ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • マカン・マラン 二十三時の夜食カフェ

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    なんだかホッとする良い小説で、美味しい身体に優しい料理が食べたくなった。
    たまたまボーイフレンド2をNetflixで見たあとに読んで、タイミング的にも良かったかも。

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    2026年02月13日
  • 鳥類学者の半分は、鳥類学ではできてない

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    とても面白かった。小笠原諸島に生息する固有種の海鳥の調査をメインに研究されている鳥類学の先生のエッセイ。
    小笠原諸島に属する火山島、西之島で大規模な噴火が起こり、島の生態系が一旦リセットされるという事態が起こる。マグマが流れ火山灰が降り注ぎ、生物のいなくなった島に、新たなる生物が漂着し新たなる生態系が産まれる奇跡の一幕に立ち会うために鳥類学者は島を目指す。

    絶滅に瀕した固有種の鳥の調査のためにあちらこちらの無人島へフィールドワークに出かけたり、出かけた先で見つけた骨や羽毛をなんとなく採取して保管しておいたり、鳥の分布、鳥の形、鳥の生態について、とにかく脳が手すきな間も四六時中研対象のことを面

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    2026年02月13日
  • 透明な夜の香り

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     物語全体の雰囲気が好きでした。登場人物の誰もが完璧ではないと感じました。掴みどころがないところはあるけど、それでもいい意味で全員が人間臭いかな、と。
     作品設定は独特で、現実離れした人物は出てきても、その設定がリアルな感情の動きと離れすぎていないので、人間味があって生々しい感じでした。
     誰が好き、ということではなくて、唯一無二の雰囲気の小説なんじゃないかなと思います。また読み返したいです。

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    2026年02月13日
  • 最後の一色 上

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    ネタバレ

    歴史ものは好きだけれど、歴史は苦手だ。
    日本史も世界史も壊滅的で、歴史上の出来事を関連付けて考えることができない。一般常識としてもう少し理解しなければと思って、何度か学びなおそうとチャレンジしても、どうにもダメだと断念した。
    歴史ものは面白いのになー、このトーンで教えてくれればこんなことにならなかったんじゃない?と人のせいにしたくなるけれども、確か高校の世界史の先生はそういう風に面白おかしく解説してくれる人だったのに、記憶しているのは歴史のおまけになるしょうもないエピソードだけだから、全部自分のせいだ。

    というわけで、史実をもとにした歴史ものを読んでも、(史実的な)ネタバレなく、読めるという

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    2026年02月13日
  • 小説

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    『「おとかでぃじなにえりか」東京都墨田区在住の小学六年生・内海集司は捲ったページを二、三度ばたつかせ、前後の行をもう一度読み返し、自分が順序通りに読み進んだという事実をよくよく確かめてから満を持して眉を顰めた。「乱丁……」』

    『女子のどこか昆虫じみた心のない瞳と目が合う。内海集司はなにもできないままじっと判決を待った。そして女子は深い深い、深い溜息を吐いて、この世で一番嫌いなものを見る顔をした。判決は死刑だった。顔が内海集司の顔の横を通り過ぎ、耳元で声がした。「あでぃえすりあげあも」目を開けると天井が見えた』

    予約の順番待ちを永らくしていた本が漸く回って来る。高校時代の友人のお勧め。

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    2026年02月13日
  • 変な家2 ~11の間取り図~

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    ネタバレ

    間取り図の出血大サービスですっごく楽しかったです!
    対して内容は超シビア。
    第一に、子どもが気の毒です。
    幼少期に大なり小なり苦労を負わされトラウマを植え付けられ、挙句大人になってからも何らかの十字架を背負わされ続け…読んでいて辛かったです。

    ヤエコさんは、人生のほんのひとときでも楽しいと思える時があったんでしょうか。
    そして詩織さんと美津子さんは、見事なすれ違いで悲しかったです。
    間取り図から、ここまで誰も幸せにならない事ってあるんですね…。
    そして栗原さんは変わらず凄い。
    いや、筆者も凄いですね。

