ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 見えるか保己一

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    ⭐️5+
    江戸時代の偉人 塙保己一の生涯
    幼くして失明し、武蔵の国から江戸に出て、学問で身を立てた保己一
    盲の世界で既存の階段を登りつつ、誰も歩んだことのない道を開く
    江戸時代の世相や風俗が沢山描かれていて興味深かった
    人は何を見て何が見えないのか
    示唆に富む作品でした

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    2026年07月17日
  • 県庁おもてなし課

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    いやぁ、めちゃくちゃ楽しく読み終えました!
    ずっと積読にあったのですが、もっと早く読んでおけば良かったと思うくらい面白かった。


    掛水と吉門とのやりとりがまぁ面白い(笑)
    そして、清遠さんのキャラ、天才的な発想力と着眼点に読んでいる自分も引き込まれました!

    物語の内容が本当に読みやすくて、どんどん先に進んで読んでいました。
    読んでいる間は、物語の情景や登場人物の表情などが浮かんできて自分も一緒にその世界にいるような。そんな感覚でした。

    お堅い考え、役所ルール、役所感覚、が少しずつ解れてきて民間感覚に近い柔軟な考え方に変化していく。
    内部での壁や不自由さにもがきながらも、ほんの少しの大きな

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    2026年07月16日
  • 口に関するアンケート

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    ネタバレ

    読むのが遅い自負のある自分でも1時間とかからずに読めてしまった短編作品ではあるものの、凝った構成と描写のうまさによって満足感のある結末を迎えてくれる。
    一見謎なタイトルも、読み終わる頃には色々な意味の鳥肌に変わる。もし音読していたらと思うと背筋がぞくっとする。
    映画も観てみたくなった。

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    2026年07月16日
  • キッチン常夜灯

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    とても温かい作品だった!

    食事をして“おいしい”と感じることは、
    健やかである証拠なんだなと思った。
    だからご飯は大事なのか

    “物理的な居場所だけでなく、心の居場所”

    私も眠れなくなった時
    駆け込めるお店が近くにあったらな〜

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    2026年07月16日
  • 十角館の殺人〈新装改訂版〉

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    ネタバレ

    言わずと知れた大名作を今更ながら。
    どんでん返しと知っていたし、衝撃の一行というような触れ込みも把握していたから構えてしまったけど、後半に出てきたその一行にはまんまとやられた。
    でも、あまりにあっさりしていたのと、思ったより早めに出てきて、というか最後にひっくり返されると思っていたから、これを超える展開がまだあるのか?ってふわふわした気持ちで終盤パートを読んでしまった。それにしても終わり方の妙味さと犯人の行動力には脱帽。スタイリッシュじゃないところが逆にかっこいい。
    映像化不可能と謳われていたドラマ版も見たけど、見事に映像化できていたし地味に付け足されていたオリジナルの要素がこれまた味があって

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    2026年07月16日
  • 多類婚姻譚

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    とっても生々しくて色んな感情をぐるぐるかき混ぜられて目眩がする。色んな恋と愛と結婚と、、、色んな人の人生を垣間見て思ったのはやっぱり他人と分かりあうとか一緒に住むとか難易度高くない???自分が傷ついたり損したくはないし、相手を傷つけたいわけでもないけど、やっぱり自分のために刃を向け続けたり、自分という個を押さえてでも相手にとっての自分の価値の為に生きてて、愚かすぎる!って。でもこれこそが価値のあるものなんだろうなとも思ったり。恋愛難しい。1つ選ぶとすると『小鳥たち』の空気がとても好き。私の止まり木何処。

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    2026年07月16日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(上)

