ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
歴史・時代 2位
9pt
これは、生命(いのち)の唄。 これは、家族の唄。 これは、愛の唄。 直木賞作家・今村翔吾が魂をこめて描く、熱き血潮の流れる真「平家物語」! 生きるとは何か、今、平気物語に問う――著者 人は飯を食い、糞をして、眠るだけではない。人は元来、唄う生き物なのだ。 それは生きていることを誰かと共に喜び、この世に生きたことを留めんがためではないか。――(本文より)
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
1~2件目 / 2件
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ
平家が滅んだものと知りながら読む平家主役の物語は、知盛を知れば知るほど、好きになればなるほど、辛くなってしまう。知盛の優れた戦略に対し、それを上回る切り返しで勝利を重ねる義経。彼らに心酔する教経と弁慶。どす黒い後白河法皇と、それを上回る頼朝。それぞれの性格や思惑が絡まってねじれて、勝ち負けだけでなく...続きを読む、それをどう受け入れるかまでを丁寧に描いている。 知盛が京都に義経を訪ねていくシーンがとても好きだ。昔助けた貴族のご婦人を通じて、天敵とも言える後白河法皇と直接交渉し、義経に邂逅する。それぞれの人物が頭脳を巧みに働かせて小気味いい。戦にかけて天才的な義経が、自らの命を狙う頼朝の意図には全く気づかないのも、史実を見るとそうなのだろう。 今村さんの時代小説は、登場人物が生き生きしていて、毎回好きになってしまう。一部創作が含まれているだろうが、史実への説得力を増す描き方で、彼らをとても近く感じられる。今村さんの歴史上の人物たちや作品への愛情を感じる。
武士、貴族、天皇、上皇。それらの勢力が複雑に入り乱れた時代。 驕れる平家は久しからず。 覇を独占していた平家が、清盛死後、衰退していく。 福原遷都、京都還都、そして、平氏の都落ち、木曽義仲の入京。 上巻では、 相国最愛の子『平知盛』を中心に、木曾軍を完敗させた「水島の戦い」までを描く。 聞き覚えの...続きを読む無い人も、沢山登場するので、名前が覚えられず、相関図を書いたメモを片手に読むので、時間がかかる。 狡猾な後白河法皇が、どうしても、西田敏行氏と被るのは、2年前の大河の影響か?
今村翔吾版『平家物語』。この人の人物の捉え方は変わっている。あゝ、この人はこういうことを考えて行動していたのかと新たな側面に気付かせてくれる。
物語の継承(作中現在)と当時の回想(メインパート)の2つの時間軸で語られる平家物語。非常に抒情的な語り口で引き込まれてしまう。そして、滅びゆく平家を応援し、涙するのだ。 主人公である平知盛と知盛を兄者と慕う平教経のキャラ造形や関係性はある種の層にめちゃくちゃ刺さりそう。その他にも現宗主の宗盛やその他...続きを読む平家一門、後白河法皇(cv:中尾隆聖)などはキャラが立っており、歴史物をあまり読まない人でも読みやすいと思う。一方、源氏の平家討伐先鋒とも言える木曽義仲は下巻で活躍するのかもしれないが、この巻においてはあまり強い印象は受けなかった。どことなくNPCじみている。 しかし、木曽勢が現在の岡山県児島まで進出して平家と戦っていたことは知らなかった。京都以西のエリアの戦闘は源義経担だとばかり……読む前は章タイトルの『水島の戦い』てどういうことやろか?と思っていたけど、文字通り岡山の水島のことか(瀬戸内で育ったので出てくる地名がどれも印象深く、はいはい、あの辺ね!てなる) 黎明期の武家の在り方を模索しつつ、一つの遠大すぎる答えに辿り着いた清盛、知盛親子。ある意味突拍子ない画餅にも思えるが予想を超えた面白い発想だった。 (余談ながら、奇しくも架空の日本を舞台にした漫画『日本三国』が似たような日本の分割をし、かつ西日本の支配者が平姓であることを思い出した。) さて、上巻では未だに義経も頼朝も登場しておらず割と緩やかに時が進んだ感があったものの、下巻は息つく暇なしな怒涛の勢いで、そしてより悲壮感のある展開になりそう((((;゚Д゚))))))) そして、平家物語を受け継ぐ者こそ上巻で判明したが、果たしてこの語り部は誰なのか?それもまた気になる(見逃してないよね?)
