あらすじ
どの寨が崩れても、梁山泊は潰滅する。極限状況の中、各寨は必死の防戦をしていた。特に激しい攻撃に晒(さら)された流花寨(りゅうかさい)は、花栄(かえい)らが死を覚悟して闘い続ける。しかし、官の水軍の進攻が始まり、それも限界が近づいていた。一方、宣賛(せんさん)は起死回生の策を考え出す。密かに李応(りおう)や索超(さくちょう)、扈三娘(こさんじょう)を北京大名府(ほっけいたいめいふ)に急行させた。梁山泊の命運を握る作戦が今、静かに始まる。北方水滸、危局の十五巻。
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。゚(゚´Д`゚)゚。
ぶえ〜ん、もうやめてよ〜
どんどん死ぬやん
20万の大軍に追い詰められる梁山泊、次々と好漢たちが斃れて行く中、軍師宣賛は起死回生の策に打って出る!傷病兵や女子どもも動員された文字通り総力戦の第十五巻!梁山泊に明日はあるのか!
というわけで、どんどん死にます
ネタバレごめんやけど涙が追いつかないくらい次々死にます
ほんともうやめてあげて!
108人しかいないんやで!
このペースで死んだら十九巻までもたんやないか!
わいの計算だと十九巻の終りにはマイナス6人くらいになってまうやないか!(いや計算苦手か!)
涙涙涙の中ですが、明るい希望も描かれています
一つは第2世代の子どもたちがすくすく育っていること
それはもうすくすく
いやこんな漢たちの中で育ったらすくすく以外育ちようないわ!
二つめはいよいよ『水滸伝』のスーパーアイドル一丈青扈三娘と、もてない男たちの希望の星王英さんが遂に結婚したってことです!
そもそも『水滸伝』一番の見どころって二刀流の美少女剣士扈三娘をチビでブサイクで特別強くもなく、指揮能力が高いわけでも一芸に秀でてるわけでもない能力値ランキングでいうたら下位常連でただただ女好きの王英が押しの一手で口説き落とすところなわけです(諸説あり)
まぁ王英許すまじ派の方が多数派かもしれんけどw
しかしあれだ!王英さん新婚初夜に色々約束し過ぎや!分かる!分かるよ、なんか気持ちがわ~って盛り上がってさ、この女のためやったらなんでもやってやるみたいな気持ちになるのは
でもそこは冷静にならなきゃダメなのよ
出来ることと出来ないことはちゃんと見極めて約束しようマジで
覚えてるからね!
女は全部覚えてるからね!
そんであの時のあれは嘘だったの!とか言って嘘泣きするからね!
あいつら全員予知能力者だからね!
完全に忘れてポカーンとなってるのをいいことに色々付け足してくるからね!
負けないで王英さん!
というわけで、今回の一〇八星ぜんぜん違うじゃん!のコーナーはもちろんこの人!
第五十八位の好漢、地微星の矮脚虎(わいきゃくこ)王英です
矮脚虎とは短足の虎という意味です
ひどい渾名w
梁山泊一のチビで短足、ブサイクです
しかも弱い、そのくせとんでもない女好き
敵将だった扈三娘にめっちゃ美人やん!という理由で一騎討ちを挑みますが、あっさり負けます
しかも負け方がひどい、一騎討ち中に扈三娘にムラムラして負けるっていう
笑えない、笑えないよ王英さん
もちろん最初は相手にされませんが、宋江に間に入ってもらってなんとか結婚にこぎ着けその後は二人揃って戦場にでます
しばらくおとなしくしてましたが、その後瓊英という美少女武将(なんと16歳)を見初めてまたしても戦いを挑みますがまたもやあっさり負けます
すでに王英はこのときいいおっさん、もちろん扈三娘も健在です
情けない、情けないよ王英さん
だけども『北方水滸伝』の王英さんはめちゃくちゃカッコいいのよ!飛竜軍という闇の部隊の隊長を務め、扈三娘のピンチに颯爽と現れ三たび命を救うスーパーヒーローです
なぜかいつも良い所にいるのはストーカーだからじゃね?と言えなくもないけど
と、とにかくわいの大好きな王英さんをこんなにもカッコよく生まれ変わらせてくれた謙三アニキにありがとうと言いたい!
