あらすじ
「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」幼馴染の島崎みゆきにそう宣言したのは、中学二年生の成瀬あかり。閉店を間近に控える西武大津店に毎日通い、ローカル番組の中継に映るといいだした。さらに、お笑いコンビ・ゼゼカラでM-1に挑み、高校の入学式には坊主頭で現れ、目標は二百歳まで生きること。最高の主人公の登場に、目が離せない! 本屋大賞を受賞した圧巻の青春小説!(解説・森見登美彦)
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いやー売れてるだけあるわ。面白かった。前回読んだ本がめちゃくちゃ読みづらかったのもあるけど、文章も見やすくてスラスラ読めました。個人的にM-1の回は声出して笑った。成瀬のキャラめちゃくちゃいいけど島崎も面白い。いいコンビだ。
続編も読みたいと思う。
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一年ぶりの再読。この読後感、、得難い!!
たぶん、単行本を読んだ時にも同じ感想だったが、
成瀬と西浦くんのミシガン船にのる話。
好きだなー。
「こんなことを聞くという事は、西浦は私の事が好きなのか?」
臆面もなく、ストレートに聞いてくるこの成瀬の魅力がらたまらない。
そして、呼んであらためて思ったが、ずっと成瀬のそばにいたと思っていた島崎。実は意外に登場が少ない。にも関わらず成瀬のコンビといえば島崎に他ならない。成瀬に対して、感情をストレートにぶつけてくる大貫もいいが、やはり成瀬の横には島崎がいてくれなきゃ。
いつか、滋賀県に。琵琶湖に。膳所駅に。成瀬の地元を回りたい。もちろん、ミシガン船にも乗って。
改めて、成瀬の様にたくさんの種を蒔いてみよう。
成瀬ですら100粒で1つの花が咲くというのなら、
自分は倍ぐらいは種を蒔かないといけないな。
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独特な考えを持つ成瀬あかりをメインにした短編ということで、変わるがわる色々なストーリーが出てくるだけかと思いきや、別人物の視点で同じ出来事を描いたり、その登場人物が後々繋がってきたり、サクサク読めるのにどんどんはまり込んでいった。
最後の短編も、島崎の引越しという一つの節目を描きながら、成瀬が島崎に対する思いに初めて気づくという展開で、今後が読みたくなる終わらせ方だった。続編も2作出ているので、ぜひ読みたい。
Posted by ブクログ
読みながらふふっと自然と笑ってしまう本だった。
成瀬みたいな人は私の近くにはいなかったけど、
身近にいたら面白くて楽しい毎日なんだろうな。
成瀬みたいな人、嫌いじゃない!!むしろ好き!
落ち込んだ時とか、何も考えたくない時に、
読むと元気出るからおすすめです。
Posted by ブクログ
あまりにみんなが面白いというこのベストセラー小説を読むことを、天邪鬼な私は躊躇っていた。漫画チックな表紙も、どうも好きになれなかった。しかし、読者が会いたがるというこの成瀬という少女が気になって、いよいよ読んでみることにした。
成瀬は私の想像を超えたおもしろい奴だった。他人の目を気にぜず我が道をいく成瀬。しかも、いちいち言う事がデカくて、なんでも自分で検証してみようとする。その優秀な頭で考えれば、答えは得られそうなものだけど、あえて体験することを選ぶ、地元密着型の女の子。
同年代の人達からすれば、堂々と自分の思う通りの発言をし、行動する成瀬は、良くも悪くも一目を置かれる存在。10代の頃は、他人からどう思われるかはとても気になるところ。弁当を誰と食べるかとか、グループ分けで仲間外れにならないようにするとか、そしてその果てには、いじめられないように目立つことなく空気を読むとか、そういうことが最重要だ。しかしそれを、成瀬は全く気にしていないようだ。「ようだ」というのは、周りの人の目線で描かれているため、成瀬の本心は語られておらず、こちらが想像するだけだからだ。
本当に清々しいくらいに潔い成瀬。十二分におばさんになり他人の目を気にすることの減った私でさえも、この芯のある前向きな生き方に憧れるのだから、ベストセラーになるのも納得できる。
あまりにも完璧な成瀬が、幼なじみの島崎が遠くへ引っ越すことに動揺してしまうくだりは、初めて成瀬の人間らしく弱い一面を感じられて、とても心に沁みた。
しかし考えてみれば、物語の冒頭の「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」という宣言に、成瀬の愛情深さを知ることができたはずだ。淡々と我が道をいくと皆の目に映る成瀬の中には、いつだって周りに対する熱い愛があるのだ。
Posted by ブクログ
これまで本を読むことに苦手意識があり小説を読むことがなかったが、普段しないことをしてみようと手に取った1冊目。
非常に読みやすく活字初心者向けだった。
自由奔放なだけでなく、周りにも自由な影響を与えられる成瀬がとても素敵。
元々、ちはやふるの影響で競技かるたや近江神宮に興味があったこともあり親近感が湧いた。
成瀬の住む街、滋賀に行きたくなる本。
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成瀬、最高だよー
自分が今、生きていることを正面から肯定する気持ちにしてくれるから。
大切なのは人からどう見られるかではなく、自分がどうしたいのかということ。それは決してワガママではなく、自分を大切にしているだけ。
Posted by ブクログ
ひさびさに爽やかでかつ面白い小説に出会えた!