平家物語が誰によって紡がれたのか、その謎を主軸に、平家側の視点から話が展開する。 家族としての平家を描くこと、武士の世をつくることなど、かなり面白い。 歌を伝えているものが誰なのかも謎の一部。面白い。
最後の方から色々分かってきたからどんどん面白くなってきました。下巻もこの流れで期待しています。読むのがとても楽しみです。【小5】
今村氏の書く平家物語は実に新鮮だ。 現代的な魅力あふれるキャラクターで若い世代でも古臭く感じず楽しめる。言葉の選び方はしっかりと時代に沿っており、蘊蓄にうるさい歴史小説ファンの心も掴みそう。私は大河ドラマなどで平家物語のあらすじをざっくり知っている程度だが、今村氏の原作で大河ドラマを作ってほしいと思...続きを読むった。 平家滅亡の結末は誰もが知るところだが、知盛の生きる姿がどう描かれていくのか。早く読みたいような、読み終わりたくないような気持ちでいる。
平清盛の4男にして、病に亡くなった兄や病弱な兄に代わり平家一門を率いる知盛 知盛を兄のように慕う教経 滅びゆく平家をいかに戦いに勝利に結びつけようと奮闘する二人 先がわかってるだけに辛い
源平合戦を平氏の側から見たストーリー。 話は2つの時間軸に分かれて進みます。一つ目は源氏の世になってから平家物語が生まれる瞬間。平氏の語り部から琵琶法師が話を受け継ぎます。二つ目は源平合戦の只中。平家の公達、知盛を主人公に話は進みます。 歴史は好きなのですが、源氏の側から見ることがほとんどだったの...続きを読むで、平氏の側から見るのが新鮮でした。歴史では平氏は敗者にあたるわけですが、こうして平家物語が語り継がれたり落武者伝説など各地に残っていることから単純に驕って嫌われて源氏に滅ぼされたというものでもないのだと思い直しました。ただの嫌われ者ならこうして後世に名を残さないでしょうから。つくづく歴史は勝者のものなのだと思い知らされます。 上巻は屋島の戦いの前くらいで終わってますが、この先の暗い結末を思うと下巻を手に取るのに少々ためらいがありますが、平氏の語り部は誰なのか?誰かわからない感じで書かれているので、この辺りに何かしら伏線があるのかと思うと読みたくもあり。
平家物語の冒頭部分しか知らない私でも読みやすく面白く読めた。 平家物語を後世に伝えるべくある人物が西仏という僧に琵琶の弾き語りを伝授していきながら話しが進行していく。 登場人物それぞれの個性がハッキリしていて魅力的だ。 後白河法皇と知盛の駆け引きも面白い。 栄華を極め我物顔だった平家に後半段々と...続きを読む翳りがさしてきて 追い詰められていってようやく一門が一枚岩になれた感があったのが 勝敗を知っているだけに逆に切なかった。 西仏とのやりとりにも時の流れがしっとりと感じられ この静の場面は激動の物語の節目を美しくまた分かりやすく繋いでくれていると思った。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
茜唄
新刊情報をお知らせします。
今村翔吾
フォロー機能について
「角川春樹事務所」の最新刊一覧へ
「歴史・時代」無料一覧へ
「歴史・時代」ランキングの一覧へ
イクサガミ 天
塞王の楯 上
じんかん
幸村を討て
塞王の楯 下
八本目の槍(新潮文庫)
童の神
火喰鳥――羽州ぼろ鳶組
「今村翔吾」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲茜唄(上) ページトップヘ