あらすじ
「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」幼馴染の島崎みゆきにそう宣言したのは、中学二年生の成瀬あかり。閉店を間近に控える西武大津店に毎日通い、ローカル番組の中継に映るといいだした。さらに、お笑いコンビ・ゼゼカラでM-1に挑み、高校の入学式には坊主頭で現れ、目標は二百歳まで生きること。最高の主人公の登場に、目が離せない! 本屋大賞を受賞した圧巻の青春小説!(解説・森見登美彦)
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自分軸の爽快感、心地よさが心に響きました。読み終わって何日か経ちますが、このお話の世界観が心地よくて、軽やかで、まだ体の中に残ってます。続編も読もうと思います。
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祖母のおすすめで読み始めたけど…
祖母の感想より面白くてびっくりした
読む年齢層にもよると思う。
成瀬の周りを気にしない成瀬に尊敬
身近にいたら面白いタイプ
成瀬みたいに周りを気にせず生きれらなとは
思うけど絶対難しい。
成瀬シリーズ全作読めてないから読みたい。
滋賀がどれだけ愛されているか伝わる
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読むまえの印象と比べて、かなり成瀬のキャラクターが魅力的だった。複数キャラクターの視点で物語が進行するため、ある人のコンプレックスがある人にとっての憧れ、強さになっているのがよかった。
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成瀬の行動力と、芯の強さに圧倒された。
自分の好きにどこまでも忠実だが、決して独りよがりではなく、周りへの敬意も忘れない。
隣で振り回される(?)島崎との関係性も最高に愛おしい。
「自分もこんな風に生きたい」
「こんな誰かと一緒にいたい」
自分も、自分自身の人生、天下を取りに行こう。
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成瀬という壮大な夢をもつ主人公と対照的に、滋賀県大津市という非常にローカルな舞台を通して描かれる世界観が本作品の面白差なのだと思った。
何気ない日常の風景を物語に出来る筆者の想像力に感心させられた。
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面白かった。
身近に滋賀出身がいるので、「こんなところが出てきたよ」と話しながら読み進めた。
ただ、ラストおまけ(?)の探訪記はノリがどうにも懐かしくてこそばゆかった。
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面白かった!成瀬の唯一無二な癖強キャラが好きすぎる。でも最後の「ときめき近州音頭」の話で、島崎と離れ離れになることに動揺してる成瀬にちょっと人間味を感じてより好きなったな~。続編も出ているみたいだし、ぜひ読みたいなと思いました。
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突拍子もない言動で突き進んでいく成瀬が面白かった。かつそれら全てを成瀬なら実現させるんじゃないかと感じた。
四編目「線がつながる」での、けん玉で大津市チャンピオンになった件は声を出して笑ってしまった。読み進めていくうちに、成瀬のイメージ像がどんどん濃くなっていって楽しかった。
もし成瀬が近くにいたら、僕ならぜひ仲良くしたいなと思った。
成瀬を取り巻く人の目線、成瀬目線で編が分かれているので、集中すべき人物が分かりやすいのもよかった。続編の『成瀬は信じた道をいく』『成瀬は都を駆け抜ける』もぜひ読もうと思います。
すき
成瀬になりたいし、成瀬と友達になりたい。
あんな人いるとは思えないけどいつか出会えると信じてこれから生きていきたい笑
新鮮だった
今まで出会ったことがない女性が繰り広げる青春群像。まわりの登場人物が逆にいるいるこんな人という秀逸な展開も見事。映像化するなら成瀬は原菜乃華か蒔田彩珠か、なんて思いました。
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サクサクっと読める短編集型!
何より成瀬のキャラクターが良くて、、、エントリー番号を素因数分解してる成瀬とか、坊主で高校入学した成瀬、面白すぎるよなあ。わたしも膳所に赴いて出会ってみたいなあ。
島崎との絶妙な距離感コンビの良さが、大貫かえでや、敬太の視点によってさらに立体的に伝わってきて、最後の成瀬視点の章ではすっかり感情移入してセンチメンタルな気持ちになれるからスゴい。でもなんだかんだいって島崎視点が漫談のようで、いちばん成瀬の良さが出てて好きだったなあ。
琵琶湖のミシガンや西武大津店の跡地とか、この本に出会わなかったらなかなか行くことのなかったあちこちへ聖地巡礼したくなるね!