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    2026年02月13日
  • 流浪の月

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     更紗の性格が好きでした。明るく見えるけど、どこか周りを諦めていて、それがちょっと楽観的に見えるのかなって勝手な考察。歳の割に自分を客観視したり思い返したりしているのが印象的でした。
     文もきっと自分を諦めている人だと思うから、更紗に惹かれたのかな?と思いました。絶対に恋愛的ではないし、惹かれたという表現は適切でない気がするけど。
     お互いがお互いを逃げ場としているのかな、と思いました。かなり好きな雰囲気の小説でした。ありがとうございました。

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    2026年02月13日
  • フェルマーの最終定理

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    高校2年生の時に読みふけり
    もうカバーもなくボロボロに
    今日がフェルマーの最終定理が証明された日ということもあり
    19年ぶりにページをめくります。
    あの時の興奮変わらずです。

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    2026年02月13日
  • YABUNONAKAーヤブノナカー

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    文学業界の話

    語り手が次々替わり、ひとつ事にも見え方が異なり
    言い分も違う

    発端となるのは、作家志望だった30歳の女性が、10年前に受けた性的搾取の加害者を、ネットで実名告発したこと

    告発されたのは、50代大手出版社の文芸誌、元編集長、木戸悠介
    2度の離婚で、ひとり暮らし

    作家として登場するのは、長岡友梨奈42歳
    娘、夫とは別居中
    20歳の娘は2年間引きこもり中
    離婚したいが応じてくれない夫と娘は2人暮らし
    友梨奈は、愛する娘との関係もうまくゆかず、分かり合えずに苦しむ
    社会の出来事に対する憤りで気分が悪くなる事は確かに有る
    しかし友梨奈の「正義感」はあまりに強烈すぎて、本人も抑えが効

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    2026年02月13日
  • ラストレシピ 麒麟の舌の記憶

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    久々に面白かった。最初は主人公の愛想の無さに、なんかこの人好きになれないなぁと思ったが、読み進めていくうちに、ストーリーに引き込まれ、最後は感動

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    2026年02月13日
  • 52ヘルツのクジラたち【特典付き】

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     二人の会話がとにかく好きでした。どちらかがどちらかを支えるわけじゃなくて、お互いに無言で背中を預けるような関係性なのかなって思います。
     過去は苦しいことも多いけど、終わりに希望が見出せるところも好きなポイントです。
     静かで素敵な雰囲気の物語でした

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    2026年02月13日
  • タイタン

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    仕事とはなにか。

    各々の答えがあるかと思いますが、その根幹に潜っていく小説です。

    近未来、人工知能タイタンの発明により、今ある社会問題は全て解決されました。結果、人類は働かなくてもよくなり、仕事は遠い過去のものとなっています。
    誰もが仕事を知らずに生きている世界が本作の舞台です。

    主人公はAIのカウンセラーとなり、AIに人間を伝えていきます。
    この主人公の内省は、人間の感情に深く潜っていく気持ちよさがあります。

    もともと著者の「小説」に感動して本作を読みましたが、こちらも負けないくらいに素晴らしい作品でした。

    文章も難しすぎず、不思議と穏やかで綺麗な文章で、私はとても好きです。
    幻想

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    2026年02月13日
  • 風と共にゆとりぬ

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    「肛門記」部分を何気なく公共交通機関の中で読んでしまい、ニヤニヤしてしまって慌てて読むのを止めたりもした。(マスクが隠してくれたと信じてる)
    「時をかけるゆとり」からのこちらのエッセイを読んだが、初めてお顔を拝見して、その度に注記で笑ってしまっていた。
    !のマークが多用されていて、いちいち笑ってしまった。
    この流れで朝井リョウ先生の普段の作品を読んでも、色々チラついて集中できるか不安になるくらいだった。

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    2026年02月13日
  • 小さいときから考えてきたこと(新潮文庫)

