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Posted by ブクログ
全19巻という長さに少し身構えていましたが、読み始めると梁山泊の男たちと一緒に戦っているような感覚になり、気付けば最後まで夢中で読み進めていました。
梁山泊に集う108人は決して正義の英雄ではなく、それぞれが過去や信念を背負いながら、自分なりの理想を貫こうともがいています。
だからこそ、一人ひとりに感情移入してしまい、誰かが散るたびに、本当に仲間を失ったような喪失感がありました。
戦いや軍略の描写は圧巻ですが、それ以上に印象に残ったのは、人を信じることの難しさと、志を次の世代へ託していく姿でした。
登場人物が非常に多く、前半は人物関係を整理しながら読む必要があり、戦が続く巻では少し冗長に感じる場面もありましたが、読み終えて振り返ると、一番心に残っているのは戦いではなく、人が何のために生き、何を後世へ残そうとしたのかという生き様でした。
歴史小説というより、一人ひとりの人生を描いた群像劇として、これほど心を揺さぶられた作品はそう多くありません。
正義とは何か、志は誰のために受け継がれるのかを考えさせられる、圧倒的な熱量を持った大河小説でした。
Posted by ブクログ
動き始めた童貫軍に堪えきれない梁山泊は、策を練りながら時を稼ぐ。
一方致死軍VS高廉軍も大詰めを迎え……時代が動く17巻。(あらすじとは
儚く散ってゆく〜。もうさ、志だけじゃなくて、戦友ができたって満足しながら倒れる漢たちが最高すぎるッ
北方水滸伝は全19巻やから、あと2冊やん?もうね、主要メンバーもどんどん退場していくんよ……いや、わかる、わかるんやけどさ……初期メンとかやとマジでしょんぼりなわけで……ってか、これ、最期は「そし誰」みたいになるんか??だってそうしなくちゃ収まらなくない……か……??
ウワァァァ!
今作も癒しは李逵と楊令。楊令がどんどん大人になって嬉しい(というか、通過儀礼ィィィ!とはなった笑)
あと、青蓮寺側に新キャラキター!ってなったり(笑)あの建物の造り、面白いな……ヴィラン味があって好き。
Posted by ブクログ
禁軍元帥の童貫がいよいよ梁山泊に牙を剥く第十七巻
つおい!童貫強すぎます
あっという間に砦の一つ落とされちゃいます
もうがんがん死んでいきます
どうなるのよ!?
そして次シリーズの主人公楊令の成長も描かれます
安心して下さいめっちゃいい漢に育ってます!
109人分の魂を背負って尚負けずに育っております
あと気になる扈三娘×王英さんですが、扈三娘も浮気相手だった白寿の二人が共に王英さんの子を生みますが、扈三娘は父なし子であると宣言します
王英さん、扈三娘はもちろん子どもたちにも会えてません
かわいそう!身から出た錆とはいえかわいそう!。゚(゚´Д`゚)゚。
はい、一〇八星ぜんぜん違うじゃん!のコーナー!
今回は、梁山泊第十三位の好漢、天孤星、渾名は花和尚(かおしょう)の魯智深です
『北方水滸伝』の最重要人物と言っても過言ではない人物で、オリジナルにはないとんでもなく大きな役割を与えられた人です
この人がいなかったら『北方水滸伝』は成立しないといっていいと思います
オリジナルではまさに「弱きを助け強きをくじく」人でめちゃめちゃ人気がありますが、中々に短気で暴れ者です
酒の飲んで暴れてお寺破門になるし
そしてオリジナルでは二竜山の山賊をやっつけてそこの頭領になった後、官軍に攻められたのを機に梁山泊入りし、その後は歩兵隊の隊長として活躍します
『北方水滸伝』での魯智深はまさに「繋ぐ者」です
全国を旅して同志となる者を見つけ、梁山泊へ加わるよう説得したり、悩む同志に助言を与えたりと、まさに梁山泊という組織を大きくし維持する役割を一身にになっています
思慮深く暖かい人物として同志たちを導く存在ですが、必要であればとてつもなく冷酷にもなれます
そして最後に次の主人公楊令に梁山泊に集まった想いを繋ぐという大きな仕事を成し遂げ退場していくのです
ぜんぜん違う『北方水滸伝』を体現する漢それが花和尚魯智深なのです
Posted by ブクログ
原点の水滸伝と比べて、大幅な改訂が加えられているそうですが、原点を読んでいない俺にとってはどうでもええ事やな。
原点ら読んでなくても充分楽しめる!めちゃめちゃおもろい!!
原点では妖術とかの要素もあるらしいんやけど、北方版ではそれも省かれたあた。
俺は小説でそんな魔法とかファンタジー的な要素が入ったあるのは嫌いやし、ましてやこんな熱い話でそんな非現実的要素はいらん。
水滸伝のストーリを超端的にまとめると、梁山泊百八傑と言うように、108人の豪傑(女性含む)が織りなす一大叙事詩です。腐敗が進む宋において、『替天行道』の志のもとに集いし者達の熱い闘い。
最初108人の豪傑を全員書き分けれるんかよとか思いやったんですが、そんなんは杞憂でした。
108人全員が個性的でなおかつ熱い!!
『三国志』を読んだ時も思ったけど北方謙三という人は、豪傑とか漢とかを書かせると右に出るものはいないのではないだろうか。
また、全員死に様がかっこ良過ぎる。
漢とは死に様までカッコ良くなければならないと思いました。
豪傑達一人一人にすごい愛着が持てたので、そいつらが死ぬたびにものすごい落ち込んだ。
Posted by ブクログ
朱仝が死んでしまうシーンが印象的過ぎたからか、けっこう重要なキャラクターが死んでしまってもその描かれ方があっさりしている気がして、少し寂しく感じました。でも、最終決戦の最中だしどんどん皆死んでいっちゃうから仕方ないのかもしれない。
そんな中、魯達の死に様は壮絶だった。宋江と共に見たかった国の行く末を病によって叶わぬ願いとなってしまった、無念さが本当に伝わってくるシーン。ただただ壮絶なだけじゃない、悔しさや悲しさ寂しさ魯達のいろんな感情が表れていて、思い出すだけで涙が出そうです。
そして、その魯達からいろいろ話を聞き、死に際に立会い、多くのものを託された楊令はこれからどうなっていくのか気になります。楊令も大人になったな・・・。
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