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成瀬の自由さに何度も圧倒された。
でもいつも成瀬なりの気持ちや考え方があって、それが最終章で表現されていたのもすごくよかった。
最終章までは、成瀬は勉強もそれ以外の趣味、部活、生活なにもかも完璧だと思ったが、最終章で成瀬の完璧じゃないところが表現されていて、成瀬も私たちと変わらない人間なんだなと感じておもしろかった。
今の私の性格で成瀬と同じようには生きられないけど成瀬の生き方を少しでも自分の生き方に取り込もうと思った。
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膳所を愛する天才少女・成瀬とその周りの人たちを描いた話
ずっと読みたいと思ってて、ようやく読めた
成瀬と幼馴染の島崎のコンビがよく、西武百貨店もゼゼカラも面白く読んだ。次は2人のどんなエピソードが見れるのかと思ったら、西武百貨店に思い出があるおじさんの話でびっくり
最後、みんなが出てくるお祭りで全部まとまって、すっきり読めた
文章も題材もキャラも読みやすくて、そりゃ人気でるなと納得がいった
成瀬、最後の章で大学受験生になったけど、次の巻はどの年代から始まるんだろ
続きも読みたい
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オーディブルにて聴了。
成瀬みたいな人が近くにいたら毎日面白いだろうなと思った。
周りをガンガン巻き込む成瀬だったけど、徐々に周りに影響されていくのも成長を感じた。
島崎との友情も垣間見れて、爽やかな青春小説で良い。
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アンリミにて。賞を取ったり絶賛されたりするほどの名作かなぁと思いつつ、このくらいライトな作風がウケる時代なのだろう。あと、地方都市が素敵に描かれているとか、コロナ禍の様子が反映されているとか、そういうちょっとしたことも話題になりやすかった要因か。
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どこの本屋に行っても一押しされてて、
ずっと読みたいな〜と思ってた1冊
たまたま会社の先輩が貸してくれてようやく読めました
すごく面白かったし読みやすかった
いま早速続編を読んでます(笑)
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成瀬が眩しくて少し苦しい。青春の煌めきと地元愛がぎゅっと詰まっている。軽いタッチで様々な視点から書かれていて、気づけば続編が読みたくなっている不思議な作品。
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個性が立った主人公の物語という印象を受けた。全体を通して見たとき、物語の緩急があまりないように感じた。心を大きく揺さぶられることはなく、平常心で読めた。普段よく読むジャンルとは違うからかもしれない。
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ある意味時代モノ小説。コロナ禍を経て、更に強くなったような閉塞感に負けない自分らしさを持ちながら、人に社会に自己中心的にならず優しさも持って生きる主人公の有り様が、読み手に羨ましくも真似したくなるような感覚を与える。
痛快、爽快。そんな言葉がぴったり。人気が出るのも納得なあたりも清々しい気分。続編も読みたくなる。
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数年ぶりに読んだ小説。
普段は仕事に役立たないようなものは避けてきたが、本を読みたくなってオススメによく見かけたので買ってみた。
小説自体読むのが久々だったからなのか『次はどんな展開か。』とワクワクした。
はじめは成瀬を取り巻く周囲の人間からの視点、西武大津店を中心に関わっていく人達との話、成瀬自身の視点など様々な目線から話が進んでいくので色々な環境や心境の人間から見た成瀬に対する印象が妙にリアルに感じた。
成瀬みたいに色々チャレンジしてみなきゃ。
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好みじゃない気がしてなんとなく避けていた成瀬シリーズ。タイトルから野心のある女の子が成り上がる物語と思っていたが、愛する地元の発展を願い、平凡な日々の中にも価値を見出していき、成瀬を取り巻く人達も内省しながら成長していくストーリー。変わり者扱いの成瀬も自分の心を確認しながら進んでいく姿がいじらしくてハマる理由が分かりました。読みやすいので、若者向き。
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我が道を行き周りを振り回すときもあるけど、嫌な思いをしたまま終わらせることはないし、たいした迷惑もかけない。そんな成瀬の姿がとにかくカッコ良い。成瀬のように生きられたらなあ…と少し思う。地元愛を持つ姿にも好感が持てる。成瀬の地元に行ってみたくなった。
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話題作で前向きになれる本と聞いて読んでみた。
主人公は、空気を読まない、他人に迎合しない、でも他人を否定もしないで生きている。
これだけ人の目を気にせずに、自分の人生を生きていけるのはうらやましい。
大津市民は読むべき本。
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成瀬あかり伝記
滋賀に旅行に行く予定ができてて旅行誌を読んでいたら、本書が紹介されていた。どうやら聖地があるらしい。普段小説はあまり読まないが、これも縁と思い読み始めた。本書は6編からなり、主人公は成瀬だが、幼馴染、級友、地元民、成瀬が気になる男子など、毎回違う人物の視点から描かれる。タイトルと逆行して内容に派手さはないが、今まで知らなかった滋賀(膳所)のことが成瀬を通して見えてくるのが面白い。また、主人公視点がないからこそ主人公の色々な面が強調される、そんな物語。
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〜1周目〜
2025.12.21
ずっと読んでみたくてやっと読めた本。
すごいヒットしていたので、どんな本かと思っていたが、自分を貫く成瀬が人と関わっていくことで、成長する物語だった。
島崎がいなくてはこの物語は平坦なままだったんだろうなと思うけど、もう1.2捻りあっても良かったかなと思う。
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成瀬あかりというキャラクターはなかなか磁場が強い
周囲の目を気にせず突き進むタイプなのだと思いきや、親友との別れの危機には動揺を隠せない愛くるしい一面にまた、惹かれた