ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 夏への扉〔新版〕

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    ネタバレ

    大好きなSF
    昔の表紙も好きだけど写実的過ぎてちょっと怖かったような思いでもある。優しい色味の絵柄になって手に取りやすくなった。
    細かい筋は忘れてしまったけど主人公が賢くて、未来の世界でも上手に立ち回る。頭脳派で機転も利いてかっこよかった思い出。非力だからか嵌められてピンチになるけどピートのおかげでなんとか逆転する。うまいこと元恋人と元友人をやりこめて姪っ子と結婚する。姪っ子がコールドスリープから目覚めてくる場面は救われる。今になって振り返るとロミオとジュリエットも元ネタなのかな?アメリカ小説だからそこまでおしゃれではないか?
    王道すぎるし、過去に飛ばされてしまった学生がレオナルドダヴィンチに

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    2026年01月02日
  • 成瀬は都を駆け抜ける

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    ネタバレ

    成瀬〜!わたしも成瀬と一緒に200年生きさせて!いや、300年でも、400年でも見守らせて!

    と叫びたくなるような感動的なラストだった。

    『私は大きなことを百個言って1つ叶えばいいと思ってるんだ。』『みんなは極めると言う到達点に注目するのだが、私はそこに至る道が重要だと思っている。ゴールにたどり着かなくても、歩いた経験は無駄じゃない。』と、成瀬節全開だった。
    成瀬母の「そういう子なんです」のフレーズは、わたしも使わせてもらいたい。鳩居堂で選んだ便箋と封筒で文通してみたい。桜の季節には琵琶湖疏水にも行きたい。滋賀だ京都だあらそうことなく、琵琶湖の水はみんなの水だとおおらかに構えたい。

    ぶれ

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    2026年01月02日
  • 成瀬は都を駆け抜ける

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    あーーー、ついに読み終えてしまった。
    この先、成瀬あかりの新たな話を知れない(読めない)と思うと寂しい。とっても寂しい。

    成瀬のさりげない一言一言が心に刺さった。
    何かに悩んだ時や不安で押し潰されそうな時、視野が狭くなって良からぬ方向へ考えてしまう。
    そんな時、成瀬のように冷静に(?)助言してくれる人がいたらいいなと思った。

    また成瀬と会いたくなったらページをめくろう。

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    2026年01月02日
  • 用心棒日月抄

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    私はこの作品が凄く気に入った。その時代に生きた人の息遣いを感じた。
    江戸時代の人情と助け合いの良さをうまく表現していると思う。

    とある事情を抱える浪人が悪事を懲らしめ、依頼人を助ける用心棒の勧善懲悪もの。
    その用心棒を中立の立場で、忠臣蔵での各陣営の動きを絡ませたのが面白い。
    個人的には立ち合い(決闘)のシーンが分かりやすく、読んでてよかったと思った。

    時代小説を読みなれていないと、役職と各人の名前や用語は取っつき辛いけれども
    短編集に近いので、主要人物の名前を押さえておけば大丈夫だと思う。
    500ページを超えるが、割とサクサク読めたので、是非お勧めしたい。

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    2026年01月02日
  • コンビニ人間

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    ネタバレ

    これが芥川賞を取る作品なんだと思った。
    主人公を誰か正社員で雇ってあげて欲しい(しかしそうすると物語が破綻する)
    読んでて怖かった。主人公と自分を重ねて読んでしまった。自分の内面を言い当てられてるみたい。自分の仕事を把握して、成し遂げられているときだけ、全能感があって幸福を感じる。
    世間一般とは違う人生や考え方を"治さないと"と思っているところが悲しい。主人公とよく似ている私はごく普通の一般人の"真似をしないと"と思っていた。言葉は違うが大体意味は一緒だと思う。
    主人公がコンビニの廃棄を食べる描写があり、週5で出勤するならコンビニ飯ばっかりじゃないかと疑

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    2026年01月02日
  • 専門家と作ったスキンシップ絵本 こちょこちょ

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    このシリーズ3部作、全て読み聞かせています。
    このこちょこちょが一番好きかも。
    3ヶ月ごろからずっと使ってます。
    皮膚の感覚の発達段階なので、あんよ、脇腹、首、などコミュニケーションとりながら読んであげることで、きゃー!なんて言いながら楽しんでくれてます。
    こちらはお話できるくらいになっても使えそう。
    月齢が上がったらシリーズのちゅ、とかの方がいいのかしら。
    巻末に専門家による、コミュニケーションの論理付がされているので、感覚の女性ではなく、論理的な夫には納得感があるようで響いていた。

