小説・文芸の高評価レビュー
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ネタバレ大好きなSF
昔の表紙も好きだけど写実的過ぎてちょっと怖かったような思いでもある。優しい色味の絵柄になって手に取りやすくなった。
細かい筋は忘れてしまったけど主人公が賢くて、未来の世界でも上手に立ち回る。頭脳派で機転も利いてかっこよかった思い出。非力だからか嵌められてピンチになるけどピートのおかげでなんとか逆転する。うまいこと元恋人と元友人をやりこめて姪っ子と結婚する。姪っ子がコールドスリープから目覚めてくる場面は救われる。今になって振り返るとロミオとジュリエットも元ネタなのかな?アメリカ小説だからそこまでおしゃれではないか?
王道すぎるし、過去に飛ばされてしまった学生がレオナルドダヴィンチに -
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ネタバレ成瀬〜!わたしも成瀬と一緒に200年生きさせて!いや、300年でも、400年でも見守らせて!
と叫びたくなるような感動的なラストだった。
『私は大きなことを百個言って1つ叶えばいいと思ってるんだ。』『みんなは極めると言う到達点に注目するのだが、私はそこに至る道が重要だと思っている。ゴールにたどり着かなくても、歩いた経験は無駄じゃない。』と、成瀬節全開だった。
成瀬母の「そういう子なんです」のフレーズは、わたしも使わせてもらいたい。鳩居堂で選んだ便箋と封筒で文通してみたい。桜の季節には琵琶湖疏水にも行きたい。滋賀だ京都だあらそうことなく、琵琶湖の水はみんなの水だとおおらかに構えたい。
ぶれ -
Posted by ブクログ
私はこの作品が凄く気に入った。その時代に生きた人の息遣いを感じた。
江戸時代の人情と助け合いの良さをうまく表現していると思う。
とある事情を抱える浪人が悪事を懲らしめ、依頼人を助ける用心棒の勧善懲悪もの。
その用心棒を中立の立場で、忠臣蔵での各陣営の動きを絡ませたのが面白い。
個人的には立ち合い(決闘)のシーンが分かりやすく、読んでてよかったと思った。
時代小説を読みなれていないと、役職と各人の名前や用語は取っつき辛いけれども
短編集に近いので、主要人物の名前を押さえておけば大丈夫だと思う。
500ページを超えるが、割とサクサク読めたので、是非お勧めしたい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレこれが芥川賞を取る作品なんだと思った。
主人公を誰か正社員で雇ってあげて欲しい(しかしそうすると物語が破綻する)
読んでて怖かった。主人公と自分を重ねて読んでしまった。自分の内面を言い当てられてるみたい。自分の仕事を把握して、成し遂げられているときだけ、全能感があって幸福を感じる。
世間一般とは違う人生や考え方を"治さないと"と思っているところが悲しい。主人公とよく似ている私はごく普通の一般人の"真似をしないと"と思っていた。言葉は違うが大体意味は一緒だと思う。
主人公がコンビニの廃棄を食べる描写があり、週5で出勤するならコンビニ飯ばっかりじゃないかと疑 -
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子供の頃宇宙に憧れて天文学者になりたいと漠然と思っていた頃がありました。
望遠鏡も持ってなかったので気分だけです
そんな頃をふと思い出してしまった
「プロジェクト・ヘイル・メアリー」
これはSF小説です
あるとき、太陽の出力が落ち続けていることがわかり、このままだと人間はもちろん地球上の生命全体が存続の危機に晒されることに。
謎を解き、地球のそして人類の生命を救うために、ヘイル・メアリー号(宇宙船)が、とある恒星系を目指す、という物語なのです。
中身はしっかりしたSFで、相対性理論やら量子物理学やらニュートリノやらといった難しい話も出てくるのだけど、全然理解できなくて大丈夫!
それより展開がど -
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ネタバレロバート・ラングドンシリーズ待望の第6弾、待ってました。今回のメイン舞台はチェコ、プラハ。
チェコ、アメリカ、国による時差も絡めての時系列なので場面転換が目まぐるしいし、さらにそのなかでも場所が短時間であちこちに飛ぶ。(なので上巻の中盤までで2時間くらいしか経っていない!)
登場人物もどんどん増えてくる。普通はこれだけ状況や場所が変わるとややこしく感じたりすることもあるかもだけど、全く絡まることなくぐいくいと読ませる力がすごい。
本書の始まりに「本書に登場する芸術作品、遺物、象徴文書はすべて現実のものである。実験、テクノロジー、科学的成果はすべて事実に即している。この小説に登場する組織はす -
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ネタバレ2025年1番泣いた。
そして、自分自身が農家の子であることを誇りに思ったし、人に恵まれてることを痛感し改めて感謝したいと思った。
要約
主人公、麻生人生はひきこもりの24歳。嫌いなものは梅干で、その原因は高校時のいじめ。外に出るのが億劫で部屋に引きこもってたが、母親が人生の面倒に疲れ家出してしまう。
母親が置いていった物は現金5万円と数枚の年賀状。その中に祖母の余命が書かれた年賀状があり、それを便りに祖母の家へと向かう。
向かった先で蕎麦屋の方に手助けされられながら祖母の家に着くも祖母は認知症で人生を理解できない。そして、なぜが20歳くらいの女の子も。この子は、人生の父親の再婚相手の義理 -
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ネタバレ間違いなく名作。テーマ、着眼点、構成、それに伴うリアリティ。人の本質を考えるためにサイエンスの力を使ったフィクション小説(SF)と感じた。
あらすじは、ある知的障害者が知力を上げる手術を受け、一般的な人よりも知的能力が向上し、その後また衰退していくというもの。事実だけを記載するとシンプルだが、この過程を本人が書く日記というフォーマットで表現している点が非常に斬新。主人公の主な思考の流れとしては以下。
・IQが低く、人を疑うことができない状態。頭が良くなる可能性に非常に期待している。
・IQが上昇し始める。自分が信じていた友情が、見下しや嘲りを含んだ感情だと知る。
・IQがほぼ最高に到達する