ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 八月の御所グラウンド

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    何が起きても「京都だから」で済ませる作品群に飽きが来て、しばらく読んでいなかった。しかしこの作品のまとまりかた、京都であることの必然がとてもよかった。

    セカンドハウス!

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    2026年09月25日
  • 母という呪縛 娘という牢獄

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    ネタバレ

    生々しい描写も多く、途中で何度もリタイアしようかと思った。
    「母親」という医学部・助産学校への執着から来る呪縛、「娘」という約束を守れない、約束に囚われる牢獄。二人とも苦しんでいたんだなと思う。
    一時の「普通の母娘像」は安らぎだったのかもしれない。しかし、それも一時だけの。
    これから、呪縛から解き放たれ、自分の人生を歩んでいってほしいと思った。

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    2026年09月25日
  • 扇谷家の不思議な家じまい

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    数代続いた家業を閉じた身としては、こんなにドラマはなくても、地味に大小色々な決断をしてきました。窮屈でも逞しい登場人物がとても魅力的でした。

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    2026年09月25日
  • 国境の南、太陽の西

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    290-296ページを書くためにこの本を書いたのかなと思った。そのくらいその7ページは1人の人間の独白の力があった。それを受け入れる女性の愛の深さや、好きでいてしまうというようなそれぞれの人間の業を感じた。 

    1人の人間の葛藤と絶望と、最後に残った情けなさのような気持ちが鮮明に描き出されていて感動した。

    他の人からは普通の日常の生活があるように見えてるのに、1人の人間には世界が大きく変わるような内面の変化があり、自分がそれに抗おうとしても抗えないもどかしさや苦しさがあるのはすごくわかる。
    鮮明だったな。
    自分は救われた。

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    2026年09月25日
  • 緑十字のエース

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    石田夏穂フリークの私としては、やっぱり石田さんのこういうお仕事モノたまらない。
    これを読んでから、工事現場を横切るとき興味深く眺めてしまうようになった その現場内に弾幕のように掲げられていた「現場KY」という標語?が、「危険予知」という意味なのだなとしみじみするなど 

    小説で得た知見や知識が、生活に波及するのを感じる瞬間、好きすぎる

    石田さんの本に出てくる人間は、結末まで「すべてが完璧に丸くおさまる・すみずみまで善人になる」ことがないから愛です ニンゲンや人生ってそう単純ではないので.....

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    2026年09月25日
  • ゴールデンスランバー(新潮文庫)

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    素晴らしい。
    伏線に感じない伏線が散りばめられ、見事なまでの伏線回収。
    読後の気持ちよさがすごい。
    話・構成ともに非常に読みやすいため、万人におすすめしたい。
    評価:10点/10点

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    2026年09月25日
  • ひとり旅日和 花開く!

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    ひとり旅あるあるが良く描かれていて楽しい。
    シリーズ8作目
    岩手三重徳島香川の旅が2泊3日づつ描かれています
    自分も各地、巡ってみたいなぁと妄想が膨らむ作品

    ひとり旅を通じて東京近郊の旅からスタートし飛行機レンタカーと主人公の行動範囲も広くなり仕事に恋愛と充実していきます
    引っ込み思案な女性の成長物語

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    2026年09月25日
  • 決戦!賤ヶ岳

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    ネタバレ

    20代の頃、テント泊をしながら琵琶湖まで行った時に偶然立ち寄った賤ケ岳。リフトに乗って山頂まで行ったが、当時は七本槍の逸話など知らず、漫然と観光してしまった。本書を読むまでも、加藤清正、福島正則と、かろうじて加藤嘉明は知っていても、他の武将のことはあまり知らなかった。七本槍が秀吉のプロパガンダだという見方は新鮮だ。加藤嘉明に、賤ケ岳で討死にした石川兵助が寄せた想い(男色)の物語も、その時代にはあり得ることと興味深かった。織豊時代から関ケ原にかけて、敵の敵は味方ではない複雑な駆け引きを想像するのも楽しいな。

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    2026年09月25日
  • 後宮の検屍女官7

    匿名

    購入済み

    すごい引きで終わる。

    主人公の登場が意外に少ない上にぼんやりしているので何故か全体が持参な割にゆったり物語は回る。
    だが事件は盛り沢山で奴婢は貧しい故の、高貴な者には欲に塗れた悲惨な死が増えていく。
    それを鮮やかに解決するヒーローとヒロインには瞠目しかないが、いきなり警鐘が鳴ってのラスト、緩急が付きすぎててスゴイ。

    #ダーク #怖い #ドキドキハラハラ

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    2026年09月25日
  • ひみつのしつもん

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    岸本さんのエッセイ第三弾!
    今回も、あの不思議な読み心地のエッセイは健在でした。現実から、気がつけば急に空想の世界へ行ってしまっているあの感覚は面白すぎる!
    疲れていて気軽に読みたい時にぜひおすすめの一冊。読むとゆるっとした穏やかな気持ちになれます

    運動不足の話、哀しみのブレーメンの話、尻の記、赤いリボン、ネジ、ひみつのしつもん、河童など楽しかったエッセイはたくさんありました!
    挿し絵も絶妙にシュールでなんとも言えない気持ちになります。

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    2026年09月25日
  • 阪急電車

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    「長編小説」と銘打たれていたけれど、私は連作短編と言われたほうがしっくりくるな……と思いながら読んだ。各駅に擬えられた章タイトルも、「折り返し」、最後は終点の駅で物語が終わる……という流れも、お洒落!

