綿原芹の作品一覧

「綿原芹」の「うたかたの娘」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • うたかたの娘
    3.8
    1巻1,980円 (税込)
    道に佇む不気味な人物をきっかけにしてナンパに成功した「僕」。相手の女性と雑談をするうちに故郷の話になる。そこは若狭のとある港町で、奇妙な人魚伝説があるのだ。そのまま「僕」は高校時代を思い出し、並外れた美しさで目立っていた水嶋という女子生徒のことを語る。彼女はある日、秘密を「僕」に明かした。「私、人魚かもしれん」幼い頃に〈何か〉の血を飲んだことで、大病が治り、さらには顔の造りが美しく変化したのだと――。

ユーザーレビュー

  • うたかたの娘

    Posted by ブクログ

    ホラーよりだと思っていたけれど、人魚のはなし。
    人魚の肉を食べれば不老不死になるってどんなところからはじまった伝説なんやろうと思う。
    みんな美人になる美人の国を作ると決めた夕海子と本物のナユの言っていた見てくれを気にしない国が根底ではルッキズム批判になっているのだと思えた。
    ルッキズムルッキズム言うわりに世界は見てくれがいちばん幅をきかせてるし、結局なにも変わらないたとえ1000年たっても変わらないから薄紅は年老いて死んでへしむれるになって完全に海に帰って、濃紅がへしむれるになっても娘のいた海に戻ってきたみたいに薄紅も夕海子=ナユのいる場所に戻ってこようとするのかもしれない。

    0
    2026年01月12日
  • うたかたの娘

    Posted by ブクログ

    山陽新聞日曜版の書評を見て購入。横溝正史ミステリ&ホラー大賞受賞作。連作形式の長編で読み応えあり。面白かったです。

    0
    2026年01月27日
  • うたかたの娘

    Posted by ブクログ

    導入部こそガツンとした恐怖物語なのかと思わせてくれたが、その後にやって来たのは古来から続く呪いと宿命の物語だった。だからと言って本作が退屈かと問われれば答えは否、終章まで余すところなく楽しんだ。
    怖い話ではあるが、「女」を巡る話でもある。美醜も出てくればねっとりとした執念の話もある。果たしてこれは現実なのか、あるいは誰かの妄想か危険な異界か。悪夢のメリーゴーランドはゆっくり、ただしひたすらにグルグルと回り続けるのだ。

    0
    2025年11月09日
  • うたかたの娘

    Posted by ブクログ

    第45回横溝正史ミステリ&ホラー大賞を福井県出身の方が受賞したというのでさっそく読んでみました。人魚をテーマに4編の作品がつながっているオムニパス形式を取った1冊。これが面白い設定で一気に読みました。ミステリもホラーもそう感じることはなかったですが、設定そのものがなんとなくホラーかな。リトルマーメイドに比べたらホラーぽいかもしれません笑
    3章が面白く4章で人魚の過去が分かる構成もよかったので、次回作にも期待したいところです。

    0
    2025年10月26日
  • うたかたの娘

    Posted by ブクログ

    病気が治り、美人になれるという血肉… 煩悩だらけの弱い人間を描いたホラーミステリー #うたかたの娘

    ■きっと読みたくなるレビュー
    人魚を扱った連作ホラーミステリー。装画イラストの美人を見て下さい、不気味さを感じながらも魅了されてしまいますよね~

    そう、本作はルッキズムがテーマのひとつ。みんな美人やイケメンに弱いよねー、だって人間だもん。きれいな花が咲いていると、ついつい近寄ってしまうという人間の性を描いています。

    そしてもうひとつのテーマ「生命」。人魚と言えば八百比丘尼伝説、人魚を食べると不老不死になるってやつ。

    これまでも多くの作品で扱われてきた題材だと思うけど、本作ならではの文脈で

    0
    2026年01月24日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!