あらすじ
これは、生命(いのち)の唄。
これは、家族の唄。
これは、愛の唄。
直木賞作家・今村翔吾が魂をこめて描く、熱き血潮の流れる真「平家物語」!
生きるとは何か、今、平気物語に問う――著者
人は飯を食い、糞をして、眠るだけではない。人は元来、唄う生き物なのだ。
それは生きていることを誰かと共に喜び、この世に生きたことを留めんがためではないか。――(本文より)
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
知盛を中心とした平家物語。知盛の設定や教経との関係性が良い。上巻ラストの教経の余裕は粋でした。また経盛このヤローと思いながらも経盛この叔父ーとなるのも個人的に熱いポイントでした。改めて、書き手により様々な色のある平家物語ですが、どの物語も平家の人たちの一門としての愛が清盛を中心に広がっているのが美しいなと思います。
Posted by ブクログ
歴史には滅法弱いんよね〜(全然わかってないという意)
でも今村さんだから……と読みました。
歴史苦手な理由
・名前が覚えられない
・人の思惑が錯綜していてよくわからん(したがって大河ドラマもよくわからん)(朝ドラなら理解できる)
・そもそも日本史弱すぎる……
しかし結果、上下読み終わった今、平安時代をノートにまとめ直して勉強しなおしてます。
こんな私に「この時代のことを知りたい」「平家と源氏のことを知りたい」「後白河上皇って何者?」「木曾義仲ってどんな人?」と興味を持たせたこの作品は素晴らしすぎる……!
中学生の私がこれを読んだらめちゃんこ学習して勉強できる子になったのでは?
最初は全然読み進められませんでしたが、途中から怒涛でした。
Posted by ブクログ
まったく歴史のこと分からないが、詳し方でも、どちら側の視点で見るかで印象がかなり違くなると感じた。
いつの時代もなかなか、平和な世の中は続かないのだと歴史が物語ってる。
戦以外にも、家族愛や唄など見所がたくさんある作品です。
難点はみんな同じような名前で混乱します。
Posted by ブクログ
誰もが知る史実を「実はこうだったのでは?」というロマン溢れる時代小説です。
あの平家物語が生み出される経緯を源平合戦の推移と共に、紡ぎ出されています。
なぜ、平家物語は口伝であったのか。
なぜ平家物語は「敗者目線」で語られているのか。
1000年後の我々に託したメッセージを真摯に受け止めることができる一冊です。
Posted by ブクログ
平家が滅んだものと知りながら読む平家主役の物語は、知盛を知れば知るほど、好きになればなるほど、辛くなってしまう。知盛の優れた戦略に対し、それを上回る切り返しで勝利を重ねる義経。彼らに心酔する教経と弁慶。どす黒い後白河法皇と、それを上回る頼朝。それぞれの性格や思惑が絡まってねじれて、勝ち負けだけでなく、それをどう受け入れるかまでを丁寧に描いている。
知盛が京都に義経を訪ねていくシーンがとても好きだ。昔助けた貴族のご婦人を通じて、天敵とも言える後白河法皇と直接交渉し、義経に邂逅する。それぞれの人物が頭脳を巧みに働かせて小気味いい。戦にかけて天才的な義経が、自らの命を狙う頼朝の意図には全く気づかないのも、史実を見るとそうなのだろう。
今村さんの時代小説は、登場人物が生き生きしていて、毎回好きになってしまう。一部創作が含まれているだろうが、史実への説得力を増す描き方で、彼らをとても近く感じられる。今村さんの歴史上の人物たちや作品への愛情を感じる。
Posted by ブクログ
武士、貴族、天皇、上皇。それらの勢力が複雑に入り乱れた時代。
驕れる平家は久しからず。
覇を独占していた平家が、清盛死後、衰退していく。
福原遷都、京都還都、そして、平氏の都落ち、木曽義仲の入京。
上巻では、
相国最愛の子『平知盛』を中心に、木曾軍を完敗させた「水島の戦い」までを描く。
聞き覚えの無い人も、沢山登場するので、名前が覚えられず、相関図を書いたメモを片手に読むので、時間がかかる。
狡猾な後白河法皇が、どうしても、西田敏行氏と被るのは、2年前の大河の影響か?
