小説・文芸の高評価レビュー
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大規模園で働いていた保育士の文乃は、体調を崩して退職するが、24時間営業の「つづきの保育園」で働くことになる。
外国人や医療関係者やシングルで夜の仕事をしている親たちのために子どもを預かる夜間保育が、どれだけ助かっているのがよくわかる。
夜泣きする理由を考えたり、理不尽なことで言い負かされたり、引き取りの時間を守らないままの親の行方を探したり…と文乃の奮闘に保育士の凄さを感じる。
懸命に生きる親子に寄り添う保育士の姿は、とても尊敬できる。
毎日のつづき。保育園が、今日の『つづき』になりますように。お父さんやお母さんが夜でも安心して預けて一生懸命働ける。子どもたちは、今日の『つづき』を保育 -
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★5 江戸時代に盲人ながら群書類従を編纂した国学者の評伝、晴眼者との関係を描く #見えるか保己一
■あらすじ
全盲の国学者である塙保己一の物語。両親や友人に愛されながらも、幼年期に失明した彼の人生を描く。どんな本でも一度聞けば覚えてしまう記憶力で、国学史をまとめた『群書類従』を編纂していく。保己一は普段から近くにいる妻、友人、弟子たちとどんな関係だったのだろうか、そしてそれぞれの胸中は…
■きっと読みたくなるレビュー
★5 洗練された文章、物語に引き込んでくるプロット、心に訴えかけてくる人物描写、もうかなり凄い。びびった
蝉谷めぐ実先生のご活躍ぶりは色々拝見してまして、『万両役者の扇』で -
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暖かい気持ちになり、とても泣ける。成瀬あかりに引き寄せられ、成長して行く友人達の姿は眩しく、そして嬉しくなる。また、成瀬あかりの妥協のない生き方に心を揺さぶられる。森見登美彦を愛する達磨研究会。最初は胡散臭く思ったが、読むにつれて味わい深く感じるから不思議。私も加わりたい。確かに成瀬は黒髪の乙女と重なるところもある。京都の風景は瑞々しく描かれて心地よい。お父さんのあかり愛も定番ながら笑えて気持ち良い。五月晴れの窓際でそよ風に揺られたカーテン越しにこの本を読んで、心も体も気分爽快になった。これで終わりかと思うと少し切ない。西武ライオンズのユニホーム姿が走馬灯のように浮かぶ。大谷翔平が毎年MVPを
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葉真中顕さんの小説は読んだことがなく、最新刊の『家族』で知った。
この『Blue』は、葉真中さんの全てを読んだわけではないものの、私には一番だった。
構成がよいこと、
平成記として読めること(出てくる事象は本物の名称を使っているのでよりリアル)、
社会問題をしっかり扱っていること。
『Blue』のあと、『絶叫』『ロスト・ケア』を、出版年を巻き戻すように読んでいる。
どれもミステリーやエンタメとして読めるのに、社会の構造の問題に広く言及している。
葉真中さんの生まれた世代に近く、昭和後期〜平成〜令和を生きている私には身につまされることばかりだ。
特に今の政権下で読むと、あまりにも罪深い政府 -
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この小説はたしかに青春小説だ
文字にしてみたら大して上手くなかった
あるよね
専門家じゃないんでよく分からないんですが、今どきの女子高生ってこんな感じなんだろなと思わせる妙な説得力がありました
すごいな金子さん
一旦整理しよう
なんだ女子高生の専門家って
ちょっといやだいぶヤバいだろ!
整理終了
やっぱりね青春って光ってるんですよ
キラキラとね
理屈じゃないんですよ
そんでなんかあっち行ったりこっち行ったりするんですよ
傷ついたり傷つけたりするんですよ
だけどたしかに光ってた
それはもう間違いなく光ってた
うちの女子高生も光った青春を送ってくれてるといいな〜(お父さんには情報公開 -
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「貧乏人は麦を食え」、私が子供の頃池田勇人という総理大臣がこんな発言をしたという事で色々な批判を浴びたことを覚えています。
彼の看板となった「所得倍増」のスローガンもこの時代のいわば流行語。
巷の人々もこの言葉を口にしない、耳にしない日は無かったはず。
わけもわからずこの二つの言葉を口にさえしていた小学生の私は、今本書を読んでタイトル通りの危機の時代、山口二矢のテロや大きな鉄道事故、三井三池炭鉱のガス爆発事故、そして安保、ケネディ大統領暗殺、さらにはドルショック、オイルショックという動乱のあの時代に池田勇人という人がいなかったら日本は経済だけでなく世界での立場が2流以下になってしまったのではな -
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これが映像だったら目が離せないだろう…。
緻密に練られた設定が身代金受け渡しの場面において
この小説をまるで立体化しているかのようだった。
二児同時誘拐事件
誘拐された少年のひとり、立花敦之は
誘拐後、保護され、
のちのひとり、木島亮は3年後に戻ってきた。
その空白の3年間に何があったのか。。
結局。事件は未解決のまま時効を迎えるが
関わっていた刑事が亡くなり
弔問に来ていた元捜査員らの情報により、
誘拐されて戻ってきていた木島亮が、
名を変え、画家になっていたことが判明。
その情報から
当時容疑者であった人物の弟が画家だったことで、
事件の担当をしていた記者の門田は、
真相を求め奔 -
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これはめっちゃ刺さった〜
涙が溢れてきて止まらない。
「私はもう、頭打ちなんだよ」
努力は必ず報われるなんて、嘘だ。
「才能ってやっぱ、ある人にはあるし、ない人にはないんだよ」
でも、私は努力したから、それに気付くことができた。
だから、私の努力は決して、無駄じゃなかった。
でも、もう、走れない。
私はもう、これ以上、走れない。
主人公瑞葉が、自分はバンドを辞めるから、
代わりにバンドに入ってくれと才能ある後輩に頼むシーン。
努力して努力して、けどどうにもならなかった経験を持つ人には、ものすごく刺さるし、また、その渦中にある人にも救いになるだろうなと思った。 -
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audible☆
尾石さんはvoicyで知っていて、考え方に共感し、物事の視点が面白くてファンになった♡
気になったポイント‼︎
「できるけどは見落としてしまう。」
できるけど、自分を疲れさせてしまうこと
・できるけど 疲れること
・できるけど 好きじゃない
・できるけど 時間がかかる
・できるけど やりたくはない
日々の暮らしで見逃していると、自分のメンテナス時間が多くかかる。
SNSをダラダラ見る 夜更かしetc
自分の生活の中で深掘りしてみたいと思った☆
「子育て四訓」
・乳児はしっかり肌を離すな
・幼児は肌を離せ 手を離すな
・少年は手を離せ 目を離すな
・青年は目を離せ 心を離 -
Posted by ブクログ
福島第一原発が想定外の大津波に襲われ非常用電源を喪失しメルトダウンの危機に瀕した。この事態についてメディア情報を聞きかじった程度の認識しかしていなかったことを恥ずかしく思う。
原発に係る現場の方々が、メルトダウン阻止のために決死の覚悟で放射能を浴びながらも使命感に
支えられ、ベントによる格納器爆発阻止と海水注入による原子炉冷却に成功し、紙一重で日本を破滅から守った経緯を知り頭が下がる思いである。
しかしながら、大津波は度々三陸沿岸を襲っており、10mを超える今回の津波が想定を超える規模であったことは自然の破壊力に対する認識の甘さであり、地域の伝承への冒涜であったようにも思う。
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