ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • ランニング・マン

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    バトルランナーの全面改訂版!
    バトルランナー読みたくて中古で手に入れてたのですが新装版としても出版されてて嬉しい。
    そして初回刊行は1980年代にも関わらず、全然古さを感じない面白さです。

    10億ドルの懸賞金をかけて逃げ続ける男、リチャード。キングにしては描写が薄めではじめっからスピード感溢れる展開。そして予想のつかないラスト。
    2025年から見ると、そのラストはまさかあの…とある事件を思い起こさせますが、、、
    本当にさすがキング!さすがキング!!で面白かったです

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    2025年12月10日
  • 死んだら永遠に休めます

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    何これ?!面白かったです。予想出来なかった展開でした。怖すぎる。パワハラ上司、ブラック企業、永遠に終わらない仕事の山、、、主人公の青瀬、しんどかったね。派遣社員ニナちゃんのキャラがとても救いでした。

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    2025年12月10日
  • バニラなバカンス

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    「バニラな毎日」を読んで、とても楽しい読書が出来たので、間を開けずに続編を読んでみました。
    私はお菓子が大好きですが、お菓子にまつわるお話はもっと好き。
    お菓子によって元気付けられています。
    「バニラの毎日」から続く登場人物が、読み進めるうちに、実際に存在し生活している気分になります。
    そして、5月から病気療養となり、多忙な毎日からのんびりとリハビリしてきた自分と重ねて読ませていただきました。
    好きな時間に起きて、好きなお菓子を焼き、のんびり読書をしていた私も、病気が完治し再就職が決まり、私のこの約7ヶ月は「バニラのバカンス」のような大切な時間となりました。
    こんなにのんびりとこの本を読むこと

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    2025年12月10日
  • ブレーキング・デイ 減速の日 上

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    SF、主人公が学生(候補生)、不気味に展開するストーリー。自分の好きな要素満載。

    まだまだ謎が多く誰が味方で敵か分からないので下巻が楽しみ。

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    2025年12月10日
  • ブレイクショットの軌跡

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    読み終わって「うわー!」と言ってしまった。長編すぎて最初、入り込めなかったけど1/3あたりから話が繋がっていく感じがあって、「ブレイクショット」とつけた意味も腑に落ちる。よくこんな作品を書けるなぁ………

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    2025年12月10日
  • 容疑者Xの献身

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    ネタバレ

    事件の真相が最後まで分からなくて、分かった時にアッとなったし、タイトルの献身っていう言葉がぴったりの作品だなって思った。
    登場人物がみんな幸せになれなそうでやるせなさを感じた。

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    2025年12月10日
  • イン・ザ・メガチャーチ

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    ある種、「現代ファンダムの社会学」みたいな内容で、よく見ると解説的な文章も多いのに、スラスラ読めてしまう。
    物語は希望なのか、それとも批判されるべき何かなのか、もしくは、この検討自体が「無意味」であり、物語を選び、そこに乗っかってこその有意義な人生なのだろうか。
    ここで描かれる父と娘のすれ違いは、同じユニバースに生きているのにまるで異なるマルチバースにいるかのような、現代の孤独を鋭い視点で描いている

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    2025年12月10日
  • 女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと 【電子特典付き】

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    ネタバレ

    ◾️record memo

    20歳までは、困れば誰か助けてくれるかもしれない。でもそこから先は、自分で道を切り開いていくしかない。若さや美貌は、あっという間に資産価値がゼロになってしまう。仕事のスキルや人としての優しさ、正しい経済観念。ゼロになる前にやっておかなければならないことはたくさんあります。自立するって、簡単なことじゃないからね。

    結婚したからって、そこがゴールじゃない。相手が病気になることもあれば、リストラされちゃうことだってある。どんなに立派な人だって、壊れてしまうことがある。つぶれない会社、病気にならない夫はこの世に存在しません。そうなってから「やだ。私、なんにも悪くないのに

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    2025年12月10日
  • 汝、星のごとく

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    恋の熱さ、愛の難しさ、家族というしがらみ。
    最近やっと周りが落ち着いてきた今の私に響いて、同じことを考えてて、同じ言葉を発していました。

    主人公の二人は弱くて、脆くて、でも何かを守りたくて、背負わなくていいものまで背負って傷ついて。
    社会の縮図を見ている気分だったし、自分を重ね合わせてしまう瞬間もあって、
    櫂くんと暁海ちゃんの幸せな将来を願わずにはいられなかった。
    人生なんて儚くてもろいんだから、好きなように生きればいい。頭ではわかってるけど、どうしても動けない理由がある。その理由は人それぞれ違う。

    二人は幼い頃から賢く生きすぎていた。
    とてもいいことだけど、それは時に自分を傷つける武器と

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    2025年12月10日
  • 生きる言葉(新潮新書)

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    ああ、私は俵万智さんが好きなんだ、と実感しました。
    万智さんが紡ぎ出す言葉は優しくて、近所のおばちゃんと話しているような感覚になりました。

    言葉ってなんで存在するのか、言葉の普遍性について考える時間でした。
    世界の物事を「言葉」という「手段」を用いて表現しているだけであって、私たちが想像するものや考えは一つではないことを改めて感じることができました。
    だからこそ、言葉は慎重に扱わなければならないし、言葉の持つ可能性や魅力をもっともっと感じたいと思いました。

    私は幼い頃に絵本を読んでもらっていたから本が好きだと思っていました。
    もちろんそれは事実ですが、それ以上に言葉が好きなんだと気づきまし

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    2025年12月10日
  • 光のとこにいてね

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    とにかく表現が良い
    なんかスルスル入ってくる
    わたしもこういう気持ちになったことあるな、とか共感できるような例えがあるから感情移入しやすかった
    この表現にまた触れられるなら他の作品も読みたい

    わたしも光のとこにいてねって言いたい

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    2025年12月10日
  • 殺し屋の営業術

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    とても面白くて一気に読んでしまいました。
    スピーディーな展開と、ストーリーそもそもが面白かった!続編出て欲しいな!