Oh!Yeah!
でも、カッコ悪い王英さんも好きなんだよな〜
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危局の15巻。ひとまずしのいだけれど。
感想です。
呉用は冷たくなりきれないから、逆にみんなに冷たいと言われるのか、泣いちゃう
66ページにして2人死んだ。10人とか死んだらどうしよう。。。
…ここでメモを取るのを一旦諦めました。
宋清、楽和、穆弘、李応、欧鵬、朱武
梁山泊の豪傑達は仲間の死を受け入れ悲しみながらも前に進み続ける、私も一読者としてそうありたいと思っていた。けど、やっぱり無理みたい。悼ませて。
宋清と楽和は守らなければいけないものを守り通した。宗清、ひとりの女を思い続けながら戦ったその志は異端なんかちゃうよ。立派な生き方でした。楽和が歌うところをもう見れないのが寂しくて、厳しい戦いの間で楽和が歌う姿が大好きだった、姿が見えなくても、本から音が聞こえなくても。
穆弘は最後まで死なないと思ってた、どうしてかな、強くて、強くて、目玉を取り出してしまうくらいの男々しさがあるのに弟思い、家思いで。後もう少しだけタイミングがずれていれば。そうは思ってしまうけど穆弘は勝負に勝った。勝った上での死。こんなに尊い死に方は他にはない。
李応、李応ーーーー!!!ずっと杜興に守られて生きて、やっと自分の意思で梁山泊に入った李応。でも最期は一番危ない役目に自分も名乗り出て、志を絶ってしまわないように生ききった。李応と杜興のコンビが大好きなの、杜興は悲しむけどもう大丈夫よね、きっと。だって二人の絆は死だけで破れるようなものじゃないでしょう。
欧鵬、戦い抜いて、最期には花栄を守ろうとした姿に胸を打たれました。何より花栄の憤怒を見て「すげえもんを見た」って言って死ぬのって最高だな、と。最期まで守ろうとした人がめっちゃ強いの絶対嬉しい。
朱武が最期に宿元景とやり合って動きを止めたから花栄が射止められたんよね。花栄に足りないものを自覚させて本物の隊長にしたのは紛れもない朱部やった。お疲れ様でした。
李俊カッコいい李俊李俊李俊
穆弘が趙安を殺せんかった代わりに李俊が!あーーー!!!!かっこいいーーー!!!!!!!
水軍の戦いのドキドキっぷりは読んでて苦しかった。
あと、顧大嫂が強すぎて笑っちまうくらいかっこよかったな。大胆綱渡り計画を考えた宣賛も堪らんかった……
生きる者、死ぬ者、戦いを諦めない者、ちょっとのんびりしている者(魯達!)、本当にたくさんの人の志と気持ちと行動で勝利した戦い。失ったものは多いし、ここから先どうなることやらではあるけどまた立て直していく梁山泊を見るのが楽しみ。
張横が張順一家のことを、順、敬、平って呼んでるの愛しすぎんか?
楊令が石秀からもらった致死軍の刀を張平に貸すところで泣いてしまった。こうやって志と魂は受け継がれていく……
最後に……
王英×扈三娘、おめでとーーーーー!!!!!!!
辛い中にもめでたいことはあるー!!!!!!!!
子をなせーーーー!!!!!!!!!!!
解説コーナー
解説の方も仁義なき戦いの出演者を水滸伝でたとえようとしていて笑ってしまった。私はBTSで同じことをしているので。オタクはみんなそうするのかも。
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原点の水滸伝と比べて、大幅な改訂が加えられているそうですが、原点を読んでいない俺にとってはどうでもええ事やな。
原点ら読んでなくても充分楽しめる!めちゃめちゃおもろい!!
