綿原芹のレビュー一覧
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ホラーよりだと思っていたけれど、人魚のはなし。
人魚の肉を食べれば不老不死になるってどんなところからはじまった伝説なんやろうと思う。
みんな美人になる美人の国を作ると決めた夕海子と本物のナユの言っていた見てくれを気にしない国が根底ではルッキズム批判になっているのだと思えた。
ルッキズムルッキズム言うわりに世界は見てくれがいちばん幅をきかせてるし、結局なにも変わらないたとえ1000年たっても変わらないから薄紅は年老いて死んでへしむれるになって完全に海に帰って、濃紅がへしむれるになっても娘のいた海に戻ってきたみたいに薄紅も夕海子=ナユのいる場所に戻ってこようとするのかもしれない。
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Posted by ブクログ
病気が治り、美人になれるという血肉… 煩悩だらけの弱い人間を描いたホラーミステリー #うたかたの娘
■きっと読みたくなるレビュー
人魚を扱った連作ホラーミステリー。装画イラストの美人を見て下さい、不気味さを感じながらも魅了されてしまいますよね~
そう、本作はルッキズムがテーマのひとつ。みんな美人やイケメンに弱いよねー、だって人間だもん。きれいな花が咲いていると、ついつい近寄ってしまうという人間の性を描いています。
そしてもうひとつのテーマ「生命」。人魚と言えば八百比丘尼伝説、人魚を食べると不老不死になるってやつ。
これまでも多くの作品で扱われてきた題材だと思うけど、本作ならではの文脈で -
Posted by ブクログ
人魚の話と聞いて興味が湧いて、手に取りました。
人魚伝説のある、とある港町。人魚の肉を食べると美人になれる?人間の美醜についての話が多くて、まぁ確かに美しい方が得だよなと思った。人魚伝説ではあるが実際に人間と同じように生きている人魚が登場してファンタジーのような、でもホラーというかサスペンスというか。四つのお話だけど、少しずつ繋がっていて最後まで読むと人魚伝説が何なのかわかる。言葉で説明するのは難しいけど面白い視点の本だった。
人魚は美しい。その美しい人魚の肉を食べると美しくなれるという。しかし実際には自分が美しくなるのではなく、その人魚に自分の体を乗っ取られてしまうのだ。人魚は次から次へ -
Posted by ブクログ
初めてのホラー小説
章毎に別の話かと思いきや、登場人物がそれぞれ繋がってて「因果応報」が一つのキーワードだった
嫉妬のコントロールが利かなくなった時、自分はどう行動してしまうだろうか。悪口の一つや二つ、陰湿な嫌がらせをしてしまわないだろうか。他人の不幸を喜んでないか、他人を下に見るような振舞いになってないか。
いつも仲良くしてくれる人ほどそういうところをよく見てるし、その人の素性が本当に出る部分だと思った。
ホラー = 幽霊や妖怪の怖い話というイメージだったが、今回の話は人の感情に焦点があてられて進んでいき、読み手にも実体験を回帰させるような話の流れが自分にとっては一番怖さを感じた。あれ、