    電車に乗り合わせただけと言えばそれだけの関係なのに、そこから人と人との繋がりが生まれて物語になっていくのが楽しい。会うのはそれきりかもしれないけれど、その人のなかに残り続けるものもあったり……
    有川さんの描く人との縁は温かくて大好き。

    あと個人的に、ふたつ知ってる話があってびっくりした。たぶん小学生時代に模試か何かで読んだんだと思うけれど、当時「いいなぁ」と思っていた話、有川さんだったんだ……。

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    2026年09月25日
  • 楊令伝 二 辺烽の章

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    やっと楊令が本格的に登場。
    もはや一巻毎に書く感想もないわけですが、付き合いが長くなって来たせいか(笑)李富に頑張って欲しくなってる今日この頃。

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    2026年09月25日
  • 女子の人間関係

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    メスとして生まれながらも「女」と言う生き物に嫌悪感を抱いている、そんな私の中にいる「女(メス)」と向き合える本だった。

    著者によると「女」とは「選ばれない限り満たされない心」を持つ存在らしいが、つまりそれは「オス」に選ばれたい「メス」そのものなのだと感じた。

    女性が「女」になってしまうのは本能的なもので、「女」が「女」を嫌悪するのもより良い「オス」が、自分以外の「メス」に奪われることに対する危機感の表れなのではと思ったりもした。

    「女」が「女」であることは種を残すための本能的な行動でもあると考えると、醜い存在だなと感じてしまう「女」も少し可愛く見えたりする。

    女性が「女」ではなく、女性であるためには、やはり「メス」の本能に抗い、理性ある生き物として、客観的に物事を見ていくことを意識しなければならないのだと痛感した。

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    2026年09月25日
  • 風と共にゆとりぬ

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    あーーー面白かった!!!!これに尽きる。

    朝井さんの書く一言ひとことに笑ってしまい
    家でしか読めないエッセイ。
    本当に朝井さんは、日常の面白おかしい事を
    文章に書き換える天才だなぁ…
    こんな人があんな素晴らしい小説を書いてるとは!
    頭の中を見てみたい。

    なんと言っても『肛門記』が1番笑いました。
    笑い事ではないんだろうけど。

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    2026年09月25日
  • そして誰もゆとらなくなった

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    この本を読む前の著者のスマートなイメージがガラリと変わった。ここまで自分を曝け出した内容は珍しいし、一つ一つのエピソードがいちいちが面白い。

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    2026年09月25日
  • 変わり者たちの秘密基地 国立民族学博物館

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    ばらばら で 一緒
    念のために 言い換えると
    ばらばら だから 面白い

    わかっていること よりも
    わからないことの方が 大事
    わからないことが増えていくことが 面白い

    「国立 民族学博物館」に
    寄せてもらった時に
    その展示されているモノたちに
    圧倒されたけれど
    いちばん ああこれだ!
    と思ったのは
    分厚いガラスケースに閉じ込められた
    裸のモノたち

    いつぞや 見たことのある
    「縄文の遮光式土器さん」の
    閉じ込められた姿を見て
    ああ なんと可哀想に
    と思ったことを思い出しました

    それに比べて
    この民博の素敵なモノたち

    そのモノたちの
    背景にいらっしゃる
    とんでもない研究者(褒め言葉です)の
    先生たち と staffのみなさん

    そのご様子を 活写してくださった
    ミンパクちゃん
    ありがとう

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    2026年09月25日
  • この闇と光

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    ほんタメで知り、ずっと読みたいと思っていた1冊。
    大きな展開は知っている状態で読んだけれど、細かい仕掛けに驚き一気に読み切りました。
    とにかく美しくて儚くて、大好きな世界観。
    私自身、実際にはなかなか出来ていないけど、自分の周りは全て、私の価値観において「美しい」と感じるものだけで満たしたいという思いがあるので、とても共感しました。
    著者の他の作品も読んでみたくなりました

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    2026年09月25日
  • 江戸川乱歩傑作選

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    良いものはいつ読もうと良い。その色香が枯れることはない。江戸川乱歩を読むたびにそう感じる。
    なぜ彼の作品が色褪せないか。それはきっとトリックではなく、心理描写に重きを置いていたからであろう。
    人間の心理など、幾多の時を経ようとも決して変わることはないのだから。

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    2026年09月25日
  • 騎士団長アルスルと翼の王

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    自分の気持ちがなかなかわからないアルスル
    わしに襲われている城郭都市アンゲロスのために戦う
    アンゲロスを治めるのは 72才 2メートルの身長のヴィクトリア
    この人の戦う姿を見て
    この人の剣になりたい と願う

    自分の盾となって死にものぐるいで 戦うルカ
    好きなんだけど 伝えられない

    命がけの戦いが終わった後 皇帝に招かれて 
    ルカとダンスを踊った。
    自分の方から ルカにキスをする。
    やっと気持ちが伝えられるようになった。

    強くて不器用で 可愛らしいアルスルです。

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    2026年09月25日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    読んだのは約20年ぶり。

    昔読み終えて少し経った後、祖母の死を経験し、学校に行けない時期も過ごした。
    「私もおばあちゃんの家で過ごしたかった。」と思っていたことを、今回読みながら思い出した。

    まいとおばあちゃんの暮らしは、私の祖母との思い出が重なる部分が多かった。
    油断したら涙が止まらないくらい、堪えながら読み進めた。

    改めて読んでみると、お守りにしたい言葉たちがたくさんあった。
    大人になった今の私、そしてこれからの私も忘れたくない言葉たち。
    これからも心が渦巻いた時、開きたいと思える一冊だった。

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    2026年09月25日