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Posted by ブクログ
『黄金(こがね)の時代』。俗にいう最も輝かしく充実した時代。
源吾、勘九郎など、火消たちの中で群を抜く才能を持つ彼らが果敢に事件に挑む物語を描いている。
きっと、今までの物語(どんな命であろうと、助ける力)の『ベース』になっている。
どんな火事でも善良な人でも悪人でも火消の人たちは『命を救う』ことを生業としている。
源吾たちが重内や謙八にいった一言が憧れることも理解できる。
重大事件を目の前にして、自分の命と引き換えにも聞こえてしまう部分になってしまうし
殉職してから代わりとなる人は、なかなか出てくることが難しい。
葛藤の中にあるものの中には選択肢がある。その選択に苦しいのは重内や謙八にいうことも分かるなぁと思った。
でも、重内や謙八以上に源吾たちは思ってた以上に賢いと思う。
そういった才能を、未来を、信じても良い。
そして彼らを超える人たちが、数多ある命を救うのだから。
源吾が彼ら以上に救うことを重きに置いていたのかが、より深まった物語。
『襲大鳳』(上下)を読む前に読む本だった。。。
Posted by ブクログ
ぼろ鳶第十巻にして、零話、再読完了です。
やっぱり面白いですね。面白すぎます。
今回は、いわゆるエピソード0。
源吾さんが若い頃のお話です。
源吾さんの親父さんは、やはり火消頭取ですが、その手腕は派手なものではなく、目立ちません。というか、むしろ全然活躍してないようにも見えます。
なので源吾さんは親父さんを嫌います。
そんな中、火も煙もいつもと変わらず、人が一瞬で倒れる面妖な火事が起こります。
これを重く観た江戸の火消たちは、次代を見据えて、若い火消に対し火事場には出ないように厳命します。これに反発するのが、源吾さんをはじめとする「黄金の世代」。
それから、てんやわんやでスリリングな展開が、颯爽と駆け抜けて、読む手が止まらないんです。
その時代の火消もまた魅力的です。大音の大将も当然ですが、古仙爺さんがいい味出してます。
そして伝説の炎聖、甚兵衛さん。
シリーズ主要メンバーの先達世代が活躍する姿が、なんだかとても嬉しいですね。
最後の源吾さんと親父さんのやりとりは、また電車の中で泣くのを必死で堪えることになります。
親が、先達が伝える火消の矜持、人の生き様。
鉄鯢お父ちゃん、かっこいい。
最後の最後で、深雪様が登場します。エピソード0ですからw
Posted by ブクログ
襲大鳳上下巻の華やかさとはまた違う、源吾たちの父、重内や謙八たちによるZERO物語。
黄金雛を襲大鳳よりも前に読みたかったという評価を見たが、私は襲大鳳上下巻からの黄金雛だからこそ心に残り刺さるのだと感じた。
なんならここにこのストーリーを持ってきた今村翔吾が天才です。
源吾や勘九郎が言っていた若手を守り育てる気概はこの父親や師匠から受け継いだものだったんだと深く深く沁みる。
林大学の火事で重内が命を落とすことがわかっているから源吾と重内の親子のやり取りが切なくて苦しい。最後は嗚咽を漏らすほど泣いてしまった。
子を想う父の姿、不器用ながら火消しの仕事に誇りを持ち名誉より目の前の炎と戦った重内の生き様に涙腺崩壊。
若かりし頃の源吾や勘九郎たちの熱血漢や仲間と無茶する姿も微笑ましかったが内記のリアルを描いてくれたことにも感謝。
誰も嫌いになれない描き方をしてくれました。
全シリーズ通して1番良かった作品でした。
Posted by ブクログ
内容(ブックデータベースより)
十六歳の新人火消、松永源吾は、同世代の優秀な火消たちが台頭する中で、焦る気持ちを抑えきれませんでした。そんな折、毒を吐くような恐ろしい炎が発生し、熟練の火消でさえ生還が難しい状況になります。若手の火消たちは、その危険な状況から出動を禁じられてしまいます。
しかし、源吾はそれに反発し、加賀鳶の御曹司や最年少の火消頭、町火消の新星など、一癖も二癖もある仲間たちと共に、危険を顧みず、人々の命を救うために立ち上がります。彼らは、未来の江戸を担う若き火消として、困難な状況に立ち向かい、その片鱗を見せていきます。
この物語は、「羽州ぼろ鳶組」シリーズの「零」巻として、シリーズ全体の始まりを告げる作品であり、源吾たちの若かりし頃の活躍と、彼らがどのようにして絆を深めていくのかを描いています。また、後の物語に繋がる重要な伏線も含まれています。
令和7年7月7日~11日
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