Posted by ブクログ
今村翔吾版『平家物語』。この人の人物の捉え方は変わっている。あゝ、この人はこういうことを考えて行動していたのかと新たな側面に気付かせてくれる。
Posted by ブクログ
『平家物語』『犬王』本も読んだし、アニメも見た。面白かったので、本作を手に取った。
平清盛の四男・知盛が主人公。
平清盛、重盛、宗盛よりも私はよく知らなかったのだけど、めちゃくちゃ格好良く描かれていた。
意見の分かれる一門をまとめる力、戦いでの作戦立て、掟破りを辞さない姿。(今まで触れた平家物語ではこの役目は源義経だった)
教経の三本の弓を引いてみせる王城一の弓取り。
東大寺の焼き討ちをした重衡も軟弱者扱いの宗盛や戦下手の維盛も、汚名を返上するように作戦を引き受けた責任と優しさであるとしている。
ともかく平家を輝かせている本だった。
屋島まで来たが、義経はまだ登場していない。
有名な平家物語のエピソードとは違った角度なので面白い。
Posted by ブクログ
物語の継承(作中現在)と当時の回想(メインパート)の2つの時間軸で語られる平家物語。非常に抒情的な語り口で引き込まれてしまう。そして、滅びゆく平家を応援し、涙するのだ。
主人公である平知盛と知盛を兄者と慕う平教経のキャラ造形や関係性はある種の層にめちゃくちゃ刺さりそう。その他にも現宗主の宗盛やその他平家一門、後白河法皇(cv:中尾隆聖)などはキャラが立っており、歴史物をあまり読まない人でも読みやすいと思う。一方、源氏の平家討伐先鋒とも言える木曽義仲は下巻で活躍するのかもしれないが、この巻においてはあまり強い印象は受けなかった。どことなくNPCじみている。
しかし、木曽勢が現在の岡山県児島まで進出して平家と戦っていたことは知らなかった。京都以西のエリアの戦闘は源義経担だとばかり……読む前は章タイトルの『水島の戦い』てどういうことやろか?と思っていたけど、文字通り岡山の水島のことか(瀬戸内で育ったので出てくる地名がどれも印象深く、はいはい、あの辺ね!てなる)
黎明期の武家の在り方を模索しつつ、一つの遠大すぎる答えに辿り着いた清盛、知盛親子。ある意味突拍子ない画餅にも思えるが予想を超えた面白い発想だった。
(余談ながら、奇しくも架空の日本を舞台にした漫画『日本三国』が似たような日本の分割をし、かつ西日本の支配者が平姓であることを思い出した。)
さて、上巻では未だに義経も頼朝も登場しておらず割と緩やかに時が進んだ感があったものの、下巻は息つく暇なしな怒涛の勢いで、そしてより悲壮感のある展開になりそう((((;゚Д゚)))))))
そして、平家物語を受け継ぐ者こそ上巻で判明したが、果たしてこの語り部は誰なのか?それもまた気になる(見逃してないよね?)
Posted by ブクログ
これは、平氏ゆかりの者が語る、平氏側から見た歴史の真実。
『平家物語』に託された、勝者が語る歴史ではない、敗者の生きた歴史。
圧倒的な知見を持ち、情勢を判断し、人を従え、一族のみならずこの国の民の幸いのためにたった一人ですべてを背負って政を行う平清盛。
しかし、一族は決して一枚岩ではなく、台頭してくる反平氏の筆頭である源氏と平氏の間で暗躍する後白河法皇。
清盛亡き後、歴史は大きく動く。
清盛のあとを継いで平氏の棟梁となったのは三男の宗盛だが、事実上の棟梁として戦を組み立てたのは、「相国最愛の息子」と言われた、四男の知盛。
この作品は、知盛視点で語られる平氏の滅亡の話だ。
各章の頭に『平家物語』の作者が琵琶法師にそれを口伝えで伝授するシーンがある。
誰にも語ることができなかったはずの知盛の思いを物語に込めたのは誰か。
考えられるのは、知盛が死んでいなかった場合。
または幼いころから知盛を慕っていた、平教経(たいらののりつね)か?
