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恋と火事は、江戸の華。
咲かせたくもあり、咲かせたくもなし――
流人となった男、酒呑み火消、次代を担う若頭。
三人の脇役たちが織りなす、心ゆさぶる物語。
救えなかった命――猛火に包まれた幼子の悲鳴が聞こえる。炎への恐怖に萎む心と躰を麻痺させるため、今日も“蟒蛇”野条弾馬は、酒を呷って火事場に臨む。
京都常火消、淀藩火消組頭取に己を取り立ててくれた心優しき主君が逝った。「帝を、京を、そこに住まう人々を救え」今際の言葉を胸に刻んだ弾馬は……(「恋大蛇」)。
表題作の他二編を収録、シリーズ初の外伝的短編集。
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Posted by ブクログ
『愛する人や街』がいるという、力強さ
留吉、弾馬、銀治、与市、そして燐丞。
彼らの胸に秘めた思いが、しっかりと描かれていた短編集。
罪を犯したから…火消だから…医者の家系だから…。
誰かと出会い、誰かを助け、愛しあう。
本当ならば、思うがままで生きたい。
だけど自分が持つ傷や家系などの葛藤に本心を蓋をしてしまいがち。
そんなままじゃ前に進めない。そんなんでいいのかな。
世のため人のために救いたいから
火消(燐丞は医者兼火消)になってるんだから矜持は大事でしょ。
だから荒れ狂う火と戦う。
特に印象深い弾馬の回(恋大蛇)。
紗代の弾馬に対する愛は自分の人生を委ねたいと願ってることに心が震えてしまった。
自分だったらどうだろう?弾馬目線、紗代目線で考えるときっと同じ答えにはなるのかも。
巡り合った人を支え一緒に生きる喜びは、その人でしか味わえない。
『ぼろ鳶』シリーズに出てくる人たちは、揺るがない矜持を秘めているから好き。
これですべてシリーズ読み終えましたが、「読後は終わってしまった」ロス状態です(笑)
また、どこかのタイミングで一気読みしたい。
ありがとうございました!
Posted by ブクログ
内容(ブックデータベースより)
恋と火事は、江戸の華。
咲かせたくもあり、咲かせたくもなし。
流人となった男、酒呑み火消、次代を担う若頭。
三人の脇役たちが織りなす、心ゆさぶる物語。
救えなかった命――猛火に包まれた幼子の悲鳴が聞こえる。炎への恐怖に萎む心と躰を麻痺させるため、今日も〝蟒蛇〞野条弾馬は、酒を呷って火事場に臨む。京都常火消、淀藩火消組頭取に己を取り立ててくれた心優しき主君が逝った。「帝を、京を、そこに住まう人々を救え」今際の言葉を胸に刻んだ弾馬は……(「恋大蛇」)。
表題作の他二編を収録、シリーズ初の外伝的短編集。
令和8年1月15日~17日
Posted by ブクログ
やっぱり最高!
ぼろ鳶シリーズは、もうこの一言に尽きます。
こちらはシリーズ初の外伝的短編集。
流人となった元火消頭取、京都の火消、町火消など、熱い男たちの活躍ともどかしい恋模様も楽しめました。
表題作「恋大蛇」が特に好き。
京都の火消しにしびれたし、その人を想う女性には源吾の妻・深雪を思わせる芯の強さを感じました。
このシリーズ、男も女も素敵すぎる!!
時代小説が苦手な人も、“ぼろ鳶シリーズ”は読みやすいと思う。しかも沼る可能性大なので、是非読んでみて欲しい。
最高のエンターテイメント時代小説だと思う。
ちょうど先週からTVでアニメが始まったので、そちらを先に見てから読むのも良いかも。
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