』の志のもとに集いし者達の熱い闘い。 最初108人の豪傑を全員書き分けれるんかよとか思いやったんですが、そんなんは杞憂でした。 108人全員が個性的でなおかつ熱い!! 『三国志』を読んだ時も思ったけど北方謙三という人は、豪傑とか漢とかを書かせると右に出るものはいないのではないだろうか。 また、全員死に様がかっこ良過ぎる。 漢とは死に様までカッコ良くなければならないと思いました。 豪傑達一人一人にすごい愛着が持てたので、そいつらが死ぬたびにものすごい落ち込んだ。
激戦を経て立て直しを図る梁山泊。しかし、そこに暗殺者の陰が…。暗殺って汚い方法だが、対象によってはかなり有効だな。まして代わりがいない立場なら。そして致死軍が青蓮寺を急襲。トップの抹殺に成功する。
この巻は表立った争いではなく、暗殺などの闇の戦いが多い。 ページ数はそんなにないけれど、洪清と燕青の体術のぶつかり合いはものすごく緊張しながら読んだ。 そして晁蓋を梁山泊から奪った史文恭がとうとう捕らえられる。 梁山泊からしたら脅威以外の何者でもないが、敵としてものすごく魅力的な人物だったと思う。 ...続きを読む袁明を失った青蓮寺がこれかどう動いていくのか。
16巻。大きな戦いが終わり、両軍ともに力を蓄える期間へ。だが、水面下で暗殺、調略といった動きが展開する。一方で、官軍ではついに元帥自らが梁山泊との戦いに乗り出す。次巻以降のクライマックスの戦闘の予感が漂う。
面白い。 相変わらず面白かったんです。 もうかなりラストに近くて、かなり梁山泊も、宋もギリギリの状況ね。 盛り上がりまくってるのょ。 もう、なんにも言うまいと思うくらいに興奮が続く、16巻。 最後の最後に。 解説が吉川晃司。 これが。 また。 かなりの。 恥。だと思う、、、、、、、 オトコたる...続きを読むものロックだぜ。 みたいな節で、シンバル蹴り上げる。 的なオトコわっしょい。 みたいな解説で。 もう表現しきれないくらいダサくて。 読んでて、わたしが赤面しそうだった。 恥ずかしくて読んでられない。。。 多分だけど、 吉川晃司自身も恥ずかしくて、お願いだから この解説は無しにして欲しいって言って、 新刊とかには載ってないんじゃないかな? くらい恥ずかしい内容、、、、、 びっくりした。 たまに、有名人の解説あるけど。 みんな割と達者で、芸能人ってなんでもできるんだなぁ。すごいよなぁ。 って思ってた中の大物がコレで。安心した部分と、腰抜かすくらいダサくていたたまれませんでした、、、、、 これは。吉川晃司の最大の恥部発見。 と、私は思ってます。 LINEニュースでトップになれる恥部だと思う。 よく、これで。北方謙三、許したなぁ、、、、 おれの漢気小説台無しじゃん!!! って、言えなかったんだろうなぁ。 と、思うと。 そこ!オトコギだして欲しかったなぁ。とも思ったわ。 こんなおとこギ溢れる小説書いといて、それはないょうー!!!! って16巻でまさかの激オチでした。 これは。 なし。 ホントなし。 これから読む人、ホントに解説は読まずに閉じて。早く閉じて。 梁山泊に心を傾けつつ解説は読まない。 これに限る。 あーもう、久々にこんなダサい文字読んだ。 っていう。衝撃の解説でした。 いや、ダサいロックンロールが書いてるならそのままでオッケーなんだけど。 吉川晃司っていうね。 いや。 気になる人は是非、むしろ解説だけ読んで欲しい。 これは、 吉川晃司の人生最大の恥部だと思う。 #吉川晃司の人生最大の恥部 #発見 #吉川晃司 #これはこれは #めちゃくちゃ恥ずかしい #ロックンロールってこういうのなの!? #えいちゃん泣く #絶対泣く #辛い #わたしだけなのか? #これはダサいよ。 #最強にダサい。 #よく許したな。 #この解説。 #これはキテル。 #梁山泊総崩れのダサさ #あまりにもキョーレツにダサくて 内容飛ぶ #おったまげ #吉川晃司おったまげ #ロックンロール聞いて泣く
大きな戦はない。梁山泊と青蓮寺の暗闘がメイン。それでも次々死者が出る。しかも扇情的な謀略にはまっての無様な死とか…北方さん、容赦ない。やられたらやり返す暗殺合戦、壮絶な一騎打ち、ラスボスとのファーストコンタクト…後半は読みどころ満載。残りあと3巻、徐々に最終決戦に近づきつつある流れに心がざわつく。
浪子燕青の激闘に興奮し、梁山泊の女傑2人の飲み会に強制参加させられた2人の微妙な人選に苦笑いされられた16巻目。 ただ、やはり多くの死が描かれる中で作中に漂う暗い雰囲気が堪りません。 でも読まざるを得ないのが辛い…。
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