原点では妖術とかの要素もあるらしいんやけど、北方版ではそれも省かれたあた。
俺は小説でそんな魔法とかファンタジー的な要素が入ったあるのは嫌いやし、ましてやこんな熱い話でそんな非現実的要素はいらん。
水滸伝のストーリを超端的にまとめると、梁山泊百八傑と言うように、108人の豪傑(女性含む)が織りなす一大叙事詩です。腐敗が進む宋において、『替天行道』の志のもとに集いし者達の熱い闘い。
最初108人の豪傑を全員書き分けれるんかよとか思いやったんですが、そんなんは杞憂でした。
108人全員が個性的でなおかつ熱い!!
『三国志』を読んだ時も思ったけど北方謙三という人は、豪傑とか漢とかを書かせると右に出るものはいないのではないだろうか。
また、全員死に様がかっこ良過ぎる。
漢とは死に様までカッコ良くなければならないと思いました。
豪傑達一人一人にすごい愛着が持てたので、そいつらが死ぬたびにものすごい落ち込んだ。
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穆弘と楽和が死んでしまってとても悲しい巻。
他にも好漢が次々に命を落としていって切ないけれども、負傷から立ち直る人もいたりしていろんな人生が織り交ざっているなと思いました。
欧鵬の花栄を守って死んでいくシーンはすごく印象的。
そして、楊令がめっちゃ成長してるし、張平はめっちゃいい子だしで次世代の成長がとても楽しみにもなりました。
Posted by ブクログ
まずは恒例の各章のサブタイトルとその星が表す豪傑の名前の列挙からです。
天英の星: 小李広・花栄
地煞の星: 鎮三山・黄信
地遂の星: 通臂猿・侯健
天損の星: 浪裏白跳・張順
地察の星: 青眼虎・李雲
地奇の星: 聖水将・単廷珪
前巻から引き続き梁山泊は官軍と総力戦を繰り広げています。 ここまで「やる気的」にも「実力的」にも散々の描かれ方をしてきた官軍ですが、やっぱり正規軍には正規軍の強みがありました。 相変わらず「やる気的」には梁山泊軍の方に歩があるとは言え、物量的にも人材的にも豊富な補給を受けられるうえに、少なくとも上に立つ将軍たちの質がこれまでとは雲泥の差に変貌を遂げている官軍です。 しかもその官軍を裏方で支えている青蓮寺も力を増し、ついでに李富や聞煥章も経験値を積んでいます。 こうなってしまうといくら少数精鋭の英雄豪傑を抱え、一兵卒に至るまでの士気の高さに勝る梁山泊軍と言えども消耗戦に陥っていきます。
そんな消耗戦の必然・・・・・と言えば必然ではあるものの、今回の梁山泊 vs. 官軍の戦では戦死者の数が夥しい。 それらの死者たちの最期が美しければ美しいほど、壮絶であれば壮絶であるほど、根っこのところで死を美化することに抵抗を覚えずにはいられない KiKi はある種の恐ろしさみたいなものを感じる読書体験になりました。
何て言うか、次々と豪傑たちが倒れていく様を「さもありなん」と感じ、そこで「でも生き切ることができて良かったね」「こんな死は悲劇だしあなたの死ぬ姿なんて見たくはなかったけれど、悔いはないよね。」と受け入れてしまいそうになる自分を認識するたびに「いやいや、良くはないだろう、良くは・・・・・」と思うんですよね。
KiKi はね、ただ漠然と時を重ねるような生き方が嫌いな人間です。 そういう意味では「生き様」みたいなものに拘りが強いタイプであるといってもいいと自分では思っています。 と、同時に「死」というのは「生」の延長線上にある必然だとも思っていて、そういう意味では梁山泊の豪傑たちが「どうせ死ねば土に還る」とか「生き様とは死に様とほぼ同義」みたいなことを言ったり考えたりしている部分には頭では同意できる部分もあったりします。 それでも、この物語の中で豪傑たちが「志を持って意味ある戦いをしている。 その戦の中で死ぬのは本望」みたいなことを言うと心の中の何かが「いやいや、それは違うだろう」と感じずにはいられません。
