ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 一橋桐子(79)の相談日記

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    前作とは違う感じ、良かった。桐子さんとゆきなさんのコンビ、年齢離れているのが、ちょうど良かったのかなと。原田ひ香さん の物語は、やはり続きを読みたくなるものでした。

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    2026年10月09日
  • 風の海 迷宮の岸 十二国記(新潮文庫)

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    周りの期待やそれができないことの悩みを抱えながら、一心不乱に大好きな人たちを守りたい、そこに辿り着きたいという想いが、通常できるということをはるかに凌駕することを成し遂げられる、自信なき主人公の泰麒だからこそ紡げる物語をそこに感じた。

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    2026年10月09日
  • マルドゥック・スクランブル The 2nd Combustion─燃焼 〔完全版〕

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    バトル要素は少なくなり、特に後半はギャンブル小説と言っても良いほどだが、これはこれでディーラーとの心理戦など緊張感があって面白い。バロットとウフコックの絆もより深まって続きが楽しみ。

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    2026年10月09日
  • ゴールデンスランバー(新潮文庫)

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    ネタバレ

    突然、首相爆殺の疑いを掛けられた主人公青柳の逃亡劇。
    前半は全く集中できず読むのを諦めそうだったが、みんなが協力してくれて読後感がよかった。
    顔を変えていたもう一人は誰だったのか、連続殺人犯三浦はなんだったのか、当初の予定では青柳じゃなく誰に嫌疑をかけるつもりだったのかはわからなかった

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    2026年10月09日
  • スプートニクの恋人

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    初めての村上春樹。
    「なんか凄い人が書いた文章」という先入観をなるべく捨てるつもりで読んだ。

    個人的には「不在」と「夢」がテーマなんじゃないかと感じた。

    夢の表現が素晴らしい。あまりにも正確で現実的な描写なのに、掴みどころがあるようで無くて、正に「芸術的だ」と思った。
    ※芸術的、って適当に使われがちな形容な気がするけれど…わたし的には、こんなにピッタリとこの表現が浮かんだのは初めて。

    読書体験としてはずっと心地よくて目が離せなかった。
    本当に読んでよかった。

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    2026年10月09日
  • ゴールデンスランバー(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ほとんどあらすじを知らないまま読んだのですがとても面白かったです!
    ミステリー小説が好きなジャンルなのですが、よく読むジャンルとはまた違う読後感でした。
    作品を読みながら自分がこんな場面に遭遇したら人を信頼できるのか、手を差し伸べることができるのか、と自問自答していました。
    物語自体も面白かったですし、自分の思考を改めて知るきっかけになりました!
    人生で何回も繰り返し読みたいと思える作品でした!

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    2026年10月09日
  • 娘が巣立つ朝

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    娘の婚約から始まる物語。
    娘とその母親、父親の3人の視点で描かれる。
    結婚とは?夫婦とは?を考えさせられる。
    ホームドラマとして映像化しても面白いと思う。

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    2026年10月09日
  • 国宝 上 青春篇

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    極道と梨園
    帯を見た時から、苦手な感じでずっと手に取らず仕舞いだった作品。
    読み始めも独特な言い回しに読み切れるか不安を感じていたものの。
    めちゃくちゃ面白い。作品に引き込まれていき、もうちょっととページをめくるうちにあっという間に読み終わってしまった。

    歌舞伎の世界って想像もできないくらい厳しく、世襲のしきたりの中で芸以外にも堅苦しく難しいのだろうなぁと。
    半次郎を襲名したけれど後ろ盾もなくなり、後半は苦しいことばかりの喜久雄が俊介の登場にどうなっていくのか下巻が気になる。
    2人とも報われてほしい!

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    2026年10月09日
  • キッチン常夜灯 ほろ酔いのタルトタタン

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    おいしいデザートは頑なだった心をも溶かす。今回も、お料理は勿論だけど、暖かなキッチン常夜灯の雰囲気そのままのタルトタタンに憧れを持った。

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    2026年10月09日
  • スロウハイツの神様(上)

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    我が読書人生において、最大のカタルシスを得る。
    なんでこれで終わらないの?下巻まで読んじゃっていいの?

