あらすじ
「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」幼馴染の島崎みゆきにそう宣言したのは、中学二年生の成瀬あかり。閉店を間近に控える西武大津店に毎日通い、ローカル番組の中継に映るといいだした。さらに、お笑いコンビ・ゼゼカラでM-1に挑み、高校の入学式には坊主頭で現れ、目標は二百歳まで生きること。最高の主人公の登場に、目が離せない! 本屋大賞を受賞した圧巻の青春小説!(解説・森見登美彦)
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Posted by ブクログ
めちゃくちゃ面白い!
物語の舞台大津市の隣の草津出身の私は、子供の頃親に連れられそれはもう本当にしょっちゅう大津西武百貨店に行っていた。
原稿用紙何枚でも感想文書けるわこれ。
誰が読んでも面白いけど、特に滋賀県民は読むべき。大津への愛が溢れている。
あれバードパラダイスっていうのか、初めて知った。ときめき坂も馬場公園も膳所高も実在していて、読みながらそこにいる成瀬と島崎が目に浮かぷ。
閉店する西武大津店と成瀬にまつわる短編集。成瀬の周囲にいる人目線でそれぞれ一人称で語られているスタイル。最後の話だけ三人称になっていて、そこで初めて成瀬の心情が分かるのだけれど、変わった子だけど傷ついたり悩んだり、ちゃんと10代の女の子らしい感受性を持っていて安心した。
幼馴染の島崎もめっちゃいい子。
続編も読まねば。
ミシガンにもまた乗らねば。
Posted by ブクログ
色々な視点からの成瀬あかり史が描かれていて、読みやすくて面白かった!
東京湾の遊覧船に乗った時の事を思い浮かべたが、遠くまで行きすぎるから、ひとまずシーバスに乗ってみたいと思った
成瀬は成瀬で島崎のコミュ力に尊敬の気持ちがあったり、とかもよかった。ずっと仲良くい続けるんだろうな、続編も読みたい!
よく人に、『変だよ』『変じゃないよ』って言い合うけど、それは自分らしさがある人のことを『変』に感じてる気がして、自分らしさを持つ人間でありたいなと思った。
Posted by ブクログ
成瀬あかりに惚れた。
まっすぐで芯のある言動に痺れる。
本作では「レッツゴーミシガン」が一番好きだ。西浦くんに感情移入して甘酸っぱい気持ちになってしまった。
もっと早く読めば良かった。
Posted by ブクログ
成瀬のキャラも魅力的だが周りの人たちが少しずつ成長していく姿がとても好ましく温かい気持ちで読み終わりました。最後の話で成瀬も決して無敵なわけではなくモヤモヤしたり動揺したりする普通の女の子だったことに安心もしました。
続編でも成瀬達の成長を見てみたいと思います。
どの話も良かったがゼゼカラの話は特に面白かった。
Posted by ブクログ
表紙はSNSでよく見かけていて、なんとなく手に取りました。
初めて読み終わった本になります。
テンポが良く、理解しやすくて面白い。人柄に惹かれながらクスッと笑ってしまうキャラクター性がとても良かったです。
滋賀県は元々好きなのですが更に好きになりました。次回作も引き続き読んでみたいと思います。
Posted by ブクログ
滋賀には友達もいたし、何度も訪れたこともあるけど、大津西武は行ったことがなかったなー。いや、それよりも、成瀬の今後がめちゃくちゃ楽しみですね。こんなに読んでて楽しい本は久しぶりかもしれない。あと、解説が森見登美彦さん…解説、先に読んじゃダメ!面白いけどネタバレ喰らうw
Posted by ブクログ
場面設定はローカルの話ではあるが、特に地方出身者は自分の経験に帰結して読めてしまうところが入ってきやすいところなのかなと思う。
主人公はかわった人間と思わせるところから、最後の話ではなるほど、主人公側の思いも理解できるようになってくるのが面白いところである。
膳所、西武、ときめき坂。
Posted by ブクログ
やはり話題作。とにかく面白い。
成瀬と島崎の漫才の話がとにかく好き。
最高の主人公達の青春生活が心にささりました。
地元民ではないものの、地元愛など懐かしい気持ちなんかが「よくわかるわ」という気持ちにさせてくれました。
他のシリーズも早く読みたい!
