ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • ルパンの消息

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    最初から最後までずっと面白かった。

    序盤で登場人物が次々と出てきて、ごっちゃにならないようメモしたけど、メモしたら整理できて、見返すことはなかった。

    取り調べの心理戦の描写が緊迫感あって良かった。
    受ける側は、相手はどこまで知っているのか、自分は何を話せばいいのか、極度のストレス状態。
    警察側は、優勢ではあるけど自白に頼る部分が大きく、また時効のリミットを悟られたら一気に劣勢になる危うい状態。
    こういう微妙な心の揺れって心理としては複雑なのに、スッと文章が入ってきてイメージできちゃうから不思議。

    回想と現在を行き来する構成で、15年の移り変わりの表現もすごく好き。
    ストーリーと直接関係な

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    2026年09月04日
  • 世界99 上

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    本を読んで気づいたこと

    ①自分にとって都合のいい道具だと思っていたものも、本当は自分と全く変わりないただの人間である。

    ②自分が信じていた、こうあってほしいと願った理想の存在は頭の中にだけあって、実在しない。そこには自分と同じように利己的で気味が悪いただの人間がいる。

    ③みんな自分は搾取される側で、自分を搾取する敵がいると思っている。しかし本当は、搾取されていると思い込んでいる自分自身にも、都合のいい存在を搾取している一面がある。

    【感想】

    「人間」の気持ち悪さがグロテスクに描き出されている。言葉の通りブラックボックスがむき出しにされていく、最後の展開はリズミカルで読み手を引き込む魔

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    2026年09月04日
  • 成瀬は天下を取りにいく(新潮文庫)

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    文庫本タイプをやっと手に入れられたので期待値上がり過ぎててどうかなと思いながら読み始めると驚きと新鮮な感動でビックリ。
    2日間で読み終えてしまいました。
    主人公成瀬あかりの1人称で描かれてるかと思いきや、各章ごとに何人かの目線で描かれていて、展開が読めない。
    その色々な伏線が最終章に向けて繋がって行く気持ち良さ。
    そしてみんなが思うこんな風に自分を偽らないで他人にも媚びずやりたい事をやり遂げる成瀬のキャラクター。
    確かにこの本を読み終えた後、みんな成瀬が好きになり、成瀬の事を周りの誰かに伝えたくなる。
    流石本屋大賞、面白かったです!

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    2026年09月04日
  • ババヤガの夜

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    文句なし。最高。
    映画を観ているかのような展開、躍動感ある暴力描写、でも活字でしかできないギミック、小説だからこその面白さ。
    2人には幸せになってほしかったが、ラストも好きだ。依子はあのあとどうするかな。ババヤガになるのだろうな。
    読み終わるのが寂しくなる本は久しぶり。
    何度でも読みたい。
    作者あとがきも良かった。

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    2026年09月04日
  • あなたはここにいなくとも(新潮文庫)

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    時々こみ上げるような思いや涙が湧いてきました。命にまつわる話の短編集で、いわゆる今を生きる真っ只中の人間らしい説明のつかない感情や思うようにいかない現実と、命を失っていく人のどこか静謐な感じの対比が際立って見えて、正直なところこういうふうに周りの人に意味を残す消え方ってそうそうできないだろうなと(少し羨ましくもある)思いました。現実を生きることは大変だけど、どこかに救いも感じられる物語が多く、登場人物たちの思うようにいかないこともありますが、スッキリした気分になりました。こだわっていたり、すがっていたものに気づき、それを手放せているからなのかな。 
    この人の文章は、スルスルと私の中に入ってきて

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    2026年09月04日
  • 赤と青とエスキース

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    めちゃくちゃおもしろい。やっぱりこの作者さんは短編みたいな形であたたかい話を繋げていくのがうますぎる。1枚のエスキースを中心に、章ごとに年月が経過していきながら話が進んでいく。ブーとレイ、素敵な関係すぎる。最後がめちゃくちゃ良くて、その状況をもう一度理解したくて最後の章は2回読んだ。

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    2026年09月04日
  • 女のイイ顔

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    男性に対する母性も感じるし、女性に対するやさしさも半端なく感じました。ずっと読んでた田辺聖子さんの小説、もっと早くこのエッセイと出会えていたら、感じ方、読み方が変わったのに、、再読します。