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    2026年10月09日
  • 楽園のカンヴァス

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    ふと書店に寄った時にジャケ買いした本。原田マハさんという作家も知らず、この本から原田マハさんにはまっていった運命の一冊。とにかく引き込まれていく。絵には詳しくないがとにかく絵が見たくなる。美術館にも行くようになった。とにかく見てない人には見てほしい。

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    2026年10月09日
  • I

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    ネタバレ

    「ゲオスミン」→「ペトリコール」の順番で読みました。

    なんとなく最終的にたくさんの人を救いたい。という気持ちで、最初にどちらかと言えば怖い単語の「ゲオスミン」から読み始めました笑

    一度読んだだけでは、スッキリせず、もう一度両編の重要箇所を読み込み納得。

    赤い傘、そして時系列。最初のこの順番で読みます。という書き込みの一と二が繋がるとは。

    ペトリコールの夕歌と先輩と関係が良かった。
    最初ゲオスミンを読んでる時の早く先が読みたい!気になる!って感覚が読書をしていて久しぶりだった。
    え、そういうこと?って2.3回なった気がする。
    これが読書の楽しいところでもある気がする。

    とても良い読書体験をありがとうございました。

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    2026年10月09日
  • 人魚が逃げた

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    ネタバレ

    人魚が逃げた
    また読みたいな

    言葉なしで相手の気持ちを理解するなんて、とても難しいことです。
    でもたがらこそ、目や仕草が表しているその人の想いを見逃しては行けないのかもしれません。


    「毎日を、毎日作ってくれたよ」私は戸惑った。毎日を、毎日作る?
    「お母さんって、小さな観葉植物をていねいに手をかけて育てるようなところあるじゃない。買ってきたままじゃなくて、わざわざきれいな色のに植え替えたりとばそのシャツワンピだってさ、白い服を白いままキープするのってけっこう・きちんと手入れして大事に長く着てるでしょ。とっても似合ってるよ」
    私は自分の着ているワンピースに目をやる。
    そんなふうに思ってくれていたのか。
    「私やお父さんに対しても、お母さんが手をかけてくれるひとつひとつに、優しい想いがふめられていて。お弁当に旬の野菜が入っていたり、掛布団からお日様のいい匂いがしたり、り、家族写真のフォトフレームに可愛い飾りがつけられてたりね。そういうのって、ちょっとしたことなんだけど、大きなことなんだよ」菜緒は、今度は照れもせずにっこりと笑った。
    「私ね、お金とかじゃなくて、豊かさってこういうことなんだなあって、子ども心にずっと思ってた。・・・・・・お母さん、ありがとう」
    ぽろぽろと、私の目にも二度目の涙がこぼれて、止まらなかった。
    王子に差し出したかったハンカチで、私は自分の顔をぬぐう。
    人が見ていないときに、やってしまうこと。それが本当にやりたいこと。

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    2026年10月09日
  • 血と反抗 日本の移民社会ダークサイド

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    全く日常見えない世界。安易な多文化共生、移民歓迎は日本社会の犯罪などの問題を加速度的に増やしていきそう。政府は前のめりだし、日本は大丈夫か?

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    2026年10月09日
  • 静かな雨

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    宮下奈都さんは、2012年ごろにある程度まとめて読んだ。「田舎の紳士服店のモデルの妻」や「誰かが足りない」、「窓の向こうのガーシュウィン」。その後、「羊と鋼の森」で著名となるがそれは読めてない。

