【感想・ネタバレ】成瀬は天下を取りにいく(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」幼馴染の島崎みゆきにそう宣言したのは、中学二年生の成瀬あかり。閉店を間近に控える西武大津店に毎日通い、ローカル番組の中継に映るといいだした。さらに、お笑いコンビ・ゼゼカラでM-1に挑み、高校の入学式には坊主頭で現れ、目標は二百歳まで生きること。最高の主人公の登場に、目が離せない! 本屋大賞を受賞した圧巻の青春小説!(解説・森見登美彦)

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

 文庫版を改読してようやく「ときめき江州音頭」の三人称記述のへの気づきと解釈が出来たよ❗
 成瀬シリーズは基本「成瀬以外」の関係者の一人称で綴られている。だが「
ときめき…」においては何故か誰のモノローグもなく、しかも「神視点」とも言えないような、「どのメタ立ち位置の人?」的な三人称記述になっている
 これって、相当こじれた「成瀬視点」という解釈もアリなのかもしれないが、もっと単純な「原作者ナレーション」なのでは?という解釈をし、それならばそれがすごく良い‼️と思ってしまったのであった。
 成瀬の自覚無き葛藤の語り手として、…成瀬自身の要請というわけではなく、著者が余計なお世話覚悟で敢えてしゃしゃり出ちゃった感じなのかな?
 という私の勝手な解釈でした~

0
2025年12月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

主人公の成瀬さんがとても魅力的。
一般的には「変わっている」と評価されると思われる立ち振る舞いなのに、不思議と、とても感情移入できる。
各章で視点が変わりながら、最後に成瀬さんの視点になることも綺麗な構成だと感じました。

0
2025年12月07日

「小説」ランキング