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    原田マハの文章は、情景も心情も目や心に浮かんでくるから大好き!
    本作上巻では、どこまでも真っ直ぐで自分の信じるものを疑わない、そんな宗達を主軸にストーリーが進んでいく。
    宗達の姿は周りを明るく照らす太陽のようで、自然と人が集まってくる。でも、その真っ直ぐさは時に雷のように人々を驚かせ、時に風のように周囲を巻き込みながら、新しい景色を生み出していく、、、。
    宗達だけじゃなくてマルティノたちも同じように、自分の信じるものを胸に生きているように感じた。その揺るがない芯があるからこそ人はこんなにも強く、美しくいられるのかもしれない、、、私もそんな風になりたいな。

    信じるものは人それぞれ違う、けど!そ

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    2026年07月16日
  • 見えるか保己一

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    ネタバレ

    直木賞受賞は逃しましたが、今回の直木賞ノミネート作品群の中でわたしの最推し、ほんとうにおもしろかった。言葉にある熱の温度を確かめながら読み進めてしまう、言葉に熱のある作品はそうない、本当に素晴らしい

    盲だからこその感覚の表現が心地よい。文体も美しゅう。
    しかし彼の人生に美しさはほとんどなく、第4章 版木・半疑(この言葉遊び的章題も美しいが)なんてずっと揺さぶられる。
    目明きも盲も正しく見えるものなんてこの世に何一つありゃしねえ。どちらであっても何一つ見えちゃいねえのさ。

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    2026年07月16日
  • 方舟

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    ここ数年で最も話題になっているミステリなんではないかと思うが、その高い高いハードルをやすやすと越えてきた。
    どんでん返しモノで一番好きかもしれない。その理由は、この世界観だからこそ生まれる衝撃があるから。これまで触れてきた中でも、最高級のミステリ、いや最高級のエンタメ。

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    2026年07月16日
  • 彼の空のユンカース

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    亡くなった曽祖母の遺品の鏡台から出てきた手紙。そこから雅美は友人の凜と一緒にその宛名の主を探すことに…

    戦争に徴兵され、それでも短歌を詠み続けた正三(まさみ)。一冊の書き写された歌集が当時の悲惨さを物語っていました。
    それでも懸命に生きようとする短歌がとても素敵でした。

    友達の凛にも色々と思う所がありつつ、とても良い関係だと思いました。

    もう一つの産婦人科病棟で同室になったのをキッカケにやり始めたオンライン短歌会。
    散り散りになってもどこかで繋がってたのが嬉しかったです。

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    2026年07月16日
  • 倫敦スコーンの謎

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    ネタバレ

    また小市民シリーズ読めるとは思いませんでした!

    まだ2人が互助関係だった懐かしい頃ですが、相変わらず小山内さんのピリリとした呟きがドキッとさせられました。

    お気に入りは「桑港クッキーの謎」

    船戸高校出身の美術家が賞を取った。そんな作家の絵が高校から出てきて…

    果たして展覧会に出品された絵は模写だったのか?
    ラストの小山内さんの言い方にゾッとしました。

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    2026年07月16日
  • リバース

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    日常の時間軸で、過去の回想シーンが組み込まれていて、読み入ってしまった。
    人間関係の部分は共感というか、深瀬のような熟考型の考え方を少し知ることができた。そして、自分は何色だろうか?と思った。
    最後の最後は、想像もしておらず、脈拍が急上昇した。

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    2026年07月16日
  • テレ東のつくり方

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    ・普遍性×時代性。企画の作り方。

    ・気持ちを伝えるためにあえて手紙で。

    ・番組は半歩先。

    ・ディレクターは知りすぎている。

    ・自分に酔った言葉は視聴者に届かない。マスを常に意識して。

    ・入口と出口の感覚。自分は出口なので、まっさらな入口の感性の人に聞きたい。

    ・テレビ番組の王道は「半径3メートル」。

    ・核となる質問は相手への興味がないとでない、相手への興味は好奇心と同義だ。好奇心は疑問を持つことと同義だ。

    ・可能な限りもう一人の自分を真裏に置く。

    ・ちょっとギリギリなところにこそ、伝えるべき事実があったり、知られざる面白い状況が垣間見える。

    ・どこまでだったらいけるのか、見

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    2026年07月16日
  • PRIZEープライズー