KiKi は「人は誰もが何等かの役割をもって生まれてくる」と考えているタイプで、そういう意味では「志のために戦い、死ぬ」というのは「そういう役割」と割り切ってしまうこともできる考え方の1つだとは思うんだけど、それでもやっぱり「生死の判定を安易に下すこと」には抵抗を感じるのです。 本人が「ここで死ぬことができれば本望」と思うのはある意味個人の自由(?)だし、そうとでも思えなければ「無駄死に」以外のナニモノでもないとは思うけれど、少なくともそれを読者という立場で傍観しているだけの KiKi が「当たり前」と感じるのは間違っていると思わずにはいられません。 まして、「カッコいい」なんていう風に感じるのは論外です。
そういう意味では梁山泊と官軍、どちらの側であれこんな風に夥しい屍を累々と築くのはやっぱりどこか間違っているし(仮にそれが戦がなくても飢えやなにやで同じように屍が築かれるとしても)、早くこの戦に終止符を打ってほしいと願い続けて先を読み進めていた・・・・・そんな気がします。
結局この戦は宣賛によるかなりトリッキーな謀略によりとりあえず一段落。 でも、こんな手があるならもっと早くやって欲しかった・・・・・そう思わずにはいられませんでした。
さて、そんな中、やっぱりほっとできるのは「王進スクール遊学中」の楊令 & 張平のお話だったし、成長の跡著しい水軍預かり見習いの趙林のお話でした。 こんな戦の最中であっても生まれ出づる生命もあれば、成長中の生命もある・・・・・そんなそれこそ当たり前のお話に救われたような気分になったこと数知れず・・・・・。 その一方で戦でこそ命は落としそうもないようでも確実に生命の灯を燃やし尽くしつつある盧俊義の「私の死の使い道を考えてくれたら、ありがたいのだが」には胸を打たれました。
盧俊義ほどのポジションにいる人間であればこそ生まれてくる「死の使い道」であることは百も承知だけど、そうであってもそれが考えようと思えば考えられる「死にざま」になる・・・・・それこそが本当の意味での「生き様とは死に様とほぼ同義」だよなぁと感じずにはいられませんでした。 さて、残すところあと4巻です。
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ここら辺から梁山泊軍は官軍に攻められっぱなし。国を相手にしているので仕方ないか。壊滅の危機にまたもや奇策で対抗。なんとか乗り切る。戦死者もたくさんでるが、それを補う人材もまた登場。
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まあ、よく耐えられるように書きましたね~
すごい、虚構だけど、虚構と思わせないもんね
あと、扈三娘ですね、最後を飾るのは
う~ん、みんないい女だから、高嶺の花って諦めることないかもね^_^
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15巻。官軍の総攻撃に耐える梁山泊軍。ぎりぎりのところで攻撃を食い止める。次々と戦死していく漢たちの姿が終盤のストーリーをグイグイと引っ張っていく。あと4巻。
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あ、、、、、、
息吸うの忘れてた、、、、
ってくらいの激戦中。
あぁ、、、、どうなる梁山泊、、、、、
あと4巻、きっとここまま手に汗握る戦いが繰り広げられるかと思うと、、、、、
読みたいような、読みたくないような。
気になるけど、終わらせたくないような。
そんな複雑な心境です。
#水滸伝
#15
#北方謙三
#ハマりまくる
#逃げ出せない
#息吸うの忘れた
#夢中
#危ない
#やばい
#どうなるの!?
