ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 携帯遺産

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    ネタバレ

    「ゲーテはすべてを言った」に続き、作者の知識量というか、勉強量には感服する。一つの小説として、起承転結が分かりやすくなされているなかで、独特なユーモアや構造主義などの文学的な要素が取り入れられて、一つの作品になっているということが、本当に凄まじいと思う。自分には到底できないことに思え、本当に頭が上がらない。

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    2026年01月03日
  • ゼロデイ 警視庁公安第五課

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    警視庁の犯罪情報システムが何者かに破壊された。
    物語が始まる。指紋認証や犯罪履歴等のデーターベースが使用不可能に。
    クーガーと名乗る組織が動き出す。
    叩き上げの寒川刑事と新米エリートキャリア丹野刑事がコンビを組み捜査にあたる。
    クーガーのリーダーマギは天才ハッカー警察のシステムを破壊した本人。
    そのクーガーの狙いは15年前にある研究者が世界を変えるはずの論文を発表する前に事故に見せかけ家族共々殺害された。その犯人探し。
    5人の共謀者とクーガー、刑事のコンビが展開するストーリーに飲み込まれ手に汗握り読み続けていった。
    面白かったです。

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    2026年01月03日
  • スター

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    読みながら何度も何度も自分にも問いを投げかけられた作品。素晴らしい。なんでこんなの書けちゃうんだろう。
    『物事の本質』とか『本物』とか『質』ってなんだろう?人それぞれの価値観でしかないんだけれど、それをこんなふうに物語にしてしまう朝井リョウ先生って、もう感服。

    YoutubeやTikTokなどのSNSを題材とし、現代の風潮を表しているけれど、傍に置いておき何度も読み返したい、そしてその時自分はどこにいるのかを確認したいそんな作品。

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    2026年01月03日
  • ずうのめ人形

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    ほぎわん、ししりば、ずうのめとどれも安定して面白かったけど特にこの作品が読みやすくて設定含めて1番面白かった。

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    2026年01月03日
  • カフネ

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    生きるって何?生まれるって何?色んなことが詰まった本だった。人生って、本当に人の数だけあるんだな。見えるものだけで判断しないようにしよう、が教訓。自分だけが辛いみたいな顔、してない?と、自戒。最後の最後、結末がよかった。最終ページ、最後の数行まで、ああ、まあ、こんなもんだよねって思ってたのが、回収されていって嬉しかった。これで、手のひらを返したように、良い本!と手放しに言う自分のことが、単純で嫌になる、こうやって、抽象的に格好つけた感想を書く自分も嫌になる、けど、それすらも愛そう。私の命は私だけのものだから。使い方、考え、終わり方、全部私だけが決められるんだから。

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    2026年01月03日
  • からくりからくさ(新潮文庫)

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    高校生のときに読んだものの再読。
    西と東、男と女、天と地、死と生、さまざまな対比がありながら全てが地続きだということ。境はある。けれど繋がっている。境界線は、越えようと思えば越えられる。

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    2026年01月03日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    中学生ぐらいのときに読んだものの再読。
    西へ、というこの言葉は作者の命題に触れるものだと思う。他の物語でも度々出てくる。

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    2026年01月03日
  • りかさん(新潮文庫)

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    すごく昔に読んだものの再読。
    りかさんという市松人形と女の子の物語。だけどこの物語は他の物語と地続きになっている。使命をもったアビゲイル、冠を無くした男雛、昔読んだ時よりも色々と考えることがありすぎる。

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    2026年01月03日
  • 神に愛されていた

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    星5じゃ足りないくらいの傑作!
    天音のように先輩に憧れて同じ物を使ったり技術を真似たりしたこともあるし、沙理のようにむかつく!死ねよ!って思ったこともある。
    その両極端を光と影で書かれてて最高でした!これは何度も読み返すと思います。
    天音の最後はとても美しいなと思って読みながら涙流しちゃいました。

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    2026年01月03日
  • 表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬

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    オードリー若林さんの紀行著書。
    キューバ、モンゴル、アイスランド。

    ああ、わたし若林さんすきだなと感じ、凄く面白かった。オーロラを観に行った際の棒の話もニヤニヤしながら読んだ。
    旅本が好きなこともあり、想像しながら(凄く想像しやすかった)一緒に旅をさせてもらった。ワクワク、にやにやした。

    "この先で、芸能の世界から必要とされなくなった時にぼくは絶対に所属欲求の危機など感じてやらない。そのために他の居場所を必ず作ろう。"

    すごくわかる。
    依存したくないと思ってるのに
    ふと、一箇所に依存してしまって
    ああ、好きな自分ではないと感じたりする。
    でも他の居場所って?どうやって

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    2026年01月03日
  • かがみの孤城

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    学校に馴染めない人物、こころがある日突然鏡の中の城に迷い込む、そこで出会うのは同じく学校に馴染めないであろう生徒達
    終盤近くまではそんな生徒達の生活や悩みを映し出す、よくある物語であった
    しかしながら終盤に入って、ゲームマスターに見えるオオカミ様の正体、赤ずきんと呼ばれた背景などが明らかになる
    特に現実世界でなぜ会えないのかや、オオカミ様の正体が明らかになる時にこれまでの伏線回収がしっかりされてて、圧巻だったし心に沁みた