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    2026年09月04日
  • 汝、星のごとく【電子限定特典付き】

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    続きが気になって夜更かしして一気に読んでしまった。暁海と櫂の2人の視点で高校生から30代まで物語が進んでいく。2人とも違ったタイプの母親に苦しめられていて、でも親だから切り離せなくて、、人生の選択の仕方が2人で違ったから、あんなに好きだったのに1度すれ違って、でも最後の最後は周りの人にも助けられながら自分の人生を自分で決めていた姿にグッと来た。最後は泣きながら読み終わった。辛すぎるけど、これはハッピーエンドなんじゃないかな

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    2026年09月04日
  • 亡霊は夜歩く 名探偵夢水清志郎事件ノート

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    ネタバレ

    もうすぐ学園祭が始まるという頃に事件が起こった。

    故障して、長年鳴っていなかった学校の時計塔の時計が1時間ごとに音楽が鳴り出した。

    そして、文学部のパソコンから亡霊(ゴースト)と名乗るものから文章が入力されたフロッピーが見つかる。
    その内容は、要約すると、拘束に縛られてるのは、息が詰まりそう、みんな同じような考え方をしないといけない学校は、とても嫌だ。 校則にとらわれて、感情なくしたロボットを作りたくないから、学校を破壊してやるという内容だった。

    そのほかにも、学校の四つの伝説を元に、色々な不可思議なことが起き、夢水清志郎が最終的に解決する物語だった。

    途中、真犯人が夢水清志郎を事件か

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    2026年09月04日
  • あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。

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    過去にタイムスリップして、特攻隊員と恋愛する話。
    特攻隊と恋愛はどうなるの?と思い、最後は感動して涙が出ました。。

    また、戦争時の生活が書かれていて本当に大変な時代だったんだなと感じました。

    若い特攻隊員など尊い命のおかげで今の日本があることを忘れてはいけないし、戦争を繰り返してはいけないと再度認識しています。

    僕のおじいちゃんとおばあちゃんは戦争の話してくれて、大変な思いをしたと話していました。

    2人とも「戦争は絶対ダメだよ」と言っていて、戦争を経験した人の言葉は一段と重く聞こえました。
    今は2人とも亡くなってしまったけど、今の生活はおじいちゃん、おばあちゃん、過去の人たちが頑張って

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    2026年09月04日
  • ファイア・ドーム 上

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    人の噂は怖いとつくづく思った。
    25年前にある地方で起こった誘拐殺人事件。
    その加害者だけでなく、被害者までもがただの噂で苦しめられていた。被害者家族では、当時うまれていなかった光汰朗まで噂話のせいで生きにくそうだ。

    佐村美冬もSNSで言われもない噂の拡散で被害にあう。
    特に写真を晒したり、住所を特定されるなど恐ろしい。なんで、そんなことを必死にする人がいるのか、よくわらかない。

    時間は25年前から何かの因縁のようやものがあり、被害者家族が新たな事件に巻き込まれる。
    なぜ、またこの家族が?
    続きが気になって、ページを捲る手が止まらない。
    早く下巻も読みたい!

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    2026年09月04日
  • 咲良は上手に説明したい!

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    「テクニカルライター」として、一から仕事を覚えていく咲良の話。

    テクニカルライターという仕事があること自体知らなかったが、読み手を意識して、わかりやすい文章を作っていく仕事の素晴らしさを感じた。読んでいるうちに、いつの間にか「私も上手に説明したい!」と思うようになっていた。

    仕事で実際にメールを書くとき、「〇〇について」「〇〇の件」としていたけれど、これも少し変えてみたいなと、ちょっと考えるようになった。

    主人公の咲良が新しい職場で仕事に意欲を持って打ち込み、向上心を持って取り組んでいく姿には、自然と応援したくなる。

    そして、読んでいる自分も「自分もちょっと頑張ってみようかな」と前向き

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    2026年09月04日
  • 彼女たちは楽園で遊ぶ

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    町田そのこさんの今までの作品とは
    印象がだいぶ変わっていて新鮮でよかった