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    2025年12月10日
  • 首無の如き祟るもの

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    民俗学+ミステリというジャンル。
    どちらも好きな要素なので、名作と言われる本著を選んで読みました。
    漫画やドラマではよく見ていましたが、活字で読むのは初めてで、やや苦戦しました。
    登場人物紹介、因習の概要説明などで文章が長く重く、読み終わるのに結構時間を要しました。

    出題編が長い割に、スリリングに展開していくような見せ方でもありません。
    しかし、解決編で一気に捲ってきます。
    このカタルシスを味わうために、あのパートも、あのパートも必要だったのだのかと納得。
    前置きが長い分、解決編の衝撃はひとしおでした。
    楽しませてもらいました。

    「カササギ殺人事件」とか好きな人にオススメです。

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    2025年12月10日
  • 旅猫リポート

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    ⋯いやー、意外に深かった。

    冒頭から、いきなり泣かされたけどw。
    車にはねられ重傷の中、遠くなる意識の中心に思ったのが、サトルだったってところで⋯(TдT)←早w

    そこからサトルの天然さに笑わされ、中盤のスギくんの話になんか身につまされる思いをし、そこから意外な展開になっていき⋯。

    自分の身に起こることは幸せなことなんだと、なんか仏教にも通じるような深い教えのようなものを感じた。

    良いお話でした。
    映画も見てみよー。

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    2025年12月10日
  • 回樹

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    6つの短編集
    最初と最後は表題作とその続編

    表題作の『回樹』
    PSYCHO-PASSの
    シヴィラシステムを思い出した
    あちらは数値化されたもので
    設定も話も全く違うけど、
    何を持って判断されるのか
    心や気持ちとは何かを突きつけられた

    BTTFって何だと思ったら、
    あの名作映画の略でしたか〜笑

    『奈辺』、こういう話も書けるんだ〜と
    守備範囲の広さにびっくり

    今回もどれも良かった!
    『本の背骨が最期に残る』もだけど、
    物語の完成度が高いなぁ
    短編しかまだ読んだことないけど、
    長編も読んでみたいなぁ
    『恋に至る病』とか気になる

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    2025年12月10日
  • ショートケーキは背中から

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    おいしいものはいつだって人を幸せにする。けどその幸せってどこかにいっちゃうもの。その飛んでいくものをさっとつかまえて言葉にして伝えてくれる一冊。平野さんの食とその奥にいる人への愛が溢れた一冊。誰かに、何かに優しくあろうと思う

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    2025年12月10日
  • 風のマジム

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    こんなにわくわくしてこんなに泣ける本は初めて!最初から最後までまじむになった気持ちで読んで感情移入した。まじむこみてぃ。原田マハさんは本当にすごい。

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    2025年12月10日
  • ロウ・アンド・ロウ(上)【毎日文庫】

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    広告代理店に勤める43歳の京子は、3歳年下の美容師、孝之と結婚して13年。
    穏やかな日々を過ごしているように見えていたが、なんだかお互いに遠慮しあっていた。
    ただ、これといって大きな不満はなく、いい関係でいると。
    そんな時に孝之のお店のアシスタントとして美登利がお店に通い出したのをきっかけに、夫婦ともにモヤモヤし始める‥。

    緩やかにモヤモヤしていく感じがたまらなく良い。
    美登利のあざとさというか、若さが強いというか‥。
    こんな可愛くて自分のことをたっぷり褒めてくれて気が利く子、男の人は悪い気はしないよなぁと思いつつ、女からするとパートナーの近くにいてほしくない存在だろうなあとも。
    結構ドロド

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    2025年12月10日
  • 菜の花食堂のささやかな事件簿 木曜日のカフェタイム

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    今回は優希ちゃんに大きな変化
    最後の話、大根は試さないでは菜の花食堂シリーズでは珍しく胸キュンな展開に
    今回も美味しそうな料理はもちろん、日常謎の醍醐味の人の優しさにほんわかさせられました

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    2025年12月10日
  • 海辺のカフカ(下)(新潮文庫)

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    ネタバレ

    大公トリオ聴きながら読んだ
    どうやったらこんな話思いつくんだろう
    言葉にならない気持ちとか、頭のなかにあるまとまりのない空想とメタファーが物語になっていて感動した
    全ての登場人物が謎を残してて、愛おしくて離れがたい気持ちで読み終えました

    交わされる会話が哲学的で楽しい
    ホシノくんの世界の見え方が、ナカタさんに影響されて変わっていくのも圧巻

    なにもないところで、毎日規則正しい生活を送りながら一日中本読んだり、映画観たりな日々を少しでもおくってみたいなー「大人は判ってくれない」、気になってから観てみよう

    「誰もが恋をすることによって、自分自身の欠けた一部を探しているものだからさ。だから恋をし

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    2025年12月10日