小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
短編10話。一つひとつの話が短いので読みやすい。
『箱男』『砂の女』『燃えつきた地図』など、安部公房の有名作品を思い起こさせるような内容もあり、非常に面白かった。
星新一のショートショートと少し雰囲気が似ている話もあるが、やはり安部公房はぶっ飛んでいる。
それでいて決してふざけているわけではなく、あくまでも真面目に描かれているからこそ、グイグイ引き込まれる。
『賭』は、奇妙な会社に巻き込まれていく展開がすごくワクワクして好き。
『無関係な死』は、無関係であることを証明しようとすればするほどドツボにハマっていくのだが、読んでいてなぜかすごく共感できる。
『人魚伝』は、アドレナリン分泌の有無が -
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ネタバレ作品を読み終えてからしばらく、言葉が出ませんでした。
最初は、死を目前にしたエミルの物語として読んでいました。
「最後になんでもいいから、何かつかみたい」
という小さな決意。けれどジョアンヌと旅をするうちに、物語の中心は少しずつ「どう生きるか」「どう世界を見るか」へと移っていったように思います。
ジョアンヌは最初、本当に不思議な存在で、
世間の常識やしがらみに縛られない一方、人の心の奥を感じ取る繊細さと、誰かを傷つけないための強さを持っているなと思いながら、、
振り返れば、彼女の行動はずっと「愛」だったのだと思います。エミルを変えようとするのではなく、エミルが最後まで自分自身として世界 -
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原田マハさんの新作長編!
期待値が爆上がりだったにもかかわらず、それを上回ってくるのがマハさん!!本当に素晴らしかった。
明治の終わりから大正にかけて、小説家を目指す女性のお話。
岡山で育った山中すてらは、病気の父親を助けるため、女工として働くなか、小説を書き始める。その才能を見いだした周囲のサポートもあり、すてらは女文士(小説家)として歩み出す。
マハさんがインタビューで「これは、私の話であり、あなたの話でもあります。自分の物語として読んでほしい」と言っていたけど、まさに私も、すてらと一緒に物語の中で生きているような気持ちになって、一緒に泣いたり苦しんだり笑ったりした。
小説家は一流の -
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科学読み物好きな私にはぴったりはまった。
驚きの研究内容、創意工夫された実験の数々。
論文を書き上げるまでには、反論の余地がないよう実験を重ねる地道な努力がある。
子どもたち(中2、6年、4年)もすぐに読んで楽しかったとのこと。
著者は、ドキュメンタリー(情熱大陸)にて、子ども時代は図鑑に、自分の見たものとの相違点を書き込んでいたと話していた。やはり研究者になる人は、本ではなく、いつも自分の目で実際に観察したことを信じるのだなと。
冒頭の卒業研究でのエピソード
ノーマルごはん、お湯ごはん、水ごはんの三大ごはんレシピで1ヶ月乗り切った話から、やはり突き抜ける人は違う!と感じた。 -
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何か起きそうで起きない
無さそうでありそう、あったのでは?
と思えるような思えないような短編というより
「断片」
神様の視点で、ググッとある時代のある場所のある場面が描かれ、突然サッと終わる。
私達は人間で生きれて百年ちょいの人生の中で全人類の全エピソードに触れることなんてできなくて、繋ぎ合わさった断片の断片をチラッと見るくらいしか出来ない。と、思わされだからこそ一瞬を大切にしたいなと少しだけ思いました。
なんてそんな教訓めいても無いんですよ
本当に断片だから、普通に生きてたら教訓めかないし…暮らしていくだけだから、ほんと
感想文だと小綺麗にまとめたくなってしまうけど、コレは絶妙なバラン -
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「ミュージアム」のパクリかと思ったことをここに懺悔します。こっちが先。
最初に読んだ時は、遺体に対する扱いの惨さに引っ張られて、状況や人物の描写がいまいち頭に入ってこなかった。メインの登場人物がどういった人間なのかを頭に入れた上で再読すると、ものすごく面白い。
刑法第39条について、社会でどう扱うべきなのか。
基本的には「人を殺したら死刑だろ」と思う。ただ、過失だったら、動機が仇討ちなら、冤罪の可能性があったら……
今の社会に「人殺し→即死刑」はあまりに乱暴な理論とも思う。
被害者側、加害者側、虞犯者、我々は状況次第でどの立場にもなり得るし、心を壊すような出来事がいつ起こるかもわからな -
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ネタバレおそらく4度目くらいの再読。今だにこれ以上に面白かった本と出会ったことがない。さすがに3回も読んでいたので、大まかなストーリーは頭の中にしっかり刻まれていたが、その分細かいセリフに散りばめられていた伏線(と言うと簡単だけど本当にしれっと貼られているから怖い)やら、拳銃の行方やら、座席の位置など、頭の中で考えられる余裕が生まれて何倍も楽しめた印象。まだ、この本味がする。むしろ、美味い。
今回改めて思うのは、七尾一番運が良い説。
ついてないようで、一番ついてる。もし、仮に最初の依頼通り上野に降りていたら、檸檬蜜柑に殺されていただろうし、木村と王子のあれこれも上手くかわしてる上に、最後には蛇のおかげ -
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超良かった。
俺たちの箱根駅伝は、そこに携わる人たちそれぞれの箱根駅伝。ランナーだけではない、監督、給水係、家族、そしてテレビ。それぞれの熱い思い、熱い戦いに興奮と感動。読みながらこっちまで泣きじゃくりでした。
何より主役のチームが学生連合なのが良かった。まさに敗者復活戦、リベンジ、二流なりのプライド。チームみんなが個性的なのも魅力的。天才の1〜2年生、ラストランでいろんな思いを込める4年生、因縁のライバルがいる者、悪天候を味方につける者、飲まれて本領を発揮出しきれない者、などなどドラマ豊かの魅力的な最高のチーム作りがものすごくうまかった。
そしてその個性を最大限に生かすのが監督の役割。箱根 -
Posted by ブクログ
ネタバレ最初、アリを著者と重ねて読んでいた。第4Qではそんなことは忘れて、総大三高アメフト部を応援していた。
過去と向き合ったり、未来を考えたりするよりも今、ここに集中することでアリは1秒先が見えるようになる。点差のことは、河瀬とチョモに任せよう。プレイヤーとしてひとつのことに集中するのを選んだアリを通して、本番で結果を出すのはこういう人なんだなと実感した。
ぶつかることで生きていることを実感していたアリは、ぶつかることで自分を証明する。ぶつからないと、自分がどんな人なのか相手がどんな人なのかわからない。頭の中だけで想像していても、実際どうなのかはわからない。ぶつかり合った末に、チームメイトに心を開い
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