小説・文芸の高評価レビュー
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シリーズ最終巻。
昭和24年から大喪の礼まで。
竹田志郎は検事として暴力団排除に動き、矢野四郎は右翼の大立者から与党の政治家となり、森村ノラはフルブライト留学を経てAP通信の記者となり、五十嵐満はプロレスのプロモーターを経て芸能界の重鎮となる。
占領終了、血のメーデー、力道山誕生、ビートルズ来日、皇太子成婚、キューバ危機、ケネディ暗殺、よど号事件、東京オリンピック、ベトナム戦争、あさま山荘事件、ロッキード事件などなど、矢継ぎ早に起きる昭和の大事件に主人公4人が当事者として関わる配役の妙のおかげで、どの出来事も身近に追体験できる。
実名と仮名は混在するがモデルは容易に知れる。
伴侶を得、 -
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そう、これだよ。
言葉にならない思いとか、今この現実はすべてうそで固められた感じ。
こういうことを深く考えたくなくて、もやもやという言葉で済ませていたり、考えないようにしたりしていた。
岩瀬さんはそういう思いをしっかり表現されているし、その思いとゆっくりでいいからちゃんと向き合い続けることを描いているんだと思った。
そして、中ちゃんと母の会話がすごくいい。お母さんがすべてを包みこんでくれて中ちゃんが安心する。
最後に中ちゃんが自分で決めて一歩進むことができて、本当によい終わりでよかった。
実は途中で挫折しそうだった。課題図書だからというなかば任務で読み進めた。挫折しそうだったのは、ちゃん -
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ほんとにこの人は凄いと思います
三冠王3回 本塁打500本、1500打点越え
優勝請負人として長嶋巨人に40歳で3年契約
名球界入り拒否や言動で野球OBやマスコミから叩かれ続けたが結果で誰にも媚びず我が道を生き続けた野球選手
この本は巨人の3年間の中の話を書いてます
巨人最終3年目、42歳で八月のデッドボールの怪我で20試合残して終了した成績が打率301、本塁打21本、打点86 42歳で考えられない成績でほぼ解雇扱い
我が道を生き続けてそうな落合だが本当の真実の中身が知れる本でした
原辰徳との確執、松井との不仲説、その他にも色々マスコミが煽る報道が有りましたが、真実の落合がこの本の中身だ -
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失業した男は死のうと思った
そこに若者がやってきて
死体を売ってくれという
売られた死体は(生きてはいるが)
ロボットとなり、機械を作る
なんだかわからないが
復讐のような機械を‥
盲腸を羊のものにした男
食べ物は藁
ある実験が行われた
食料不足のための準備として
噛んで噛んで噛んで
藁を飲み込んでいく
人肉を食用とした人類
そのために飼育される人々
反対運動が始まる
冬眠箱に入って100年後に
目覚めるはずだった男
80万年もの月日が経って
カプセルが開いた
そこでみたものは‥‥
などなど
なんだか背筋がぞわぞわするような
なんだかあるかもしれないと
思うものやら
安部公房らしい物語 -
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生まれてからずっと、意志疎通が取ることができないまま親子であることとは?
本帯にそう書かれているとおり
主人公の美桜の母は出産以降植物状態となっています。
美桜の成長を通して母の感じているだろう世界が時折描かれていた。
そこからとれる母や同じ病室の人は実はこう感じているのかな?と考えさせられる場面も沢山あった。
母が植物状態であれど、ちゃんと甘えていたり、母の存在を感じていたりと、
意志疎通ができないからこそ、毒さえも受け止めてもらえるそんな、親子関係になぜか羨ましさを感じる部分もあった。
始まりに「母はどんな人間か」とあるけれど、
私は美桜がちゃんと答えを出せていると思っています。
そして、 -
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姉が行方不明になった女の子の話
大学生になった主人公(結衣子)が6歳の頃に行方不明になった2歳上の姉(万佑子)のことを、自身が実家に帰省することを切っ掛けに事件の記憶を掘り起こしていく
行方不明になった姉は2年後に帰ってきたが、大学生になった主人公は今も心の中にわだかまる、微かな違和感を拭いきれずにいた
「あなたは誰なの?」
それを回想という形で紐解いていき
違和感の実態が明らかになっていく
ラストで問いかけられる
違和感が明らかになっても心が揺らぐ
「本ものって、何ですか」
ネタバレや評価とか読まずに読んだ
夢中になって読んだ
ページをめくる手がとめられないくらいおもしろかっ