綿原芹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
4篇の短編からなる連作短編集。
昔の同級生が人魚だったのでは…から始まり、身の回りに現れる人魚ではないかと疑うほど美しい女性。少しずつ、その女性が繋がっていき人魚の謎に迫っていく。
短編の中で前に出てきた人がまた登場、はよくあるけど先輩の裏側はそうだったんだ…と結構なクズっぷりに戦慄。
見た目に振り回されていく人々をみて、『見た目より内面』とか安易に言えないなと思いながら読み進めていった。『見た目を気にしない』とか言う人は、そもそもがほどほどの良い見た目、そしてそれを気にしてしまう自分。なかなかルッキズムから抜け出すのは難しい。見た目しかない人魚の生き方も哀れだなぁ… -
Posted by ブクログ
第45回横溝正史ミステリ&ホラー大賞〈大賞〉受賞作。
王様のブランチでも紹介されていたので…
不気味なおばあさんをダシにナンパに成功した僕。相手の女性と雑談しているうちに人魚の言い伝えの話になり、高校時代の同級生・水嶋のことを思い出す。「わたし、人魚かもしれん」 幼い頃、体が弱かった水嶋は何か血のようなものを飲まされた後、病気がすっかり治り、顔が美しくなったという…
人魚伝説をテーマにした4話からなる連作短編集。全体を通してどこか奇妙で不気味な雰囲気が漂っている。世にも奇妙な物語的なテイストかな?
登場人物の多くが人として破綻していて、個人的にはあまり共感できなかった。読後はちょ