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    昨夜、芥川賞と直木賞が発表された
    そんな日この本が私の手元にあるのは運命に感じた
    直木賞がとりたい作家と担当編集者には信頼関係が必要であるがかつ、一定の距離感を持つ事も必要
    小説を作り上げる為の相棒としての相性や価値観を見つけるのは難しい
    直木賞の選考の様子・出版の舞台裏を知ることができ1冊の本が出来上がるまでの努力や関わりを知り小説を読む事を親しみたい

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    2026年07月16日
  • ぼくは青くて透明で

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    触れられそうで触れられない淡いお話。緑亮の最後の海への気持ちに胸が痛くなった。いろんなことがある、でも自分の人生。他人に振り回されることなく時には叫びながら自分を大切に、生きていきたい。

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    2026年07月16日
  • 火花

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    『読書をしてみたい』と思った、大きなきっかけとなった作品。
    ではなぜ1冊目ではなかったのかと言うと、実写版を先に観てしまったからです。

    『実写を先に観ていても、楽しむ事ができるのだろうか』という不安がありましたが、そんなのは杞憂でしかありませんでした。

    ピースの又吉さんがとても好きで、小説を書かれたと聞いた時には、いつか読んでみたいと思っていました。
    …そのはずなのに、それから11年も経ってしまいました。

    実写版の役者の皆様が凄すぎる事を再認識した事に加え、あの時のあのシーンの裏で、こんな感情を表現していたのか!とか、この文章を表現していたのか!と、度々興奮しました。

    なにより、エピソ

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    2026年07月16日
  • ナミヤ雑貨店の奇蹟

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    終わり方が綺麗過ぎる最高の一冊!!
    雑貨店なのに、悩み相談を受け付けている不思議なお店ナミヤ雑貨店。そして、そこに身を隠す空き巣3人と悩みを相談に訪れる人々のお話。
    どんな人も誰かの役に立てる!そう思わせてくれる作品でした。実際に存在していて、今もどこかの誰かの相談に乗っているのではと考えるだけでワクワクします。
    シビアな描写もありますが、読後は心温まった気がします。東野圭吾さんの描くヒューマンドラマは教科書に載せるべきだとずっと思っています。

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    2026年07月16日
  • マンガホニャララ

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    ボンコバさんの、カッコ書き多用の文体が大好きです。心の声にいちいちうなずいてしまう。ピエール瀧さんとの対談も良くて、読み終わってしまうのが残念でした。どのマンガも面白そうで、全部読みたくなりました。

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    2026年07月16日
  • NHK短歌 シン・短歌入門

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    Q &A形式の解説と巻末には穴埋め問題のドリルの形式の肩の凝らない短歌入門書です。

    短歌を詠むにあたってのお作法の初歩に始まり
    リフレインや歌の響き
    「三句切れ景・心セット」「二句切れ心・景セット」
    など
    リズムよく覚えやすい解説であっという間に楽しく読めました。

    「短歌ができない時は電車で知らない駅で降りることをお勧めします」とおっしゃっておられますが
    著者は行き詰まったときは敬愛する出口王仁三郎氏の歌集を紐解くらしい…

    出口王仁三郎さんってだれ?

    宗教家にして芸術家、多才な歌人!
    こんな方もいらっしゃったのですね。

    そのほか、著者は"元祖現代オカルト短歌 家元&

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    2026年07月16日
  • 成瀬は天下を取りにいく(新潮文庫)

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    我が道を突き進む成瀬あかりは、今日も今日とて知らぬ間に多くの人に影響を与えていた。個性豊かな面々が、また新たに成瀬あかり史に名を刻む。『滋賀愛』溢れる圧巻の青春小説。
    久しぶりに真っ直ぐに青臭く、でも羨ましい青春小説に出会った。人生は長いようで短い。何でもいいから何かを成し遂げるエネルギーは、若い時にしか持つことができない。主人公・成瀬あかりの魅力に圧倒された。

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    2026年07月16日