    2014年以降、ある理由から本が読めていない。読みたいとは思う。開きもする。文字が頭を滑る。文字が意味を持たず、ただ並んでいるとしか認識できない。

    なので、積読だけが溜まり、今では(おそらく)400冊はあるだろう。電子書籍も入れればもっと。

    この作品は、映画を先に観た。原作があると知らず、エンドロールで「宮下奈都/静かな雨」となっているのを見つけ読んでみよう、と思っていた。

    それから数年、今日。ふと「今なら読めるかも」と思いたち、手に取った。思いの外、薄い。ページをめくる。文字を追う。意味を持って頭に届く。読める。

    久しぶりの感覚だった。

    内容は過去に読んだものと同様に心象の紡ぎ方が丁寧で印象的だった。心のあり方をないがしろにしない。それが、今の私にちょうどいい。

    ここから色んな本を読もう。そう思えるいいきっかけになった。

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    2026年10月09日
  • 希望の子

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    とてもとても良かった
    梢さんの高校時代の話が一番好きだったなあ
    生きるということに価値を見出しすぎず、もう少し肩の力抜いてもいいんだよなあと思えるような、そんなお話でした。
    私も後天的(?)反希望クラブの人間として、誕生日を重く捉えてしまいがちだったのだけど、それはそれこれはこれやんなと思わず関西弁が飛び出してしまうお話でした。よかった

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    2026年10月09日
  • 雪国

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    も生きるのに困らず、東京に妻子を持ちながら安全な場所から「遊び」として雪国を訪れる島村。それに対し、借金という泥臭い夜の世界に縛られながらも、異常なほどの清潔さを保ち、健気で甲斐甲斐しく生きる駒子。この残酷なまでの対比が凄まじい。
    駒子が狂ったように書き留める日記や、一人で弾き鳴らす三味線の熱情。それらを、越後縮を雪に晒して漂白する「雪晒し」になぞらえ、ただ自分の目を一瞬楽しませるだけの美しい「徒労」として消費する島村のクソ男っぷりには反吐が出る。しかし、報われない熱をぶつけ続ける駒子が、次第に感情を制御できず現代でいう「メンヘラ」へと変貌していく姿は恐ろしいほどリアルだ。そしてその生々しさは、かつて島村が出会った頃の「清潔な駒子」の幻影であるミステリアスな少女・葉子と、完璧な光と影の対比を生み出している。
    だが、この小説の真髄はなんといっても、狂気じみた美しさを持つ情景描写だ。真っ白な雪景色の中に浮かび上がる駒子の頬や唇の「赤」。まるで映画のワンカットのように鮮烈な色彩のコントラストには衝撃を受けた。
    「虚しい壁に突き当たるこだまに似た音を、胸の底に雪が降りつむように聞いた」
    島村の虚無感を表現したこの一文には震えた。駒子の燃えるような愛情も、結局は島村の心の空洞に降る雪に吸い込まれ、形を残さず溶けて消えていく運命だったのだ。
    そして迎える、火事と天の川のラストシーン。燃え盛る炎の中で葉子を抱き抱え、生々しい狂気と悲哀を叫ぶ駒子の圧倒的な「熱」を前にして、島村は自分自身がすでに心を持たない空っぽの人間であることに気づく。人間のドロドロとした情熱や悲劇すらも一瞬で飲み込んでしまう、冷酷で巨大な大自然の象徴である「天の川」。そこへ意識を溶かし、現実の重さから完全に逃避して終わる結末は、虚しく、残酷で、言葉を失うほど美しい。

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    2026年10月09日
  • 植物図鑑

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    好みすぎてやばい、空港で最後読んで泣いた主人公が健気なのほんとかわいいし男の子が真面目で不器用なのが愛おしい

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    2026年10月09日
  • 十角館の殺人〈新装改訂版〉

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    誰もがSランクをつけるミステリ。
    まさかの真犯人!みたいな書き方がされていて、そんなに?と思いながら犯人を予想しながら読み進め、、
    ある一文で、え?は?どゆこと?!となり、そのカラクリに鳥肌が立った。
    最後の方になって、まさかこの人が犯人か?!と思ったけど、犯人ということよりそのカラクリに脱帽。
    これは本じゃないとできないカラクリ。
    面白かったー!もう一回最初から読みたい!

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    2026年10月09日
  • 白い巨塔(一)

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    とても面白かった。この本を読んで特に覚えていることは、財前助教授と東教授の手術の方式について討議するシーン。側から見ると医者同士の理知的な会話に見えるものが、双方の感情的な思惑によってギスギスしており、医療の世界における人間関係の歪さを象徴しているようであった。

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    2026年10月09日