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    女優としての黒柳徹子さんの生活や生き方、ユニセフの活動が、美しくてあたたかい日本語で活き活きと描かれていた。とても大事なことを徹子さんの見てきた世界から教えてもらったような気分。思わず笑ってしまう話も、心が切なくなる話も、どれも知れてよかったと思う。まっすぐに生きたくなる本。

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    2026年02月13日
  • ゆびさきに魔法

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     三浦しをんさんお仕事小説書くのうますぎません?全く働いたことがないのに、働くっていいなぁって思いました。
     『舟を編む』や『愛なき世界』よりはもう少しさらっと読める雰囲気でした。でも月島さんの葛藤や矜持もしっかり書かれていて、登場人物一人一人を愛せる物語でした。

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    2026年02月13日
  • 黄金雛――羽州ぼろ鳶組 零

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    襲大鳳上下巻の華やかさとはまた違う、源吾たちの父、重内や謙八たちによるZERO物語。
    黄金雛を襲大鳳よりも前に読みたかったという評価を見たが、私は襲大鳳上下巻からの黄金雛だからこそ心に残り刺さるのだと感じた。
    なんならここにこのストーリーを持ってきた今村翔吾が天才です。
    源吾や勘九郎が言っていた若手を守り育てる気概はこの父親や師匠から受け継いだものだったんだと深く深く沁みる。
    林大学の火事で重内が命を落とすことがわかっているから源吾と重内の親子のやり取りが切なくて苦しい。最後は嗚咽を漏らすほど泣いてしまった。
    子を想う父の姿、不器用ながら火消しの仕事に誇りを持ち名誉より目の前の炎と戦った重内の

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    2026年02月13日
  • 爆弾【電子限定特典付き】

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    最初からずっと釘付けになる。
    類家たちと共にスズキタゴサクを解読していく感じでした。
    一語一句聞き逃すまいと集中して一気読み
    ハラハラドキドキが心地よかった。
    人々の(勿論自分自身も)闇深さ、ルッキズム、選別等など、普段無意識だがそれらをしているところを指摘されスズキタゴサクに翻弄されている自分がいた。

    読後に映画も見に行ったが、配役然り、演出然り、素晴らしかったです。
    また再読したい1冊です。

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    2026年02月13日
  • みずいらず

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    ネタバレ

    最後の一話だけ あれ?さっきまで登場人物が誰かしら繋がっていたのに???
    なるほどね そういうことか!

    こんな夫婦いるなぁ
    最後は誤解もとけ また新たな関係を築いていく
    素敵な短編集でした
    最後の話だけ現実!?
    現実はなかなかうまくいかないよね…

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    2026年02月13日
  • それでも旅に出るカフェ

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    前作『ときどき旅に出るカフェ』からの
    『それでも旅に出るカフェ』。
    寝る前に少しずつ読んできました。

    近藤史恵さんのファンいわく、
    「カフェ・ルーズ、家の近くにあったらいいのに」
    そりゃあったら足繁く通うでしょうに。

    今作はコロナ禍から始まっていきました。
    近藤史恵さんのビストロ・パ・マルもコロナ禍
    大変でしたね。こちらも大変。

    でも今作はやっぱり近藤エッセンスが
    効いていて、とくに女性の働きづらさを描ききってましたね、イヤなくらい。
    男からは想像できないぐにゅぐにゅ感でした。
    円ちゃんの強さ、ステキです。
    辛いトキは、とりあえず棚上げして、違うとこに行って海や空をみようかなって思っちゃ

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    2026年02月13日
  • 未来

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    面白すぎて久しぶりにまた小説を読み出そうと思った作品。
    イヤミスというが、逆にその方が深く考えさせられるなと思う。
    血は争えないじゃないけど、自分のした事ってやっぱり子供も同じ事を繰り返してしまう。
    だからこそ、私が胸を張って生きる人生を選ばないといけない。子育てまっしぐらな私はそう感じました。

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    2026年02月13日