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    2026年01月02日
  • プロジェクト・ヘイル・メアリー 下

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    子供の頃宇宙に憧れて天文学者になりたいと漠然と思っていた頃がありました。
    望遠鏡も持ってなかったので気分だけです
    そんな頃をふと思い出してしまった
    「プロジェクト・ヘイル・メアリー」
    これはSF小説です
    あるとき、太陽の出力が落ち続けていることがわかり、このままだと人間はもちろん地球上の生命全体が存続の危機に晒されることに。
    謎を解き、地球のそして人類の生命を救うために、ヘイル・メアリー号(宇宙船)が、とある恒星系を目指す、という物語なのです。
    中身はしっかりしたSFで、相対性理論やら量子物理学やらニュートリノやらといった難しい話も出てくるのだけど、全然理解できなくて大丈夫!
    それより展開がど

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    2026年01月02日
  • 曙光の街【新カバー版】

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    曙光の街 今野敏

    今野敏『曙光の街』は、公安警察の捜査と国際的な諜報の影が交差する、緊張感あふれる作品だった。特に印象的なのは、元KGBのヴィクトルがヤクザの組長を暗殺する場面で、感情を排した冷静な判断、無駄のない動き、周到な準備が描かれ、現実に起こり得るのではと思わせるほどのリアルさがあった。その非情さが、国家や組織の論理に生きる人間の怖さを際立たせている。一方で、主人公たち公安側の地道な捜査や葛藤も丁寧に描かれ、派手さよりも現実味を重視した点が本作の魅力だ。静かながら重厚で、読み終えた後に社会の裏側を考えさせられる一冊だった。

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    2026年01月02日
  • シークレット・オブ・シークレッツ 上

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    ネタバレ

    ロバート・ラングドンシリーズ待望の第6弾、待ってました。今回のメイン舞台はチェコ、プラハ。

    チェコ、アメリカ、国による時差も絡めての時系列なので場面転換が目まぐるしいし、さらにそのなかでも場所が短時間であちこちに飛ぶ。(なので上巻の中盤までで2時間くらいしか経っていない!)
    登場人物もどんどん増えてくる。普通はこれだけ状況や場所が変わるとややこしく感じたりすることもあるかもだけど、全く絡まることなくぐいくいと読ませる力がすごい。

    本書の始まりに「本書に登場する芸術作品、遺物、象徴文書はすべて現実のものである。実験、テクノロジー、科学的成果はすべて事実に即している。この小説に登場する組織はす

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    2026年01月02日
  • 一次元の挿し木

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    ストーリー展開が非常に面白く、没頭してすぐに読み終えてしまった!

    仙波の倫理観を無視した科学への探究心、この話どこかでも読んだことあるような、、どこだっけな。
    宗教やら科学やら、全く極めすぎると人をおかしくさせてしまう、というのかなんというか、、

    小説としても面白く、考えさせられるものもありました。

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    2026年01月02日
  • 死が内覧にやってくる

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    療養休暇のため、元妻と娘が住む田舎町にやってきたエリート捜査官が殺人事件に遭遇、地元の新人捜査官と犯人を追う。容疑者が多くてワクワクする謎解き。潔癖症のピエテルが牛、猫、犬に翻弄されるのが楽しかった。娘との交流も良い。

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    2026年01月02日
  • 函館グルメ開発課の草壁君 お弁当は鮭のおにぎらず

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    実家から通える会社に就職した草壁だったが父の転勤に母もついて行く事になり、一人暮らしとなる。
    会社の近くにはコンビニもあるから昼はなんとでもなると思っていたが、観光客が多く飲食店もコンビニも混んでいて時間がかかることがわかる。同僚にお弁当ならすぐ食べられるし、食材の無駄も無くせると勧められる。

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    2026年01月02日
  • 天地明察 上

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    これは面白い!
    算術に魅せられるシーンや、関わる人々の想いに触れるシーンには、熱くなる。
    暦や神道に関する知識も勉強になり、はっとさせられた。

    登場人物がみんな良い。
    主人公の安井春海はもとより、本因坊の二人も、安藤も、村瀬とえんも。
    設問への関の対応、深い。
    建部と伊藤との関係性が素敵。じーんときた。

    神の視点は時代ものに多いんだろうけど、同じ文節の中で視点人物が変わるのには、最初やや慣れなかった。
    だが途中から一気に読みやすくなり、先が気になってページをめくる手が止まらなかった。