しかし、彼のイメージとは大きく違う。
知盛の子ども…はまだ幼くて、父の心の奥底までを知り得るのは難しかろう。
奇をてらうのなら、妻の希子だ。
当時の夫婦のありようからしたら、尋常ではないくらいよく語り、わかり合えている夫婦なので。
歴史上の事実は買えていない。
どんなに奇想天外な戦であろうと、それらは事実として歴史書に残っている。
その中で、どれだけ知盛は平氏の劣勢を立て直そうとし、世の平穏を作り出そうとしたのか。
彼の、そして清盛の狙いは、平氏、木曽義仲、奥州藤原氏が三つ巴となって膠着状態を作ることによる平和。
今村翔吾は、歴史上凡庸と言われたり悪党と言われた人に、違うスポットライトを当てるのが好きなのだろう。
読みやすい文章、意表を突いた人物像、丁寧な歴史分析。
それはとても面白いのだけれど、私が読んだ限りでは毎回このパターン。
エンタメ系歴史小説の第一人者であることは認めたうえで、もっと重厚な作品も読んでみたいと思うのは、わがまますぎるだろうか。
Posted by ブクログ
平家物語の現代版です。
平清盛の最愛の息子である知盛が主人公です。
平家物語は学生の頃に誰もが一度は触れる古典ですが、多くの人がそうであるように私も授業でしか読んだことがありませんでした。
教養のひとつとして改めてきちんと読んでみたいと思い、話題になっていた本作を手に取ってみました。
とても読みやすいです。
日本史があまり得意ではなかった私でも理解できます笑
上巻は平清盛が逝去し平家が窮地に立たされるところが中心となっています。
下巻ではおそらく没落していく様子が描かれると思うのですが、史実から結末を知っているとはいえ今から読むのが少し切ないです……
Posted by ブクログ
今村版平家物語
主人公は清盛の息子の「知盛」。あえて清盛ではなく息子を主人公にする、さすが今村翔吾と思える。
平家滅亡の物語、結末も全部知っているのに、面白くてページをめくる手が止まりません。
下巻は義経登場とのこと、かなり期待してます。
Posted by ブクログ
源平合戦あたりのことは詳しくないため、読み始めは苦戦した。また、登場人物が多く似たような名前なのでわかりにくくなるところだか、丁寧に人間関係の注釈を入れながら話が進むのは助かった。
「平家物語」は著者不明だが、上巻では己とだけ称し、語っている。今村翔吾は誰を語り部として設定したのか下巻で明らかになるのだろうと思うと楽しみである。
Posted by ブクログ
祇園精舍の鐘の声、諸行無常の響きあり。娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。驕れる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。猛き者もつひにはほろびぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。
平家物語は源平合戦における敗者・平氏の視点から描かれている。歴史は勝者に都合の良いように残され伝えられていくのが常であり、実際に吾妻鏡のような源氏・得宗視点の歴史書も編纂されている。なぜ平家物語は語り継がれ、また作者不詳の説話として琵琶法師などによる語りが900年後の私たちまで伝えられてきたのか。謎が多いこの平家物語に対して、今村翔吾さんの大胆な仮説が彩りを加えていく。
治承・寿永の乱については近年かなり検証が進んできており、源平合戦のような象徴的な戦いはほとんどフィクションであるとされる。源義経の超人的活躍や日宋貿易を牛耳って私腹を肥やす平氏といった後年のイメージも現実には存在しなかったと考えられる。むしろ平安時代末期の気候変動による飢饉や世紀末の末法思想といった庶民を取り巻く不安感に対して、藤原氏に代わって政権を取った平家=伊勢平氏正盛流が対処しきれなかったために諸国で反乱が起こったとされる。
主人公は平清盛の四男・知盛であり、清盛亡き後の平家を必死に支えながら源氏の攻勢を耐え忍ぶ様子が描かれていく。戦の天才・源義経や鎌倉に在って戦局を支配する源頼朝、あるいは源平の間を陰謀を持って行き来する後白河法皇など、一癖も二癖もある相手に知盛は対抗していく。平家滅亡に至るプロセスは多くの人が知る通りであるが、その実の目的に関しては多くの説があり、平家も決して愚鈍な存在だったわけではない。
むしろ「奢れるものは久しからず」という解釈を源氏に捉え直すと、この知盛の妻・希子が治部卿局として守貞親王の乳母となり、後高倉院として南北朝の持明院統へと繋がっていったことを後世の私たちは知っている。源頼朝の子孫の行く末を含めて、禍福は糾える縄の如しなのである。
Posted by ブクログ
平清盛の4男にして、病に亡くなった兄や病弱な兄に代わり平家一門を率いる知盛
知盛を兄のように慕う教経
滅びゆく平家をいかに戦いに勝利に結びつけようと奮闘する二人
先がわかってるだけに辛い
Posted by ブクログ
源平合戦を平氏の側から見たストーリー。
話は2つの時間軸に分かれて進みます。一つ目は源氏の世になってから平家物語が生まれる瞬間。平氏の語り部から琵琶法師が話を受け継ぎます。二つ目は源平合戦の只中。平家の公達、知盛を主人公に話は進みます。
歴史は好きなのですが、源氏の側から見ることがほとんどだったので、平氏の側から見るのが新鮮でした。歴史では平氏は敗者にあたるわけですが、こうして平家物語が語り継がれたり落武者伝説など各地に残っていることから単純に驕って嫌われて源氏に滅ぼされたというものでもないのだと思い直しました。ただの嫌われ者ならこうして後世に名を残さないでしょうから。つくづく歴史は勝者のものなのだと思い知らされます。
上巻は屋島の戦いの前くらいで終わってますが、この先の暗い結末を思うと下巻を手に取るのに少々ためらいがありますが、平氏の語り部は誰なのか?誰かわからない感じで書かれているので、この辺りに何かしら伏線があるのかと思うと読みたくもあり。
Posted by ブクログ
平家物語の冒頭部分しか知らない私でも読みやすく面白く読めた。
平家物語を後世に伝えるべくある人物が西仏という僧に琵琶の弾き語りを伝授していきながら話しが進行していく。
登場人物それぞれの個性がハッキリしていて魅力的だ。 後白河法皇と知盛の駆け引きも面白い。
栄華を極め我物顔だった平家に後半段々と翳りがさしてきて 追い詰められていってようやく一門が一枚岩になれた感があったのが 勝敗を知っているだけに逆に切なかった。
西仏とのやりとりにも時の流れがしっとりと感じられ この静の場面は激動の物語の節目を美しくまた分かりやすく繋いでくれていると思った。
Posted by ブクログ
主人公は、平清盛の四男の知盛という男です。
彼は、清盛の寵愛を受け、妻や子供を愛した家族想いの人物として描かれています。
戦の才能もあり、当時の武士の闘い方の常識を打ち破ります。
全ては、平家存続のためです。
物語は、平家が都落ちをして、香川県屋島に至る所で終わります。
下巻が楽しみです。
Posted by ブクログ
タイトルを見たときは平安時代の雅な話かと思いきや、ハラハラする展開で楽しめました。
普段は源氏側の目線が多いからとても新鮮で、あっという間に読めちゃいました。
さすが今村先生、人物がとても魅力的に描けていてとても素晴らしい作品です。
Posted by ブクログ
新解釈平家物語といった趣き
平知盛主役の物語
色白長身イケメン知盛とゴリマッチョ教経がいい感じのコンビである
西仏に伝授する語り部は誰なのか?