西武大津店に纏わる話しから始まるそれぞれの短編は、別のストーリーではあるが、成瀬あかりを結節点として繋がっており、飽きさせない!
多感な少年時代を思い出させてくれた一冊!
自分の子供時代に開店した西武八尾店も閉店となってしまったなぁ。
Posted by ブクログ
今更やっと読んだが、とにかく面白かった。
成瀬みたいに生きてみたい。なんて思うほどに。
自分らしく生きることは難しいけれど、決してそれ自体は悪いことでも何でもない。
成瀬程になれななくても、自分の生きたい生き方をほんの少しでもできれば幸せだと思った。
続編読みたくなる気持ち、よくわかる。
Posted by ブクログ
無理難題と思う目標に向かって色んなことを取り組む成瀬の凄みと、そこに出てくる人間味に惹かれた。徐々に成瀬像が確立されていく展開によって、終盤の読む手が止まらなかった。続編もすぐに読もうと思う。、
Posted by ブクログ
成瀬の人生が面白すぎる!
このような人生を送りたいと思ったし、学生時代にこの本に出会ったら人生の見方を変えれたかもしれない。素晴らしい本です。
Posted by ブクログ
面白いだけじゃない。
ただのコミカルな小説ではない。
物語の奥に思想が多く詰まってる。
現代社会は過剰に他人を気にしてしまう人が多い。自分らしさを削り取り、他人の価値観の中で生きている人が多くいるような気がする。しかし、成瀬は違う。
他人を押しのけて生きているわけではない。
この小説を読めば、成瀬が天下を取りにいく姿に誰もが憧れと称賛を抱くはずだ。
そして、さらに面白いことに成瀬はただ自分のやりたいように生きているだけで、自分らしく生きようなんて思ってもいないことだ。
すき
成瀬になりたいし、成瀬と友達になりたい。
あんな人いるとは思えないけどいつか出会えると信じてこれから生きていきたい笑
新鮮だった
今まで出会ったことがない女性が繰り広げる青春群像。まわりの登場人物が逆にいるいるこんな人という秀逸な展開も見事。映像化するなら成瀬は原菜乃華か蒔田彩珠か、なんて思いました。
Posted by ブクログ
私の人生に、成瀬あかりのような豪傑は居たのだろうか?
うーん、流石に、入学当初から坊主頭にする程の豪傑は居なかったかな(笑)
それでも、周囲の視線(時には悪意含む)に物怖じすることなく、自身の信じた道をひたすら歩み続ける姿勢に、昔も今も心のどこかで憧れがあり・・だからこそ、成瀬にある種の尊敬の念を抱きつつ、楽しく読むことができ、読後、軽やかな気持ちになれました。
総括すると、青春の匂いを感じる良き作品でした!
Posted by ブクログ
友達がハマってる本で貸してくれた!面白かった!成瀬あかりの周りを気にせずに自分がやりたい事を忠実にやっていく姿勢に憧れた!200歳まで生きるか…壮大すぎる夢と小さな夢と彼女には可能性しか感じないな!
Posted by ブクログ
「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」
幼馴染の島崎みゆきにそう宣言したのは、中学二年生の成瀬あかり。
閉店を間近に控える西武大津店に通い、
ローカル番組の中継に毎日映るといいだした。
さらに、お笑いコンビ・ゼゼカラでM-1に挑み、
高校の入学式には丸坊主で現れ、目標は二百歳まで生きること。
最高の主人公の登場に、目が離せない!