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    2026年01月03日
  • さらば! 店長がバカすぎて

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    やっぱり面白い。

    『問題。以下の文書を読んで、家族の幸せの形を答えなさい』も面白く作中で驚かされたが、その時の驚きをそのままもう一度味わえました。読み終えた時の満足感が2作品分です。

    武蔵野書店を巡る人間ドラマです。
    店長の山本猛と、書店員の谷原京子。
    喜劇のような物語に、荒んだ心が洗われます。
    無邪気で純真な登場人物たちが大勢現れ
    最初から最後まで、作品のもつ明るさが1番の魅力です。

    あったらいいな、前日譚。


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    2026年01月03日
  • 蛍たちの祈り

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     「52ヘルツのくじらたち」を彷彿とさせるような、胸が苦しくなる作品だった。

     凄惨な幼少期を経た子どもたちは、愛情や繋がりを必死に求めて成長していくが、その先にあるものは決して幸せとはいえない現実だった。
     「子どもは親を愛するしかない」
     世代を超えて連鎖する不幸の中、わずかな温もりに癒されながら強く生きている姿が切なくて切なくてたまらなかった。

     家族の愛の形、人と人との繋がりとは何かを考えさせられる作品だった。

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    2026年01月03日
  • やなせたかしの生涯 アンパンマンとぼく

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    なんのために うまれて
    なにをして いきるのか
    こたえられないなんて
    そんなのは嫌だ

    今を生きることで 熱い心燃える
    だから君は行くんだ ほほえんで

    そうだ嬉しいんだ 生きる喜び
    たとえ 胸の傷が 傷んでも
    ああ アンパンマン 優しい君は
    いけ! みんなの夢 守るため

    何が君の幸せ 何をして喜ぶ
    分からないまま終わる
    そんなのは嫌だ

    忘れないで夢を こぼさないで涙
    だから 君は 飛ぶんだ どこまでも
    そうだ 恐れないで みんなのために
    愛と 勇気だけが 友達さ
    ああ アンパンマン 優しい君は
    いけ!みんなの夢 守るため

    時は早く過ぎる ひかる星は消える
    だから 君は行くんだ ほほえ

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    2026年01月03日
  • 爆弾【電子限定特典付き】

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    映画を見てあやふやだったり不明だった点が理解できて、良かった。スズキタゴサクは佐藤二朗しか演じられないと改めて思った。他に候補がいれば教えて欲しいくらい。これから読む2作目が楽しみです。そして2作目も映画化されるのでしょうね。

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    2026年01月03日
  • アルジャーノンに花束を〔新版〕

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    学ぶ事、学べる事はとても良いことであり、それができるのは有り難い事だと思った。
    そしてこれからも人に優しく生きようと思う。

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    2026年01月03日
  • 生殖記

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    尚成がちゃんと幸せを感じられる「次」を見つけられて良かった。

    ほんと、稀有〜。って文が大好き。いつか必ず使いたい。

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    2026年01月03日
  • 骸の鍵

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    駅のコインロッカーから女性の右腕が発見された。その手にコインロッカーのカギを握らせ、ヒントを元に次のパーツを探せと指示してくる。警視庁の女性刑事・城戸葉月は、所轄の刑事・沖田とコンビを組んで事件の謎を追う。

    面白かった!もう最初から猟奇的で、犯人からの挑戦状には振り回され、葉月の暗い過去は気になるし、おばあちゃん子だけど意外とデキル沖田のキャラは楽しいし、読み始めたら止まらない。事件は二転三転して、最後はちょっと駆け足だったけど、「筋読み」が得意だという設定の、葉月の面目躍如な展開だった。

    葉月と沖田のコンビは、また読みたいと思う。続編、期待したい!

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    2026年01月03日
  • すべてがFになる THE PERFECT INSIDER

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    書き出しから最高。そう、最初の段落は覚えているくらいに。
    「今は夏。彼女はそれを思い出す。
    無表情なコンクリートで囲まれた部屋には、季節の気配が届かなかった。建物のどこにも外界を覗き見る窓はない。歴史も時間も人工的に刻まれている。暑くも寒くもない。
    おそらく、人間以外の生物、動物も植物もここには存在しないのではないだろうか、と彼女は思う。…」

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    2026年01月03日
  • 十二人の手紙

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    1977年から78年に連載されたもの。時代設定は応じて古いが、世代的には十分理解できる程度の古さ。13篇すべて手紙の形式のみで綴られる小説。(一部、手紙ではなく、公文書や戯曲だったりするが、ほぼ書簡形式)

    多くは、ミステリーの要素を含むどんでん返しで、エピローグではほぼ全ての登場人物が登場して、連作短篇のテイストも楽しめる。

    井上ひさしさんがこういう作品をものするひととはつゆ知らず、たまたま手に取った本だったけれど、大当たりといって良いのではないだろうか。

    全作品ハズレなしだったが、1番面白かったのは、「ペンフレンド」。オチも秀逸だし、オチを知ってなお知らぬふりをする本宮弘子のしたたかさ

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    2026年01月03日