Posted by ブクログ
成瀬、彼女なりの気遣い、思いやり、芯の
背景を小説の中の人物でなく、この世界にはいらさてもらい隣にいたい。
隠キャ陽キャの分類など横に置いて、何か心をさらわれる感覚に陥る。今までの人生でこんな人とは出会わなかった。
20代になった成瀬とビール飲んで川沿いでも歩きたいな。
次の作品 もちろん読む。
すき
成瀬になりたいし、成瀬と友達になりたい。
あんな人いるとは思えないけどいつか出会えると信じてこれから生きていきたい笑
新鮮だった
今まで出会ったことがない女性が繰り広げる青春群像。まわりの登場人物が逆にいるいるこんな人という秀逸な展開も見事。映像化するなら成瀬は原菜乃華か蒔田彩珠か、なんて思いました。
Posted by ブクログ
とても日常的な話で読みやすい。章毎に複数の登場人物の目線での話となり、それがまた違う章で話が繋がる。現実も同じで、1人では無く、色んな人が関わっていることを考えさせられ、主人公みたいに色んなことに挑戦することも必要で、2026年何かに挑戦してみたいと思います。
Posted by ブクログ
人気作ということで気になりつつ、
たまにはビジネス書ではなく小説でも、という軽い気持ちで手に取った一冊。
結果、かなり当たりだった。
成瀬あかりの一番の魅力は、ブレなさ。
突拍子もない目標を掲げながらも、情に流されず、
自分自身をどこか「実験台」のように扱っている姿勢が心地いい。
成功や失敗に一喜一憂するのではなく、
挑戦の結果をただデータとして受け取っていく感覚がある。
特に印象的なのは終盤。
島崎との関係を通じて、価値観や行動原理は変わらないまま、
自分が社会的な生き物であることを“感情ではなく認知として”理解していく点。
人間関係によって矯正されるのではなく、
世界の解像度が一段上がるような描き方がとても良かった。
読みやすく、テンポも良く、サクサク読める。
それでいて読後には、
「成功とは何か」「挑戦とは何か」「人と関わるとはどういうことか」
といった問いが静かに残る。
読んでいて純粋に楽しい。
そして、ちゃんと好きになれる小説だった。
今年読んだ小説の中でも、かなり上位。
Posted by ブクログ
爽やか。
成瀬が良いのはもちろん、島崎が良い。
他にも友達がいる島崎が、浮いてる成瀬を普通に友達として好きなのが伝わって良い。
何にも頓着しない成瀬が島崎をなくてはならない存在だと認識しているのが良い。
ベタベタな友情ものも好きだけど、付かず離れずのようなサラッとした友情ものも良いなぁ。
Posted by ブクログ
成瀬のキャラが強烈だけど、だからこそぐいぐい引き込まれていく。かっこいい。
なのに最後島崎に対して、とまどいを見せるあたりが、これまでの迷いのない強い成瀬の別の一面を見ることができて読んでるこちらも嬉しくなった。
関西出身なので、滋賀の愛を感じられるのもいい。
面白かった。
Posted by ブクログ
西武大津店の閉店を機に成瀬あかりはどこまでも自分の信じた道を突き進む。成瀬という才能をその周りの人物たちの視点で語られることによって、その多彩な魅力に引き込まれる。その一方で完全無欠の天才などではなく、ある才能は別の視点では短所ともなりうることもある。この小説は優れた才能を天才という一言で片付けることなく、ひとりの人間として語る、新時代の天才小説である。
Posted by ブクログ
成瀬のキャラクター。それに尽きると言っても差し支えない作品。何とも魅力的なキャラクターを作り出したものであります。
チルドレンの陣内に通ずるキャラの濃さがたまらないですね。
Posted by ブクログ
何も起こらない日常ストーリーと言っていいのかな。
小さなエピソードはあるけれど、大成功や大どんでん返しはなく、あくまで日常と言われる範囲の中での出来事。こういう内容は嫌いじゃない。
社会的な大成功はないけれど、登場人物にとって大きなチャレンジはたくさんある。