本屋大賞を受賞した圧巻の青春小説!
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面白かった。
さらりと読める軽い感じの内容に思えるねんけど、
一言一句、成瀬の行動、言動に注目してる自分がおった。
周りにもちょっと変わった人がおった。
でも、成瀬のような人は今までに出会ったことがない。
一見、個性の塊のように思えて、
読み進めると、ちゃんと自分を持ってて目的があって自分の意見が言える。
ただただ、頭のいい人にいい感じの個性がプラスされたみたいな。
表紙の成瀬と、文章の成瀬とでは、自分の思う成瀬の印象は違うけど、
素敵な人には変わりない。
最後にいけばいくほど、青春小説がどんどん濃くなっていく印象。
滋賀県の地元の人はもっと面白く読めてるんやろなと思った。
Posted by ブクログ
自分には合わないかなと思い読んでなかったけど、子供が買ったので読んでみた。
序盤、友人島崎目線の成瀬が語られており少し退屈に感じましたが、読み進めていくうちに不器用だけど真っ直ぐな人間『成瀬あかり』に魅了されていきました。
成瀬を理解し時に振り回されながらも見守り続ける島崎、そして成瀬もそれに気付いており島崎を大切に思っている。
とても良い関係。
Posted by ブクログ
ときめき江州音頭で全て持っていかれました。それまでは「まあ、面白い」程度でしたが最後来ましたね。
島崎あっての成瀬ですね。島崎いい味出してる。
Posted by ブクログ
一言で説明すると、成瀬というちょっと変わった女の子をめぐる群像劇。何か似ているなと思い、記憶を巡らしたら、朝井リョウ『桐島、部活辞めるってよ』を思い出した。『桐島』も、桐島という校内で有名なイケイケ系の男子生徒が、部活を辞めるという事態をめぐって、少しずつ小さな影響を受けていく周囲の生徒たちの話だった。成瀬あかりも、本人が何とはなしに行ったことが、成瀬と関わった誰かに、小さな影響を与えていく。
一つ気になるのは、成瀬あかりよりも、成瀬に付き合って西武大津店に、野球のユニフォームを着て通い、テレビに映り込む成瀬を確認し、果ては、いっしょにお笑い芸人としてM-1に出場する島崎の方が、よっぽど変わった人なのではないかというところだと思う。成瀬あかり史は、成瀬の歴史であると同時に、成瀬を見続けた人たちの歴史でもある。その見届ける人々の視点の中でも、成瀬の人生に直接的に参加する島崎の視点は、一つ特別な視点のように思う。
最後の解説で、森見登美彦が二人が「相補的な分身」で、「彼女たちの関係性は、まさに息の合った漫才コンビのよう」だと言っているが、まさしくその通り。作中、文化祭当日の本番で、二人の漫才は、緊張のあまり、ボケとツッコミが入れ替わってしまうが、まさしく二人の関係は、入れ替わりうるものとしてある。
ラストの「ときめき江州音頭」では、当の成瀬が語り手になるが、島崎が東京に行く話から、お笑いコンビ「ゼゼカラ」は解散するものだと成瀬は勝手に思っていた。しかし、島崎は、夏には戻ってきていつまでも「ゼゼカラ」を続ける気でいた。島崎にとって、成瀬が、何を考えているのか分からないやつであったように、成瀬にとっても、島崎が何を考えているのかは、分からない。
島崎が続けると言うことによって、「ゼゼカラ」が、「天下を取りにいく」物語は、まだ続くことになるのだ。
そう考えると、この小説のタイトルも見え方が変わってくる。この物語は、成瀬が天下を取りにいく物語であるというよりは、成瀬が天下を取りにいくように促されていく物語なんだと思う。
そもそも、この話は、思ったほど成瀬は、天下を取りにいっていない。島崎が「成瀬の言いたいことはわかるけど、なんかモヤモヤするんだよね。こっちは最後まで見届ける覚悟があるのに、勝手にやめちゃうから」(p236)と言っているように、実は、成瀬は、色々なことを勝手にやめちゃう人間として出てくる。
髪の毛が本当に一ヶ月に1cmずつ伸びるのかを知るために坊主頭にしたときも、ある程度伸びてくると、切りたくなってきてしまう。それを気持ちに待ったをかけるのは、実は、成瀬本人ではなくて、たまたま同じ高校へと進学していた大貫の「せっかく剃ったんだから、最後までちゃんとやんなよ」(p176)という一言だった。