    確かにホラー要素はあるものの
    節々に町田そのこさんらしい言葉の深みを感じ
    友情に心打たれました
    私はとても好きです。みんな幸せであれ

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    2026年09月04日
  • 成瀬は信じた道をいく(新潮文庫)

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    成瀬あかりのキャラクターが素敵過ぎる^^;
    既に前作から心鷲掴みされてるので、素直に話も入ってくる。

    成瀬ならどんなリアクションをするだろうか、どんな事を言うだろうか、と展開毎に期待して、満足しながらストーリーが進んでいく感じ^^

    前作は物語の語り手側に共感できず苛々する場面も多かったですが、今作は比較的受け入れやすいキャラでした^^;


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    2026年09月04日
  • 逃亡者は北へ向かう

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    ネタバレ

    理不尽な世の中に生きていることを嘆く人は多いと思う。真柴はただ真面目に生きていただけなのに、悪い巡り合わせで殺人を犯してしまう。自分に懐く男の子を振り払うこともできない優しい青年なのに、凶悪犯と報道され刑事に追われる生活。優しくしてくれる人のことも信用できない。私だったらもう自暴自棄になってるかもしれない。だけど真柴は最後まで良い人であり続けた、希望をもって明るい未来を描いた。男の子、直人の存在も大きかったと思う。ハッピーエンドではないけど救いのない物語でもない、心に切なくも暖かいものを残してくれる作品です。

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    2026年09月04日
  • 男ともだち

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    浮気や不倫をしているわけじゃないけど、
    主人公の考え方に大共感してしまった私も
    「人として大切ななにか」が欠落しているんだろうな。

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    2026年09月04日
  • そういえば最近

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    物語の中に物語がある感じでした。
    途中までは、ん??さっきの登場人物と同じ??
    とちょっと混乱しましたが、次のお話に引き込まれて、、、
    登場人物の名前をわざとちょっと変えて、物語の中の作家さんの頭をのぞかせてもらった感じ?!
    短編集のつながり、、、と捉えればそうもとれるし。
    ちょっと混乱もしなくもないですが、私的にはとても楽しめました。
    人それぞれ受け止め方は違うなぁ〜。と改めてしみじみ感じさせられました。

    側から見たら恵まれたごく一般の家庭で育ったのね。。。
    そう、幸せそうな、一般の家庭って何??
    ですよね。
    そんな身近なことを物語を通して気づかされました。
    何気ない、悪気のない一言も他人

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    2026年09月04日
  • イクサガミ 天

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    言葉や地名、物事など古いものが多いことや、登場人物が多いことで難しく感じる。
    けれど面白いが勝って読むスピードが止まりませんでした。

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    2026年09月04日
  • 楽園

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    ここまで最悪な三部作は初めてでした。
    百数十ページにて明かされた事実(薄々勘付いてはいたが)を知った以降、それからは騙されないよう、〇〇の手のひらに踊らされないよう意識を改めました。
    しかし、無理でした。きっと数日に分けて読み進めていたためかと思いま、、、いや、きっと一気読みしたとて難しかったんだと思います。
    そしてラストシーンで訪れたその光景には思わず笑ってしまいました。うん、とても奇妙。
    ぜひ、この気持ちの悪い感覚を楽しんでください。

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    2026年09月04日
  • プロジェクト・ヘイル・メアリー 上

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    本当に面白いし、よく出来てる話!
    ロッキーかわいいし、理科の話沢山出てくるし、話は壮大でとても面白かった!
    アストロファージを見つけるだけでも面白いのに、それから地球を救うために宇宙に出て、宇宙人に会って、本当に壮大すぎる。ロッキーが友好的な宇宙人で良かった。言葉が通じないところから徐々に関係を築いていくの良い!
    物理、化学、生物、地学など色んな理科の知識が出てきて、理系学生として読んでいて楽しい。大学で学んだことや、研究で使っている装置も出てきて、内容を理解しながら読めるのも嬉しかった。この本に出会えたのが今で大正解。
    宇宙の話は昔から好きで、久々に宇宙の偉大さに想いを馳せて読んだ。こんなに

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    2026年09月04日