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    2026年01月02日
  • 生きるぼくら

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    ネタバレ

    2025年1番泣いた。
    そして、自分自身が農家の子であることを誇りに思ったし、人に恵まれてることを痛感し改めて感謝したいと思った。


    要約
    主人公、麻生人生はひきこもりの24歳。嫌いなものは梅干で、その原因は高校時のいじめ。外に出るのが億劫で部屋に引きこもってたが、母親が人生の面倒に疲れ家出してしまう。
    母親が置いていった物は現金5万円と数枚の年賀状。その中に祖母の余命が書かれた年賀状があり、それを便りに祖母の家へと向かう。
    向かった先で蕎麦屋の方に手助けされられながら祖母の家に着くも祖母は認知症で人生を理解できない。そして、なぜが20歳くらいの女の子も。この子は、人生の父親の再婚相手の義理

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    2026年01月02日
  • 本を読んだことがない32歳がはじめて本を読む~走れメロス・一房の葡萄・杜子春・本棚

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    「本をこんなに楽しく素敵に読める人がいるんだ」と感動した初心に戻れる一冊!
    自分だとよく分からないなーと知ったかぶりで読んじゃう場面も、ちゃんと味わって噛み砕いて、これでもかというほどに感情移入して読めるみくのしん。
    羨ましくて、そして本を読むのがまた楽しみになった。

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    2026年01月02日
  • 私のサイクロプス

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    やっぱり山白朝子読みやすいなぁー。
    この世界観が独特だよなぁ。
    耳彦の話も良かったんだけど、最初の大太郎の話がとっても切なかったな。
    いつもハラハラするんだけど、何とかなる、この展開スゴすぎ。

    最後の話を読みながら三毛別の熊の事件を思い出したのは私だけでしょうか?

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    2026年01月02日
  • オーデュボンの祈り

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    閉ざされた島という舞台設定に加えどこか風変わりで強烈な個性をもつ登場人物たちが次々と現れ、物語の終盤までまったく飽きることなく世界観に引き込まれた。

    一方で、過去に起きた事件や物語の途中で散発的に起こる出来事は残虐で救いのないものが多い。
    しかし島の住人たちは、それらを特別なこととしてではなく、まるで日常の一部のように受け入れている。その淡々とした態度が、かえって強い狂気を感じさせ、生々しい不安や恐怖を突きつけてた。

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    2026年01月02日
  • イクサガミ 人

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    ネタバレ

    3作目の「人」。
    何気に推しだったのか、無骨との最後の闘いが
    圧巻。
    圧倒的な悪と思いきや、最後の一言…
    スピンオフ、「無」早く読みたい!
    辿り着けなかった三助との約束の地を含め
    甚六も胸熱すぎた。
    甚六の推理パートとか、たまに笑える人物描写
    ですっかり甚六ロスに。
    あと、巻を重ねるごとに双葉を通して
    橡(つるばみ)の変化にも熱いものが。
    圧巻の3巻でした。

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    2026年01月02日
  • 鏡の国

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    叔母の遺作に削除されたエピソードがある、それを探るお話(?)。

    作中作の謎に加えて、その外側にどでかい真実があり、とんでもないひっくり返しに驚かされた。
    タイトル含め最初から何からしっかり伏線張られていたとはねぇ、、、。

    削られたエピソードにも感動。

    作品内の謎とその外側の謎、倍倍謎謎で2の二乗、もしくは、2倍×2倍の4倍楽しい作品であったなぁ。

    ♪ばーいのばいのばいのばいのばいのきゃんでぃーちゅーん。←?

    コロナ禍やライブ配信、ルッキズムや精神病理など、現代的な問題も含まれた作品でありましたなぁ。

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    2026年01月02日
  • アルジャーノンに花束を〔新版〕

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    ネタバレ

     間違いなく名作。テーマ、着眼点、構成、それに伴うリアリティ。人の本質を考えるためにサイエンスの力を使ったフィクション小説(SF)と感じた。
     あらすじは、ある知的障害者が知力を上げる手術を受け、一般的な人よりも知的能力が向上し、その後また衰退していくというもの。事実だけを記載するとシンプルだが、この過程を本人が書く日記というフォーマットで表現している点が非常に斬新。主人公の主な思考の流れとしては以下。
    ・IQが低く、人を疑うことができない状態。頭が良くなる可能性に非常に期待している。
    ・IQが上昇し始める。自分が信じていた友情が、見下しや嘲りを含んだ感情だと知る。
    ・IQがほぼ最高に到達する

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    2026年01月02日