いろんなことに手を出して、そのうちのどれかが芽を出せばいい。もし芽が出なくても経験にはなる。
こういう成瀬の発言は、大人の私にも大きく響き、共感できた。
Posted by ブクログ
前から気になっていた本。
事前にあらすじを調べてなかったので、表紙から野球部のマネージャーが部員と共に部活に打ち込む青春小説だと思ってたら全然違った。
(ライオンズのユニフォームということにも気づいてなかった)
短編集だけど、全体で見ると大きなひとつの話になっているので読みやすかった。
普段ミステリーをよく読むので、
結末が気になるという意味で最初の方は物足りなさを感じていた。
しかし思いついたことを何でも取り組んでみる主人公の姿勢は自分にないもので、読んでいくうちにそのキャラクターに惹かれていった。
滋賀県に行ったことがなかったが、この本を読んで行ってみたくなった。
Posted by ブクログ
この本の舞台、大津市膳所駅から元西武百貨店までの道は何度か通った事もあり、とても親近感を感じながら、最後まで読み切った。
なんといっても、主人公、成瀬あかりのキャラクターが素晴らしい。一見マイペースに見えて、本当は思慮深く、友達想いの女子に仕上がっている。なんとも魅力的である。
強いていえば、この本の表紙、もう少し違った(イラスト系じゃない)装丁でも良かったように思うが、これはコレで良いのだろうなと思い直した。
Posted by ブクログ
男女問わず憧れるような清々しい主人公、成瀬あかりの生き様を、本人や友人、街の人々の視点で読める作品。
自分の信じた道を行くが、ワガママや自己中心的な人物には思えないところが魅力をより引き立てている。
成瀬はチャレンジすることへの捉え方や行動ががシンプルで、読みやすい小説ですが学べる部分も多いと感じます。
この本を読み終わった今、自分の信じた道を行き、自分の心の中の世界の天下で満足できる気がしています。
Posted by ブクログ
多方面の才能、とてつもない行動力、大きな器。
気づけば成瀬に釘付けで目が離せません!
そんな成瀬も友情の危機には調子を狂わされるのというのは人間味が感じられ、さらなる魅力に繋がりました。
清々しい気持ちにさせてくれる一冊だと思います!
Posted by ブクログ
自分の周囲でも、フィクションの世界でも、これまであまり出会ったことのないタイプのキャラクター、成瀬あかり。少し変わったところがあるからか、感情移入できるキャラでもない。猪突猛進でありながらマイペース、ときどきナイーブなところもある。その予測不可能さゆえだろうか、次はどんな展開を巻き起こすのか、不思議と目が離せない。
それにしても、成瀬が成瀬らしくいつづけられるのは、島崎や西浦のような理解者がいてこそだろう。成瀬と成瀬を取り巻く人たちの自然体の日常を、いつまでも追いかけていきたい気分になる。読んでいくうちに、自分も成瀬のように、思い込みでもいいから、何かに一心に取り組んでみたいと思わせられる。
Posted by ブクログ
非常に前向きな女の子、成瀬が様々なことに取り組むショートストーリーの積み重ねになっている。
初めは世の中から見て変わっていることを淡々とやり遂げているように表現されている。特に世間のありがちな反応は気にしていないように見える。が、最後の方ではそうではなく、成瀬としては成瀬としてそれなりに思うことがあるように描写されていることに何故か安堵の気持ちになった。その前半と後半のコントラストが大変面白く感じる。
明るい気持ちでとにかく行動することの大切さの後押しをして欲しい人はぜひ読んでもらいたい。
Posted by ブクログ
すごく読みやすかった。ただその分読み終わった後の余韻が薄く感じてしまったのが残念だった。
でも、成瀬のキャラクターはすごく好きだし、成瀬のように自分らしく生きていきたいと思える本で、なんか前向きになれた気がする!