言った本人にしてみれば「また憎まれ口を叩いてしまった」ように思われた些細な一言に、成瀬は、「大貫の言うとおりだな」と返し、髪を伸ばすことを決意する。そして、その軽い一言に背中を押された決意は、思いの外長く、成瀬に影響を与え続ける。
この小説を読んでいて思うのは、人が何かを始めたり、何かを続けたりする原動力なんてものは、こんなものなんだろうなという思いである。M-1に出場し、そこで得た二人の達成を姿を見ていると、きっと大津にもう一度デパートを建てるといった夢も、小さな形から実現していくんじゃないかと思えてくる。
「天下を取りにいく」という大げさな表現と比較してしまうと、ときめき夏まつりの司会をしていることは、非常に小さく見える。けれども、天下を目指す第一歩というのは、こんなものなんじゃないかと思わせる説得力が、この物語のキモなんじゃないだろうかとも思えてくる。
それが、膳所という地域と密接に描かれることのリアリティなんだろう。
Posted by ブクログ
本屋大賞作品、未だ読んでなかったなと思って読んでみた。
非常に読みやすく、軽快。
学生時代はこういう作風の小説が好きだった事を思い出した。
続編も読まねば。
Posted by ブクログ
何度か読もうかと思いながらスルーしてきたけど
なんとなく小説が読みたくなって購入。
舞台がコロナ禍になりたての頃なので
マスクするとか距離を取るとか
そういえばそうだったなという気持ちにもなった。
読みやすくてさーっと読んだ。
作者の宮島さんによる滋賀・大津愛が
詰め込まれた愛おしい作品。いいな。
続編も読んでみよう。
装丁のかわいさが売上にも
つながってるんだろうなあという印象。
Posted by ブクログ
「爽快」の一言に尽きる作品だ
自由な発想と思いつき、行動力で周りを驚かせる少し変な人
頭も良くて、相手が感じていることを理解する能力こともできる
コロナ禍に出会っていれば、より世界が広がるような感覚があっただろう
Posted by ブクログ
あーこういう部類の本は苦手だなぁと思って本屋大賞を受賞してからも手に取ることはありませんでしたが、誰かが買ったであろうこの本が家にありページをめくりました。
最初は成瀬の変人っぷりに距離を置きたくなりましたが、成瀬のことが気になって仕方ない。
成瀬以外の登場人物も魅力的。波風たてないように、いじめられないように、毎日をやり過ごす私の学生時代と重なりました。
あの時本を開いてみてよかった!
Posted by ブクログ
成瀬のぶっ飛んだ、そしてまっすぐなキャラクターが魅力的。
幼馴染の島崎との漫才コンビゼゼカラのエピソード「膳所から来ました」「ときめき江州音頭」がじんと来た。
Posted by ブクログ
七瀬は周りにおもねることも反抗することもなく、マイペースを貫く強さを持つキャラ。興味のあることに色々チャレンジするのだが、他人からみると突拍子もないことに見えるのが面白い。彼女を苦手だと思う人もいるし、面白いとか素敵と思う人もいるし、興味を持つ人も変わった子だな~程度の人もいる。いろんな人が出てくるが、誰も悪役にならず、誰も否定されないのが良かった。読みやすくてクスッと笑えて、読後感が良い。
Posted by ブクログ
初めてティーンズノベルの棚の本を読みました。時代環境も全く違うが、私達の頃と同じ熱量で青春と悩みに揉まれながら、今を満喫している高校生が活き活きと描かれてました。コミックみたいで(脳内で画が浮かびます)1日で読め余韻も余りありませんが、面白かったです。
Posted by ブクログ
話題になっているなぁ、くらいの興味から、読んでみました。
内容のキラキラとした若々しさに圧倒されながらも、主人公のように生きられたら、気持ち良いだろうなぁ〜と感心しきりでした。
なんだか、少し、元気出したい感じな時など、オススメかもです。
Posted by ブクログ
自分が滋賀と繋がりがあり、親に勧めてもらったので読むことにしました。笑えるシーンも多く、主要な登場人物はみんな好きにはなれました。ただ、成瀬が自分が成せなかったことを成していること、中高で色々上手く行かなかったことから、成瀬に対して読後も嫉妬してしまっている自分がいます。架空の人物であるとは分かっているですが、あのとき自分もこうだったらあんなに苦しまずに済んだのにと思っています。