あらすじ
「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」幼馴染の島崎みゆきにそう宣言したのは、中学二年生の成瀬あかり。閉店を間近に控える西武大津店に毎日通い、ローカル番組の中継に映るといいだした。さらに、お笑いコンビ・ゼゼカラでM-1に挑み、高校の入学式には坊主頭で現れ、目標は二百歳まで生きること。最高の主人公の登場に、目が離せない! 本屋大賞を受賞した圧巻の青春小説!(解説・森見登美彦)
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Posted by ブクログ
文庫版を改読してようやく「ときめき江州音頭」の三人称記述のへの気づきと解釈が出来たよ❗
成瀬シリーズは基本「成瀬以外」の関係者の一人称で綴られている。だが「
ときめき…」においては何故か誰のモノローグもなく、しかも「神視点」とも言えないような、「どのメタ立ち位置の人?」的な三人称記述になっている。
これって、相当こじれた「成瀬視点」という解釈もアリなのかもしれないが、もっと単純な「原作者ナレーション」なのでは?という解釈をし、それならばそれがすごく良い‼️と思ってしまったのであった。
成瀬の自覚無き葛藤の語り手として、…成瀬自身の要請というわけではなく、著者が余計なお世話覚悟で敢えてしゃしゃり出ちゃった感じなのかな?
という私の勝手な解釈でした~