#戦
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ついに王英と扈三娘が!
というわけでここまで読んできたみんなの胸が熱くなる展開ではないか。
世の中では幼馴染の巨乳の美人とサイゼリヤに行ったというだけで叩かれるわけだが、こちらはブサイクにして短足、170cmもないから人権もないという男と、超美人とのペア、叩かれないわけにはいくまいが。でも料理とか苦手で肉まんをレンジでチンするだけだし、そこらへんは痛し痒しか。
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いきなりクライマックスのような戦闘シーンから始まり、停戦後の後半はクールダウン。「楊令伝」につながる伏線らしきものも色々張られる。扈三娘のエピソードは北方版らしいというか衝撃的⁈ではあった。
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全巻から続く梁山泊総力戦。相変わらずボコボコ死んでいく中、じっと耐えてきた花栄がついに憤怒に燃え、弓を用いて敵方将校を鎧ごと撃ち抜き、そばに居た部下が「すげえものを見た。人間業じゃない。ほんとうにすげえものを見た」と口にして息絶えるシーンは、実に印象的だった。それにしても、珍しく数巻かかってロマンスを匂わせてきた王英と扈三娘の結婚が、恐ろしく無味乾燥にあっけなく成就したのにはガックリきた。なんか物凄いアレンジを期待してたのに。もしかしてこれも何かの伏線か?
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●1回目 2007.9.16
宣賛の奇計。
宋軍の攻撃終息。
扈三娘の結婚話(笑)
この作者はいつのまにか、笑わせたり和ませたりすることも上手になっているな。
そういう息抜きがないと、こんなに長い話は読者の方がもたないだろうな。
●2回目 2015.1.17
流花寨、二竜山、双頭山に拠る梁山泊軍3万と、官軍20万の総力戦。
じわじわと押される梁山泊軍の起死回生はなるか。
前回読んだのは2007年9月だから、7年半前のこと。
これから先のストーリーは、結末以外、まったく覚えていない。
きれいさっぱり忘れている。
ということは、ほかの本についても同じなんだろうな。
これまでずいぶん本を読んできたつもりだが、これを、どう考えればいいのだろう。
同じ本で二度楽しめるといって喜べばいいのか、費やした膨大な時間は無駄だったと惜しめばいいのか。
なんともいえない感じ。
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前巻から引き続き全面対決!
大軍勢と圧力で追い詰めていく官軍。激しい攻勢に晒される梁山泊軍。さらに水軍の戦い、功城兵器の導入も。
目まぐるしい攻防で読む手も加速しまくり!
そして負傷者や女性・子供まで動員する宣賛の北京大名府制圧作戦。
戦場で命を散らす漢たち。着々と戦の準備を進める禁軍総帥・童貫。
最終決戦の足音が…。
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巻が進むにつれて、梁山泊が負けるんじゃないかと不安になり、辛くなってくる。でも読み始めると止まらない。
この巻でも、大勢の人物が戦いで亡くなった。
最後の方に梁山泊を裏切るのか、ギリギリのところの人物が出てきたので、胃がきゅっとなった。馬桂のことを思い出した。
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さすがは王進先生…。というか楊令、立派になって…!張平も立ち直ってきたし、子午山は梁山泊にはないといかん場所やね。子の成長を見守る気分だよ、
しかしなぜ晃蓋と2人並ぶとステキと言われた巵三娘が、ブ男の王英と結婚…!納得いかねえ!けど巵三娘のクール過ぎる感じカッコイー。
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前巻から続く宋軍20万VS梁山泊全軍の戦が集結。
またしても好漢達が倒れていく。
流花塞のクライマックス
黄信の一騎打ち
梁山湖の水軍戦
鉄叫子の奮戦などなど、読んでてとても疲れました。
残り四冊!