まだ戦闘怪物義経は出てこない!
刮目して待て下巻
Posted by ブクログ
さすが今村さん。視点が独特。大河の平清盛は見たが、ここまでは描かれてなかったので新鮮。しかし、末路が分かっているだけに悲しい。平知盛と平教経、かっこええやんか!
Posted by ブクログ
今村さんが描く平家物語ということで読み始めてみる。
結果論としての勝者が歴史を綴る以上、平家はなんとなく悪者に思いがちだけど平家も平家で色々あるんだなぁなんて思いながら読み進めた。
始めは人物描写が多く、話がなかなか進まない?なんて思ったりしたけどその人物描写がやはり読者の胸をうち、それが上手だなぁ。と。
Posted by ブクログ
今まで平氏のことはよく知らず、なんとなく源氏の敵で悪い印象があったが、この物語を読んだことで払拭された。最終的に源氏が勝ったから私の中で源氏の敵である平氏が悪い印象になっていたんだと思う。
平氏が敗北するのは史実として知っているので読んでいて切ない気持ちになるが…
大局観のある凄腕ワンマン経営者の清盛、聡明でめちゃくちゃ格好良くて奥方と超仲良し(推しポイント…!)の知盛、強くて可愛らしい脳筋教経…と、茜唄の登場人物はみな魅力的で読んでいて楽しかった。茜唄の知盛が魅力的すぎて生き延びて欲しい気持ちになる、、
Posted by ブクログ
正直、この作品を読むまで、源平の戦いは然程興味がなく、歴史の授業で学んだくらいの知識だったが、さすがの今村翔吾さん。魅力的な登場人物が次々と登場し、引き込まれるように上巻を読み終えた。
清盛の頼朝を生かしておいた解釈も、後白河法皇のキャラがグッと際立つもので、とても面白かった。
今のところの推しは教経だが、平家滅亡に抗うような奮闘ぶりに期待して、読み進めたい。 ★4.0
Posted by ブクログ
今村版平家物語。主役は平知盛。平家一の知将と呼ばれながらも、源氏に敗れてばかりいた作品が多い中、源氏に勝利する平家。歴史は変えられないから、最後は見えているが、上巻では負けない知盛。でもこの作家は偉大なる父を持った子供の作品が多い。
Posted by ブクログ
作者不明とされる平家物語を誰かが西仏(木曽義仲軍の海野幸長)に口伝していくストーリー。清盛の四男平知盛目線だ。清盛は一人で戦・政、その先をリードしていた。知盛はそこをよく理解し、兄の宗盛を支える形ながらもリードしていく。狡猾な後白河法皇に振り回される平氏と源氏。この琵琶を通した会話は誰とのものだ?
Posted by ブクログ
清盛の四男知盛視点で平家の滅亡を描く歴史小説の上巻。
上巻は水島の戦いまでで、水夫を射る攻撃は義経エピのはずだが知盛が持って行ってしまったのは主人公ひいきが過ぎるのでは・・・。
平家物語がベースになっているのですが、各章の頭に平家物語を伝承するエピソードが入っていて、西仏(海野幸長)が物語を受取る説をとっていました。
それにしても知盛の有能さとそれを生かせなかった平家一門が残念ですね。
あと、清盛の公家なき政治構想は面白い発想でした。
下巻では西仏に平家物語を伝える人物が判明すると思いますが、最後の方に出てきたあの人かな?