楽しみです。
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宋軍20万と苦戦を続ける梁山泊軍。
どんどん追い詰められ良将が続々と死んでいく。
宣賛の策で北京大名府を奪取することでなんとか全滅を免れる。
大変や大変や。
大国に向かうにはやはり限界があるので、よっぽどの策がないときついなぁ~。
そして、ついにあの二人が結婚!?
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激しい戦と、そのあとのひと時の小康状態。そのシーンの切り替えが自然に書かれていた。
激しい戦の描写もさることながら、人にフォーカスをあて、丁寧に書かれているところが多くてよかった。張平が少しずつ大人になっていくのが好き。
死域をこえるもの、死んでいくもの、戦における人の運命を見られた。
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前半はとにかく梁山泊の各拠点が攻められて、
いっぱい主要キャラが死んでしまって切ない。
李応の死に方とタイミングは個人的に意外。
殺伐とした雰囲気の中、
張清と鄒淵のやりとりは一種の清涼剤だった。
戦闘後は楊令と張平の現在を挟んで
様々な梁山泊メンバーにスポットがあたる。
死者も大概多いけど、まだまだ梁山泊メンバー大勢いるなと感じる。
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いやー、すごい戦いでした。
圧倒的な緊迫感と臨場感をもって迫ってくる文章は、著者の筆力の面目躍如といったところ。いやー、繰り返すがすごい戦いだった。
この戦があまりにすごすぎて、それ以外のエピソードがちょっとかすんじゃったのが残念。まあ仕方がないけどね。
それにしても魯達、大丈夫か?なんかすっかり悪人キャラになっちゃったような。。。
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激しい争いのなかで、梁山泊の死者はさらに増え宣賛の秘策でなんとか争いが一段落つく。
もっとみたいと思っていた人物達が死んでしまうのは悲しい…。
そして子午山での楊令と張平のやりとりがよかった。
きっとこの二人はこれからもっと絆が強まっていくんだなあと感じさせる。
水滸伝に続く楊令伝が楽しみになる。
まずはこの108人の豪傑の行方をしっかり見届けたい。
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激しい官軍と梁山泊軍との全面対決は宣賛の奇策によって終結することになりました。但し、梁山泊軍はかなり激しいダメージを受けてしまったため、軍を立て直すまでの間、裏工作で時間稼ぎという作戦に出ました。なかなか話の流れが強引でなく、周到な展開には感心させられますね!さあ物語も終盤にさしかかってきたと思うので、最後にどう展開するのかが楽しみです。
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激しい戦いが続くため、戦死者続出。
いよいよ水滸伝も佳境に差し掛かっているのかと思うと
何だか読むスピードが遅くなってしまいます。
張平と楊令のシーンは良いですね。
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いい感じに進んでいます。
読み終わるのがもったいないような気がしてきたのですが、噂の楊令伝に続くべく、息子たち世代が少しずつ顔を出してきたのでそれも楽しみながら読み進めていこうかと思います。
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熾烈な官軍の攻撃により、ニ竜山の本営は堕とされ、流花寨も大軍に押されて防戦一方であった。
たくさんの将校が死んでいった。
そんななか、負傷兵ら二千程度の兵で北京大名府に攻め入り、占領する事に成功し、講和となり、いったん戦争は終結する。
かろうじて梁山泊は寨を死守した事になった。
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梁山泊が力を出し尽くした戦がひとまず終結。
ホッとする一方で、これまでに命を落とした好漢の多さに辛くなってくる15巻目。
梁山泊に加わるオリジナルキャラクターの新戦力も描かれているものの、やっぱり108人は特別な訳で。
ついに飛礫の張清たちが加わると、知ってるスターたちが全部出番を終えたようで、寂しさも感じます。
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前巻から続き、官軍を相手に必死に耐える梁山泊の死闘が続きます。
その中で奇策あり、楊令の成長や王英や扈三娘の結婚など人間ドラマありと読み応え十分です。
講和案の今後の展開も面白そうです。